「国際ヨガの日」でインドの宗教対立が再燃?

 ヒンズー教徒は歓迎ですが、イスラム教徒にしてみればブーイングでしょう・・・。

引用

ヨガの日 イスラム教徒反発 太陽敬意ポーズ「アッラー崇拝に反する」

【ニューデリー=岩田智雄】インドのモディ政権が21日に初めて実施する「国際ヨガの日」のイベントに、イスラム教団体が反発している。ヨガの中でヒンズー教徒が神として崇拝する太陽に対し、敬意を示すポーズをとる場合があるからだ。ヒンズー至上主義の与党、インド人民党(BJP)議員からはイスラム教徒を攻撃する発言が飛び出し、火に油を注いだ。

 「国際ヨガの日」はモディ首相がインド文化発信のために考案し、日本を含む170カ国余が共同提案国となり国連が昨年12月に制定した。当日は、各地でヨガが実演され、首都ニューデリーでは3万5000人が参加する予定という。

 ところが、イスラム保守団体「全インド・イスラム教徒属人法会議」がこれに不満を表明。太陽の神に敬意を払う「スーリヤ・ナマスカ」のポーズについて、「(唯一神アッラーを崇拝する)イスラムに反する。学校などで強制すべきではない」として、抗議運動を行うことや最高裁に提訴する考えがあると発表した。

 インドでは国民の8割を占めるヒンズー教徒に次いでイスラム教徒が多い。政府は当日のヨガも太陽への敬意も「強制ではない」と説明し、イスラム教徒の不満を抑えようと必死だ。

 そのさなか、BJP有力議員がスーリヤ・ナマスカに反対する人々について「海で溺れるか、暗い独房にいろ」と暴言を吐き、反発に拍車をかけた。スワラジ外相が9日の記者会見で発言を非難するなど、政府は事態の収拾に追われている。

 最終更新:6月11日(木)7時55分 「産経新聞」より
 ナレンドラ・モディ首相になってからヒンズー原理主義的な風潮が目立つインド、そんな中モディ首相が掲げた「国際ヨガの日」が近いことで、この日は神として崇拝の対象である太陽に対して敬意を示す「スーリヤ・ナマスカ」のポーズを取らねばならないと呼びかけてますが、これに「待った」の声が出ているみたいです。

 ヒンズー教徒に次いでインド国内で多いイスラム教徒からは「(唯一神アッラーを崇拝する)イスラムに反する」と、ヒンズー的な価値観の押しつけだと批判しているみたいです。
 宗教的な理由で批判、イスラム教徒にしてみればヒンズー教のやり方を我々に強制しないでほしいとの考えかも知れないが、宗教が絡むと余計問題ですからねェ・・・。ただでさえモディ政権になってからヒンズーとイスラムの摩擦が強まっているインドのこと、宗教対立に拍車をかけるリスクは大いにあります。自分たちの宗教が絶対で異なる宗教を全く理解しない近視眼的な見方に問題はあると思うけど・・・。

 強制ではないと政府関係者は説明してますが、BJP(インド人民党)の議員からはスーリヤ・ナマスカに反対する意見について「海で溺れるか、暗い独房にいろ」とイスラム教徒を名指しした問題発言をするなど、イスラム教徒をさらに怒らせかねない状況を作っちゃったみたいだが、ヨガの日を巡る混乱は治まる気配があるんでしょうか・・・。

 ヒンズー原理主義化が進むインド、下手すりゃ「ヒンズー教徒以外インドには不要」なんて人種差別と言うか宗教差別的な風潮が出てくるんじゃないだろうか・・・。宗教を利用したナショナリズムが誇大化しそうでまた怖い。宗教融和を最後まで訴えたガンジーが草葉の陰で大いに悲しむわ。

 義憤も懲悪も、行き過ぎは毒となる。気をつけなされい。

theme : インド
genre : 海外情報

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