fc2ブログ

誤認逮捕に「ごめんなさい」

 無実の罪を着せられると言うのは精神的苦痛以外の何物でもありませんが、その人がシロだと分かった時点で残るのは警察のいい加減さだけです。

引用

誤認逮捕:地検支部長、起訴取り消しの男性に謝罪 大阪

 窃盗事件を巡る大阪府警北堺署の誤認逮捕問題で、大阪地検堺支部は30日、窃盗罪の起訴を取り消した男性会社員に謝罪した。弁護人の赤堀順一郎弁護士によると、徳久正(とくひさただし)支部長が支部で男性と会い、「85日の長期にわたり身体拘束し、本当に申し訳ありませんでした」と謝った。

 徳久支部長は約1時間の面会中、不十分な捜査の経緯、不当な勾留に関する刑事補償手続きを進めることなどを説明した。同席した男性の妻が「このような悲しいことが二度と起きないよう、職務を全うしてください」と話すと、徳久支部長は頭を下げたという。

 男性は堺市のガソリンスタンドで盗難カードを使って給油したとして逮捕、起訴された。赤堀弁護士の調査でアリバイが判明し、地検が29日に起訴を取り消した。府警も男性に謝罪する意向だ。

 一方、起訴取り消しを受け、大阪地裁堺支部はこの日、裁判の手続きを打ち切る公訴棄却を決定した。

 毎日新聞 2013年07月30日 12時12分
 大阪府堺市で、盗難カードを使用したとして窃盗罪にて大阪府警北堺署に逮捕・起訴された会社員の男性に対し、後になって誤認逮捕だったことが発覚して、大阪地検が起訴を取り消し、その会社員男性に「ごめんなさい」と謝罪したようです。

 誤認逮捕を謝るのは当然ですが、根拠もなく犯人扱いして、何十日も拘束したことはその人に精神的な苦痛を与えたのは言うまでもないし、たまたまそこに居合わせた人間を突然逮捕して「お前がやったって証拠はあるんだよ!!」なんてクロと見なそうとする姿勢、これは警察や検察がいかにも「いい人」「悪い人」的な思考しかないとしか思えない。

 府警もまたその男性会社員に謝罪する方向だが、無実の罪を着せられて不当に拘束された精神的な苦痛は消えないし、下手すりゃ裁判沙汰になる可能性も出てきます。

 たまたまその場にいたと言う理由で犯人扱いして、何十日も拘束し、後になって無実が発覚したら、これは警察の怠慢が引き起こしたものでしかないし、警察は間違いを何度繰り返すのかって思われる一方でしかないです。
 もう一つ、これが社会の警察や検察に対する不信感を助長するんじゃないかな!?

theme : 検察・警察の腐敗
genre : 政治・経済

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

アジシオ次郎

Author:アジシオ次郎
FC2ブログへようこそ!

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード