大崩壊! ヤヌコビッチ政権
昨年11月から続いたウクライナの騒乱も、ここで大きく動いたみたいです。
こりゃかなわんとヤヌコビッチ大統領は「逃亡」を図るも、野党側によって阻止されましたが、野党にすれば「ロシアに逃げるつもりかも知れないが、そうはさせん!」と言わんばかりに足止めして、裁判にかけるつもりでしょう。
またヤヌコビッチ政権崩壊により、ヤヌコビッチ大統領によって「投獄」されていたユーリヤ・ティモシェンコ女史も釈放され、政治活動再開に動き出したのだから、それも大きい動きです。
治安部隊をけしかけて大勢の市民を抑圧し、多数の死傷者を出したのはヤヌコビッチ政権の罪は大きいし、裁判にかけられてもおかしくない。
この政変は米ロ両国で温度差がありますが、米ロまで巻き込む形になった今回のウクライナ情勢、親EUの西部と親ロシアの東部とで大きく分かれており、国情は2分された状態にありますが、下手すりゃ分裂国家になる可能性も出そうです。
流血を伴うものとなったウクライナの反政府運動、22日になってウクライナ議会はヴィクトル・ヤヌコビッチ大統領の解任を決議し、賛成多数にてこれを可決すると言う展開となりましたが、一連の騒乱も、ヤヌコビッチ大統領の解任と言う形で展開が大きく動いたみたいです。引用
ウクライナ政権崩壊 ヤヌコビッチ大統領、出国図る
【キエフ=遠藤良介】ウクライナ最高会議(議会)は22日、ヤヌコビッチ大統領の解任を決議し、同氏はこの日夜、東部ドネツクの空港から出国しようとして阻まれた。インタファクス通信などが伝えた。ヤヌコビッチ氏に近い高官が出国を図る動きが相次ぎ、与党の地域党は23日、反政権デモ隊と治安部隊の衝突で多数の死者が出た責任はヤヌコビッチ氏にあると宣言。政権は事実上、崩壊した。
議会はトゥルチノフ氏を新議長に選出、大統領代行にも任命した。同氏は大統領の政敵で最大野党「祖国」の有力者であるティモシェンコ元首相の側近。23日には議会の各会派に、25日までに暫定政府の樹立で合意するよう求めた。
また、議会は新たな内相代行にアバコフ氏を任命した。同氏は23日、ヤヌコビッチ氏のチャーター機は適切な手続きを取っていなかったため飛び立てず、「航空機から出てきたヤヌコビッチ氏は車に乗ってどこかに去った」と述べた。アバコフ氏は解任されたザハルチェンコ前内相代行やプションカ検事総長らも空路で出国を図ったが、阻まれたとしている。
アバコフ氏はまた、「ウクライナ国民に対する重大な犯罪」に関し、ヤヌコビッチ政権幹部も含めて捜査すると述べた。国家保安局を統括する全権委員に任命されたナリワイチェンコ氏も、「犯罪を命じた指導者を拘束するため速やかに措置を取る」としている。
一方、議会の決議を経て釈放されたティモシェンコ氏は22日、キエフの独立広場で「私は政治家に戻った」などと演説。政治活動の再開を宣言し、5月に実施予定の前倒し大統領選に出馬する意向も表明した。
米露外相は電話会談を行うなどして対応を協議したが、「政変」の評価をめぐって両国の立場の隔たりが浮き彫りになっている。
最終更新:2月24日(月)8時4分 「産経新聞」より
こりゃかなわんとヤヌコビッチ大統領は「逃亡」を図るも、野党側によって阻止されましたが、野党にすれば「ロシアに逃げるつもりかも知れないが、そうはさせん!」と言わんばかりに足止めして、裁判にかけるつもりでしょう。
またヤヌコビッチ政権崩壊により、ヤヌコビッチ大統領によって「投獄」されていたユーリヤ・ティモシェンコ女史も釈放され、政治活動再開に動き出したのだから、それも大きい動きです。
治安部隊をけしかけて大勢の市民を抑圧し、多数の死傷者を出したのはヤヌコビッチ政権の罪は大きいし、裁判にかけられてもおかしくない。
この政変は米ロ両国で温度差がありますが、米ロまで巻き込む形になった今回のウクライナ情勢、親EUの西部と親ロシアの東部とで大きく分かれており、国情は2分された状態にありますが、下手すりゃ分裂国家になる可能性も出そうです。