前の記事では国内ニュースを私なりに振り返ったけど、次は海外編です。今年も世界は大いに揺れました。
これもまた私の独断と偏見で選びました。ちなみに特定アジアは除外してます。 第1位・トランプ政権誕生。あれよあれよで大統領に就任した
ドナルド・トランプ氏、「アメリカ・ファースト」を掲げオバマ前政権のしたことを全否定して独自色を打ち出してますが、TPPやパリ協定からの離脱など自国第一主義な政策もそうだし、閣僚もまた一癖も二癖ある人物ばかりでこれまたトランプ色だが、独善的な姿勢はアメリカを2分してますし、
外からのアメリカに対する見方が変わりつつあります。日本はそれでも追随するの? アメリカを再び偉大にするってアメリカが良ければそれでいいのか? 第2位・フランス政界に新たな風が、マクロン大統領就任。フランスにおいて既存政党である共和党でも社会でもない勢力の闘いとなったフランス大統領選挙、国民戦線のマリーヌ・ルペン候補を抑えて勝利した共和国前進の
エマニュエル・マクロン候補、テロ対策や雇用対策よりも注目されるのは妻との年齢差だが、それでも気にしないのはフランスらしいっていうか。 第3位・カタルーニャの大反乱。スペイン中央政府に反旗を翻して分離独立を公言したカタルーニャ、州政府と中央政府の溝が深まる一方だが、
ただでさえ経済的に苦しいスペインにとって経済的に豊かなカタルーニャに去られては相当な痛手。カタルーニャのナショナリズムが強まる中、中央政府に打つ手はあるのか? 第4位・ヨーロッパで相次いだテロ。ロンドン・パリ・ベルリン・バルセロナなど各地で今年もテロの恐怖に苛まれたヨーロッパ、英仏独と言った影響力の強い場所だけでなくスペインでも起こったが、
このテロを日本は他人事と見ずにその対策を打ち出さねばいけませんテロは突然やってくる。それだけでおぞましい。 第5位・ジンバブエの春。1980年の独立以降ずっとジンバブエで権力に就いていた
ロバート・ムガベ大統領、強権政治とそれに伴う経済破綻、さらに自身の妻を後継者にしたことでジンバブエ国民の怒りが爆発、軍によるクーデターであっさり失脚という憂き目を見たが、
長い独裁政権に苦しめられた国民にやっと春が来たと思うが、次の政権も独裁色が強そうだからホントの春は来るんだろうか? 第6位・エルサレム問題再び。アメリカのトランプ政権がエルサレムに大使館を移転する姿勢を打ち出したことで、
再びパレスチナ問題が再燃したが、IS対策やイスラム諸国との関係に亀裂が出るリスクをもたらしかねない懸念もあるけど、今のイスラエルの政権がタカ派なもんだから、アメリカにせよイスラエルにせよ聞く耳持たずで余計複雑怪奇。 第7位・それでもメルケルは強し。ドイツの連邦議会選挙で自身が属する党が勝利し、再び政権を担うことになった
アンゲラ・メルケル首相、しかしテロや難民問題、さらに極右の台頭もあり内外で右往左往な状態だが、
連立を組むパートナー選びでも四苦八苦で前途多難な船出です・・・。ドイツがコケたらヨーロッパが大いに揺れる。 第8位・根深くくすぶる白人至上主義。アメリカ・バージニア州で起こった白人至上主義団体と反人酒差別団体のいざこざ、アメリカ・ファーストがもたらした弊害に見えるが、
キリスト教原理主義敵価値観が残るアメリカだけに、公民権運動の時代に逆戻りしたんじゃ最悪。草葉の陰のキング牧師は泣いている。白人至上主義って火病同様どうしようもない精神病もいいところ、そんなんナチスと変わらない。 第9位・今年も迷走した中東。サウジがカタールと突然断交するわ、イラク第2の都市モスルはISからやっと解放されたわ、クルドの分離独立だわで今年も中東からは平穏の2文字がなかったが、
それを決定づけたのはエルサレム問題だから、来年も中東が荒れそうだ・・・。 第10位・混迷するベネズエラ。ニコラス・マドゥロ大統領の強権的な政権運営により国中が非常事態同然になったベネズエラ、前任者と同じ路線で明らかに大失敗のマドゥロ政権、
自身の失敗が招いた混乱に直視しようとしないマドゥロ大統領はジンバブエのムガベと同じ末路を辿ってもおかしくない。 さていかがだったでしょうか?
トランプ政権の「アメリカ・ファースト」がもたらした自国優先の政権運営が外に多く飛び火し、これが欧米において極右の台頭にもつながってるわけだが、内向きな政治が拡大してはポピュリズムは正しいという間違った考えがまかり通って怖いです。テロの恐怖もそれを煽ってますが、
寛容の精神を忘れてはいけない。 次はスポーツ・エンタメ編です。
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