20年ぶりに総選挙、ただ不正の匂いがプンプンと・・・!
この国で総選挙は20年ぶりとなりますが、選挙違反など不正な点が多く出そうな感じはします。
これによりほとんどが軍事政権関係者で占めることとなりそうなビルマの国会、NLDから分離して参加した別の民主化勢力NDF(国民民主勢力)は不利に立たされています。これでは結局軍事政権に都合のいい結果をだすよう裏工作があったのでは? と思います。軍事政権はかねてから「民政移管」といいながら結局は口だけなのだろうか!? 20年前の選挙の際も負けを認めず選挙は無効だとしてゴネたくせに、そこまでして権力の座に居座りたいのだろうか!? 軍事政権は!
他にも選挙の公正を訴える外国、特に欧米のメディアを締め出すなど「内政干渉だ」と言わんばかりの態度で外国人を締め出し自分たちの発表が真実だとする軍事政権。当然欧米は不正の匂いがプンプンする今回の選挙を認めない姿勢を取っており、国際社会との溝をさらに深め、ますますビルマを孤立していることすら分かってませんね!!
そんな中外国人、それも日本人記者が拘束される事件が起こったようです。
不法入国の罪で拘留されている山路さん、日本大使館が面会を要求してますが、警察当局が応じるかどうかは分かりません。
なぜ山路さんはビルマに赴こうとしたのか、山路さんが所属するAPF通信社は、3年前にビルマで起こった反政府デモを取材中に射殺された長井健司さんが所属していたこともあり、この際長井さんの遺体を引き取ったのが山路さんだったことで、長井さんの無念を晴らそうと自分がビルマの現状を伝えたかったのでしょう。
長井健司さんの悲劇再び? と思った今回の日本人記者拘束、山路さんは無事に解放されるのだろうか。
しかしビルマ軍事政権は許せないですね! 自分たちは権力の座に居座りたいからという理由で反体制派を弾圧しビルマ国民を虐げ、我が物顔でしぶとく政権の座にいるタン・シュエ国家評議会議長、このタン・シュエこそビルマを孤立化させ、国民を虐げている元凶ではないだろうか!? そしてそのタン・シュエ以下軍事政権を支援し、圧政及び人権弾圧を幇助している中国の罪も大きい! 中国政府が自国の利益の為に軍事政権を支援しビルマ国民を虐げ、さらにアウンサン・スー・チー女史など民主運動家を弾圧しているのだから、なお更中国も非難されるべきではないだろうか!?
日本政府もまた、軍事政権に圧力をかけ非難する意味で「ミャンマー」と呼称しないで「ビルマ」と呼称してほしいです。無論マスコミもです。ミャンマーという名は軍事政権が勝手に改称した名前、その名を認めることは軍事政権を容認することになりますからね。
20年ぶりに総選挙となったビルマ、前回の選挙で圧勝したNLD(国民民主連盟)は民主運動家アウンサン・スー・チー女史の立候補を認めない軍事政権に抗議する形で選挙をボイコットしたことで、軍事政権の流れを組むUSDP(連邦団結発展党)の圧勝の有力となりそうです・・・。引用
ミャンマー総選挙:20年ぶり実施 民主勢力分裂、軍政勝利揺るがず
【バンコク西尾英之】軍事政権支配下のミャンマーで7日、1990年以来20年ぶりとなる総選挙が実施された。前回選挙で圧勝した民主化運動指導者、アウンサンスーチーさん(65)率いる「国民民主連盟」(NLD)は選挙をボイコットし、多数の候補者を立てた軍事政権翼賛政党「連邦団結発展党」(USDP)の勝利は揺るがない見通し。選挙後90日以内に国会が招集され新憲法が発効。新たに大統領が選出され、同国は一応の「民政移管」を果たす。
ただ新憲法は、国会議員の4分の1を無投票で軍の推薦者に割り振り、新大統領に「軍事的知見を有する者」との条件を付けるなど、軍部支配の永続化を狙った内容。一方、米国や欧州連合(EU)はスーチーさんらが参加しない選挙の正当性を否定、ミャンマー国外を拠点とする民主化勢力も反発している。
新国会の定数は上院224、下院440。軍推薦枠を除く4分の3の議席を投票で選出。上下両院と地方議会を合わせた立候補者は3158人で、開票結果公表までに数日から1週間かかる見通し。
USDPは地方議会選を含めほぼ全選挙区に1112人の候補者を擁立した。一方、NLDから分裂して選挙参加した「国民民主勢力」(NDF)の候補者は、政府が立候補費用を500ドルと高額設定したことなどを背景にわずか162人。スーチーさんの支持も得られないため、多数の議席獲得は絶望的だ。
スーチーさんは13日に自宅軟禁期限が切れ、7年ぶりに解放される見通し。しかし、自由な政治活動が認められる可能性は低い。政府は今回、外国人記者に選挙取材を禁じる一方、日本など各国外交官らに一部投票所を視察させたが、選挙に強く反発する米国やEU諸国は参加を拒否した。
毎日新聞 2010年11月8日 東京朝刊
これによりほとんどが軍事政権関係者で占めることとなりそうなビルマの国会、NLDから分離して参加した別の民主化勢力NDF(国民民主勢力)は不利に立たされています。これでは結局軍事政権に都合のいい結果をだすよう裏工作があったのでは? と思います。軍事政権はかねてから「民政移管」といいながら結局は口だけなのだろうか!? 20年前の選挙の際も負けを認めず選挙は無効だとしてゴネたくせに、そこまでして権力の座に居座りたいのだろうか!? 軍事政権は!
他にも選挙の公正を訴える外国、特に欧米のメディアを締め出すなど「内政干渉だ」と言わんばかりの態度で外国人を締め出し自分たちの発表が真実だとする軍事政権。当然欧米は不正の匂いがプンプンする今回の選挙を認めない姿勢を取っており、国際社会との溝をさらに深め、ますますビルマを孤立していることすら分かってませんね!!
そんな中外国人、それも日本人記者が拘束される事件が起こったようです。
タイとの国境付近からビルマに入国しようとして拘束されたAPF通信社代表・山路徹さん、軍事政権が外国のメディア締め出しているにも関わらず入国を試みようとしたことについては、ビルマの真実と現状を訴えたかったと言えますね。引用
APF通信社の山路徹さん、ミャンマーで拘束
タイ国境に接するミャンマー(ビルマ)東部ミャワディで7日、APF通信社(東京都)代表の山路徹さん(49)がミャンマー当局に拘束された。現地の日本大使館が同日、地元警察に確認した。日本政府筋によると、山路さんは不法入国の容疑でミャワディの警察施設に勾留(こうりゅう)されており、日本大使館が面会を要請している。
関係者によると、山路さんは7日朝、ミャワディと国境の川をはさんでタイ側にあるメソトから、査証を持たずに小舟でミャンマー側に入った後、拘束された。当局側は、入国後に撮影をしていたとしており、大使館が事実関係を照会している。
この日は、同国で20年ぶりの総選挙が行われており、ミャンマー軍事政権は外国メディアの入国を認めない方針を示していた。山路さんは、ビデオカメラや携帯電話、旅券に加え、APF通信社の記者証を持っていたという。
APF通信社は、2007年にミャンマーの最大都市ヤンゴンで僧侶の反政府デモを取材中に射殺された長井健司さんが契約していた会社。この時に、長井さんの遺体を引き取りに行ったのが山路さんだった。
山路さんは7日午前、簡易投稿サイト「ツイッター」で「入るなと言われれば、どんな手段を使ってでも入り、取材し伝えるのが私たちの仕事。見ていて下さい、長井さん」と書き込んでいた。
asahi.com(朝日新聞社) 2010年11月8日0時5分
不法入国の罪で拘留されている山路さん、日本大使館が面会を要求してますが、警察当局が応じるかどうかは分かりません。
なぜ山路さんはビルマに赴こうとしたのか、山路さんが所属するAPF通信社は、3年前にビルマで起こった反政府デモを取材中に射殺された長井健司さんが所属していたこともあり、この際長井さんの遺体を引き取ったのが山路さんだったことで、長井さんの無念を晴らそうと自分がビルマの現状を伝えたかったのでしょう。
長井健司さんの悲劇再び? と思った今回の日本人記者拘束、山路さんは無事に解放されるのだろうか。
しかしビルマ軍事政権は許せないですね! 自分たちは権力の座に居座りたいからという理由で反体制派を弾圧しビルマ国民を虐げ、我が物顔でしぶとく政権の座にいるタン・シュエ国家評議会議長、このタン・シュエこそビルマを孤立化させ、国民を虐げている元凶ではないだろうか!? そしてそのタン・シュエ以下軍事政権を支援し、圧政及び人権弾圧を幇助している中国の罪も大きい! 中国政府が自国の利益の為に軍事政権を支援しビルマ国民を虐げ、さらにアウンサン・スー・チー女史など民主運動家を弾圧しているのだから、なお更中国も非難されるべきではないだろうか!?
日本政府もまた、軍事政権に圧力をかけ非難する意味で「ミャンマー」と呼称しないで「ビルマ」と呼称してほしいです。無論マスコミもです。ミャンマーという名は軍事政権が勝手に改称した名前、その名を認めることは軍事政権を容認することになりますからね。