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与党にホイホイついて行ったことが

 今度は参議院に移して審議を問うこととなった特定秘密保護法案、衆院通過のきっかけとなったあの党が賛同したことで、党内の不協和音が起こったみたいです。

引用

みんな「造反組」離党も…秘密保護法案採決

 特定秘密保護法案の衆院本会議での採決を巡る混乱の余波が、内部で意見が対立した政党や、今後の法案審議に影響を与えている。

 同法案への反対や退席が相次いだみんなの党では27日、渡辺代表の指示を受けた山内康一国会対策委員長が、採決で退席した江田憲司前幹事長のほか、反対に回った井出庸生、林宙紀両氏と国会内で個別に会い、事情聴取を行った。

 その後、江田氏は記者団に「安全保障や国民の知る権利に関わる法案の強行採決は容認できないという立場を説明した」と述べた。江田氏に近い井出、林両氏に関しては「政治家の信念に基づく苦渋の決断だったと思う。2人には寛大な措置を執行部にお願いした」と語った。林氏は記者団に「議席を返すことを覚悟して造反したことを伝えた」と話し、井出氏は「いかなる処分も受け入れたい」と述べた。

 同党では寺田典城参院議員が2011年3月、子ども手当つなぎ法案の参院本会議採決で党の方針に反して賛成に回り、党の役職停止6か月の処分を受けた前例がある。渡辺氏は、これを踏まえて3議員の処分内容を決める考えだが、野党再編を巡る対立から幹事長を更迭した江田氏に対しては「累積ポイントがある」と周辺に語っており、除名を含めた重い処分も想定される。江田氏が党を離れる場合、江田氏と行動を共にする議員もいるとみられるため、今後の展開次第では党分裂が現実味を増す。

 一方、特定秘密保護法案は27日、民主党などとの対立が解けないまま参院本会議で審議入りした。与党側は当初、22日に衆院を通過させ、25日の参院審議入りを目指していたが、野党との修正協議が長引き、想定より2日遅れた。

 参院国家安全保障特別委員会は27日、理事懇談会で、28日に委員会を開き、法案の趣旨説明と質疑をすることを中川雅治委員長(自民)の職権で決めたが、野党は態度を硬化させている。与党側は同特別委を連日開いて12月6日の会期末までに成立させる日程を描くが、野党が強く抵抗した場合の展開には、不透明感も漂う。

 (2013年11月28日07時30分 読売新聞)
 他の野党が反発する中、真っ先に与党に賛同したみんなの党、これは渡辺喜美代表が他の議員を無視する形で一方的に決めたことから、採決の際抗議の意として退席した江田憲司前幹事長らが露骨な不快感を示しているようです。

 江田氏は記者団に対し「安全保障や国民の知る権利に関わる法案の強行採決は容認できないという立場を説明した」と国民の権利を無視するような法案の一方的な採決など許し難いと言う根拠を述べましたが、同じく反対を投じた井出傭生、林宙紀両議員もしかりです。

 これを見て渡辺代表は山内康一国会対策委員長に江田氏らへの事情聴取を行う方針で、何らかの処分も下る可能性もありますが、場合によっては「党を辞めてやる!」って離党届を出すこともありそうです。まァそう思う理由として「渡辺代表は自民党に反旗を翻してこの党を立ち上げたのに、その自民党にすり寄るなんてプライドがないのか!?」でしょう。
 言うなれば、自民党に反発したのにその自民党にホイホイついて行った渡辺代表への反発。と言えます。

 特定秘密保護法案を巡る駆け引きでまた不協和音、再びみんなの党は「お家騒動」に見舞われそうです。

 特定秘密保護法案への懸念の一つ、マスコミはイザ知らず国民一般まで処罰対象となるのかも懸念視されてますが・・・。

theme : みんなの党
genre : 政治・経済

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