噴火の恐怖を振り返り
登山者にとって恐怖の瞬間を体験したと言えます、自然災害ほど怖いものはありませんからねェ・・・。
降り注ぐ噴石や火山灰、止まない噴煙、それに伴い熱気の凄まじさとあっては、精神的にも身体的にもつらいものがあるでしょう。
警察や消防、自衛隊などが救助活動に当たっているものの、視界不良もあってか上手く進まないのが現状ですが、二次災害に巻き込まれないかが不安です・・・。
雲仙普賢岳の噴火以来となる大惨事だけに、衝撃は大きいです。
周辺地域などにとってもこれは由々しきことでしょう、火山灰が風に乗って飛んできて、それによる災害や健康被害が起こりかねないだけに、警戒を強めていることは必至です。
地震と同様、噴火も突然起こるから自然災害ほど予知が困難なものもないです。
これから秋の行楽シーズンを迎える中、最悪のことになってしまいましたね・・・。
岐阜県都長野県にまたがる御嶽山で27日正午頃、突如噴火を起こし、大勢の登山者が巻き添えになり、4人死亡・31人が心肺停止状態と言う最悪の展開となってしまいましたが、山中で一夜を明かした人たちにとってはあまりの恐怖に不安な面持ちとなったのは間違いないです。引用
降り注ぐ噴石、暗闇…逃げまどった恐怖の時間
大勢の登山者が巻き込まれた御嶽山の噴火で、捜索・救出活動が本格化した28日、31人もの人が心肺停止の状態で見つかり、うち4人の死亡が確認された。
噴煙を上げ続ける山で一夜を明かした人々は、噴石が降り注ぎ、火山灰に包まれた暗闇の中で逃げまどった恐怖の時間を振り返った。火山ガスなどに阻まれて搬送作業は難航しており、多くの人が不安な思いで待ち続けている。
◆分かれた明暗
「たった1、2秒の違いで……」。28日朝に下山した千葉県松戸市の女性(73)は、運命を分けた瞬間を振り返り、表情を曇らせた。
友人2人と登った御嶽山で噴火に遭ったのは、27日正午頃、ちょうど山頂付近だった。噴火に驚き、神社の建物に駆け寄った。中に逃げ込もうとしたが出入り口が見当たらず、ひさしの下に頭と肩だけを入れた。
背後から次々と人が駆け寄り、ひさしに入ろうとした。そこに上空から大小さまざまな石が落ちてきた。屋根に当たってはね、頭上にばらばら降り注いだ。
そばにいた男性が窓をたたき割り、女性も火山灰に埋もれていた足を懸命に抜き、中へ。結局、逃げ込めたのは十数人。わずかに遅れ、逃げ込めなかった人が倒れ、灰に埋もれるのを目の当たりにした。
灰が降り続ける中、女性らは、何とか倒れた人を中に引き入れようとしたが、灰に埋まりかけた若い女性3、4人は動かず、中に引きずりこんだ男性は「痛い、痛い」と苦しんだ。その声もやがて聞こえなくなり、動かなくなった。
噴石がやや収まった後、女性は近くの山小屋のスタッフに誘導されて別の山小屋に移動。他の登山者約30人と夜明けを待った。極限まで疲れているのに、物音がする度、「また噴火するのでは」と眠れなかった。助けられなかった人たちを思い、「自分は無事に帰ってこられたけど、複雑な気持ち……」。表情は硬いままで女性は漏らした。
◆消えた男の子
「子どもが埋まっているんです」。埼玉県和光市の男性会社員(46)は27日、近くの山小屋へ避難する途中、必死で灰を掘る女性の姿を見た。だが、自身も呼吸するのに精いっぱい。手をさしのべる余裕はなかった。
噴火した直後は、山頂付近の建物の軒下に逃げ込んだ。この際にも、「熱いよ」「苦しい」と叫ぶ男の子を一瞬見た。「大丈夫だ」と励ます父親らしき男性の声も聞こえたが、辺りは灰で真っ暗に。叫び声も消え、石が雨のように降り注ぎ、熱風が吹いた。
2014年09月29日 09時21分 読売新聞
降り注ぐ噴石や火山灰、止まない噴煙、それに伴い熱気の凄まじさとあっては、精神的にも身体的にもつらいものがあるでしょう。
警察や消防、自衛隊などが救助活動に当たっているものの、視界不良もあってか上手く進まないのが現状ですが、二次災害に巻き込まれないかが不安です・・・。
雲仙普賢岳の噴火以来となる大惨事だけに、衝撃は大きいです。
周辺地域などにとってもこれは由々しきことでしょう、火山灰が風に乗って飛んできて、それによる災害や健康被害が起こりかねないだけに、警戒を強めていることは必至です。
地震と同様、噴火も突然起こるから自然災害ほど予知が困難なものもないです。
これから秋の行楽シーズンを迎える中、最悪のことになってしまいましたね・・・。
theme : 地震・天災・自然災害
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