10年越しにつかんだメダル
実に長かったと言いますか・・・。
「初めて自分のところに3番以上の数字があって。やっとメダルが獲れた。1番じゃなくて喜んじゃいけないと思うんだけど…。優勝したみたいにうれしかった」とレース後に喜びを爆発させた寺川、やはり初めてのメダルに歓喜してると言いますか。
2001年に長身美少女スイマーとして注目を浴びながら、なかなか結果が出ず、2008年の北京オリンピックでは代表落ちという屈辱も味わうなど、苦難の連続でしたが、北島康介などを育てた平井伯昌コーチの門を叩いてから、くすぶっていた才能が開花、精神的な弱さで結果が出なかったかつてと違うところを今大会でアピールしたと言えますね。
「来年は五輪種目の100メートルでメダルを獲りたい」と息巻く寺川、10年越しにつかんだメダルの喜びに浸るよりも、あくまでロンドン・オリンピックに出場しメダルを取ること。と高らかに目標を掲げたようです。
苦難の末につかんだ目標、それを乗り越えてこそまた一つ成長する。と言いますから、これがオリンピックの金メダルへとつながればいいですね。寺川綾。
世界水泳13日目となった28日に行われた女子背泳ぎ50メートルに出場した寺川綾、27秒93で2着となり、2001年のデビューから10年、国際大会で初めてのメダルを獲得したようです!!引用
寺川やった!10年越し悲願銀メダル/競泳
水泳・世界選手権第13日(28日、中国・上海)苦節10年、悲願のメダルだ!! 非五輪種目の女子50メートル背泳ぎで寺川綾(26)が27秒93で2位となり、五輪、世界選手権を通じて自身初のメダルを獲得した。今大会の日本女子でも初のメダル。2001年に世界の舞台に飛び出して、10年の苦闘の末にたどりついた表彰台に涙した美人スイマーは、29日に予選、準決勝を行う200メートル背泳ぎ、そして来年のロンドン五輪でのメダル獲りを誓った。
見上げた電光掲示板には、ほしくてほしくてたまらない結果が映し出されていた。わずか27、28秒の勝負で、0・3秒の間に7人がひしめく大混戦。スタートの反応時間0秒53は8人中トップ。課題のタッチもうまく合った。一番上の1コース「TERAKAWA AYA」の名前を確認すると、その横にはオレンジ色の「2」という数字がともっていた。
「初めて自分のところに3番以上の数字があって。やっとメダルが獲れた。1番じゃなくて喜んじゃいけないと思うんだけど…。優勝したみたいにうれしかった」
レース直後には水中で笑顔を弾けさせ、プールから上がるとチームメートの祝福に涙をあふれさせた。
目標にしてきた100メートルはメダルに0秒20届かない5位。前日の準決勝も7番手だったが「50は決勝に残ればチャンスは誰にでもある。ピンチをチャンスに変えようと思った」という。非五輪種目ながら、今大会日本女子初のメダルとなった。
16歳で初出場した福岡での01年世界選手権では1メートル73の長身美少女スイマーとして、注目を浴びた。03年バルセロナ世界選手権、04年アテネ五輪と順調にキャリアを積んだが、メダルには届かなかった。08年北京五輪出場を逃したときは引退も考えたが、翌年には故郷の大阪を離れ、北島康介らを指導した日本代表・平井伯昌ヘッドコーチ(48)の門をたたいた。
くすぶっていた調子が一気に上向いた。平井コーチのもとでは、トレーニングに加え「考える水泳」をたたき込まれた。「前半攻めて、後半バテる。レースに余裕がなかった」と話す同コーチは「今は冷静になった。福岡大会から10年、長い道のりを経てきたからね。熟成したよ」。代表では女子最年長の26歳。「ガラスのハート」と呼ばれた精神的な弱さから国際大会の結果に恵まれなかった遅咲きの才能が、今ようやく花開こうとしている。
6月には下半身のトレーニングに集中して取り組み、「ジーンズがぱつぱつです」というほど脚まわりは太くなった。乙女心にはつらいが、それもすべては、集大成と位置づけるロンドン五輪のため。「来年は五輪種目の100メートルでメダルを獲りたい」。それはもちろん、この日、首からさげた色より、もっと輝くものだ。(伊藤昇)
2011.7.29 05:03 「サンケイスポーツ」より
「初めて自分のところに3番以上の数字があって。やっとメダルが獲れた。1番じゃなくて喜んじゃいけないと思うんだけど…。優勝したみたいにうれしかった」とレース後に喜びを爆発させた寺川、やはり初めてのメダルに歓喜してると言いますか。
2001年に長身美少女スイマーとして注目を浴びながら、なかなか結果が出ず、2008年の北京オリンピックでは代表落ちという屈辱も味わうなど、苦難の連続でしたが、北島康介などを育てた平井伯昌コーチの門を叩いてから、くすぶっていた才能が開花、精神的な弱さで結果が出なかったかつてと違うところを今大会でアピールしたと言えますね。
「来年は五輪種目の100メートルでメダルを獲りたい」と息巻く寺川、10年越しにつかんだメダルの喜びに浸るよりも、あくまでロンドン・オリンピックに出場しメダルを取ること。と高らかに目標を掲げたようです。
苦難の末につかんだ目標、それを乗り越えてこそまた一つ成長する。と言いますから、これがオリンピックの金メダルへとつながればいいですね。寺川綾。