ぐらつき始めたEU
統合路線に綻びが見えた感じです・・・。これはギリシャ危機に始まったことですが・・・。
なぜこのような結果になったのか? ギリシャ危機に端を発する債務危機と緊縮財政策を掲げる既存政党に対する世論の反発がエスカレートしたことで、もうEUや今の政府は信用出来ない! と反EUを掲げる勢力支持に流れた感じもします。
イギリス、フランスと言った舵取り役の国でも「反EU」を掲げる勢力が躍進し、債務危機の当事国でもあるギリシャや同じように債務危機に直面したイタリアでも反EU勢力が躍進したことで、経済が内向きとなって統合路線が狂う可能性も出てきたようです。
この結果で頭がいたいのは、EU及び今や一人勝ち状態に等しいドイツだろうな。
反EUを掲げる勢力の躍進は、これまで統合路線を歩んできたEUそのものがぐらつき始めた感じです。
ユーロを捨てて元からあった通過(フランスのフランなど)を復活させる! 統合路線にはもはや限界だった! と完全にEUへの信頼感は堕ちたようだが、経済の停滞や移民問題も相まってますからねェ・・・!!
考えてみれば、ギリシャ危機はEUの存在そのものを揺るがす事態にまで発展したと推測します。ついこの前新たにウクライナの大統領となったペトロ・ポロシェンコ氏は「EU入りを目指す」と意気込んでますが、今の状態では加盟などまず出来ないです。
それとも、拡大し過ぎて統合路線の限界を露呈したのでしょうか? EUは。
22日から4日間、加盟国で行われたEU(ヨーロッパ連合)の欧州議会選挙で「EUからの離脱」を掲げる勢力が躍進する結果となったみたいです・・・。引用
激震の欧州議会選、右派勢力が躍進 経済停滞、反EU加速
欧州連合(EU)の欧州議会選で反EU勢力が躍進した。ウクライナでは欧州との統合を掲げるポロシェンコ政権が発足見通しだが当のEUでは統合路線に疑問符が突きつけられた。
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【ベルリン=宮下日出男】22~25日投票のEU欧州議会選(定数751)の開票が25日夜(日本時間26日未明)行われ、「反EU」勢力が英仏で第一党になるなど各国で躍進した。債務危機に伴う緊縮財政への反発などで広がった、EUや既存政党への不満の大きさを改めて示した形だ。
欧州議会の推計によるとEU全体では、最大会派の中道右派、欧州人民民主党が得票率28・4%(予想議席213)で首位。中道左派の欧州社会・進歩連盟が同25・3%(同190)で続き、反EU勢力は全体の約2割を占める140議席程度になるとみられる。
EUは27日に首脳会議を開き、10月に任期を終えるバローゾ欧州委員長の後任選びを本格化させるが、第一党の欧州人民民主党が擁立したルクセンブルクのユンケル前首相が有力だ。
フランスでは極右の国民戦線(FN)が得票率約25%で、全国規模の選挙で初の首位。英国ではEU脱退を唱える英国独立党の最多議席獲得が確実だ。
ギリシャでは「反緊縮財政」を掲げる最大野党の急進左派連合が首位で、イタリアではEUに懐疑的な野党「五つ星運動」が2位。
投票率は過去最低だった前回の43%をかろうじて上回る43・1%だった。
最終更新:5月27日(火)7時55分 「産経新聞」より
なぜこのような結果になったのか? ギリシャ危機に端を発する債務危機と緊縮財政策を掲げる既存政党に対する世論の反発がエスカレートしたことで、もうEUや今の政府は信用出来ない! と反EUを掲げる勢力支持に流れた感じもします。
イギリス、フランスと言った舵取り役の国でも「反EU」を掲げる勢力が躍進し、債務危機の当事国でもあるギリシャや同じように債務危機に直面したイタリアでも反EU勢力が躍進したことで、経済が内向きとなって統合路線が狂う可能性も出てきたようです。
この結果で頭がいたいのは、EU及び今や一人勝ち状態に等しいドイツだろうな。
反EUを掲げる勢力の躍進は、これまで統合路線を歩んできたEUそのものがぐらつき始めた感じです。
ユーロを捨てて元からあった通過(フランスのフランなど)を復活させる! 統合路線にはもはや限界だった! と完全にEUへの信頼感は堕ちたようだが、経済の停滞や移民問題も相まってますからねェ・・・!!
考えてみれば、ギリシャ危機はEUの存在そのものを揺るがす事態にまで発展したと推測します。ついこの前新たにウクライナの大統領となったペトロ・ポロシェンコ氏は「EU入りを目指す」と意気込んでますが、今の状態では加盟などまず出来ないです。
それとも、拡大し過ぎて統合路線の限界を露呈したのでしょうか? EUは。