そんなにサアカシュビリが悪いのか?
グルジアでミハイル・サアカシュビリ大統領の退陣を求める声が高まっているようです。
ニノ・ブルジャネゼ前民主運動・統一グルジア議長は23日に「政権の行為は明らかな挑発だ」と民主運動・統一グルジアをはじめとする野党勢力は共同声明を出し、前日に民主運動・統一グルジアの地方支部指導者数名が突如逮捕されたことへの抗議なんでしょう。
それに対し政府は「平和的デモを武力で排除することはない」と声明を出したが、一昨年に政府が反政府デモを警官隊が催涙ガスなどで鎮圧したことで、非常事態宣言が出ており、野党側からすれば「またか」と警戒しているんでしょう。
野党側はまた、グルジアの独立記念日にあたる4月9日までにサアカシュビリ大統領の辞任を求める共同声明を発表し、それに応じない場合は無期限のデモを行うとも声明を出したのだから、これは強行策か実力行使に等しいかも知れません。
去年8月の南オセチア侵攻でロシアと対立し紛争となり、紛争後多くの犠牲をもたらしたとして国民からの支持が低下し、当初紛争への認識も「先に仕掛けたのはロシアだ」と言う態度を、その後になって「先に軍事行動を起こしたのは我々だ」と見なし、その後国防省や外相などを更迭し、責任回避に躍起になるサアカシュビリ大統領に対し、野党側及び支持者はもはやサアカシュビリ大統領に「ノー」を突きつけたんでしょうね。
ロシアの覇権主義に対しては反対の姿勢を貫き、欧米寄りの外交姿勢を行い親欧米姿勢を見せているサアカシュビリ大統領の外交姿勢も、野党側からすれば嫌なんでしょうね。これはウクライナと同じですね。やはりロシアが怖いからロシアと親しくしたいのか・・・。
もはや窮地に追いやられたサアカシュビリ大統領、野党及びその支持者からすれば、ロシアとの対立、経済の停滞、全てそれらを起こした元凶がサアカシュビリ大統領なんでしょうか? 今やグルジア世論は真っ二つに分かれているとしか言えません。
去年8月のロシアとの紛争、世界的金融危機による経済の停滞でサアカシュビリ大統領に対する国民の不満が膨らみ、サアカシュビリ大統領の退陣を求める野党「民主運動・統一グルジア」の勢いが増し、来月にはデモを計画しており、それに対し政府側はデモ鎮圧の為催涙ガスなどを常備し、またも緊張状態となったグルジア、民主運動・統一グルジア及びその支持者からすればグルジアをダメにしたのはサアカシュビリだと言いたいのでしょうか?引用
グルジア大統領、強まる退陣圧力 野党が来月大規模デモ
【モスクワ=星井麻紀】グルジアでサアカシュビリ大統領の退陣を求める野党の勢いが増している。来月9日には首都トビリシで大規模デモを計画。一方、政府側はデモ鎮圧のために催涙ガスなどを多量に準備しているとの情報もあり、緊張が高まっている。
「政権の行為は明らかな挑発だ」。23日、野党勢力は共同声明を発表した。22日夜、サアカシュビリ氏批判の急先鋒(きゅうせんぽう)、ブルジャナゼ前国会議長率いる「民主運動・統一グルジア」の地方支部指導者ら7人が突然逮捕されたためだ。容疑は武器の不法所持とされているが、野党側は来月9日の街頭デモを妨害するものとみて批判を強めている。
昨年8月のロシアとの武力衝突や、世界金融危機の影響による経済悪化で、サアカシュビリ大統領に対する国民の不満が募っている。ブルジャナゼ氏は先月、「統一グルジア運動」など八つの野党勢力と、グルジアの独立記念日4月9日までのサアカシュビリ氏の辞任を求める共同声明を発表。今月15日にはトビリシで数千人規模の街頭デモを行った。サアカシュビリ氏が辞任に応じない場合は、無期限の街頭デモをするとしている。
インタファクス通信は元国家保安局長官の情報として、政府が複数の国から催涙ガスなどをデモ隊鎮圧用に準備していると伝えた。「統一グルジア運動」も、内務省がトルコから放水機材を大量に購入したと発表している。
政府は「平和的デモを強制排除することはない」としているが、07年11月には反政府デモを警察隊が催涙ガスなどで鎮圧。野党系のテレビ局が放送停止となり、非常事態が宣言されており、野党側は警戒を強めている。
asahi.com(朝日新聞社)2009年3月26日1時9分
ニノ・ブルジャネゼ前民主運動・統一グルジア議長は23日に「政権の行為は明らかな挑発だ」と民主運動・統一グルジアをはじめとする野党勢力は共同声明を出し、前日に民主運動・統一グルジアの地方支部指導者数名が突如逮捕されたことへの抗議なんでしょう。
それに対し政府は「平和的デモを武力で排除することはない」と声明を出したが、一昨年に政府が反政府デモを警官隊が催涙ガスなどで鎮圧したことで、非常事態宣言が出ており、野党側からすれば「またか」と警戒しているんでしょう。
野党側はまた、グルジアの独立記念日にあたる4月9日までにサアカシュビリ大統領の辞任を求める共同声明を発表し、それに応じない場合は無期限のデモを行うとも声明を出したのだから、これは強行策か実力行使に等しいかも知れません。
去年8月の南オセチア侵攻でロシアと対立し紛争となり、紛争後多くの犠牲をもたらしたとして国民からの支持が低下し、当初紛争への認識も「先に仕掛けたのはロシアだ」と言う態度を、その後になって「先に軍事行動を起こしたのは我々だ」と見なし、その後国防省や外相などを更迭し、責任回避に躍起になるサアカシュビリ大統領に対し、野党側及び支持者はもはやサアカシュビリ大統領に「ノー」を突きつけたんでしょうね。
ロシアの覇権主義に対しては反対の姿勢を貫き、欧米寄りの外交姿勢を行い親欧米姿勢を見せているサアカシュビリ大統領の外交姿勢も、野党側からすれば嫌なんでしょうね。これはウクライナと同じですね。やはりロシアが怖いからロシアと親しくしたいのか・・・。
もはや窮地に追いやられたサアカシュビリ大統領、野党及びその支持者からすれば、ロシアとの対立、経済の停滞、全てそれらを起こした元凶がサアカシュビリ大統領なんでしょうか? 今やグルジア世論は真っ二つに分かれているとしか言えません。