バルセロナ優勝で幕を閉じた2008-2009UEFAチャンピオンズリーグ
決勝戦を迎えたUEFAチャンピオンズ・リーグは、バルセロナ対マンチェスター・ユナイテッドの決戦となりました。
序盤から試合を支配したバルセロナ、これに対しユナイテッドも激しいプレスでボールを奪いクリスティアーノ・ロナウドがシュートを見舞うなど反撃しますが、バルセロナは徐々に中盤が機能し前半10分にサミュエル・エトーのキーパーを手をはじくシュートで先制し、ここからバルセロナが試合をほぼ支配する展開となり、これに対しユナイテッドも反撃するもののゴールには至らず1-0のまま前半は終了。前半から完全にバルセロナペースとなりました。
後半ユナイテッドはカルロス・テベスを投入し攻撃に厚みを加え反撃のチャンスをうかがうものの、試合展開は変わることなく完全にバルセロナ・ペースで進みました。後半25分、バルセロナは中盤でこぼれ球を拾ったシャビがペナルティエリア右隅まで運んで正確なクロスを送り、これをリオネル・メッシーがヘディングで決めて追加点を奪い、2-0となりました。1点でも取り返したいユナイテッドは何度を反撃するもバルセロナ・ディフェンスを崩せなく得点には至りませんでした。
2-0のまま試合は終了し、今シーズンのチャンピオンズ・リーグはバルセロナの優勝で幕を閉じました。バルセロナのグァルディオラ監督は新人監督とは思えないほど戦術面でユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督を凌駕しており、バルセロナ優勝の一因とも言えるでしょう。ましてや今季のリーガ・エスパニョーラ及びコパ・デル・レイ(国王杯)も優勝したのだからなおさらでしょう。
バルセロナの優勝で幕を閉じた今季のチャンピオンズ・リーグ、さて来シーズンはどんなドラマが生まれるんでしょうかね?
連覇を目指す前年度覇者マンチェスター・ユナイテッド(以下ユナイテッド)と3シーズンぶりの優勝を目指すバルセロナの一線となった決勝戦。バルセロナが質の高いサッカー及び理想とも言える美しさと強さを兼ね備えたプレーでユナイテッドを圧倒したバルセロナが2-0で勝利し、3シーズンぶりにヨーロッパを制しました。引用
バルセロナ、マンUとの頂上決戦を制して3冠を達成=欧州CL
今季のヨーロッパ最強クラブを決定するチャンピオンズリーグ(CL)決勝が27日に行われ、3季ぶりの優勝を目指すバルセロナが大会2連覇を狙うマンチェスター・ユナイテッド(マンU)を2-0で下し、前身のチャンピオンズカップを含め3度目の欧州王者の座に就いた。
ディフェンディングチャンピオンのマンUですら、バルセロナの質の高いサッカーの前にはなすすべがなかった。サッカーの理想とも言える美しさと強さを兼ね備えたプレーでヨーロッパを制覇したバルセロナは、歴史的なシーズンを3冠(CL、リーガ・エスパニョーラ、スペイン国王杯)という最高の形で締めくくった。
バルセロナはこの試合、ディフェンスラインにダニエウ・アウベス、マルケス、アビダルと3人の欠場者を抱えたが、その不安は一切関係なかった。昨シーズンまでマンUの一員だったピケがセンターバック、主将のプジョルが右サイドバックで、マンUの攻撃をしっかりと防ぎ切った。
序盤、開始のホイッスルとともにエンジン全開のマンUがバルセロナに襲い掛かる。マンUは高い位置から激しいプレスを掛けてボールを奪うと、エースのクリスティアーノ・ロナウドがあいさつ代わりに強烈なシュートを見舞う。これに対し、中盤の要のシャビとイニエスタが厳しいマークに遭い、苦しい立ち上がりとなったバルセロナだが、中盤の底に入ったブスケツが攻守両面で的確なサポートを見せると、両MFが徐々にリズムをつかんだ。
バルセロナは10分、中盤からドリブルで進んだイニエスタが前方にスルーパスを送る。これをエトーがペナルティーエリア右寄りで受け、そのまま切り返してDFビディッチをかわしてニアへシュート。これがGKファン・デル・サールの左手をはじいてゴール右隅に飛び込み、バルセロナが先制する。
このゴールにより試合の流れは180度変わり、ボールポゼッションで勝るバルセロナが完全に主導権を握る。同点ゴールが欲しいマンUは、何度かペナルティーエリア内まで攻め込むものの、相手GKバルデスが立ちはだかり、バルセロナの1点リードで前半を終了する。
迎えた後半、マンUのファーガソン監督はアンデルソンに代えてテベスを投入し、攻撃陣を分厚くする。だが、試合のペースは一向に変わらない。バルセロナは48分にペナルティーエリア左寄りに侵入したアンリが個人技でDFファーディナンドをかわし、シュートを放つ。これはGKファン・デル・サールの必死のセーブに防がれた。バルセロナは続く53分、ゴール正面17メートルからの位置でFKを獲得。シャビのシュートは右ポストに当たり、追加点はならなかった。
それでも攻撃の手を緩めないバルセロナは70分、ついに2点目のリードを奪うことに成功する。中盤でこぼれ球を拾ったシャビが、ペナルティーエリア右隅手前まで進むと、ファーサイドに正確なクロスを送る。これをフリーのメッシがヘディングでとらえると、ボールはゴール右に吸い込まれ、ついにバルセロナが追加点を奪う。
2点のビハインドを背負ったマンUは直後の72分、途中出場のベルバトフが右からグラウンダーでクロスを入れる。ファーサイドに流れたこぼれ球をC・ロナウドがゴール至近距離からシュートするが、鋭い出足を見せたGKバルデスに防がれ、得点には至らなかった。
この決定的なチャンスを逃したマンUに、もはや解決策は残されていなかった。両者の戦術面の対決でも、バルセロナの若き指揮官グアルディオラ監督が、マンUの名将ファーガソン監督を上回り、試合は2-0のまま終了した。この勝利により、ヨーロッパのクラブナンバーワンの座に就いたバルセロナが、昨年のユーロ(欧州選手権)を制したスペイン代表に続き、スペインサッカーの実力を世界に見せつけた。
なお、この試合のMVPにはバルセロナの司令塔としてチームを統率したMFシャビが選ばれた。
(C)MARCA.COM 「スポーツナビ」 2009年5月28日(木) 11時54分
序盤から試合を支配したバルセロナ、これに対しユナイテッドも激しいプレスでボールを奪いクリスティアーノ・ロナウドがシュートを見舞うなど反撃しますが、バルセロナは徐々に中盤が機能し前半10分にサミュエル・エトーのキーパーを手をはじくシュートで先制し、ここからバルセロナが試合をほぼ支配する展開となり、これに対しユナイテッドも反撃するもののゴールには至らず1-0のまま前半は終了。前半から完全にバルセロナペースとなりました。
後半ユナイテッドはカルロス・テベスを投入し攻撃に厚みを加え反撃のチャンスをうかがうものの、試合展開は変わることなく完全にバルセロナ・ペースで進みました。後半25分、バルセロナは中盤でこぼれ球を拾ったシャビがペナルティエリア右隅まで運んで正確なクロスを送り、これをリオネル・メッシーがヘディングで決めて追加点を奪い、2-0となりました。1点でも取り返したいユナイテッドは何度を反撃するもバルセロナ・ディフェンスを崩せなく得点には至りませんでした。
2-0のまま試合は終了し、今シーズンのチャンピオンズ・リーグはバルセロナの優勝で幕を閉じました。バルセロナのグァルディオラ監督は新人監督とは思えないほど戦術面でユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督を凌駕しており、バルセロナ優勝の一因とも言えるでしょう。ましてや今季のリーガ・エスパニョーラ及びコパ・デル・レイ(国王杯)も優勝したのだからなおさらでしょう。
バルセロナの優勝で幕を閉じた今季のチャンピオンズ・リーグ、さて来シーズンはどんなドラマが生まれるんでしょうかね?
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