木梨憲武「死亡」?

賛否両論ある「ドッキリカメラ」、中でもこれは笑うに笑えないようなもので、度が過ぎた悪ふざけにも程があると見なしたくなる出来事だと思います。
それは病気療養から復帰した最初の放送で死亡ドッキリと言うとんでもないものだが、何よりも変に演出が作りこんでいるせいか視聴者も欺くようなものだった。
そんなわけで今から24年前の今日1991年10月31日はフジテレビ系で放送された「とんねるずのみなさんのおかげです」(以下みなさんのおかげです)において木梨憲武死亡ドッキリが放送された日です。

90年代前半、小中学生などを中心に人気を博していた「みなさんのおかげです」、そんな中木梨が盲腸で一時期休養したけど、休養明け最初の放送で何と!? 死亡ドッキリなるものを敢行しようと番組プロデューサー・石田弘の一声で1991年10月31日の「みなさんのおかげです」で「緊急特番! 木梨憲武さんを偲んで」なるものを放送し、相方・石橋貴明とフジテレビの野崎昌一アナウンサーが神妙な面持ちで会話し、さらに大量の菊の花と木梨の写真を配した大掛かりな祭壇と暗いBGMと言う演出からしていかにも追悼特番のようなものでした。
が! その後背後からジャージ姿の木梨が現れると言うオチで終わったが、その後木梨が盲腸から復帰したにも関わらず「木梨を笑わせよう」なるものに変更したのです。

なぜこのような不謹慎極まりないネタを思いついたのか? これにはかつて「オールナイトニッポン」での「吉田拓郎死亡放送事件」をネタにしたとしているが、石橋曰く「木梨が入院したことで放送する分がなく、視聴者の目をごまかそうとして」だが、フジテレビ内でもこのドッキリを本気にする人間もおり、緊急性をを持たせたドッキリとして視聴者の目を惹こうと言う要素が大いにあったのでした。

放送中「ホントですか!?」と言う視聴者からの驚きの電話が殺到したが、ドッキリと分かりその放送後には「ふざけるな!」「人の死をドッキリに使うなんて悪趣味だ!」と苦情が殺到し、フジテレビ内の電話線がパンク寸前に陥ったのでした。当たり前だよ。
作りこんだ演出も相まってか悪ふざけにも程があると視聴者が怒るのも無理はないし、また木梨は放送直後親戚中からえらく怒られたとも証言している。
視聴者から抗議が殺到し、翌日の新聞には「とんねるず悪ふざけ」と抗議記事まで出る始末、今だったらBPOで審議入りは避けられないし、フジテレビに対する批判も当分起こっていたでしょう。

このドッキリでは23パーセントと言う視聴率を記録したが、ハッキリ言って悪趣味かつ不謹慎ネタで取るような高視聴率には視聴率主義を批判したくなるものです。視聴率欲しさに人の死をドッキリに使うなんてシャレでは済まされないし最悪番組打ち切りなんてことにもなるでしょう。いくら「表現の自由」とは言え度が過ぎた悪ふざけに等しいものは自由と見なしたくない。フジテレビには倫理と言うものがないのかと批判を受けてもおかしくない。
だでさえ「みなさんのおかげです」はPTAなど良識派からはよく思われてないだけに、このドッキリには余計良識派を怒らせる結果にもなった。

いくら「ドッキリ」とは言え、人の死を扱うのはいかがなものかと思うし視聴者をバカにするようなもので、された方から名誉毀損罪で訴えられてもおかしくないです。昨年末にフジテレビ系で放送された「めちゃイケ」特番でのドッキリもまたさんざん批判されたんですからね。人を騙して笑いを取るのは悪趣味であり人間不信などを助長したらどうするのかと言いたくなる。

theme : フジテレビ
genre : テレビ・ラジオ

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