2012年を振り返る(海外)
続いて今年を振り返りますが、今度は海外です。今年も当ブログでは海外の話題を決行取り上げましたが(特アは例外)、その中で最も印象に残ったのは・・・!?
第1位・いいことだらけのイギリス王室
今年最も注目されたであろうイギリス王室、エリザベス女王即位60年に加え、ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚、そしてキャサリン妃ご懐妊。と昨年緊縮策とそれに反対する抗議の暴動が相次ぐなど暗い話題ばかりだったイギリスに明るい話題をもたらしたと言えます。ただあのなり済まし事件だけは許せないが。クリスマス演説は3Dで行った女王、これまたスゴイ。
第2位・オバマ大統領再選
「Change!」と始まった4年間、オバマ政権にとって試練ばかりの時期で再選が微妙な状況だったにもかかわらず、僅差でミット・ロムニー候補を破り再選を果たしましたが、早くの「財政の壁」に直面するなど再選後も試練が続きます・・・。後はあの銃乱射事件で銃規制の声も高まっているし・・・。
第3位・混迷のシリア
昨年の「アラブの春」の余波で起こった内戦、弾圧と虐殺を辞めようとしないアサド政権への反発は高まってますが、国際社会の足並みがそろわないことが泥沼化と長期化を招いているとしか言えないです。ここにきてロシアが反体制派に交渉を呼び掛けるが、半信半疑感が強い。アサド政権の肩を持つならず者が言える立場か!? 私はICC(国際刑事裁判所)に言いたいことは「アサド大統領に対して逮捕状を発行して直ちに突き付けろ!!」
第4位・まだまだ続くよユーロ危機
昨年から続くこの問題、火種となったギリシャでは迷走の袋小路に陥り、緊縮策を強調した連立与党も今年の選挙で敗北、デフォルトよりはユーロ続投を選択、さらにEUからは支援をまた受けたきゃ緊縮策だ。これに国民が猛反発でデモやスト頻発、と解決策が見いだせず今年もまたユーロ危機を象徴するものと言えます。さらにスペイン、ポルトガル、イタリアでも混乱は続き、スペインでは分離独立問題も相まって複雑怪奇の様相すら見えますね。
第5位・コネチカット州の小学校銃乱射事件
ホント、アメリカは過ちを学ばない国と言うか何と言うか・・・!? この事件に限らず凄惨な銃乱射事件が毎度のように起こりますが、今年は日本人から見ればあの服部君射殺事件から20年ですから、なお更でしょう。アメリカ社会において増加傾向にあるのは、失業者もだが銃犯罪の被害者及びその遺族の数もですね。
第6位・また混沌か? パレスチナ問題
4年前の暮れ以来となるイスラエル軍によるガザ地区への大規模侵攻、ガザ地区を支配するハマスを殲滅する為なら正義は我にありと言わんばかりのイスラエルの軍事行動には批判も相次ぎましたがねェ・・・。さらにパレスチナが国連総会で国家に格上げされたことに“十八番”の報復で入植地をガンガン建設。と特アみたいに平然と植民地主義的な言動を起こしてますが、和平交渉に支障が出るってその原因を作ってるのはイスラエルなんじゃないのか!?
第7位・スー・チー女史政界進出
民主化が進むビルマ、初めて行われた連邦議会選挙でアウンサン・スー・チー女史率いるNLD(国民民主同盟)が多数の議席を獲得するなど、自由化が進むビルマの象徴となりつつあります。できればスー・チー女史はいずれビルマのトップになって欲しい。かつてのネルソン・マンデラ氏のようにね。
第8位・民主化とは程遠いエジプト
アラブの春でムバラク独裁政権を打倒し、民主的な政権を期待したエジプトだったものの、初となる自由選挙で選ばれたムハンマド・モルシー大統領は前政権のような強権的な政策に走り、国民世論からは「ムバラクと変わらないじゃないか!」と批判が集中し、モルシー支持派と反支持派で分裂すると言う最悪の事態に陥りましたが、アラブにはなかなか民主主義と言うのが根付かない難しい問題を浮き彫りにしたと言えます。
第9位・フランスで政権交代
市場経済主義を打ち出したサルコジ政権の迷走により経済やら何やらが悪化したフランス、それに伴い新たに大統領に選出された社会党所属のフランソワ・オランド大統領、サルコジ政権下で迷走したフランス経済をどう立て直せるのか? なおかつユーロ危機ではドイツと共同歩調をしなければならないから、厳しい船出となった感がします。
第10位・イタリア豪華客船座礁事故
この事故は、船長の無責任さと自分勝手さが起こした「人災」以外の何物でもないです。あの船長だが、困ったことに解雇された会社に対し給料の未払い分を払えと言ってるんだから、相当バカ野郎ですね。
番外編として、プーチン再び大統領に、これでまたロシアが旧ソ連化しそうだ・・・。マンデラ氏は相変わらず存在感強し、今年は南アフリカの紙幣の顔に選ばれたが、その後健康上の理由で入院するも無事退院、改めてスゴイ。サンディ来襲、アメリカ東部を襲撃したハリケーン「サンディ」、かつてのカトリーナを彷彿させるまでには至らなかったが、大統領選直前のことだけに対応処理の差が出たとも言えます。TTPを批判した少女を襲撃したタリバンに批判殺到、これは未だ暗躍を続け、女性を抑圧するようなタリバンの残虐な姿勢を国際社会に訴えるものと言えます。アフガニスタンの混乱はまたタリバンなどイスラム原理主義を増長する土壌を作っているとしか言えない。結果これが隣国パキスタンに飛び火していることも。
今年は海外が大きく動いた年でもありました。アメリカの大統領選挙をはじめ振り返ればいろいろありましたね。海外の動向には日本にとっても影響が少なくありません。他人事だと思わずじっくり注視することが求められます。政治だけでなく経済面でもまた。
来年世界はどうなりますか。
第1位・いいことだらけのイギリス王室
今年最も注目されたであろうイギリス王室、エリザベス女王即位60年に加え、ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚、そしてキャサリン妃ご懐妊。と昨年緊縮策とそれに反対する抗議の暴動が相次ぐなど暗い話題ばかりだったイギリスに明るい話題をもたらしたと言えます。ただあのなり済まし事件だけは許せないが。クリスマス演説は3Dで行った女王、これまたスゴイ。
第2位・オバマ大統領再選
「Change!」と始まった4年間、オバマ政権にとって試練ばかりの時期で再選が微妙な状況だったにもかかわらず、僅差でミット・ロムニー候補を破り再選を果たしましたが、早くの「財政の壁」に直面するなど再選後も試練が続きます・・・。後はあの銃乱射事件で銃規制の声も高まっているし・・・。
第3位・混迷のシリア
昨年の「アラブの春」の余波で起こった内戦、弾圧と虐殺を辞めようとしないアサド政権への反発は高まってますが、国際社会の足並みがそろわないことが泥沼化と長期化を招いているとしか言えないです。ここにきてロシアが反体制派に交渉を呼び掛けるが、半信半疑感が強い。アサド政権の肩を持つならず者が言える立場か!? 私はICC(国際刑事裁判所)に言いたいことは「アサド大統領に対して逮捕状を発行して直ちに突き付けろ!!」
第4位・まだまだ続くよユーロ危機
昨年から続くこの問題、火種となったギリシャでは迷走の袋小路に陥り、緊縮策を強調した連立与党も今年の選挙で敗北、デフォルトよりはユーロ続投を選択、さらにEUからは支援をまた受けたきゃ緊縮策だ。これに国民が猛反発でデモやスト頻発、と解決策が見いだせず今年もまたユーロ危機を象徴するものと言えます。さらにスペイン、ポルトガル、イタリアでも混乱は続き、スペインでは分離独立問題も相まって複雑怪奇の様相すら見えますね。
第5位・コネチカット州の小学校銃乱射事件
ホント、アメリカは過ちを学ばない国と言うか何と言うか・・・!? この事件に限らず凄惨な銃乱射事件が毎度のように起こりますが、今年は日本人から見ればあの服部君射殺事件から20年ですから、なお更でしょう。アメリカ社会において増加傾向にあるのは、失業者もだが銃犯罪の被害者及びその遺族の数もですね。
第6位・また混沌か? パレスチナ問題
4年前の暮れ以来となるイスラエル軍によるガザ地区への大規模侵攻、ガザ地区を支配するハマスを殲滅する為なら正義は我にありと言わんばかりのイスラエルの軍事行動には批判も相次ぎましたがねェ・・・。さらにパレスチナが国連総会で国家に格上げされたことに“十八番”の報復で入植地をガンガン建設。と特アみたいに平然と植民地主義的な言動を起こしてますが、和平交渉に支障が出るってその原因を作ってるのはイスラエルなんじゃないのか!?
第7位・スー・チー女史政界進出
民主化が進むビルマ、初めて行われた連邦議会選挙でアウンサン・スー・チー女史率いるNLD(国民民主同盟)が多数の議席を獲得するなど、自由化が進むビルマの象徴となりつつあります。できればスー・チー女史はいずれビルマのトップになって欲しい。かつてのネルソン・マンデラ氏のようにね。
第8位・民主化とは程遠いエジプト
アラブの春でムバラク独裁政権を打倒し、民主的な政権を期待したエジプトだったものの、初となる自由選挙で選ばれたムハンマド・モルシー大統領は前政権のような強権的な政策に走り、国民世論からは「ムバラクと変わらないじゃないか!」と批判が集中し、モルシー支持派と反支持派で分裂すると言う最悪の事態に陥りましたが、アラブにはなかなか民主主義と言うのが根付かない難しい問題を浮き彫りにしたと言えます。
第9位・フランスで政権交代
市場経済主義を打ち出したサルコジ政権の迷走により経済やら何やらが悪化したフランス、それに伴い新たに大統領に選出された社会党所属のフランソワ・オランド大統領、サルコジ政権下で迷走したフランス経済をどう立て直せるのか? なおかつユーロ危機ではドイツと共同歩調をしなければならないから、厳しい船出となった感がします。
第10位・イタリア豪華客船座礁事故
この事故は、船長の無責任さと自分勝手さが起こした「人災」以外の何物でもないです。あの船長だが、困ったことに解雇された会社に対し給料の未払い分を払えと言ってるんだから、相当バカ野郎ですね。
番外編として、プーチン再び大統領に、これでまたロシアが旧ソ連化しそうだ・・・。マンデラ氏は相変わらず存在感強し、今年は南アフリカの紙幣の顔に選ばれたが、その後健康上の理由で入院するも無事退院、改めてスゴイ。サンディ来襲、アメリカ東部を襲撃したハリケーン「サンディ」、かつてのカトリーナを彷彿させるまでには至らなかったが、大統領選直前のことだけに対応処理の差が出たとも言えます。TTPを批判した少女を襲撃したタリバンに批判殺到、これは未だ暗躍を続け、女性を抑圧するようなタリバンの残虐な姿勢を国際社会に訴えるものと言えます。アフガニスタンの混乱はまたタリバンなどイスラム原理主義を増長する土壌を作っているとしか言えない。結果これが隣国パキスタンに飛び火していることも。
今年は海外が大きく動いた年でもありました。アメリカの大統領選挙をはじめ振り返ればいろいろありましたね。海外の動向には日本にとっても影響が少なくありません。他人事だと思わずじっくり注視することが求められます。政治だけでなく経済面でもまた。
来年世界はどうなりますか。