「お膝元」で敗北するようでは・・・!!
大阪都構想に暗雲が立ち込めているみたいです・・・。
「竹山市政が評価されたのが第一。僕に対しての批判、反発が第二。第三が大阪都構想について、大きな誤解が広がってしまった」と今回の敗北をコメントした橋下徹氏、堺市民の堺市への愛着の強さ、さらに大阪市に編入されることへの拒否反応、他には大阪都構想に対し理解を得られなかったことが原因ではないだろうか。
慰安婦を巡る発言で影響力を失墜させ、その後の都議会選及び参院選で敗北同然の結果となり、さらに止めを刺されかねない感じの今回の堺市長選挙での敗北、維新の会そのものへの求心力低下に歯止めがかからない現状には、橋下氏の責任問題につながりかねないですが・・・。
維新の会の代表辞任については否定したが、これが世論にどう映るのだろうか。
「頼みの綱の無党派層からも見放されたのは深刻だ。堺で終わるのか」と現状を憂う発言をした維新の会関係者、無党派層の取り込みに失敗したことは痛手だし、このままでは第3極勢力の凋落に歯止めがかからない現状を露呈するだけではなかろうか。
自身のお膝元で敗北を味わった維新の会、橋下徹と言う人物に対する不信任を突き付けた感じにも見えます。このまま凋落へと転がり落ちてしまうのか・・・。維新内部において「脱橋下」気運も高まりそうです。
日本維新の会が掲げる大阪都構想を現実のものとする為には「絶対に負けられない戦い」と見なしている堺市長選挙、ここまで大阪の主要選挙では全て勝利している維新の会ですが、結果は何と!! 敗北に終わり、これにより大阪都構想に暗雲どころか維新の会に対する求心力低下が止まらないことを露呈したようです。引用
堺市長選 崩れた神話 橋下氏、代表辞任は否定 「無党派離れ、もう既成政党」
国政、地方を問わず本拠地・大阪の主要選挙で連戦連勝を重ねてきた橋下維新が、大阪都構想の推進で勝負どころとなる「負けられない大戦(おおいくさ)」で敗北を喫した。先頭に立って選挙戦を引っ張った橋下徹大阪市長の「常勝神話」は大きく傷つき、維新にとっても計り知れない打撃となった。
「竹山市政が評価されたのが第一。僕に対しての批判、反発が第二。第三が大阪都構想について、大きな誤解が広がってしまった」
目もうつろな橋下氏。敗れた西林克敏氏の事務所で午後8時半ごろから記者会見したが、落胆ぶりは言葉の端々からうかがえた。
無表情だった顔にいらだちがくっきり浮かんだのは、記者から進退を問われたときだ。「責任は感じていますよ。きちんと指揮を執れなかったのは責任重大」と言いながら、大阪維新代表の辞任も、日本維新の会の共同代表職の辞任についても否定。「誰が出したか分からないが、(都構想を批判する)ルール違反のビラが大量に出回った。潔く負けは認められない」と悔しさをにじませた。橋下氏は平成22年4月に「大阪維新の会」を設立。23年4月の統一地方選で躍進した後、23年11月の大阪ダブル選で府市トップを独占し、足掛かりを築いた。返す刀で国政に打って出た翌24年、既成政党に“宣戦布告”して対立の構図を明確化。自身の改革色を主に無党派層に印象付ける戦略で「第三極」の雄として期待を集め、12月の衆院選で一気に54議席を獲得した。
しかし、今年5月に自身の慰安婦発言で国内外から猛批判を浴びると、6月の東京都議選で惨敗、7月の参院選も伸び悩んだ。
民主党政権で「決められない政治」が続いていたころとの潮目の違いもあった。橋下氏は、現状打破を望む声の大きさに比例して人気を広げたが、政権が自民に転じ、安倍晋三内閣が安定軌道を進むにつれ、橋下氏の政治スタンスに陰りが差した。今回の堺市長選では、得意の相乗り批判も通じなかった。
「これまで選挙で勝ってきたのも奇跡に近い。ただ、無党派層が離れ、維新ももう、既成政党。今の無党派層は安倍さん支持だ」。この日の会見で、党勢低迷をあっさり認める一方、「負けも一つで、維新の会も成長していきたい」と今後の展望も語った。
しかし、橋下氏頼みの維新の退潮が鮮明になり、大阪府と大阪市で進める大阪都構想への影響も避けられない。「頼みの綱の無党派層からも見放されたのは深刻だ。堺で終わるのか」。維新関係者はうめいた。
最終更新:9月30日(月)8時4分 「産経新聞」より
「竹山市政が評価されたのが第一。僕に対しての批判、反発が第二。第三が大阪都構想について、大きな誤解が広がってしまった」と今回の敗北をコメントした橋下徹氏、堺市民の堺市への愛着の強さ、さらに大阪市に編入されることへの拒否反応、他には大阪都構想に対し理解を得られなかったことが原因ではないだろうか。
慰安婦を巡る発言で影響力を失墜させ、その後の都議会選及び参院選で敗北同然の結果となり、さらに止めを刺されかねない感じの今回の堺市長選挙での敗北、維新の会そのものへの求心力低下に歯止めがかからない現状には、橋下氏の責任問題につながりかねないですが・・・。
維新の会の代表辞任については否定したが、これが世論にどう映るのだろうか。
「頼みの綱の無党派層からも見放されたのは深刻だ。堺で終わるのか」と現状を憂う発言をした維新の会関係者、無党派層の取り込みに失敗したことは痛手だし、このままでは第3極勢力の凋落に歯止めがかからない現状を露呈するだけではなかろうか。
自身のお膝元で敗北を味わった維新の会、橋下徹と言う人物に対する不信任を突き付けた感じにも見えます。このまま凋落へと転がり落ちてしまうのか・・・。維新内部において「脱橋下」気運も高まりそうです。