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相変わらずおっかないロシア

 またも「あの国は相変わらずおっかない」と思わせるニュースがあったようです。

引用

チェチェン問題に取り組む弁護士と記者射殺 モスクワ

【モスクワ=星井麻紀】モスクワ中心部で19日、ロシア南部チェチェン共和国の人権問題に取り組んでいた弁護士スタニスラフ・マルケロフ氏(34)と、一緒にいたロシア紙「ノーバヤ・ガゼータ」の嘱託記者アナスタシア・バブロワさんが銃撃され、死亡した。インタファクス通信などが伝えた。

 マルケロフ氏は、ロシア軍元大佐が18歳のチェチェン人女性エリザ・クンガエワさんを強姦(ごうかん)し、殺害したとされる00年の事件の遺族側弁護士。

 マルケロフ氏は、元大佐が今月15日に釈放されたことに抗議し、欧州人権裁判所に訴えることも視野に活動していた。19日も記者会見を開いており、終了直後に殺害された。ロイター通信によると、クンガエワさんの父親は「マルケロフ氏は脅迫されていた」と語っているという。

 バブロワ記者はモスクワ大の学生で、新聞社で働き始めたのは最近という。チェチェン問題でプーチン前政権を批判し、06年に射殺されたアンナ・ポリトコフスカヤさんも「ノーバヤ・ガゼータ」紙に所属し、クンガエワさんの事件を取材していた。捜査当局は大佐釈放と今回の事件に関連があるとみて調べている。
asahi.com(朝日新聞社)2009年1月20日9時57分
 ロシアの人権問題を批判したジャーナリストと弁護士が「口封じ」の為にまた殺されたこのニュース、私からすれば「相変わらず自分に批判的な勢力は容赦なく殺す体質だな、やはりロシアは旧ソ連から変わっていない」とつくづく思うのです。

 かつてのアンナ・ポリトコフスカヤ女史やアレクサンドル・リトビネンコ氏などロシアの政治体制を批判する人物を平然と殺したプーチン政権から引き継いだメドベージェフ大統領ですが、独裁体質を引き継いだようなものですよ。

 殺された弁護士はロシア軍によるチェチェン人に対するレイプや暴行などの問題に取り組んでおり、その遺族側弁護士を買って出ていて、またそのレイプに加担したとされる軍幹部が無罪で釈放されたことに対して抗議活動を続け、欧州人権裁判所に訴えることも考えてきたのだから、それをロシアからすれば危険人物と見なされて殺されたのでしょう。

 半ばロシア政府によって殺されたジャーナリストと弁護士が何とも哀れです・・・。ホント、ロシアは自分たちに異を唱える勢力は平然と抹殺するおっかない国だと言う認識を余計持たせるニュースですよ。よくもまあロシアは国際社会から後ろ指を指されることを平気でやるものですね! グルジアとウクライナがそんなロシアの強権と傲慢による最大の被害国だけど・・・。

「プーチンとメドベージェフは人権犯罪者だ!!」

theme : ロシア
genre : 政治・経済

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