強盗殺人犯に転落した元プロ野球選手
この事件は非常にショッキングな印象を与えたし、まして元プロ野球選手が犯した不祥事において群を抜く悪質性と言うか転落ぶりを物語る事件として人々の記憶に残るものであることは間違いないです。この事件を起こした当事者の名は小川博、かつてロッテオリオンズ(現千葉ロッテマリーンズ)のピッチャーとして活躍したことでプロ野球ファンなら聞いたことがあるでしょう。
そんなわけで今から10年前の今日2004年11月18日は、元ロッテ投手・小川博が強盗殺人事件を起こした日です。一部では千葉ロッテマリーンズ元投手強盗殺人事件とも呼ばれてますが。
小川博、80年代後半のロッテにおいて先発の一角として活躍し、中でも1988年には初めてオールスターに出場し5者連続奪三振をマークしたり、歴史に名を残すあの「10・19」(川崎球場で行われたロッテ-近鉄のダブルヘッダー)でも第1試合で先発し、最終的には204奪三振を記録し奪三振王に輝くなど、これからのロッテを背負うピッチャーとして期待されてましたが、この年の活躍で年俸が倍増し、それに有頂天になったのかムダ遣いが目立つようになり計画性なしで将来も考えず、貯蓄も全然しなかったのだった・・・。
翌1989年以降は肩の故障もあり成績は振るわず、1992年に現役を引退すると、翌年からはコーチや球団職員を努め裏方に徹するも、現役当時の浪費癖は直らずに借金だけがみるみる増え続け、多数の知人に借金をするようになり自身の信用を落とす結果をもたらすのでした。現役を引退したにも関わらず浪費癖が直らない、将来も全然考えないと言うのはどうしようもないが、結構稼いだ頃の自分に甘えてダメになったと言えます。
それだけじゃなかった、小川の浪費癖に愛想を尽かして夫人に離婚を切り出され、慰謝料及び養育費の支払いも嵩んで経済的に困窮するのだった。金銭感覚が麻痺してしまい、結果として首を絞める結果と言えます。
借金だけが重なりその催促が球団に及び、小川はロッテを解雇され埼玉県内の産廃処理会社に再就職するも、借金だけは重なり自己破産、挙げ句にはヤミ金にまで手を出し、借金はさらに膨らむのだった・・・。
そんな中2004年、その会社でお金がなくなると言う騒ぎが発覚すると、疑われた小川は2004年11月18日に会長宅に赴いて、住み込みで働いていた家政婦の女性に対し借金を申し込んだが、その女性は当然拒否、これにキレたのか小川は何と! その女性を突き飛ばして気絶させ、さらに今から現金を奪って逃走、証拠隠滅を図る目的でその女性を車に乗せて荒川に投げ入れると言う行為に及ぶのだった!! 借金を断られたことに腹を立ててこんな行為に及ぶ、人間として許されない行為に及んだのは間違いないです。
借金の返済の為に別の人間に借金をする、末期症状もいいところだ。
その2日後、荒川で釣りをしていた男性が女性の遺体を発見し警察に通報、警察が殺人事件として捜査したところ「事件現場で大柄な男性が女性を運んでいた」との証言に基づき、小川が容疑者として浮上、小川は翌月21日に埼玉県警上尾署に強盗殺人容疑で逮捕されたのだった。
事件が報じられると、世間にたちまち衝撃を与えたのでした。これまで元プロ野球選手が犯罪を起こしたケースは数あれど、殺人事件となると初めてのことでこれも前代未聞のことでした!! この事件について当時ロッテ監督だった有藤通世氏が厳しいコメントを出したのは言うまでもない。
小川は裁判で求刑通り無期懲役が確定したが、その際裁判長は「犯行態様は身勝手かつ悪質で酌量の余地はない、また元プロ野球選手と言うこともあり社会に与えた衝撃も大きい」と厳しい口調で小川を非難したのだった、当然か。
小川の起こしたことは許されるもんじゃないことは確かで、元プロ野球選手が借金を重ねて経済的に困窮し、それで強盗殺人事件を起こすと言うのは、完全なる転落劇もいいところで、スポーツ関連において殺人事件となると、2007年に当時の時津風部屋で序ノ口力士だった17歳の少年が親方や兄弟子からリンチされて死亡すると言う痛ましい事件が出てくるが、小川の起こした事件は落ちぶれたが為に犯してしまったと言おう。
これは小川に一方的な非があることは間違いない、プロ野球選手を引退したにも関わらず落ちぶれた姿を見せたくないが為に引退後も浪費を重ね、金銭感覚が改善しなかったことが全てと言えますし、元プロ野球選手と言うプライドを捨て切れなかった報いでもあると思います。いくら元プロ野球選手だからって何年か経てば余程いい成績を残してないとマニアックなファンでもない限りその名が出ることはないし、活躍したのはたった1年と言うことを考えたらば「一発屋」的な感じです。プロ野球の世界から去った以上、プロ野球選手のプライドを捨てきれるかは本人次第なのだ。戦力外=クビ同然で去った人間ほどそれが当てはまるけど。
プロ野球選手は高給取りのイメージがあるけど、一流選手ほど金銭感覚がおかしくなって引退後その改善に苦労すると言う問題点も浮き彫りにしたのは間違いないです。小川のように将来を全く考えないような人間はいずれそのツケは多く回ってくるのだ。
自分の落ちぶれた姿を周りに見せたくないが為に見栄を張る。と言うのはみっともないことであり現実を直視できない、いい時の自分に甘え続けるだけの典型的なダメ人間だと言うことです。小川博と言う人間もまた。いわゆる「落ちぶれてすまん」じゃ片付かない。
そんなわけで今から10年前の今日2004年11月18日は、元ロッテ投手・小川博が強盗殺人事件を起こした日です。一部では千葉ロッテマリーンズ元投手強盗殺人事件とも呼ばれてますが。
小川博、80年代後半のロッテにおいて先発の一角として活躍し、中でも1988年には初めてオールスターに出場し5者連続奪三振をマークしたり、歴史に名を残すあの「10・19」(川崎球場で行われたロッテ-近鉄のダブルヘッダー)でも第1試合で先発し、最終的には204奪三振を記録し奪三振王に輝くなど、これからのロッテを背負うピッチャーとして期待されてましたが、この年の活躍で年俸が倍増し、それに有頂天になったのかムダ遣いが目立つようになり計画性なしで将来も考えず、貯蓄も全然しなかったのだった・・・。
翌1989年以降は肩の故障もあり成績は振るわず、1992年に現役を引退すると、翌年からはコーチや球団職員を努め裏方に徹するも、現役当時の浪費癖は直らずに借金だけがみるみる増え続け、多数の知人に借金をするようになり自身の信用を落とす結果をもたらすのでした。現役を引退したにも関わらず浪費癖が直らない、将来も全然考えないと言うのはどうしようもないが、結構稼いだ頃の自分に甘えてダメになったと言えます。
それだけじゃなかった、小川の浪費癖に愛想を尽かして夫人に離婚を切り出され、慰謝料及び養育費の支払いも嵩んで経済的に困窮するのだった。金銭感覚が麻痺してしまい、結果として首を絞める結果と言えます。
借金だけが重なりその催促が球団に及び、小川はロッテを解雇され埼玉県内の産廃処理会社に再就職するも、借金だけは重なり自己破産、挙げ句にはヤミ金にまで手を出し、借金はさらに膨らむのだった・・・。
そんな中2004年、その会社でお金がなくなると言う騒ぎが発覚すると、疑われた小川は2004年11月18日に会長宅に赴いて、住み込みで働いていた家政婦の女性に対し借金を申し込んだが、その女性は当然拒否、これにキレたのか小川は何と! その女性を突き飛ばして気絶させ、さらに今から現金を奪って逃走、証拠隠滅を図る目的でその女性を車に乗せて荒川に投げ入れると言う行為に及ぶのだった!! 借金を断られたことに腹を立ててこんな行為に及ぶ、人間として許されない行為に及んだのは間違いないです。
借金の返済の為に別の人間に借金をする、末期症状もいいところだ。
その2日後、荒川で釣りをしていた男性が女性の遺体を発見し警察に通報、警察が殺人事件として捜査したところ「事件現場で大柄な男性が女性を運んでいた」との証言に基づき、小川が容疑者として浮上、小川は翌月21日に埼玉県警上尾署に強盗殺人容疑で逮捕されたのだった。
事件が報じられると、世間にたちまち衝撃を与えたのでした。これまで元プロ野球選手が犯罪を起こしたケースは数あれど、殺人事件となると初めてのことでこれも前代未聞のことでした!! この事件について当時ロッテ監督だった有藤通世氏が厳しいコメントを出したのは言うまでもない。
小川は裁判で求刑通り無期懲役が確定したが、その際裁判長は「犯行態様は身勝手かつ悪質で酌量の余地はない、また元プロ野球選手と言うこともあり社会に与えた衝撃も大きい」と厳しい口調で小川を非難したのだった、当然か。
小川の起こしたことは許されるもんじゃないことは確かで、元プロ野球選手が借金を重ねて経済的に困窮し、それで強盗殺人事件を起こすと言うのは、完全なる転落劇もいいところで、スポーツ関連において殺人事件となると、2007年に当時の時津風部屋で序ノ口力士だった17歳の少年が親方や兄弟子からリンチされて死亡すると言う痛ましい事件が出てくるが、小川の起こした事件は落ちぶれたが為に犯してしまったと言おう。
これは小川に一方的な非があることは間違いない、プロ野球選手を引退したにも関わらず落ちぶれた姿を見せたくないが為に引退後も浪費を重ね、金銭感覚が改善しなかったことが全てと言えますし、元プロ野球選手と言うプライドを捨て切れなかった報いでもあると思います。いくら元プロ野球選手だからって何年か経てば余程いい成績を残してないとマニアックなファンでもない限りその名が出ることはないし、活躍したのはたった1年と言うことを考えたらば「一発屋」的な感じです。プロ野球の世界から去った以上、プロ野球選手のプライドを捨てきれるかは本人次第なのだ。戦力外=クビ同然で去った人間ほどそれが当てはまるけど。
プロ野球選手は高給取りのイメージがあるけど、一流選手ほど金銭感覚がおかしくなって引退後その改善に苦労すると言う問題点も浮き彫りにしたのは間違いないです。小川のように将来を全く考えないような人間はいずれそのツケは多く回ってくるのだ。
自分の落ちぶれた姿を周りに見せたくないが為に見栄を張る。と言うのはみっともないことであり現実を直視できない、いい時の自分に甘え続けるだけの典型的なダメ人間だと言うことです。小川博と言う人間もまた。いわゆる「落ちぶれてすまん」じゃ片付かない。