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アフマディネジャド大統領、リビアの政変を語る

 独裁者カダフィ大佐が倒れたリビア、新たな国づくりについてあの人物が“噛み付いた”みたいです。

引用

イラン大統領:「欧米諸国がリビアの富山分け」

【テヘラン鵜塚健】イランのアフマディネジャド大統領は25日、イラン北東部ビルジャンドで演説し、リビアの新政権づくりに欧米諸国が関与を強めていることに関し、「植民地主義者たちが、リビア国民の富と資源を山分けしようとしている」と批判した。

 イランの革命防衛隊系ファルス通信によると、大統領は「(カダフィ政権当時に)リビアを訪れ(カダフィ大佐と)合意を交わさなかった欧米諸国の指導者がいるだろうか」と語り、かつて欧米諸国が、カダフィ政権の抑圧的な姿勢を容認していたことを指摘した。

 また、カダフィ大佐が20日に死亡したことについて、アフマディネジャド大統領は「(大佐が)何も言えないようにするために殺害した、との見方もある。(5月に殺害された国際テロ組織アルカイダの元最高指導者)ビンラディンと同様だ」と語った。

 毎日新聞 2011年10月27日 11時38分
 民主運動家後のリビアの新たな体制づくりに触れたイランマフムード・アフマディネジャド大統領、新体制づくりに欧米諸国が絡んでいることに「植民地主義者たちが、リビア国民の富と資源を山分けしようとしている」リビアの政変を利用して資源などを欧米が山分けしようと経済的な搾取を起こしていると、相変わらずの「欧米叩き」を展開したみたいです。

 カダフィ大佐死亡についても触れ「(大佐が)何も言えないようにするために殺害した、との見方もある。(5月に殺害された国際テロ組織アルカイダの元最高指導者)ビンラディンと同様だ」今年5月にパキスタンのアボタバードで、ウサマ・ビンラディン容疑者を殺害したアメリカ軍やり方になぞらえるなど、カダフィ大佐殺害はビンラディン殺害のような一方的であると批判して、リビアの民主革命をこう評したみたいです・・・。

 アフマディネジャド大統領の見解では、欧米が今回のリビアの政変を利用して、リビアの石油利権を巡っているのでは? としていますが、石油利権欲しさの欧米のやり方を批判しているとも言えますね。どっちみちイランも、石油と言う「富と資源」があるが。

 リビアに自分たちに都合のいい政権を作らせて石油利権を操ろうとする欧米、これについて「植民地」と指摘したアフマディネジャド大統領だが、「民主化」は表向きで、実際は石油利権と言う「富」を山分けしようとする経済的な植民地政策だ。と言ってるんでしょう。私は思うに、自分たちの利益になることしか考えてない欧米の体質については批判的だが・・・(資源のあるリビアやイランの問題には介入しようと躍起な一方で、シリアや北朝鮮など利益にならない国には介入を渋る)。
 それとも、イランとしては自分たちも他人事でないから警戒しているのでは!? このリビアの動きを。

theme : 政治・経済・時事問題
genre : 政治・経済

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