脅かされる南アフリカのサイ
これもまた絶滅の危機に瀕しているのに関わらず・・・!
近年ではサイが生息しているアフリカ諸国が、サイの保護にも尽力していることもあり個体数が回復傾向にありますが、残念なことに南アフリカでサイの生息が脅かされているという報告があるみたいです。
WWF(世界自然保護基金)によれば、今年南アフリカ国内で、密漁の犠牲となったサイは316頭で、昨年の122頭を大きく上回ったといいますから、これは1日に1頭が犠牲となっていると言いますから、ただでさえ絶滅が心配されるだけに由々しきことだと思います。南アフリカ政府はこの現実をどう見てるのだろうか・・・!?
巧妙化した上に組織化し、ハイテク兵器まで使用されている密猟の現場、さらに個体数激減の最大の原因である角目当ての密猟ですが、サイの角が中国で漢方薬の原料となることが拍車をかけており、中国国内で珍重されて高値で売れることですが、こうなると密猟組織だけでなく中国もサイの生息を脅かす一員ではないだろうか!? さらに中国だけでなくベトナムでも「サイの角の粉末を飲むとがんが治る」と言う迷信が広まっており、近年のベトナムの経済成長もあいまって密猟拍車をかけてますが、サイの角はワシントン条約にて取引が禁止されているのになぜ横行するのか、法律の抜け道がどこかにあるのかが気になる。
今年10月に南アフリカ政府は密猟取締りの為に野生動物犯罪捜査班を発足させたが、効果が現れていないのでは? ただでさえ南アフリカでは、よく違法に取引された象牙やヒョウの毛皮などが押収されている為、野生動物の保護に消極的だと指摘する声もありますからねェ・・・。
ただでさえ絶滅が心配される種の一つでもあるサイ、角目当ての密猟やハイテク化する密猟技術を根本からなくさない限りいずれサイは絶滅してしまうでしょう。生息しているアフリカ諸国の政府は無論、国際世論はさらにサイ保護に尽力してもらいたいです。
アフリカ大陸に生息しているサイは、東アフリカを中心に生息しているクロサイと南部アフリカを中心に生息しているシロサイの2種類ですが、いずれも角目当ての密漁のせいで絶滅の危機に瀕しています・・・(これはサイ全種に当てはまるが)。引用
南アでサイが激減、背景にハイテク犯罪組織と迷信
【12月27日 AFP】サイの角の闇取引の活発化により、南アフリカではハイテクを駆使した密猟が横行しており、サイを絶滅から救うための活動を脅かしている。
世界のサイの個体数は推定2万5000頭だが、うち70%以上が南アフリカに生息している。
アフリカでは、19~20世紀に狩猟により激減したクロサイとシロサイの個体数を回復するため、国立公園を設置したり取締りを強化するなどの保護活動が行われてきた。これが功を奏し、一時期は絶滅したと考えられていたミナミシロサイが現在は1万7500頭まで回復。クロサイも4200頭にまで回復した。
だが現在、南アフリカのサイは絶滅の危険にさらされている。世界自然保護基金(World Wildlife Fund、WWF)によると、今年密猟されたサイは316頭で、昨年の122頭から大幅に増加した。およそ1日に1頭が密猟されている計算だ。
■密猟が増加した理由
WWFの担当者は、密猟急増の背景には「高度に組織化された犯罪組織」の存在があると指摘する。密猟は夜間行われるが、暗視装置や麻酔銃のほか、ヘリコプターやサイレンサー(消音装置)も使用されているという。
また、サイの角は、ワシントン条約(Convention on International Trade in Endangered Species、CITES)のもとで取引が禁止されているにもかかわらず、アジアでは伝統薬としての需要が依然として高く、密猟横行の要因となっている。中国ではサイの角の粉末が解熱剤として珍重されており、1本7万ドル(約580万円)で取引されることもある。
ベトナムでは最近、サイの角の粉末を服用するとがんが治るという迷信が広まっており、昨今の経済成長とも相まって、サイの密猟を後押ししているとの報告もある。
南ア政府は10月、密猟取締りのための野生動物犯罪捜査班を立ち上げた。公園側も、サイの角をあらかじめ切り取るなどの対策を行っている。
だが、ある野生動物保護活動家は、「南アフリカでの取締り強化は、密猟者をほかの地域に移動させているだけかもしれない」と危惧(きぐ)している。
「国際ニュース AFPニュース」より
近年ではサイが生息しているアフリカ諸国が、サイの保護にも尽力していることもあり個体数が回復傾向にありますが、残念なことに南アフリカでサイの生息が脅かされているという報告があるみたいです。
WWF(世界自然保護基金)によれば、今年南アフリカ国内で、密漁の犠牲となったサイは316頭で、昨年の122頭を大きく上回ったといいますから、これは1日に1頭が犠牲となっていると言いますから、ただでさえ絶滅が心配されるだけに由々しきことだと思います。南アフリカ政府はこの現実をどう見てるのだろうか・・・!?
巧妙化した上に組織化し、ハイテク兵器まで使用されている密猟の現場、さらに個体数激減の最大の原因である角目当ての密猟ですが、サイの角が中国で漢方薬の原料となることが拍車をかけており、中国国内で珍重されて高値で売れることですが、こうなると密猟組織だけでなく中国もサイの生息を脅かす一員ではないだろうか!? さらに中国だけでなくベトナムでも「サイの角の粉末を飲むとがんが治る」と言う迷信が広まっており、近年のベトナムの経済成長もあいまって密猟拍車をかけてますが、サイの角はワシントン条約にて取引が禁止されているのになぜ横行するのか、法律の抜け道がどこかにあるのかが気になる。
今年10月に南アフリカ政府は密猟取締りの為に野生動物犯罪捜査班を発足させたが、効果が現れていないのでは? ただでさえ南アフリカでは、よく違法に取引された象牙やヒョウの毛皮などが押収されている為、野生動物の保護に消極的だと指摘する声もありますからねェ・・・。
ただでさえ絶滅が心配される種の一つでもあるサイ、角目当ての密猟やハイテク化する密猟技術を根本からなくさない限りいずれサイは絶滅してしまうでしょう。生息しているアフリカ諸国の政府は無論、国際世論はさらにサイ保護に尽力してもらいたいです。
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