「8888民主化運動」出身者が動き出す

軍部の流れを組む政党とあのアウンサン・スー・チー女史率いる政党の「2大政党」が牽引するビルマ、それと別の政党が出てきそうです。

引用

ミャンマー民主化 元学生リーダーと単独会見 「第三極政党結成目指す」

【ヤンゴン=吉村英輝】1988年のミャンマー民主化運動の元学生リーダーで、2011年の民政移管の原動力ともなった市民組織「88世代学生グループ」のコー・コー・ジー総書記(53)は6日、産経新聞と単独会見し、11月8日の総選挙後、同グループが新たな政党を結成する方針を明らかにした。

 民政移管後初となる総選挙は、軍系与党の連邦団結発展党(USDP)と、アウン・サン・スー・チー氏が率いる最大野党、国民民主連盟(NLD)の二大政党が激突する構図だ。

 コー・コー・ジー氏は、「民主化とは多様な意見を吸い上げるシステムだ」と主張。二大政党間の競争の陰で埋没が懸念される、少数民族や人権の問題に取り組む「第三極」を形成すると語った。

 同グループは民主化運動を推進しながら政治活動とは距離を置く一方、スー・チー氏の大統領就任を事実上禁じている憲法の改正などでNLDと連携してきた。NLDと政治的に一線を画すことが実現すれば、ミャンマーが新たな多党政治に突入する意味合いを持つ。

 コー・コー・ジー氏は、1988年から2012年にかけ断続的に通算約18年間投獄された、同国民主化の闘士。スー・チー氏に代わる民主化勢力の大統領候補とも目されてきた。今回の総選挙ではNLDからの立候補を希望したが「認められなかった」という。

 NLDは今回の総選挙で同グループの立候補希望者を1人しか公認しなかった。スー・チー氏が同グループを事実上排除した理由をめぐり、「自身の影響力保持」(外交筋)や、「メンバーが西側勢力から資金提供を受けてきたとして敬遠している」(地元メディア)などの指摘が上がる。

 コー・コー・ジー氏は新党の規模について、「軍政時代の地下組織が基盤で、構成員数などは公にできる段階ではないが、全国にネットワークがある」と述べるにとどめた。また、「民主化の流れに混乱を招きたくない」として、総選挙後まで新党結成を待つという。選挙結果を見定める思惑もありそうだ。

最終更新:10月8日(木)8時4分 「産経新聞」より
民政移管後初となる総選挙を控えるビルマ、軍の流れを組む政権与党・USDP(連邦団結発展党)とアウンサン・スー・チー女史率いる最大野党・NLD(国民民主連盟)の争いとなりそうですが、ここに来て4年前に民政移管のきっかけを作った市民組織「88世代学生グループ」のトップを務めるコー・コー・ジー総書記が総選挙の後に前に新党を立ち上げることを表明したみたいです。

「88世代学生グループ」とは1988年にビルマで起こった「8888民主化運動」を主導した当時の学生たちが中心となって立ち上げた組織で、軍事政権による独裁に抵抗して民主化を訴えてきた勢力で、スー・チー女史と同様抑圧されてきた歴史を持っています。

その88世代学生グループ出身のコー・コー・ジー氏、民主化を訴えながら政治活動から距離を置いてきたものの、スー・チー女史を大統領としない現行憲法の改正などを呼びかけるなどNLDと「半ば」行動を共にしてきたが、USDPともNLDとも別の道を行くとの方針を取っており、言うなれば「第3極」勢力であるとの立場だけど、これまで軍事政権に独裁が続き、政党の自由が長く封殺されてきたビルマ、民政移管に伴い2大政党制になったものの今回新たな政党を立ち上げる方針を示したコー・コー・ジー氏、これにはビルマの政治が多様化しつつあると見ていいんでしょうか。

少数民族や人権などの問題に取り組む考えを示唆しているコー・コー・ジー氏、2大政党間の対立で本来ビルマが抱える問題が疎かになってはいけないとの懸念から動いたのでは・・・?
「民主化とは多様な意見を吸い上げるシステムだ」と語るコー・コー・ジー氏、考えや意見の多様性を持つことこそ民主化であると言ってますが、ビルマは民主化したけどまだそうでもないとの見解でしょうね。
「民主化の流れに混乱を招きたくない」と新党発足は総選挙後に行う姿勢を示してますが、総選挙が終わってから本格的に動くと言う姿勢でしょうね。

年々変わりつつあるビルマ「政党の自由」も認められつつあると思います。

theme : 国際政治
genre : 政治・経済

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