「突き押し」にこだわって初優勝
COVID-19による大量の休場者及び両横綱がいない今年の初場所を制したのは・・・!!
大栄翔のセールスポイントは「押し相撲」、いわば突き押しを主体とする取り組みだが、これには高校まで四つ相撲だったものの追手風部屋入門後に「まわしにこだわるな」というアドバイスから押し相撲に転換し立ち合いのぶちかましに磨きをかけたと思うけど、それに固執した結果がプラスになったと思うね。
13勝2敗で初優勝となった大栄翔、天皇賜杯を手にした時には「あんなに重いものとは思ってなくて、びっくりした」ってコメントしたけども、初優勝の感触は喜ばしいものではないでしょうか。
「自分の相撲を取り切った。うれしさしかない。夢のよう。言葉に言い表せない」というコメントがそれを物語ってるけど。
今年の初場所は大栄翔が躍進して初優勝という結末だったけど、場所全体を見れば無事に15日全うしたこともいいことです。
本命というか主役がいないに等しかった今年の大相撲初場所、その初場所を制したのは前頭筆頭の大栄翔、昨年7月場所の照ノ富士以来となる平幕優勝となったわけだが、また埼玉県出身者で初の優勝力士ともなったわけで、偉業っちゃ偉業です。引用
大栄翔、初優勝!27歳平幕「夢のよう」 突き押しスタイル貫き埼玉出身力士初の快挙
2敗の単独首位で迎えた西前頭筆頭の大栄翔(27=追手風部屋)が隠岐の海(35=八角部屋)を突き出しで下し、13勝2敗で初優勝を果たした。平幕優勝は昨年7月場所の照ノ富士以来33度目(32人目)で、埼玉県出身力士の優勝は初。磨きをかけた突き押しのスタイルを貫き、過去5年で初優勝力士が誕生した新年最初の本場所で新たなスターが名乗りを上げた。
鬼瓦のような大栄翔の表情が、少しだけ緩んだように見えた。優勝賜杯を手にした時の印象を問われた時だった。「あんなに重いものとは思ってなくて、びっくりした」。入門9年目にして夢をつかみ「自分の相撲を取り切った。うれしさしかない。夢のよう。言葉に言い表せない」と感慨に浸った。
迷いなく攻めて8発の突きに全力を注いだ。低い前傾姿勢で頭からかますと回転よく両腕を突き出す。左右の喉輪で隠岐の海の上体を起こし、そのまま一気に突き出した。7日目までに大関、関脇、小結の7人を総なめにする快進撃。後半戦は重圧もあって土俵際に追い込まれる相撲もあったが、一日一番に集中し埼玉県初の優勝力士になった。誰もが驚いた快挙には、3つの要因があった。
(1)右肘の回復 1年前だった。大栄翔は後援会長の栗原友介氏(60)にこう漏らした。「肘に違和感があるんです」。整形外科医として朝霞市で開業する栗原氏は早速エックス線でチェック。師匠の追手風親方(元幕内・大翔山)の知人の病院で昨年10月に右肘の遊離軟骨を除去した。同氏は「昨年の11月場所はまだ肘をかばうような動きだったが、今場所はそれがなくなっていた。手術は大きな転機だった」と分析した。
(2)突き押し 高校まで四つ相撲だったが、入門後に師匠から「体が大きいわけでないのだから、まわしにこだわるな」とアドバイスされ転向した。生命線は立ち合いのぶちかまし。最近は右足の踏み込みを意識した稽古で磨きをかけ「今場所は立ち合い一度も負けてない」と自信を持っていた。
(3)稽古環境 所属する追手風部屋は四つ相撲の遠藤、小兵の翔猿、十両で優勝した剣翔ら関取6人を抱える。コロナ禍で出稽古が禁じられる中、いろんなタイプと稽古をできる環境も奏功した。「どんなタイプにも回転のいい突っ張りをすることができた。感謝しています」
アマ時代は主要大会での優勝に縁がなかった男がついに最高峰のタイトルを手にした。「変わらずに自分のいい相撲を毎日取れるよう、これからも頑張っていきたいです」。初場所は6年連続で初優勝力士が誕生しており、21年も遅れてきた大器が大きな花を咲かせた。
[ 2021年1月25日 05:30「スポーツニッポン」ウェブサイト「スポニチ Sponichi Annexニュース」より
大栄翔のセールスポイントは「押し相撲」、いわば突き押しを主体とする取り組みだが、これには高校まで四つ相撲だったものの追手風部屋入門後に「まわしにこだわるな」というアドバイスから押し相撲に転換し立ち合いのぶちかましに磨きをかけたと思うけど、それに固執した結果がプラスになったと思うね。
13勝2敗で初優勝となった大栄翔、天皇賜杯を手にした時には「あんなに重いものとは思ってなくて、びっくりした」ってコメントしたけども、初優勝の感触は喜ばしいものではないでしょうか。
「自分の相撲を取り切った。うれしさしかない。夢のよう。言葉に言い表せない」というコメントがそれを物語ってるけど。
今年の初場所は大栄翔が躍進して初優勝という結末だったけど、場所全体を見れば無事に15日全うしたこともいいことです。