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北アイルランド問題を解決に導けるのか

 昨年アイルランドを訪問したのに続き、今度はあの地を訪問したようです。

引用

英女王が訪問、IRA元指導者と握手

 北アイルランドを訪問したエリザベス英女王は27日、中心都市ベルファストで、かつて対英武装闘争を展開してきたカトリック過激派アイルランド共和軍(IRA)の元指導者で、北アイルランド自治政府のマクギネス副首相と会談し、初めて握手を交わした。英メディアは「歴史的な和解」と報じた。

 北アイルランドでは、英国の統治を望むプロテスタント系とアイルランドへの帰属を求めるカトリック系の対立が続き、女王のいとこも殺害された。今回の会談で和解進展に期待が高まっている。

 最終更新:6月28日(木)9時9分 「産経新聞」より
 イギリス統治を望むプロテスタント系住民と、アイルランドへの帰属を望むカトリック系住民で対立し、流血沙汰にまで発展するなど激しい衝突を招いている北アイルランド問題、これは宗教対立が招いている問題ですが、言うなればイギリスとアイルランドの歴史的因縁が続いている象徴とも言えます。

 関連記事としてこちらも見てくださいませ  →  北アイルランド危機再び!?

 その北アイルランドの中心都市・ベルファストを訪問したエリザベス女王、これまで対英武装闘争を繰り広げたIRA(アイルランド共和国軍)の元指導者で北アイルランド自治政府のマーチン・マクギネス副首相と会談に応じ、初めて握手すると言う展開となりましたが、これをイギリスのメディアは「歴史的な和解」と報じるなど、長年対立してきた両者がこの瞬間和解への第一歩に踏み出したと推測しています。
 即位60年の節目と言うことで北アイルランドを訪問した女王、これまで北アイルランドを訪問こそしたもののIRA関係者との会談に応じないなど、根深い対立が続いてましたが(1979年には女王の叔父にあたるマウントバッテン卿がIRAの爆弾テロで犠牲となっていることが背景にもあるが)、14年前の和平合意後に和解プロセスへと動き出した両者、今回の握手はイギリスにとってもアイルランドにとっても、長年の問題だった北アイルランド問題を解決に導けるのかが見物となるでしょう。

 ただアイルランドへの帰属を望むカトリック系住民が「マクギネスはイギリスに妥協した裏切り者だ!」「和解はこの地をイギリスに渡すようなものだ! 断固として許せない!」と反発しそうな感じもするが、イスラエルとパレスチナとは全然違うんですけどね。
 またアイルランドのエンダ・ケニー首相「だったら今度はかつてイギリスが我々アイルランドに対して行った植民地政策に対し、誠意ある対応を望む」として謝罪要求するんだろうかねェ・・・!?

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