3度目の「否決」で最悪の危機
テリーザ・メイ首相にとって頭の痛すぎる結果です。
これにより「合意なきブレグジット」という最悪のシナリオが現実味を帯びそうな気がするけど、ここで再びブレグジット撤回・国民投票のやり直しという案が浮上してますが、メイ首相はそれらを全部拒否して合意に基づくブレグジットを実現すると一点張りなんだから、これも議会が機能不全に陥っている要因ではなかろうか。
それ以上にただ合意案に反対して自分たちの意見を言わない保守党の一部などが要因ではあるけど。日本の野党とどっこいどっこいだし、ただ反対しか言わないその姿勢は「Talk is cheap!(ガタガタ言うな!)」だ。
ブレグジット撤回も国民投票のやり直しもメイ首相が否定的なら、じゃあ前倒し総選挙で改めて国民に信を問うべきなんじゃないのかとイギリスのマスコミは報じてるけども、来月12日の期限まで時間がないに等しいだけに、政府もマスコミも世論も焦っているとしか言えません。総選挙したところでそこまで出来るかも分からないし、与野党ともにブレグジットに賛成と反対がいるもんだから、何の解決策にもならないと思うが。
あれもヤダ、これも無理なんてネガティブな考えな上に変にプライドだけ高く、一時の感情だけで物事を決めては最悪の事態を招きやすいってことを発信することにもなってます。こう見るとイギリスも変に高いプライドしかない国ってことか。
メイ首相にとっては頭が痛いが、もっと頭が痛いのはEU(ヨーロッパ連合)ではなかろうか?
これで「もうイギリスには期待が持てない!」って見切りをつけそうな気がしてならないのだが。
またまたブレグジット案が議会にて否決されたイギリス、自身の進退をかけて臨んだ今回の審議で否決となったことで、メイ首相にとってもイギリス政府にとっても行き詰まり感を露呈するものではないでしょうか。引用
英首相、総選挙示唆か=EU離脱案否決で「限界近い」
【ロンドン時事】メイ英首相は29日、政府の欧州連合(EU)離脱案が議会で三たび否決されたことを受けて「(離脱案の審議をめぐる)下院の手続きは限界に近づいている」と述べ、英国が袋小路に陥ったことを認めた。
英メディアは、首相がこう着状態を打開するため、前倒し総選挙に打って出る可能性を示唆したと伝えている。
自らの進退という「最後のカード」(BBC放送)を切っても戦いに敗れた首相は、終始険しい表情。議会が政府案だけでなく、「合意なき離脱」も、離脱の中止も、国民投票の再実施などの代替策も全て拒否していると主張した上で「前に進む別の道で合意する必要がある」と呼び掛けた。
最終更新:3/30(土) 7:54 「時事ドットコム」より
これにより「合意なきブレグジット」という最悪のシナリオが現実味を帯びそうな気がするけど、ここで再びブレグジット撤回・国民投票のやり直しという案が浮上してますが、メイ首相はそれらを全部拒否して合意に基づくブレグジットを実現すると一点張りなんだから、これも議会が機能不全に陥っている要因ではなかろうか。
それ以上にただ合意案に反対して自分たちの意見を言わない保守党の一部などが要因ではあるけど。日本の野党とどっこいどっこいだし、ただ反対しか言わないその姿勢は「Talk is cheap!(ガタガタ言うな!)」だ。
ブレグジット撤回も国民投票のやり直しもメイ首相が否定的なら、じゃあ前倒し総選挙で改めて国民に信を問うべきなんじゃないのかとイギリスのマスコミは報じてるけども、来月12日の期限まで時間がないに等しいだけに、政府もマスコミも世論も焦っているとしか言えません。総選挙したところでそこまで出来るかも分からないし、与野党ともにブレグジットに賛成と反対がいるもんだから、何の解決策にもならないと思うが。
あれもヤダ、これも無理なんてネガティブな考えな上に変にプライドだけ高く、一時の感情だけで物事を決めては最悪の事態を招きやすいってことを発信することにもなってます。こう見るとイギリスも変に高いプライドしかない国ってことか。
メイ首相にとっては頭が痛いが、もっと頭が痛いのはEU(ヨーロッパ連合)ではなかろうか?
これで「もうイギリスには期待が持てない!」って見切りをつけそうな気がしてならないのだが。