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ギリシャ以上の衝撃だけは・・・!!

 韓国の新大統領就任よりも私はこちらの方が気になります!!

引用

伊選挙、緊縮支持派が上院過半数割れ…混乱必至

【ローマ=末続哲也】イタリア総選挙(上下両院同日選)は25日、開票が進み、財政再建・緊縮策支持派が下院(定数630)で過半数を握ったが、上院(同315、終身議員除く)は過半数割れした。イタリアの上下両院の権限は同じで、同じ党・会派が両院で過半数を得ていない場合、政局の混乱は必至。緊縮支持派と反緊縮派が大連立で合意できない場合、同国の財政不安悪化とユーロ危機再燃の恐れが高まる。

 伊内務省発表(開票率99%)によると、全国レベルで第1党・連合に54%の議席が配分される仕組みの下院では、緊縮策を大枠で支持する、民主党のベルサーニ党首率いる中道左派連合が29・6%の票を獲得。反緊縮派のベルルスコーニ前首相の中道右派連合(自由の人民など)をわずか0・4ポイント上回り、340議席を得た。

 ただ、国営テレビの予想によると、上院では中道左派は123議席にとどまり、緊縮策堅持派のモンティ首相の中道連合(19議席)を合わせても過半数(158議席)に届かない見通し。中道右派連合は118議席を獲得するとみられる。上院では、20ある州選挙区ごとに第1党・連合に55%の議席が配分される。

 (2013年2月26日12時17分 読売新聞)
 開票作業に入ったイタリア総選挙、緊縮策を掲げる中道左派勢力と、規制緩和を掲げる中道右派勢力とで拮抗している感じですが、下院で中道左派が過半数を獲得したが、上院では中道右派が過半数を獲得すると言う「ねじれ」状態になり、政局の混乱が巻き起こりそうです。

 緊縮策を掲げる左派と反緊縮・規制緩和を掲げる右派で対立し、大連立に持ち込めなければイタリア経済の悪化はおろかユーロ危機がまた起こる可能性もあり、ギリシャとは比較にならないくらいの衝撃をユーロ圏にもたらしそうだ・・・!!

 上院で過半数を獲得できなかった中道左派、これについては国民から「これ以上痛みを強いられるのは嫌だ!!」「政府は国民の意見など聞いてくれやしない、ギリシャと同じだ!!」って批判が強かったことへの表れかも知れないが、かといって右派支持に回ったのかって思うが、あの「スキャンダルの総合商社」ことシルビオ・ベルルスコーニ氏にも嫌気がさしており、どうなんだかねェ・・・!?

 ドイツ、フランスに次ぐユーロ圏3位の経済規模を誇るイタリア、緊縮策を掲げて何とか財政危機を回避しようと目論むマリオ・モンティ首相率いる中道連合など左派の考えが裏目に出たのだろうか。今回苦戦を強いられた一因として。

 場合によってはまたユーロ危機になりかねないだけに、ドイツやフランスはもとより他のユーロ圏諸国も注視してますから、どうなるのやら。ギリシャ以上の衝撃をもたらせばEUは最悪の危機を招きそうです。

theme : 国際経済
genre : 政治・経済

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