カタルーニャ州で闘牛禁止
伝統文化か動物虐待か、論争となっています。
この禁止令、2012年から施行されることになっており、これによってバルセロナに唯一あった闘牛場も閉鎖されることとなりました。いずれ取り壊される運命だろうか・・・?
観光客の人気を集めてはいるが、地元住民からの人気は下落し、興行収入も減るなど闘牛を巡る論争は賛否両論分かれています。
「一方的な動物虐待だ!」「動物愛護の精神に反する! 教育的にも道徳的にも良くない!」と批判する声と「闘牛はスペインの象徴だ!」「立派な伝統文化だ!」と賛同する声もあり、スペイン国内でも闘牛に対する温度差がありますからね。カタルーニャは反闘牛、南部アンダルシアでは熱狂的な闘牛支持、となお更です。
この闘牛を巡る論争、日本における捕鯨論争と同じような気もします。文化を取るか、動物愛護を取るか、これが伝統がらみだとなかなかうまくいかないのも事実です。
スペイン北東部にあるカタルーニャ州で、闘牛を禁止することを州議会で可決したことですが、スペインの伝統文化であり「国技」でもある闘牛、近年では動物愛護の気運の高まりもあって名指しで批判され、人気が衰退していましたが、今回第2の都市バルセロナのあるカタルーニャ州のこの動きは、他の州に影響が出そうです。引用
「闘牛は残酷」カタルーニャで禁止 スペイン本土で初
【ブリュッセル=井田香奈子】スペインのカタルーニャ自治州議会は28日、「闘牛は動物の残酷な取り扱いにあたる」として禁止することを、スペイン本土で初めて可決した。闘牛士がマントで身をかわしながら牛を仕留める闘牛はスペインを代表する伝統競技だが、動物愛護の観点などから近年、批判が高まっていた。スペイン第2の都市バルセロナがある同州の動きは、今後、他の地域に広がる可能性がある。
ロイター通信によると、施行は2012年から。州内にはバルセロナに1カ所闘牛場があるが、閉鎖される。同州法は興行による動物虐待を禁止しているが闘牛は特例として認めてきた経緯があり、この特例を廃止する。
闘牛は観光客に人気があるが、近年は地元住民の人気が低落し、観客は減っているという。動物保護に反する、教育的でないとの批判が強まる一方で、伝統文化として保存すべきだという意見も根強くある。
asahi.com(朝日新聞社) 2010年7月28日23時41分
この禁止令、2012年から施行されることになっており、これによってバルセロナに唯一あった闘牛場も閉鎖されることとなりました。いずれ取り壊される運命だろうか・・・?
観光客の人気を集めてはいるが、地元住民からの人気は下落し、興行収入も減るなど闘牛を巡る論争は賛否両論分かれています。
「一方的な動物虐待だ!」「動物愛護の精神に反する! 教育的にも道徳的にも良くない!」と批判する声と「闘牛はスペインの象徴だ!」「立派な伝統文化だ!」と賛同する声もあり、スペイン国内でも闘牛に対する温度差がありますからね。カタルーニャは反闘牛、南部アンダルシアでは熱狂的な闘牛支持、となお更です。
この闘牛を巡る論争、日本における捕鯨論争と同じような気もします。文化を取るか、動物愛護を取るか、これが伝統がらみだとなかなかうまくいかないのも事実です。