ストーカー行為が激しくなったらどうするんだ？

　お粗末と言うか何と言うか・・・！！

引用

ストーカー捜査資料、相手男性宅に置き忘れる　山梨県警

　山梨県警笛吹署の男性警察官２人が２月上旬、女性からストーカー被害の届け出を受けて、相手の男性宅を訪れた際、捜査資料を男性宅に置き忘れていたことがわかった。被害の内容や女性の住所、勤め先などプライバシーに関する項目がメモで書かれていたという。

　捜査関係者らによると、同署生活安全課の署員２人が２月上旬、笛吹市内の男性宅を訪れ、数時間にわたって女性に近づかないよう注意した。その際、男性に説明するために使った資料をファイルに入れたまま、室内に置いて帰ってしまったという。

　置き忘れに気づき、数時間後に再び男性宅を訪れて回収したが、その間、男性は書類を見ることができる状態だった。

　朝日新聞デジタル 2012年2月28日8時33分

　警察官がストーカー被害に遭っているという女性からの相談を受け、ストーカー行為に及んでいる男性の自宅を訪れて捜査資料を見せて、厳重注意したのはいいが、その資料を男性宅に置き忘れると言うあり得ないミスが明らかとなりましたが、一歩間違えたらえらいことですよ！！

　置き忘れに気づいてすぐに回収したはいいが、その書類を見る状態だったことについては、危機管理を問いたくもなりますね。もしこれでストーカー行為に拍車をかけたらどうするの？
　それもそのはず、この書類には個人情報などプライバシーに関する項目が載っていたし、それをストーカー相手に見せると言うことは、いわゆる「火に油を注ぐ」だよ。詐欺師にさらに巧妙な詐欺の手口を教えるようなものだし、放火の常習犯に火の気の物を与えるようなものでもある。

　ストーカー犯罪から市民を守るはずの警察が、ストーカー加害者の家に被害者の情報が載った書類を置き忘れると言うのは失態もいいところだし、あってはならないものだと思います。ただでさえストーカー犯罪への対応に対して怠慢なところが目立って批判されてるだけに、今回の失態も「警察はストーカー犯罪を軽く見てるのか？」って言われそうです。