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また北の湖で大丈夫なんでしょうか・・・?

 相撲界は全然進歩していないと言うか・・・!? この起用が。

引用

初の理事長返り咲きも…批判電話多数「北の湖で大丈夫か」

 日本相撲協会は30日、東京・両国国技館で役員改選を行い、新理事10人(外部理事を除く)による互選で北の湖理事(元横綱)を理事長に選んだ。4年ぶりの復帰で返り咲きは初めてだが、弟子の不祥事で理事長を辞任した経緯があり再登板を危ぐする声もある。また新理事会に先駆けて行われた投票では史上最多の12人が立候補し貴乃花親方(元横綱)らが当選。友綱理事(元関脇・魁輝)と伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)が落選した。

 約4年ぶりに協会トップに復帰した北の湖新理事長は神妙な面持ちで抱負を述べた。「残りの人生全てをかける覚悟で、土俵の充実に取り組みたい。二度と不祥事を起こさないよう、危機管理体制をしっかりして再発防止に向けて教育、指導を徹底する」。この日行われた評議員による投票で10票を獲得し理事に当選。直後の新理事会では満場一致での選出となった。

 互選で対抗馬がいなかったのは、監督官庁の文科省に押される相撲協会の苦境がある。ガバナンス(組織統治)の整備や年寄名跡の問題など、文科省の意見を最優先してきた放駒前理事長に比べ、新理事長は理事時代から文科省寄りの外部理事にも遠慮なく注文をつけてきた。ある親方は「何よりも力士と角界を一番に考えてくれる」と期待する。しかし、文科省との対立が深刻になれば、公益法人制度改革にも大きな影響が出る。既に協会が管理すると決めた年寄名跡について「今後は協会が一括管理していかないといけない。資格問題もあるがそれを重視していかないといけない」と話し、評議員会など理解を深めていく方向だが、今後の話し合いによっては文科省と思惑がずれて問題がこじれる可能性もある。新理事長就任を受け、文科省は「この前工程表を出したばかり。放駒理事長の改革の方針を体制が変わっても継続して守ってほしい」と放駒路線の継承を求めた。

 現役時代の知名度からすれば適任だが、前回の在職時には07年7月の時津風部屋力士暴行死事件の対処で批判を受け、08年9月には弟子のロシア人力士の大麻問題の責任を取って理事長職を辞任した経緯もある。理事長復帰が表面化してからは相撲協会に「北の湖で大丈夫か」という批判の電話が数多く寄せられており、世間の評判も厳しい。「(批判の声は)私は聞いていない。(理事の)みなさんの推薦を受けたので仕事を全うしていく」と話したものの、厳しい風向きの中での船出となったのは間違いない。

 【有識者の声】

 ▼やくみつる氏(漫画家・元生活指導部特別委員)まだまだ法人化などのややこしい問題が残っている。北の湖理事長は協会の内外を問わずによほどのスタッフをそろえる作業を迅速に行わないと、アップアップになってしまう懸念がある。

 ▼中嶋隆信氏(慶大教授・元ガバナンスの整備に関する独立委員会副座長)一度失脚した人が理事長になるのは内向きな人事。八百長問題で理事長を降りたことなどマイナス面をしっかり考えているのか疑問です。コスト削減などの経営的な問題をどれだけ解決できるかが課題となる。

 [ 2012年1月31日 06:00 ]「スポーツニッポン」ウェブサイト「スポニチ Sponichi Annexニュース」より
 30日に両国国技館で役員の改選を行った日本相撲協会、それと同時に行われた理事会では、選挙で選ばれた新理事から新たに理事長を決める閣議も行われ、北の湖元理事長を再び理事長に起用したようです。

 4年前に自分の弟子だったロシア人力士が大麻の問題で世間を騒がせ、その責任を取る形で辞任したのに、また理事長職に復帰したみたいですが、正直言って頭を傾げたくもなるよ。

 放駒前理事長時代には文部科学省から指摘を受けた問題(年寄名跡問題・ガバナンス統治改善)への対応に前向きでしたが、北の湖新理事長となったことでこの路線がぐらつく懸念が出ており、文部科学省との対立も出てくる恐れもあり、公益法人制度改革に支障が出そうです。

 また北の湖新理事長には世間からの不信感が未だ根強いのも事実、現に1回目の在職時代の2007年に時津風部屋で暴行死事件が起こった際「部屋の問題」一点張りで問題に対処すらしない対応で世間から「無責任だ」などと批判を受けたり、2008年には大麻問題でまた同じ対応をしたり、さらに自身の弟子がそれに手を出していたことへの責任を取って理事長職を辞任したことは記憶に新しいですが、在職時に立て続けに不祥事が起こったにもかかわらず、事なかれ・臭いものには蓋の無責任な態度を取って世間からバッシングを受けたことに懲りてないと言うか・・・。

 現に「北の湖で大丈夫か」と批判の電話が相撲協会にジャンジャン来てますが、不祥事にキチンとした対応を取らず自身の弟子の不祥事で辞めた人間にもかかわらず、また理事長と言うポストを与えるなんて、日本相撲協会の自浄能力と言うか場当たり、いい加減な起用としか言いようがない。まして「相撲界は全然進歩してないな!」って言われたらどう思うかっての。

theme : 気になるニュース
genre : ニュース

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No title

アジシオ次郎さん、こんにちは。
いつも私のブログを訪問してくださり、ありがとうございます。


北の湖さんを理事長に、というニュースはテレビで見たのですが、
正直言って、「また?」と思いました。

中嶋隆信氏の、「一度失脚した人が理事長になるのは内向きな人事。」というコメントに同意です。

ただ単に「若ければいい」という理由で、元貴乃花が理事長になればいいとも思いませんが、
思い切ったことをしないと、このままズルズルと相撲人気は衰えて、
相撲をとる力士も、外国人力士ばかりという事態にもなってしまうのではないでしょうか・・。

Re: No title

 ゆうこ様

 コメントありがとうございます。

 ホントですね。今回なぜまた北の湖が理事長に起用されたのかと言う点には疑問すら覚えます。
 一回辞めた人間がまた理事長職に就くと言うのは内向き、それも言えてます。よほど相撲協会には人材がいないのかとすら思いますね。一般企業ではあり得ないことです。
 北の湖は前の理事長時代、度重なる不祥事が起こったのにそれに対して毅然とした態度すら見せなかったことで世間からあれだけ叩かれただけに、相撲協会が分かっていないと言うか・・・。

 思い切ったことをしないと相撲人気は衰える。確かにそうです。外部委員を積極的に登用するとか、子供たちが相撲に興味を持ってもらえるような活動をするとかしないといけないです。今や外国人力士が幅を利かせる相撲界、外国人力士ばかりになったらどうするのかとすら懸念しています。

 放駒前理事長は「膿を出し切る」と公言したものの、膿は残っていると思いますね。それが日本相撲協会全体に言える「旧態依然とした体質が未だ残っている」と言う指摘がそうだと思います。

おかしいですね。

こんばんは。
北の湖 前・理事長 当時、不祥事の引責責任を取って降板したのをお忘れのようですね。
また、事長再選に立候補するとは。
脳みそ、あるの?
それに選挙で北の湖親方を再選する各界もおかしいです。
各界って厳しい言い方をすれば所詮、鶏の脳みそ程度の組織なのかと思います。

Re: おかしいですね。

 とろろ様

 コメントありがとうございます。

 全くですね。北の湖は前回の在職時代に度重なる不祥事の責任を取って理事長を辞任しながら、また理事長に就任するなんて考えられないです。
 理事長選挙において一旦辞めた人間をまた再び起用するなんて、選考方法を疑いたくもなる。まして不祥事の責任を取って辞めた人間をだ。

 今回の起用は、日本相撲協会そのもののレベルも疑いたくなります。よほど理事長に相応しい人材がいないんでしょうね・・・!
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