緊縮策に「NO」で退陣の憂き目を見るのはここでも
ヨーロッパを覆う金融危機のあおりは各地に飛び火してますが、ここでもモロに影響が出ており、大統領が退陣に追い込まれそうな雰囲気みたいです。
これに伴い大統領としての職務を失う形となったバセスク大統領、さらに今月末に弾劾についての国民投票が実施されることで、これで賛成多数なら退陣となりますが、今年に入って国民からかなり「NO」を突き付けられているバセスク大統領だけに、失脚は時間の問題かも。
国民からNOを突き付けられ、弾劾決議にて権力から追われた身となったバセスク大統領、弾劾決議後すぐに処刑されたチャウシェスクとは違うかも知れないが、ルーマニアにおいてまた同じようなことが繰り返された感が強いですね。
2010年に財政危機に陥ったことで、緊縮政策を掲げたはいいがこれが国民の猛反発にあい、当時の首相が辞任に追い込まれるほど深刻な事態となったルーマニア、その影響からトライアン・バセスク大統領に対し批判の声が上がる一方で、今年に入ってからはルーマニア各地で反政府デモが頻発し、まるであの独裁者ニコラエ・チャウシェスクを倒した民主化運動のような様相になりつつあり、求心力を失いつつありますが、ルーマニア上下院で6日、バセスク大統領に対し“辞任勧告”とも取れる弾劾決議を賛成多数で可決すると言うことになったみたいです。引用
大統領弾劾で国民投票へ=首相との権力闘争激化―ルーマニア
【ベルリン時事】ルーマニアの上下両院合同会議は6日、バセスク大統領の弾劾決議を賛成多数で可決した。これにより同大統領は職務を停止され、29日に実施する弾劾についての国民投票で賛成が多数を占めれば退陣に追い込まれる。
決議は、バセスク大統領が2010年に緊縮政策を導入したのは越権行為と糾弾。ポンタ首相の中道左派与党・社会民主党などが支持した。
最終更新:7月7日(土)7時43分 「時事ドットコム」より
これに伴い大統領としての職務を失う形となったバセスク大統領、さらに今月末に弾劾についての国民投票が実施されることで、これで賛成多数なら退陣となりますが、今年に入って国民からかなり「NO」を突き付けられているバセスク大統領だけに、失脚は時間の問題かも。
国民からNOを突き付けられ、弾劾決議にて権力から追われた身となったバセスク大統領、弾劾決議後すぐに処刑されたチャウシェスクとは違うかも知れないが、ルーマニアにおいてまた同じようなことが繰り返された感が強いですね。