またイラクで反米感情が高まるかも・・・?
近いうちの撤退が予定されているイラク駐留アメリカ軍、しかし軍事作戦で一般人にも犠牲が出ていることについて、ヌーリ・マリキ首相がアメリカ軍に対して責任者の引渡しを要求したようです。
この地位協定ですが、任務中のアメリカ兵の行為については違反ではないと規定されており、今回の反論は正当な軍事作戦だとしてるんでしょう。
イラク側が問題視しているのは、26日にアメリカ軍がイラク中部のクートという町で行った作戦の際、シーア派系民兵組織集団の関係者とされる男性宅近くで銃撃戦となり、2人がそれに巻き込まれて死亡したことで、イラク側が死亡した2人は無罪だと主張し、マリキ首相は「アメリカ軍のやったことは犯罪だ」と非難してるのでしょう。
またこの規定ですが、軍事作戦なら何やっても許されるということが見え見えです。アメリカはそこまで自分たちが正しいとしたいのでしょうか?戦闘に民間人が巻き込まれて死亡したり負傷しても、自分たちは関係ないと知らん振りなんだろう。と言う考えが丸わかりです。
協定違反ではないと主張するアメリカ軍、この姿勢に対してイラク人の反米感情にまた火をつけることになりそうな気がしますね。アメリカ兵の全ての行為が起訴対象外とされているこの協定に対する不満はもとより、まだまだ居座る?アメリカ軍に対する不満も相まってなおさらでしょう。
「アメリカ優位の地位協定は即刻破棄しろ!」「アメリカ軍はイラクから早く出て行け!」「アメリカ兵はみんな人殺しだ!」とかねてからアメリカに対する不満もまだ残っているのも事実で、またアメリカに友好的なマリキ政権への不満もあるんでしょう。
1990年、当時のフセイン政権が起こしたクウェート侵攻から始まったイラクとアメリカの対立、湾岸戦争とその後のアメリカ主導の経済制裁もあってイラク人の反米感情は増幅し、イラク戦争でフセイン政権を倒した時にはイラク人はアメリカに感謝こそすれ、アメリカがその後のイラク情勢を泥沼化させたや否やイラク人の反米感情が蒸し返して、記憶に新しいブッシュ(子)に対する靴投げ事件も起こり、イラクのアメリカに対する根強い反発を改めて感じたように、イラク人はそこまでアメリカに反感を持ってるんだと思いました。今回の軍事作戦で民間人に犠牲が出たことについて協定違反ではないと主張するアメリカ軍に対し、またイラクにおける反米感情が高まるかもしれませんねェ・・・。
オバマ政権は近いうちのイラク撤退を宣言しましたが、イラク国内の根強い反米感情だけが残っただけかも知れませんね・・・(最大の原因はブッシュ《子》政権ですが)。
今回のアメリカ軍による作戦で一般のイラク人に犠牲が出たことについてマリキ首相は今年1月にイラク駐留米軍とイラク政府の間で発行した地位協定に違反するとして、アメリカ軍に対して責任者の身柄引渡しを要求したようです。これに対しアメリカ軍側は「イラク側から事前の承認を受けているから違反ではない」と反論しており、平行線なままです。引用
米軍作戦でイラク人死亡、マリキ首相が責任者引き渡し要求
【カイロ=加藤賢治】イラクのマリキ首相は26日、駐留米軍による作戦でイラク人2人が死亡したのは、今年1月に発効した地位協定に違反するとして、米軍に責任者の身柄を司法当局に引き渡すよう求める声明を出した。
イラク駐留米軍の地位協定で、違反の指摘は今回が初めて。米軍側は、作戦はイラク側の事前承認を得ており、協定違反はないと反論している。
イラク側が問題視しているのは、米軍が26日に中部クートで行った作戦。イスラム教シーア派民兵集団の関係者とされる男性宅近くで銃撃戦となり、2人が死亡した。イラク側は2人は無実だと主張、マリキ首相は声明で「犯罪」だと非難した。
地位協定は、任務中の米兵の行為は訴追対象外と規定している。
(2009年4月27日19時57分 読売新聞)
この地位協定ですが、任務中のアメリカ兵の行為については違反ではないと規定されており、今回の反論は正当な軍事作戦だとしてるんでしょう。
イラク側が問題視しているのは、26日にアメリカ軍がイラク中部のクートという町で行った作戦の際、シーア派系民兵組織集団の関係者とされる男性宅近くで銃撃戦となり、2人がそれに巻き込まれて死亡したことで、イラク側が死亡した2人は無罪だと主張し、マリキ首相は「アメリカ軍のやったことは犯罪だ」と非難してるのでしょう。
またこの規定ですが、軍事作戦なら何やっても許されるということが見え見えです。アメリカはそこまで自分たちが正しいとしたいのでしょうか?戦闘に民間人が巻き込まれて死亡したり負傷しても、自分たちは関係ないと知らん振りなんだろう。と言う考えが丸わかりです。
協定違反ではないと主張するアメリカ軍、この姿勢に対してイラク人の反米感情にまた火をつけることになりそうな気がしますね。アメリカ兵の全ての行為が起訴対象外とされているこの協定に対する不満はもとより、まだまだ居座る?アメリカ軍に対する不満も相まってなおさらでしょう。
「アメリカ優位の地位協定は即刻破棄しろ!」「アメリカ軍はイラクから早く出て行け!」「アメリカ兵はみんな人殺しだ!」とかねてからアメリカに対する不満もまだ残っているのも事実で、またアメリカに友好的なマリキ政権への不満もあるんでしょう。
1990年、当時のフセイン政権が起こしたクウェート侵攻から始まったイラクとアメリカの対立、湾岸戦争とその後のアメリカ主導の経済制裁もあってイラク人の反米感情は増幅し、イラク戦争でフセイン政権を倒した時にはイラク人はアメリカに感謝こそすれ、アメリカがその後のイラク情勢を泥沼化させたや否やイラク人の反米感情が蒸し返して、記憶に新しいブッシュ(子)に対する靴投げ事件も起こり、イラクのアメリカに対する根強い反発を改めて感じたように、イラク人はそこまでアメリカに反感を持ってるんだと思いました。今回の軍事作戦で民間人に犠牲が出たことについて協定違反ではないと主張するアメリカ軍に対し、またイラクにおける反米感情が高まるかもしれませんねェ・・・。
オバマ政権は近いうちのイラク撤退を宣言しましたが、イラク国内の根強い反米感情だけが残っただけかも知れませんね・・・(最大の原因はブッシュ《子》政権ですが)。