fc2ブログ

サンコンさんの国が騒々しい

「1コ2コサンコン!」のフレーズでお馴染みのギニア人タレント、オスマン・サンコン、そのサンコンの母国ギニアで何やら騒がしいことになってるようです。

引用

ギニアで陸軍の一部がクーデターか、首相は否定

【ナイロビ=角谷志保美】AP通信によると、西アフリカ・ギニアで23日、「民主発展国民評議会」を名乗る複数の陸軍将校が、国営放送を通じ、政府・議会の解体と憲法停止を宣言した。

 クーデターと見られるが、アーメド・スアレ首相は同じ国営放送で、「政府は機能している」と述べており、クーデターの成否は不明だ。これに先立ち、25年近く政権の座にあったランサナ・コンテ大統領が22日に死去したと発表された。

 AFP通信によると、宣言を行った人物は、軍燃料供給部隊長のムーサ・カマラ大尉。大尉は、新たに設立される暫定的な評議会が軍の指導者を大統領に、文民を首相に指名すると発表。閣僚や政府高官に首都コナクリの陸軍基地に集まるよう命じた。ただ、議会議長は「軍部の大半は(政府に)忠誠を示している」としており、軍が一枚岩かどうかは不明だ。

 死去が発表されたコンテ大統領は軍人出身で、1984年に無血クーデターで政権を握った。死因は明らかにされていないが、長年糖尿病を患い、近年は健康悪化が伝えられていた。

 ギニアは鉱物資源が豊富だが、国民の大半は貧困にあえぎ、不満がうっ積。最近は暴動などが頻発し、政情不安が続いていた。

(2008年12月24日00時52分 読売新聞)
 どうやら、現職のランサナ・コンテ大統領が死んだことで、軍部の一部が国営放送を通じて政府と議会の解体を宣言し、これに対しアーメド・スアレ首相が「政府は機能している」と反論し、今のところ成否は分からないようです。

 先ごろ死んだコンテ大統領は元軍人で、1984年にギニア独立の父セク・トゥーレ大統領が死んだ際、当時軍人だったコンテは無血クーデターを起こし権力を掌握して大統領に就任し、24年間もギニアの国家元首として君臨したようです。

 大統領就任後も、度々起こったクーデターは起こりましたが、これを切り抜け独裁政権を維持したようですが、一方でギニア国内では貧富の格差が拡大し、長期政権に対する国民の不満が高まり首都コナクリをはじめとした都市では暴動が頻発し、政情不安を招きましたが、コンテは戒厳令を敷き反政府運動を取り締まるなどギニアの情勢を悪化させる結果となったようです。

 なんかアフリカの政治家というのは、自分のことしか考えず国民のことを考えていない気ままな人間が多いのでは?と思います。ギニアも鉱物資源は取れますが、資源の恩恵は国民に届かず貧困層の拡大に繋がっていることと、コンテ大統領の長期政権に対する不満が高まって暴動が頻発と、半ば政治の腐敗のしわ寄せを国民が背負うという負のサイクルを繰り返す悪循環ばかりで悪化するばかりです。これはアフリカのほとんどの国にそれは該当しますが。

 もしこのまま情勢が悪化するようだと、内戦になるのでは!?と思います。さてどうなるのやら・・・。

theme : アフリカ
genre : 海外情報

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

アジシオ次郎

Author:アジシオ次郎
FC2ブログへようこそ!

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード