タクシン氏の旅券無効、事実上の「国外追放」か?
タイで起きた反政府暴動を扇動したタクシン・シナワット元首相に対し、タイ政府はタクシン氏の旅券を無効にすることを発表したようです。これは事実上の「国外追放」かも知れませんね。
タクシン氏はデモ勃発当初は、支持者に対し「これは革命だ!」「再び私の時代を起こそう」として革命を呼びかけたものの、一連のデモ発生後は暴力停止を求め、支持者に対し「停戦だ」としましたが、これに対し面子を傷つけられたアピシット首相以下タイ政府はタクシン氏に対し、旅券無効という措置を取りましたが、それでもアピシット首相の支持率は回復するかは微妙です。
ASEAN首脳会議を、実力行使による中止を許したことで大きく面子を傷つけられたアピシット首相、一方今回のデモを扇動したとしたタクシン氏に対しては、タイの国際的イメージを悪化させ、非常事態宣言をまたも出したことでタイ国内におけるタクシン氏の評判は悪化することとなったようです。タクシン氏に対し逮捕状発行及び旅券無効を突きつけたことには、タイのイメージ回復の為に起こしたのかは定かではありませんが、今回の一連の騒動は、タイに少なからずダメージを与えたとしか言えないでしょうね。
タクシン氏派のグループ・UDD(反独裁民主戦線)が、アピシット首相の退陣を求める抗議デモを拡大させ、パタヤで開催予定だったASEAN(東南アジア諸国連合)の首脳会議を実力行使で中止・延期に追いやったとして、アピシット首相は今回の事件に関して、全ての根源はタクシン氏にあるとして旅券無効を決定したんでしょうね。引用
タイ政府、タクシン氏の旅券無効に
バンコク(CNN) タイ政府は15日、反政府感情を煽ったとして、海外で亡命生活を送っているタクシン元首相の旅券を今月12日から無効にした。国営タイ通信社(TNA)が外務省スポークスマンの発言として伝えた。
タクシン元首相派「反独裁民主同盟」はアピシット首相の退陣を求める抗議デモをエスカレートさせ、パタヤで予定されていた東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議を中止・延期に追い込み、タイ政府の面子を傷つけた。
タイの法律では、海外滞在が国家などに損害を与える恐れがあると判断された個人の旅券は無効化できる。外務省関係者によると、タクシン氏が今後タイ帰国を希望する場合、暫定旅券に該当する身分証明書の発給を申請することになる。
タクシン氏は当初、支持者らに向って「革命」を呼びかけていたが、騒乱発生後は暴力停止を求めた。
最終更新:4月16日10時39分「CNN.co.jp」より
タクシン氏はデモ勃発当初は、支持者に対し「これは革命だ!」「再び私の時代を起こそう」として革命を呼びかけたものの、一連のデモ発生後は暴力停止を求め、支持者に対し「停戦だ」としましたが、これに対し面子を傷つけられたアピシット首相以下タイ政府はタクシン氏に対し、旅券無効という措置を取りましたが、それでもアピシット首相の支持率は回復するかは微妙です。
ASEAN首脳会議を、実力行使による中止を許したことで大きく面子を傷つけられたアピシット首相、一方今回のデモを扇動したとしたタクシン氏に対しては、タイの国際的イメージを悪化させ、非常事態宣言をまたも出したことでタイ国内におけるタクシン氏の評判は悪化することとなったようです。タクシン氏に対し逮捕状発行及び旅券無効を突きつけたことには、タイのイメージ回復の為に起こしたのかは定かではありませんが、今回の一連の騒動は、タイに少なからずダメージを与えたとしか言えないでしょうね。