アサドの元側近「アサドの説得に失敗」
今日は平和の祭典であるオリンピックがロンドンで開催されますが、その平和とは縁遠い国もあることも事実で、昨年からの混乱がいまだに続くこの国もまたしかりです。
武力弾圧を止めようとしないアサド政権に対し造反者も出ており、完全に影響力低下を避けられない事実となってますが、一部に「これ以上アサドに加担して国民に銃を向けたくはない」と良心が働いたと言えますね、コレ。革命を守る為に恐怖政治に走ったロベスピエールみたいなもんだ、こう見るとアサド大統領は。いずれアサド大統領もロベスピエールと同じ末路をたどるのか。
そんな中アサド大統領の側近だった軍幹部が「武力ではなく平和的な方法で危機を解決すべきであり、友人として大統領にも考え方を伝えた。しかし、無駄だった」とアラブのメディアにこう語りましたが、リビアみたいに最悪の状況になりたくないからか話し合いで解決しようと提言したが意味がなかったと供述してますが、アサド大統領に「ペンは剣よりも強し」なんて言葉は通用しなかったんでしょうね。
ムダに強気を装い武力弾圧を止めないアサド大統領、ムダに強気を装えば装うほど国際社会の反発が激しくなりますが、どこ吹く風で弾圧を続ける姿勢は変わらず。結局リビア以上に最悪の危機を招いていることすら分かっていないのかも・・・。
アサド大統領の暴力に終止符を打たせたい国際社会と、ヘタに干渉を嫌い制裁に難色を示す中露で温度差も感じますが、考えてみたら中露が大義名分を与え続けてるからアサド大統領をつけあがらせてるだけなんじゃねェのかっての。
バッシャール・アサド大統領率いる政権側と反政府勢力とで激しい武力衝突が続くシリア、今月26日もまた首都ダマスカスをはじめ各都市で戦闘が激化し、100人以上が死亡している大惨事が続いてますが、もはやイラクと同じ穴のムジナでしょう。引用
シリア:衝突153人犠牲 大統領友人「説得無駄だった」
【テヘラン鵜塚健】シリア政府軍は26日、北部の中心都市アレッポなどを激しく攻撃し、反体制派団体「地域調整委員会」によると、全土で153人が死亡した。国際社会の高まる非難に背を向け、アサド政権は反体制派への弾圧を強める一方で、犠牲者が連日100人を超える事態が続いている。
26日も政府軍と反体制派との戦闘が各地で激化。首都ダマスカスで40人、南部ダルアーで30人、北部アレッポで27人が死亡し、女性や子供も含まれる。アレッポでは政府軍と反体制派の激しい衝突が1週間続くが、政府軍は周辺から部隊を集結させ、攻勢を強めている。ヘリコプターからの銃撃に加え、戦闘機を投入したとの情報もある。
一方、アサド大統領の友人で、政権から離反して亡命中のタラス准将は、26日付の汎(はん)アラブ紙「アッシャルク・アルアウサト」のインタビューに「武力ではなく平和的な方法で危機を解決すべきであり、友人として大統領にも考え方を伝えた。しかし、無駄だった」と語った。
毎日新聞 2012年07月27日 10時41分
武力弾圧を止めようとしないアサド政権に対し造反者も出ており、完全に影響力低下を避けられない事実となってますが、一部に「これ以上アサドに加担して国民に銃を向けたくはない」と良心が働いたと言えますね、コレ。革命を守る為に恐怖政治に走ったロベスピエールみたいなもんだ、こう見るとアサド大統領は。いずれアサド大統領もロベスピエールと同じ末路をたどるのか。
そんな中アサド大統領の側近だった軍幹部が「武力ではなく平和的な方法で危機を解決すべきであり、友人として大統領にも考え方を伝えた。しかし、無駄だった」とアラブのメディアにこう語りましたが、リビアみたいに最悪の状況になりたくないからか話し合いで解決しようと提言したが意味がなかったと供述してますが、アサド大統領に「ペンは剣よりも強し」なんて言葉は通用しなかったんでしょうね。
ムダに強気を装い武力弾圧を止めないアサド大統領、ムダに強気を装えば装うほど国際社会の反発が激しくなりますが、どこ吹く風で弾圧を続ける姿勢は変わらず。結局リビア以上に最悪の危機を招いていることすら分かっていないのかも・・・。
アサド大統領の暴力に終止符を打たせたい国際社会と、ヘタに干渉を嫌い制裁に難色を示す中露で温度差も感じますが、考えてみたら中露が大義名分を与え続けてるからアサド大統領をつけあがらせてるだけなんじゃねェのかっての。
theme : 軍事・安全保障・国防・戦争
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