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豪栄道、大関昇進を確実視

 白鵬の30回目の優勝で幕を閉じた今年の名古屋場所、最後まで優勝争いを演じた琴奨菊もだがこの力士も存在感を見せつけました。

引用

豪栄道が琴奨菊圧倒!大関昇進を事実上決めた!!/名古屋場所

 大相撲名古屋場所千秋楽(27日、愛知県体育館、観衆=7500)関脇豪栄道(28)が大関琴奨菊(30)を寄り切って12勝目。大関昇進の目安となる直前3場所計33勝には届かなかったが、計32勝の相撲内容が評価され、大関昇進を事実上決めた。2敗で琴奨菊と並んでいた白鵬(29)は日馬富士(30)との横綱対決を上手出し投げで制し、史上3人目となる30度目の優勝を果たした。

 殻を破った。大願成就を成し遂げた男の目から涙がひとすじこぼれた。千秋楽の支度部屋。大関の座を手にした豪栄道が、喜びをかみしめた。

 「毎場所、いろんな人をがっかりさせていたし、自分自身がっかりしていた。そういう現状を打ち破って、大関に上がりたかった。ずっと大きな目標だったから…。言葉になりません」

 優勝決定戦進出の目もあった大関琴奨菊戦。取組前には審判部がこの一番に勝てば、北の湖理事長(61)=元横綱=に大関昇進を諮る臨時理事会開催要請を行う方針を明らかにしていた。

 宿舎を出る間際に師匠の境川親方(51)=元小結両国=から「勝つと上がるぞ。いってこい」と激励されての大一番。立ち合いから大関を受け止め、右差し。右四つから左上手を引きつけ、力強く寄り切った。

 「絶対に右を差そうと思っていた。人生で一番大事な一番。中途半端なことはしないと、腹に決めていた」

 関脇14場所連続在位は昭和以降単独1位。“万年関脇”として、もどかしい思いを抱えていた。場所前は連日40番近い稽古をこなした。さらに、「いろんな席で(大関に)上がる」と宣言。自らを追い込んだ。

 2場所連続の2桁勝利はなし。夏場所では8勝止まり。昇進の目安となる直前3場所33勝にとどかない32勝。本来、昇進できる実績ではない。だが、2横綱2大関を撃破。殊勲賞を手にした相撲内容が評価され、異例の昇進になる。

 「まだ強くなれるという期待も込めた」と伊勢ケ浜審判部長(54)=元横綱旭富士。平成18年初場所の栃東を最後に、日本出身力士の優勝がない状況で相撲協会が“先物買い”した形だ。

 自らを評して「ガキ大将がそのまま大人になった」という28歳。「柄にもなく泣いてしまいました」と最後は笑い飛ばした。昇進が正式に決まり使者を迎える30日は師匠の52歳の誕生日。なによりの恩返しになった。

 2014.7.28 05:03 「サンケイスポーツ」より
 今場所は白鵬・鶴竜の2横綱、稀勢の里、そして琴奨菊の2大関を破るなど、12勝3敗ながら内容の良い結果となった関脇・豪栄道、大関昇進を確実視させるものではあるものの、直前3場所で計33勝以上にわずか一つ及ばないものであれど、今場所2横綱・2大関を倒した内容には評価すべきことでしょう。

「毎場所、いろんな人をがっかりさせていたし、自分自身がっかりしていた。そういう現状を打ち破って、大関に上がりたかった。ずっと大きな目標だったから…。言葉になりません」と期待されながらも昭和以降では単独1位となる関脇在位数、ここで奮起して「万年関脇」から脱却したい思いがこの結果につながったと言えます。
 遠藤にも注目は集まりますが、期待されながらもなかなか結果が伴わずにやきもきさせてきた豪栄道、今回の2横綱2大関を下し殊勲賞を獲得したことで、今までからの脱却と言っていいかも知れません。

 稀勢の里以来となる日本人大関誕生、異例の昇進を勝ち取ったことは今後の相撲界が盛り上がる要因となりそうです。

theme : 大相撲 注目の力士
genre : スポーツ

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