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集団登下校の問題点改善に必要なのは

 問題点が浮き彫りになったんでしょうか。

引用

集団登校「注意力鈍る」、暴走事故続発で廃止も

 京都府で児童ら10人が車にはねられるなど、集団登校中に事故に巻き込まれるケースが全国で相次いでいる。

 群馬県内では防犯上の理由から集団登下校を実施する小学校が増えているが、集団でいることに安心して危険に鈍感になるとして廃止したり、今後の内容を話し合ったりする学校もある。

 集団登下校を実施している太田市のある小学校は「集団の方がドライバーは気付きやすい」と今後も変わらずに実施していく方針を強調した。高崎市内のある小学校も「ばらばらで帰ると低学年の子はきちんと道を覚えず、安全性が低くなる」と話す。

 県教委スポーツ健康課によると、2010年度の県内の公立小学校と特別支援学校の小学部、幼稚園と特別支援学校の幼稚部の集団登下校の実施率は72・6%で年々微増している。

 京都府の事故を受け、同課は、各市町村と県立学校に登下校時の交通安全について注意喚起を促す通知を24日付で出した。

 一方、栃木県鹿沼市で昨年、集団登校中の児童の列にクレーン車が突っ込んで6人が死亡した事故などをきっかけに、前橋市立桃井小は今年度から3年生以上の集団下校を廃止した。

 同小によると、集団の列の中では、前を歩く児童の頭を見て漫然と歩くだけで、周囲の状況に注意を払わないなど、かえって危険な状況も見受けられたという。集団下校の代わりに、通学路に潜む危険箇所を書き込んだ「安全マップ」の作成を児童と保護者への宿題として課し、登下校時の安全確保に役立てている。清水弘己校長は「児童が自発的に注意力や判断力を伸ばす環境を用意してあげる必要がある」と話す。

 (2012年4月26日07時24分 読売新聞)
 京都府亀岡市で集団登校中の児童に居眠り運転の車が突っ込んで2人が死亡すると言う大惨事が起こったのは最近のことだが、最近では集団登下校時の列に車が突っ込む事故が度々起こるなど、問題となっていることで集団登下校について存続の声が問われかねない事態となっています。

 近年では登下校時の子供を狙った悪質な犯罪が増加していることで、防犯上の理由で小学校などにおいて集団登下校を実施している自治体もありますが、一方で集団でいることで児童の注意力が低下して危険を察知する能力が低下しかねないことを懸念し、通学路に潜む危険個所を記した地図を作ることを児童と保護者に課して安全確保に努めようとする学校もありますが、集団でいることで散漫になりやすい注意力などを伸ばす意味合いがあると言えますね。

 集団登下校は防犯上いいことではあるが、逆に集団でいることで注意力が低下して周囲に潜む危険に鈍感になりやすい欠点もあり、今回の亀岡市での事故もいざ知らず、それが浮き彫りとなったのだが、やはり防犯もだが安全も重視しないといけないです。

 それには学校や地域社会が子供たちの注意力や安全力を伸ばす環境をすすんで作り、教師やPTAが事故や犯罪から子供たちを守ることはそうだし、子供たちも自主的に注意力や判断力を伸ばすことも求められます。集団でいるからと言って油断してはそこに大きな落とし穴が潜んでいるかも知れないのです。

theme : 防犯・防災
genre : ライフ

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