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イスラエル「和平交渉継続」パレスチナ「入植をやめて」、相変わらず食い違う両者

 再開にこぎつけた中東和平交渉、しかしこの問題が進展を大きく妨げています。

引用

イスラエル首相、和平交渉継続を=パレスチナ、入植凍結求める

【エルサレム時事】イスラエルがヨルダン川西岸の占領地で昨年11月から実施してきたユダヤ人入植活動の凍結期限が26日で切れたことを受け、同国のネタニヤフ首相は27日未明、声明を発表し、アッバス・パレスチナ自治政府議長に中東和平直接交渉の継続を求めた。パレスチナ側が求めた入植凍結の延長には言及せず、交渉の先行きは不透明なままだ。
 ネタニヤフ首相は声明で、「歴史的な和平の枠組み合意を1年以内に達成するために、交渉を進めていこう」とアッバス議長に呼び掛けた。
 これに対し、フランスを訪問中のアッバス議長は「交渉を続けたいが、それにはネタニヤフ首相が入植活動の凍結を決断しなければならない」とする声明を発表した。AFP通信が伝えた。
 ただ、アッバス議長は26日付のアラブ圏紙アルハヤトに、イスラエルが入植凍結期限を延長しない場合、パレスチナ解放機構(PLO)の会合やアラブ連盟で今後の方針を検討することになると述べ、入植活動が行われても直ちに交渉から撤退しないことを示唆した。

 (2010/09/27-09:50)「時事ドットコム」より
 昨年11月からヨルダン川西岸の占領地での入植活動が切れたことで、パレスチナ自治政府に対し和平交渉継続を訴えたイスラエルベンヤミン・ネタニヤフ首相、しかしこれに対してパレスチナ自治政府のマフムード・アッバス議長「交渉したいが、それにはイスラエルがこれ以上の入植活動をやめることが条件だ」と声明を出したことで、入植活動を巡る摩擦が和平交渉の障害と相変わらずなっています。

 ネタニヤフ首相もパレスチナ側が訴えた入植活動停止には言及せず、先行きが不透明です。こぎ付けるだけでも一苦労だった中東和平交渉、ここでまた停滞したらイスラエル・パレスチナ双方また逆戻りです。

 アッバス議長はアラブ系のある新聞に対し、イスラエルがこれ以上入植凍結期限を延長しない場合はPLO(パレスチナ解放機構)の会合やアラブ連盟(アラブ諸国連盟とも呼ぶ)で今後の交渉を検討するとして、仮にイスラエルが入植活動を再開しても交渉から撤退しないとしていますが、和平交渉の条件に入植活動凍結をイスラエルに対してつきつけている自治政府、交渉継続を呼びかけるイスラエル、交渉の条件に入植締結をイスラエルに対して訴えるパレスチナ、相変わらず平行線ですが、果たして・・・?

 パレスチナもパレスチナで、和平交渉に反対するイスラム原理主義組織・ハマスをどう説得させるのか、頭の痛い状況は続きます。イスラエルもまた、交渉に反対する極右政党「イスラエル我が家」などやその支持者をどう説得させるかこちらも頭が痛いです。

 今回対話を呼びかけたネタニヤフ首相、かつてはパレスチナに妥協しないタカ派の人物の一人として知られましたが、この変わりようについて、背景にパレスチナ支援船拿捕で低下したイスラエルのイメージ回復の為に、パレスチナに対して交渉再開を呼びかけたと思いますね。

theme : 中東問題
genre : 政治・経済

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