石油施設への空爆実行
テロ組織「イスラム国」を壊滅する為に軍事介入に踏み切ったアメリカだが・・・。
アメリカのみならず、サウジアラビアなど湾岸諸国も参加した今回の作戦、アメリカとしては石油利権をテロに使わせない為に、イスラム国への揺さぶりとして実行に及んだと言えます。
「石油施設の破壊、弱体化は、『イスラム国』の軍事作戦遂行能力などを制限することになる」と今回の空爆の目的を説明したアメリカ軍、石油で得る収入をストップさせればイスラム国は打つ手なしと言えますが、地上軍を派遣しなかったのは自国兵が拘束されるリスクを見て空爆だけにしたのでは?
アルカイダ以上の強敵が現れただけに、アメリカ軍にすれば一刻も早く妥当せねばならないと軍事作戦に及んだと言えますが、元はと言えばアメリカが作ったんじゃないの? イスラム国はシリアのバッシャール・アサド政権を倒す為の反政府武装勢力だったのに、いつしか過激派となって無差別テロなどを引き起こし続けたことで、言うなればアメリカが援助した勢力がいつしかアメリカを脅かす組織へとなったことには、どう思ってんですかね。
さらに石油施設への空爆も視野に入れてそうなアメリカ、ただこれには石油価格高騰を招くリスクもあるだけに、どうなりますか。
シリア領内の石油施設を空爆したアメリカ軍、この施設がイスラム国の資金源と断定したのか、資金源となる石油施設を叩くことで弱体化させようとする目論見に映ります。引用
米軍、「イスラム国」石油施設を初めて空爆
【ワシントン=今井隆】米軍はシリア時間の24日夜、シリア領内にあるイスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」の製油所などに対し、計13回の空爆を実施した。
サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)も作戦に参加した。イラク領内を含め、米軍が「イスラム国」の石油施設を標的に空爆したのは初めてで、資金源をたたく狙いがある。
米軍の発表によると、空爆は戦闘機と無人攻撃機で実施され、このうち12回は東部マヤーディーン、ハサカ、アブカマル周辺の簡易組み立て方式の製油所、1回はデリゾール周辺で車両を対象とした。結果の詳細は明らかになっていないが、「空爆は成功だった」としている。
「イスラム国」は石油取引で闇市場から資金を調達しており、中東地域を管轄する米中央軍は「石油施設の破壊、弱体化は、『イスラム国』の軍事作戦遂行能力などを制限することになる」と攻撃の目的を説明した。
米軍によると、「イスラム国」は石油の販売で1日あたり最大約200万ドル(約2億2000万円)を得ている。調達した資金は軍事作戦の遂行や、戦闘員への報酬、外国人戦闘員の勧誘にも活用されている。
2014年09月25日 13時17分 読売新聞
アメリカのみならず、サウジアラビアなど湾岸諸国も参加した今回の作戦、アメリカとしては石油利権をテロに使わせない為に、イスラム国への揺さぶりとして実行に及んだと言えます。
「石油施設の破壊、弱体化は、『イスラム国』の軍事作戦遂行能力などを制限することになる」と今回の空爆の目的を説明したアメリカ軍、石油で得る収入をストップさせればイスラム国は打つ手なしと言えますが、地上軍を派遣しなかったのは自国兵が拘束されるリスクを見て空爆だけにしたのでは?
アルカイダ以上の強敵が現れただけに、アメリカ軍にすれば一刻も早く妥当せねばならないと軍事作戦に及んだと言えますが、元はと言えばアメリカが作ったんじゃないの? イスラム国はシリアのバッシャール・アサド政権を倒す為の反政府武装勢力だったのに、いつしか過激派となって無差別テロなどを引き起こし続けたことで、言うなればアメリカが援助した勢力がいつしかアメリカを脅かす組織へとなったことには、どう思ってんですかね。
さらに石油施設への空爆も視野に入れてそうなアメリカ、ただこれには石油価格高騰を招くリスクもあるだけに、どうなりますか。
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