fc2ブログ

刑務所の監視体制を強化せよ!!

 広島での事件が刑務所の監視体制を揺るがすことになったからねェ・・・。

引用

「逃走要注意者」指定制度を新設 刑務所脱走受け法務省

 広島刑務所(広島市中区)から李国林容疑者(40)が脱走し逮捕された事件で、小川敏夫法相は26日、法務省による検証結果と再発防止策についての中間報告を発表した。報告は職員の気の緩みなどが原因だったと指摘。特に注意が必要な受刑者を法務省が「逃走要注意者」に指定する制度を新たに設けることなどを盛り込んだ。

 小川法相は記者会見で「起きてはならない事故を起こし誠に申し訳なく思う」と謝罪。「検証結果を踏まえ、全ての刑務所、矯正施設に同様の問題点がないかチェックし、改善するよう指示した」と語った。

 報告書は(1)職員の気の緩み(2)監視態勢の甘さ(3)防犯措置の不備などの問題点を列挙。李容疑者の逃走歴が職員に周知されておらず、「脱走が起こるはずがない」との意識があったと指摘した。職員が逃走に気付かなかった監視態勢も問題視。工事中で足場が組まれていたにもかかわらず、接触すると警報が鳴る防犯線や監視カメラ、塀の設置場所が不適切だったとした。

 さらに、警察への通報や近隣住民への情報提供にも問題があった。職員が110番通報したのは、李容疑者の所在不明がわかってから45分後。住民に脱走情報を伝えたのも発覚から約2時間後だった。公開された手配写真は2008年6月の撮影で古く、実際はもっとやせていた。

 asahi.com(朝日新聞社) 2012年1月26日14時0分
 今月11日に広島刑務所に服役していた中国人受刑者・李国林容疑者が脱走し、その後逮捕された事件は記憶に新しいが、この事件で露呈されたのが「監視体制の甘さ」「防犯設備の不備」「職員の気の緩み」と言う問題で、言うなれば刑務所の警備体制が不充分だったことでこの事件は起こったと言えるが、凶悪犯罪の前科を持つ人間の情報に対する職員の認識の甘さも引き起こしたと言える。

 この事件を受け小川敏夫法務相「検証結果を踏まえ、全ての刑務所、矯正施設に同様の問題点がないかチェックし、改善するよう指示した」と再発防止を訴える声明を記者会見にて行い、全国に刑務所や施設などに呼びかけたようです。

 またここで露呈されたのが、警察への通報や近隣住民に対する情報提供の不充分さで、所在不明が明らかになるまで45分、住民への情報提供も2時間後と言いますから、近隣住民に不安を与えかねないですよ。情報を把握しそれをいち早く送信しなければならないのに・・・。受刑者を徹底監視するのも刑務所側の役目だが。

 特に注意が必要な「逃走要注意者」と言う制度、今回脱走騒ぎを起こした李容疑者は強盗傷害の前科もあり、充分危険ですからね。これは殺人や誘拐と言った重犯罪はもちろん、性犯罪や放火・薬物と言った再犯率の高い犯罪を起こした人間に適用されるんでしょうか。

 刑務所の職員は、やはり全受刑者の情報を把握することも大事だと思うし、地元の警察や地域社会とも連携して脱獄させない環境を作ることが何よりだと思う。職員の意識改革、防犯設備の強化、監視体制の強化の3点を改めて推進しないとまたこのような事件が起こると思います。

theme : 気になるニュース
genre : ニュース

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

アジシオ次郎

Author:アジシオ次郎
FC2ブログへようこそ!

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード