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これでコロンビアに平和が訪れるのか

 長きに渡る対立と混乱に終止符を打つ時を迎えたみたいです。

引用

左翼ゲリラと和平交渉へ コロンビア

【ニューヨーク=黒沢潤】南米コロンビアのサントス大統領は27日のテレビ演説で、同国最大の左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)と和平交渉開始に向けた予備交渉を行っていることを明らかにした。10月上旬にも本交渉が始まる見通しで、約50年間にわたって暴力が吹き荒れたコロンビアは、大きな転換点を迎える。

 サントス大統領は交渉の詳細を明らかにしなかったが、フランス通信(AFP)によれば、本交渉は10月5日にもノルウェーの首都オスロで始まり、その後、キューバの首都ハバナで継続される見込みだ。オバマ米大統領も交渉開始を支持しているという。

 1964年に結成されたFARCは、誘拐やコカイン貿易などを通じて資金を調達。2002年の全盛期には約2万人の勢力を擁し、米国や欧州諸国から「テロ組織」に指定された。

 最終更新:8月29日(水)7時55分 「産経新聞」より
 情勢不安な国の一つ。と言う印象を内外に与え続ける一因となった政府軍と左翼ゲリラの対立が続いていたコロンビア、これまで歴代の政権は左翼ゲリラや麻薬組織の壊滅が重要課題だっただけに、悩ましい問題でもありましたが、ここにきてコロンビア政府は国内最大の左翼ゲリラ・FARC(コロンビア革命軍)と和平交渉に臨むことを明らかにしたようですが、これまでコロンビアに暗い影ばかりを落としてきたこの対立にいい加減終止符を打とうと言う姿勢を取ったと言えますね。

 27日にファン・マヌエル・サントス大統領がテレビ演説を通じて発表しましたが、再来月にノルウェーで和平交渉を開始することが見込まれており、対立から和解へのロードマップを記していることを示唆したみたいです。

 コロンビア国内で誘拐やコカインビジネスで財をなし、コロンビア国内はイザ知らず、隣国のエクアドルやベネズエラなどでも暗躍を続け、内外にコロンビア=物騒な国。という印象を与え続けたFARC、欧米からテロ組織と認定されるほどその暗躍ぶりは相当なものだったと言える。
 それでもコロンビア政府がFARCの弱体化出来たのは、アメリカの援助もあって掃討作戦を強化できたと言うのが事実だが、国内に麻薬持ち込みを水際で食い止めたいアメリカの思惑もあったのでは・・・!?

 対立してきたFARCと和解に踏み切ったサントス大統領、2010年の就任直後に基地提供や潜伏していたゲリラの身柄引き渡しを巡って断交状態にあったベネズエラと国交回復した実績もあるからか、平和的な解決方法でこの対立に終止符を打ちたいと言う思惑ではないでしょうか。

 麻薬と暴力が吹き荒れたコロンビアに、平穏な日々をもたらす為にも和平交渉はうまくいくのでしょうか。おそらくFARCの幹部格は逮捕して裁判にでもかけるんでしょうね。

theme : 軍事・平和
genre : 政治・経済

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