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あのユーゴ戦犯の裁判は不透明になりそうな・・・?

引用

カラジッチ被告、審理長期化も=初出廷から1年-ユーゴ戦犯法廷

【ブリュッセル時事】ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦(1992~95年)の大物戦犯である元セルビア人勢力指導者、ラドバン・カラジッチ被告(64)が旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷(オランダ・ハーグ)に初出廷してから、31日で1年が経過した。公判開始のめどは依然たっておらず、審理は長期化しそうな雲行きだ。
 被告は初出廷の際、ボスニア和平合意を仲介したホルブルック元米特使との間で、引退と引き換えに訴追しないとの密約を交わしたと主張。現在もこの主張を変えておらず、被告を担当する第1審裁判部との間で、入り口の段階で押し問答を繰り返している。
 一方、検察部は、公判が始まれば検察側の主張に約490時間が必要だとしている。ほぼ1年を要する計算で、被告側も同程度の期間を要求してくるとみられる。

 (2009/07/31-14:21)「時事ドットコム」より
 旧ユーゴスラビア内戦における大物戦犯の一人・ラドバン・カラジッチ被告の公判を巡る動きですが、公判開始につながる動きが見られないことで審理が長期化しそうです。

 ラドバン・カラジッチと言えば、1992年に起こったボスニア・ヘルツェゴビナ独立戦争の際、ボスニアにおいてセルビア人以外の民族の大量虐殺を指示し、特に1995年に起こったセレブレニツァの虐殺(この地でセルビア人勢力がボスニャク人に対する大量虐殺を行ったことでこの名が付いた)を指揮したことで、いわゆる「人道に対する罪」に問われ旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷から逮捕状が出ているほどの大物として有名で、去年のちょうど今頃セルビア政府によって逮捕され、オランダ・ハーグにある同戦犯法廷に身柄を拘束されました。

 カラジッチは初出廷の際、ボスニア紛争を仲介したアメリカのホルブルック元特使と引退と引きかえに訴追しないことを交わしており、カラジッチ本人もこの主張を変えていないことで裁判の行方が分からなくなる可能性もあるようです。

 逮捕・身柄拘束から1年経った今、審理・裁判に持っていけるかが分からない状況であり、さらに公判が始まれば検察側の主張に約490時間かかるとも言われ、カラジッチもこの要求をしてくる可能性もあり、何か不透明な気がします。

 大体旧ユーゴ戦犯法廷で正当な判決が下ったケースは未だにないし(スロボダン・ミロシュビッチは公判中に急死)ラトコ・ムラジッチをはじめ未だに逃走中のユーゴ戦犯もいるのも事実で、それとセルビア(モンテネグロも)政府が、残る戦犯の訴追に積極的にならないことには進展はないと思います(カンボジアにおけるクメール・ルージュ裁判もやっと始まったばかりだし)それだからかEUはセルビアのEU加盟に難色を示しているんでしょうね。

theme : 政治・経済・時事問題
genre : 政治・経済

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