ホリエモン、実刑確定
やはりと言いますか、下った審判は「クロ」だったみたいです。
自社株の売却利益37億6700万円をファンドを通じてライブドアの売り上げ利益にしたり、架空の売り上げ約15億8000万円も計上と、合わせて53億円を粉飾するなど、虚偽記載をした罪があまりにも大きいということで、最高裁は有罪にするしかなかったんでしょう。53億円も粉飾するなど、かなりな額ですからね・・・。
最後まで一貫して無罪を主張したホリエモン「当時は不明確で、違法だと言う認識はなかった」と主張していますが、ファンドの悪用を防ぐ会計ルールが出来ていなかった盲点を突いた悪質な犯行だと最高裁は指摘し、逮捕された元ライブドア幹部の証言で、堀江被告の違法性の認識や元幹部らと共謀して架空の利益をでっち上げた悪質性も相まって、有罪となったのでしょう。
ついに事実上の有罪となったホリエモン、一連の不正行為がマネーロンダリングの一種だと知りながらそれに手を染めたツケは大きいと言えます。
証券取引法違反(粉飾決算など)の罪に問われたライブドア元社長「ホリエモン」こと堀江貴文被告に対し、最高裁第3小法廷は25日に堀江被告側の主張を棄却することを決定し、これにより懲役2年6ヶ月の実刑判決が決まっている1審・2審とも確定することが濃厚で、事実上「クロ」となったようです。引用
ライブドア事件:堀江元社長の実刑確定へ 最高裁上告棄却
ライブドア(LD)を巡る粉飾決算事件で、証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載など)に問われた元社長、堀江貴文被告(38)に対し、最高裁第3小法廷(田原睦夫裁判長)は25日付で、被告側の上告を棄却する決定を出した。懲役2年6月の実刑とした1、2審判決が確定する。元社長は全面無罪を主張していたが、小法廷は「上告理由に当たらない」と述べて退けた。検察当局は実刑が正式に確定した後、収監手続きに入る。
元社長は決定文が届いた翌日から3日以内に異議申し立てをすることができるが、結論が見直される可能性は極めて低い。申し立てをしなかったり、申し立てが棄却された場合は実刑が正式に確定する。有罪確定までの勾留日数のうち40日が刑期から差し引かれるため、実際の刑期は2年5カ月程度になるとみられる。
1、2審判決によると、堀江元社長は他のLD幹部らと共謀、04年9月期連結決算で、「資本」に計上すべき自社株売却益約37億6700万円を、ファンドを通じて同社の「売り上げ」に計上。さらに、後に子会社となる2社への架空売り上げ15億8000万円も計上し、総額約53億円を粉飾した(有価証券報告書の虚偽記載)。また、同年10~11月には、関連会社の株価をつり上げるため、企業買収や業績状況について虚偽の発表をした(偽計・風説の流布)。
堀江元社長は福岡県八女(やめ)市出身。東京大在学中にLDの前身となるホームページ作成会社を設立した。04年に社名をライブドアに変更、株式交換による積極的なM&A(企業の合併・買収)の展開などでLDを急成長させたが、06年の逮捕で経営を退いた。
一連の事件で起訴されたLDと関連会社1社、他の幹部と公認会計士の計2社5人の有罪判決が確定している。【伊藤一郎】
毎日新聞 2011年4月26日 12時38分
自社株の売却利益37億6700万円をファンドを通じてライブドアの売り上げ利益にしたり、架空の売り上げ約15億8000万円も計上と、合わせて53億円を粉飾するなど、虚偽記載をした罪があまりにも大きいということで、最高裁は有罪にするしかなかったんでしょう。53億円も粉飾するなど、かなりな額ですからね・・・。
最後まで一貫して無罪を主張したホリエモン「当時は不明確で、違法だと言う認識はなかった」と主張していますが、ファンドの悪用を防ぐ会計ルールが出来ていなかった盲点を突いた悪質な犯行だと最高裁は指摘し、逮捕された元ライブドア幹部の証言で、堀江被告の違法性の認識や元幹部らと共謀して架空の利益をでっち上げた悪質性も相まって、有罪となったのでしょう。
ついに事実上の有罪となったホリエモン、一連の不正行為がマネーロンダリングの一種だと知りながらそれに手を染めたツケは大きいと言えます。