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ムバラク政権崩壊の序曲となったデモから1年

 あれから1年、エジプトはどうなったのだろうか・・・。

引用

エジプト 反軍政デモ化懸念 評議会、非常事態を解除

【カイロ=大内清】ムバラク前政権崩壊につながった大規模デモ発生から1年にあたる25日、エジプト各地で前政権打倒を記念する集会が開かれ、首都カイロ中心部のタハリール広場には数万人の市民が集まった。軍最高評議会の暫定統治に不満を抱く民主化グループは反軍政デモを呼びかけており、混乱も懸念される。

 昨年の反政府デモの中心地となったタハリール広場はこの日、市民で埋め尽くされた。イスラム原理主義組織ムスリム同胞団などの各政治勢力が市民に団結を呼びかけるなど軍側に配慮した態度をみせる一方、軍に対して議会への権限移譲を求める声なども目立った。

 こうした中、軍は祝賀ムードを盛り上げようと各地で軍楽ショーなどを行い、集会が反軍政デモに転化しないよう気を配っている。

 最高評議会のタンタウィ議長(陸軍元帥)は24日、テレビ演説で「暴徒を取り締まる場合を除き、非常事態令を解除する」と発表、これも、軍が民主化に本気だとの安心感を国民に与える狙いがあるためだ。

 非常事態令は1981年、サダト元大統領がイスラム過激派により暗殺されたのを機に布告され、後を継いだムバラク政権下では、治安機関が令状なしで逮捕や盗聴を行う“根拠”となった。30年に及んだムバラク政権による強権支配の象徴といえ、2月の政変後は解除を求める声が強まっていた。軍部としては、国民の要求に一応は応えた格好だ。

 ただ、即時の民政移管を求める民主化勢力は「暴徒の取り締まりを除き」との留保が付けられたことに反発。ムバラク政権へのデモ動員に大きな役割を果たした若者中心のグループ「4月6日運動」幹部は24日、「暴徒という言葉を拡大解釈して、民主化デモを潰そうとしている」と非難、デモを続ける考えを強調した。

 またタンタウィ議長は演説で、民主化勢力の若者らに政党結成を呼びかけた。批判勢力を政治プロセスに取り込むとともに、デモ継続が政治・経済の混乱につながると国民に印象づける思惑もあるとみられる。

 最終更新:1月26日(木)8時19分 「産経新聞」より
 ホスニー・ムバラク政権を崩壊させた大規模なデモからちょうど1年となる15日、首都カイロにあるタハリール広場では全政権打倒を記念する式典が行われましたが、現在エジプトで政権を担っている軍最高評議会による「(変わらない)独裁」に不満を持つ民主化勢力が「軍政はごめんだ!」と言わんばかりに反軍政デモを呼び掛けるなど、混乱は余計深まっている感じがします。

 民主化勢力が反軍政デモに発展すればまた混乱が起こるリスクを懸念し、現在大統領代行で最高評議会議長を務めるムハンマド・タンタウィ議長はテレビ演説で「非常事態宣言を解除する」と発表しましたが、軍政に不満を持つ国民に対し「我々は民主化に積極的だ」と安心感を与える宣伝かも知れない。

 また「政党の自由」を許可したのか、民主化勢力の若者たちに政党結成を呼び掛けるなど「反体制」側を政治に受け入れるなど、これまたムバラク政権時代にはない動きを見せていますが、一部から「軍部による人気取りの道具にすぎない」と見ている人はいるのか・・・。

 非常事態令解除は、軍部がおそらく「我々はムバラクとは違う」と言うアピールかもしれないです。1981年に当時のアンワール・サダト大統領が暗殺されてすぐ大統領に就任したムバラク、サダトを暗殺したのがイスラム原理主義と言うことでその「封じ込め」を徹底し、反体制勢力を弾圧してきたが、昨年の大規模な反政府デモでムバラク政権が崩壊すると、非常事態令の存在意義を問う声も出て、結果解除した最高評議会、それでも反軍政デモをやめようとしない一部の民主化勢力、議会への権限移譲を訴える声もあり、再び混乱となってしまう危険性も大いにあります。

 ムバラク政権崩壊から1年、未だ民主化の「発展途上」にあるエジプト、最高評議会と国民の間の溝がまだ深いことを物語るのではないだろうか。

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

ペペのことより勝利することを優先

 さきのファーストレグでのあるシーンが、各方面から批判を浴びてますが、セカンドレグでの勝利が優先だとあくまで指揮官は冷静です。

引用

ペップ:「ペペのことは放っておこう」

 バルセロナは25日、コパ・デル・レイ準々決勝セカンドレグで、レアル・マドリーをホームに迎える。ペップ・グアルディオラ監督は前日会見で、本拠地カンプ・ノウのファンに向け、先日から騒動の渦中にあるマドリーDFペペに対し、過剰な反応を示すべきではないとの見解を示した。

 ペペは先週のファーストレグでバルサFWリオネル・メッシの手を踏み、周囲から大きな批判を浴びせられている。本人は意図的ではなかったと釈明したが、カンプ・ノウでの一戦でバルセロニスタが強烈なリアクションを見せることは想像に難くない。

 だが、グアルディオラ監督は会見で「ペペのことは放っておこう」とコメント。次のように続け、バルセロナのサポーターにペペのことを考えてはいけないと訴えた。

「彼の監督が彼をプレーさせようと思うなら、そうするだろう。私は、すべての人にとって、是ができる限り素晴らしい対戦になることを願っている。(ルイス・)フィーゴに起きたことが繰り返されないようにと願っているよ。ファンはあのときのことを後悔しているからね」

「もしもまた同じことがあったら、我々は何も学ばなかったということになる。我々があるべき姿ではないということだ。それは、(コパから)敗退すること以上に傷つけられることなんだよ」

 バルセロナはアウェーでマドリーを2-1と下している。準決勝進出に有利と見られているが、グアルディオラ監督は勝利しか目指さないと強調した。

「すでに自分たちが勝ったなどとは、誰にも思ってもらいたくない。とても拮抗した試合になるだろうし、最後まで両チームに突破の可能性があるからだ。(ファーストレグの)結果を守ろうとしたら、我々は敗退させられるだろう」

 最終更新:1月25日(水)12時0分 「Goal.com」より
 25日にレアル・マドリーとのコパ・デル・レイ(国王杯)準々決勝セカンドレグを控えるバルセロナ、サンチャゴ・ベルナベウでのファーストレグを2-1で勝利して優位に立つバルセロナですが、この試合中にレアルのディフェンダー・ペペ(ポルトガル代表)リオネル・メッシの足を踏みつけたとして、周囲からものすごいブーイングを浴びていますが(ペペ本人は意図的ではないと言っているが)、カンプ・ノウでのセカンドレグではバルセロナサポーターが過剰なアクションをするのでは? と懸念視する声もあり、ピリピリムードですが、バルセロナのジョゼップ・グァルディオラ監督は、ファンには過剰になるな、ペペのことは放っておこうと冷静になるよう呼びかけ、試合には勝利あるのみと強気な姿勢を見せたようです。

 確かにあのシーンは「ひでェ!!」と思ったし、あれで一発レッドにならないのかとすら思いました(警告だった)、ハイ。意図的であろうとなかろうと倒れている相手に手を出すなんて、スポーツマンシップ上好ましくない。

 アンケートでも「ペペは出るべきではない」と答えたのが6割と、いかにペペに対して「許さない」と見なしているのが多いことが分かるだろう。まして処分すらしないレアル側にも非はあると思う。

 そんな状況でも一人の選手に対して「過剰になるな」とコメントしたグァルディオラ監督は「大人」な態度が見てとれます。勝って準決勝進出することだけに集中しろ。とも選手たちに訴えかけてるとも言える。

 大人な対応のグァルディオラ、それでもペペに厳しい処分を下さず出場させようとし、反則を犯した非を認めようとしないモウリーニョとはえらい違いだ。

 カンプ・ノウでのセカンドレグは一体どうなりますか・・・。もしペペが出れば、レアルは間違いなく大ブーイングに遭うことは必至だ。

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genre : スポーツ

指原莉乃「脱ヘタレ」を公言!?

 初のフォトブックを発売し、今年もますます乗りに乗りそうです。このメンバーは。

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さしこ「脱ヘタレ宣言」も控えめアピール

 女性アイドル集団、AKB48の指原莉乃(19)が24日、東京・福家書店新宿サブナード店で初のフォトブック「さしこ」(講談社、1200円)の発売イベントを行い、脱ヘタレ宣言した。

 日本テレビ系「ミューズの鏡」(土曜深夜1・55)でドラマ初主演を果たし、同主題歌「それでも好きだよ」で今春、ソロデビューするさしこ。同書もすでに15万部突破と活躍の場を広げているが、「今年の目標は脱ヘタレキャラにしたい」と掲げた。

 続けて「自分ではそう思っていなくて意外と心が強いし、ファンの方からも卒業しなきゃといわれるので…」と語り、「ヘタレキャラを好きな方もいる。キャラを維持しつつ、脱する感じで器用に生きれる1年になれば」と意気込んだ。

 だが、売り上げ目標を聞かれると、同僚メンバー、大島優子(23)のフォトブック「優子」の19万部を引き合いに出し、「私は17万部で。及ばないと分かっているので」と控えめ発言。

 同書をアピールする際も「私だけの本だと思ったら大間違い。小嶋陽菜さんらAKBメンバーがたくさん出てるので、ぜひ買ってください!!」とヘタレ全開だった。

 「『ZAKZAK』2012.01.25付記事」より
 昨年は選抜ベスト10入り「笑っていいとも!」レギュラー抜擢、ブログも相変わらずヒット。と急成長したAKB48・指原莉乃、今年に入ってからもドラマ初主演、さらに今春ソロデビューと勢いは止まりませんが、今度は何と自身初のフォトブックを刊行し、すでに15万部売れていると言いますから、やはり指原人気は衰えてないと言えます。

 24日に発売イベントを行い、その席で「今年はヘタレキャラを卒業したい」と公言しましたが、売り上げ目標はと聞かれると、大島優子のフォトブックを引き合いに出して「17万部で」と控えめ発言をするなど、脱ヘタレも控えめをアピールしたようです。

 もうヘタレキャラじゃなくても人気がある指原、今年はどんなキャラを見せるんでしょうかね。まァ第2の指原級のブレイクキャラが出てくる可能性もあるから(大家志津香・梅田彩佳辺りか)、うかうかは出来ないような・・・!?

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genre : アイドル・芸能

「下の下じゃ」「じゃあの」で再ブレイクした元世界チャンピオン

 元ボクシング世界チャンピオンのタレントと言えばガッツ石松、具志堅用高、輪島功一などが真っ先に浮かびますが、その中で「異彩」を放つのが竹原慎二です。日本人で初のミドル級チャンピオンとなるも短命に終わり、その後タレントとして活動しある番組がきっかけでブレイクしたのをきっかけに、タレントとして、ボクシング評論家として、実業家として、多方面で活躍するようになりました。そんなわけで今から40年前の今日1972年1月25日は、その竹原慎二が生まれた日です。

 1972年、竹原慎二は、広島県安芸郡府中町にてボクシングジムを経営する父と焼肉屋を経営する母との間に生まれ、すくすくと育つも、中学時代柔道部に籍を置き県大会で優勝する一方で、不良の道に走りケンカに明け暮れ、他校の生徒とトラブルを起こすこともしばしばで、当然周りから鼻つまみ者とされ「広島の粗大ゴミ」と言われるほどのものでした。
 高校にはいかずアルバイトで生計を立てるも長続きせず(高校は受験したもののいずれも不合格だった、背景にはおそらく学校側が「粗大ゴミ」と呼ばれるほどの不良だった竹原を受け入れれば学校のイメージに関わるとしたからか)、実父がボクシングジムをやっていたことでボクシングに興味を持ち、1988年、16歳だった竹原少年はプロボクサーを目指す為単身東京へと上京したのでした。

 上京し沖ジムに入門、それだけでは生計がままならないからか地元の内装会社に就職し、ボクシングで食べていけると言うまで内装会社で働いたのでした(内装会社時代、のちの横浜アリーナの内装工事に携わったこともある)。
 1989年にプロデビューを果たし、同年東日本ミドル級新人王となると、翌1990年には全日本ミドル級新人王となるなど、竹原は順調に出世したのでした。

 1991年には日本王座、さらに1993年5月には東洋太平洋チャンピオンとなり、同年11月に防衛戦で勝利したのをきっかけに6度も王座を防衛するのでした。
 順調にチャンピオンの道を行く竹原、今度は世界チャンピオンと言う頂に挑むべく、1995年にWBA世界ミドル級タイトルマッチで王者ホルヘ・カストロ(アルゼンチン)に挑み、低い前評判を覆すファイトを見せ、大接戦の末判定でカストロを破り、日本人初のミドル級チャンピオンとなったのでした! これまではフライ級やバンタム級と言った軽量級が中心だった日本ボクシング界、それを上回るミドル級の王者には注目が集まったのでした(ちなみに輪島はスーパーウェルター級)。

 翌1996年6月、竹原はウィリアム・ジョッピー(アメリカ)を迎え、初防衛戦に挑みますが、竹原はジョッピーの素早い試合運びに翻弄され9ラウンドでレフェリーストップとなり、あえなく王座を明け渡したのでした・・・。
 この悔しさをバネに再戦を目指すも、網膜剥離が発覚し、これ以上やれば失明の恐れがあると警告を受け、引退を余儀なくされたのでした・・・。日本人初のミドル級チャンピオンとなりながら、あえなく陥落、そしてドクターストップによる早すぎる引退、竹原のボクサー人生はなんともあっけない結末で終わったのでした・・・。周辺から現役続行を勧められるもこれを固辞している。

 その後タレントとなるも仕事に恵まれず、日焼けサロンでアルバイトをするほど経済的にも困窮した時期もあったのです(「徹子の部屋」に出た際は「仕事を下さい!」と嘆願したくらい)。元世界チャンピオンだったものの、在位期間が短かかったことで、知名度も薄かったことがこうなったと言える。これには元プロスポーツ選手全般に言えることではあるけど。
 転機となったのは2000年、TBS系で放送されていたバラエティ番組「ガチンコ!」で、その中のコーナー「ガチンコファイトクラブ」でプロボクサーを目指す若者(ほとんど不良だったが)を指導し、それを3年やったのです。
 同企画は好評を博し、視聴率も高かったことで竹原の人気や知名度はぐんと上がったのでした。
 その中で「お前らは弱い世界では強いが、強い世界では下の下じゃ(ゲのゲじゃ)」と言う名セリフは竹原の代名詞となり、のちにラップCDの歌詞になるなど印象を残したのでした。不良相手に柔道技やスパルタ指導を加えるなど「行き過ぎた」シーンもあり、一部週刊誌で「『やらせ』じゃないか?」と指摘されたが、これを否定している。ただ前述のこのシーンは良識派から眉をひそめられたりもしたが。なぜ竹原が起用されたかは、広島出身と言うことで「怖い」と言うイメージをスタッフが持ったこともある。この「怖い」イメージは広島県民に対する偏見だと思うけど。

「ガチンコ!」で知名度を上げたことで、今度は畑山隆則と共にフィットネスクラブを立ち上げたり、健康器具のプロデュース、さらにイタリアンレストラン「カンピオーネ」(2006年1月に閉店したが)のオーナーを務めるなど事業にも乗り出し、チャンピオン時代よりも収入を増やしたのでした。

 その後もネット上で「竹原慎二のボコボコ相談室」なるお悩み相談を連載し、50万以上のアクセスを記録し話題となり、2006年には漫画の原案協力や(「タナトス~むしけらの拳~」ヤングサンデー《現在は休刊》連載)、2007年にはブログを立ち上げ、記事の最後に書かれる「じゃあの」というフレーズは人気を博し、アメーバブログの人気ベスト10入りと言う偉業を達成するなど、再ブレイクを果たしたのです。

 日本人初のミドル級王者「ガチンコ!」での一度見た者に存在感を与える演技、さらにブログでの締めの一言。と常に一部で話題をさらう竹原慎二、彼の第2の人生はまさに順風満帆と言っていいでしょう。
「ガチンコ!」は良くも悪くも印象に残る番組だったが、竹原慎二と言う人物を再ブレイクさせた功績は大きいと言える。今度はどんなことで話題をさらうのだろうか。

theme : ボクシング
genre : スポーツ

第180通常(増税目的狙い?)国会スタート

 消費税増税がテーマになりそうな今回の通常国会、その幕が上がったみたいです。

引用

「『政局』でなく『大局』見据えて」首相が施政方針演説

 野田佳彦首相は24日午後、衆参両院の本会議で施政方針演説を行った。税と社会保障の一体改革を「やり遂げなければならない大きな課題」と位置づけ、3月末までに消費増税法案を国会に提出する考えを改めて表明。「『政局』ではなく、『大局』を見据えよう」と、野党に事前協議に応じるよう呼びかけた。

 第180通常国会がこの日召集。6月21日まで150日間の論戦が始まった。

 首相は演説の冒頭で、「重要課題を先送りしてきた『決められない政治』からの脱却を目指す」と表明。「大震災からの復旧・復興」や「原発事故との戦い」「日本経済の再生」を優先課題とし、与野党で協力し合う必要性を訴えた。

 野党を引き込むために、自公政権時代の首相による施政方針演説の一節を引用した。4年前の福田康夫首相(当時)の演説では「与野党が話し合い、結論を出すことこそ政治の責任」。3年前の麻生太郎首相(当時)は、消費増税を「子や孫に負担を先送りしないためだ」としていた。

 asahi.com(朝日新聞社) 2012年1月24日13時17分
 税と社会保障の一体改革を掲げ、第180通常国会に臨んだ野田佳彦総理、冒頭の演説で「重要課題を先送りしてきた『決められない政治』からの脱却を目指す」と表明し、与野党で協力して震災からの復興・復旧、原発事故処理、経済の立て直しに取り組むことを強調しましたが、消費税増税に反対の立場が強い野党をどう懐柔するのか・・・。

 自分たちの迷走で重要課題(国会議員定数削減・公務員給与削減)などをさんざん先送りしまくって疎かにしてきたくせして、決められない政治からの脱却を目指すって「あなたに人のこと言えるの!?」って総ツッコミにあうのがいいところ。

 今国会で解散総選挙に持ち込みたい自民党、対決姿勢をハナッから見せてますが、ただただ反対、解散総選挙しか頭になく、自分たちだったらこうする! と言う計画性すら見せないから、支持が伸びないんじゃないのかな? 政権与党だった当時、消費税増税を強調する姿勢を見せたことを忘れてるのだろうか?

 増税ばかり目がいって他のことが見えてない野田政権、とりあえずはこれまで「先送り」してきた法案を一つ一つ片付けてから消費税増税の是非について協議するべきじゃないのか!?

theme : 野田内閣
genre : 政治・経済

アラブ連盟「アサドは退陣するべき」

 弾圧をやめないシリアに、アラブ連盟が動いたみたいです。

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アラブ連盟、アサド大統領に退陣勧告 対シリア、強硬国勢い

 ■弾圧阻止 安保理に提起

 【カイロ=大内清】アラブ連盟(本部カイロ)は22日、デモ弾圧が続くシリア問題を協議する外相級会合を開き、同国のバッシャール・アサド大統領に対し、2カ月以内のシャラ副大統領への権限委譲と、反体制派が参加する挙国一致内閣の樹立を求める決議を採択した。また、国連安全保障理事会に同問題を提起し、決議への支持を求めることでも合意した。

                   ◇

 アラブ連盟がアサド大統領に事実上の退陣勧告を突きつけたことで、政権側が反発を強めるのは必至。シリア国営テレビは23日、「(退陣要求は)内政干渉であり、シリア政府はこれを拒否する」とする政権高官の談話を伝えた。

 カタールのハマド外相は、会合後の記者会見で「(連盟として)軍事介入を目指しているわけではない」と述べ、あくまでも平和的な解決が望ましいとの立場を強調した。しかし、デモ弾圧がなおも行われる中で、アサド政権側が要求を拒否し続ければ政権打倒に向けた動きが国際社会で加速する可能性は高い。

 シリア問題をめぐってはカタールのハマド首長が今月、デモ弾圧停止のために「アラブ諸国から軍隊を派遣する必要がある」などと発言、シリア反体制派の多くも国際社会による軍事介入を求めている。

 アサド政権への攻撃を強める反体制派武装組織「自由シリア軍」ナンバー2のマーリク・クルディ大佐は23日、産経新聞の電話取材に、「政権にさらなる弾圧の時間を与えてしまう」と決議への不満を漏らしつつも、「介入に向けた安保理決議を得るため働きかけを強める」と、連盟による安保理提起を歓迎した。

 今回の決議では、挙国一致内閣を樹立後、新憲法制定の国民投票を実施した上で、早期に大統領選と議会選を行う-などとする工程表を提示。アラブ連盟として、シリアに対し決議の履行を求める特使を派遣することも決まった。

 また、昨年12月から同国でのデモ弾圧の状況を調査している監視団の規模を拡張し、派遣期間を1カ月延長することも承認した。

 シリアへの圧力強化に慎重意見も多かったアラブ諸国が、アサド大統領への「退陣勧告」にまで踏み込んだ背景には、対シリア強硬派のカタールやサウジアラビアからの強い働きかけがあったためだとみられる。

 イスラム教スンニ派が多数派の両国は、シーア派のイランを最大の脅威とみなしており、シーア派の分派とされるアラウィ派が権力を握り、イランとも盟友関係にあるアサド政権は“厄介な存在”でもある。それだけに、デモ弾圧問題を機にアサド政権を弱体化させ、イランを孤立させる狙いもありそうだ。

 決議にはシリアと関係が深いレバノンやアルジェリアが反対・棄権した。

 最終更新:1月24日(火)8時32分 「産経新聞」より
 昨年から民主化デモを容赦なく弾圧し、かなりの市民を虐殺しているシリアのバッシャール・アサド大統領、国際社会からものスゴイブーイングを食らっていますが、周辺諸国も当然アサド大統領に反発しており、23日にアラブ連盟が外相級の会合を行い、アサド大統領は速やかに退陣し、権限を副大統領に譲るべきだと言う決議案を可決したようです。

 未だ弾圧をやめず、権力の座に「居座る」アサド大統領には周辺諸国が懸念しており、軍事介入も辞さない姿勢を見せていますから、これ以上情勢悪化を望んでいないことへの表れかも知れないです。
 軍事介入も辞さないって、リビアのように軍事力をもってしてアサド大統領を倒そうと主張する声もあるけど、そうすればまたさらに流血の事態に発展するから、あくまで対話で解決しようとする声もあり、一枚岩でないような気が。
 昨年の「アラブの春」で立て続けに独裁政権が倒れ、またイエメンアリ・アブドラ・サレハ大統領が近いうちに権限移譲することも発表し、一連のアラブの政変で流れでぼっ発したシリアの民主化運動、当初周辺諸国はシリアの内情を静観視していたものの、スンニ派が大半を占めるサウジアラビア、カタールがシーア派を脅威と見てイランを過度に敵視し、そのイランと良好な関係にあるアサド政権を孤立させる狙いもある今回の会合、宗派間対立も含め、半ば複雑と言うか短絡的と言うか、今回の「アサドは退陣せよ」と言う声明を、中東の雄であるサウジアラビアが発言しただけに、周辺国に与えた影響が大きいと言える。

 しかし強気なのか、アサド政権は「内政干渉だ!」とこの要求を拒否、ただこの姿勢がますます孤立へと走る可能性も出てきたような・・・!?
 またアラブ連盟だけで「アサド退陣」を叫ぶのは、欧米に対して「欧米は介入するな!」と言う当てつけでしょうか・・・?

 国連やアラブ連盟からの非難を無視し続け、自国民に対する虐殺を止めようとしないアサド政権「すでにそれが誤ちであるのに気づかないのか!?」だ。

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

防衛相として訪問も平行線

 初めて防衛相として沖縄を訪問しましたが・・・!?

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田中防衛相:沖縄訪問 普天間移設、糸口見えず 信頼回復遠く

 田中直紀防衛相は23日、沖縄県の仲井真弘多知事と県庁で会談し、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設計画に理解を求めた。だが仲井真氏は県外移設を求める考えを変えず、事態打開の糸口は見えない。田中氏は沖縄訪問を重ねる構えだが、野党は24日召集の通常国会で、認識不足の発言が目立つ田中氏の資質を追及する構えで、普天間問題に集中できる環境は整っていないのが実情だ。

 「機会あるごとに沖縄県を訪れ、日々努力する」。田中氏は23日、那覇市での記者会見でこう語り、仲井真氏と信頼関係を築き、移設につなげたい考えを示した。だが、昨年末の環境影響評価書の提出強行などで損なわれた信頼を回復する道のりは遠い。田中氏も23日、過去の沖縄訪問について問われ「水族館とか『硫黄島』には行った」と発言し、自身が信頼を傷つけかねない展開に。仲井真氏は「かなりすれ違いだ」と記者団に語り、田中氏を突き放した。野党は、田中氏が就任当初、移設の「年内着工」に言及して沖縄側の反発を招いたことなどを受け、通常国会で追及を強める構えだ。【朝日弘行】

 毎日新聞 2012年1月24日 東京朝刊
 23日に沖縄県を訪問し、仲井真弘多知事と会談に臨んだ田中直紀防衛相、改めて普天間飛行場名護市辺野古への移設に理解を示しましたが、県外移設の考えを変えない仲井間知事との溝は相変わらず深く、また田中防衛相が「移設の年内着工」発言をしたことへの反発もあると思います。

 それでも田中防衛相は「機会あるごとに沖縄県を訪れ、日々努力する」と前向きな姿勢を取ったものの、自身の年内着工発言や普天間基地周辺の危険性を軽視する発言(「小学校の頭上にヘリが降りてくることは少ない」)、さらに沖縄県民の防衛省に対する反発もあり、防衛省と沖縄でズレが出ていることが足かせとなっているようです。

 田中事務局長の「犯す」発言、一川前防衛相の「詳細には知らない」発言、さらに田中防衛相のこの発言だったり、遡れば鳩山元総理の“ブレ”た態度で、さんざん沖縄県をひっかきまわした民主党政権、回転ドアの如く代わる防衛相にも沖縄県は辟易しているし、そんな状況でこの問題を解決など難しいでしょう。民主党の責任はかくも大きい。

 さらにまた野党に攻撃材料を与えかねない「移設の年内着工」発言、これがまた国会運営の足かせとなって肝心の法案が疎かになれば、迷走国会に拍車をかける一方で何もならないんですけどね!!

 結局また平行線に終わった今回の会談、野田佳彦総理は閣僚を自分の好みで決めてるのか!?

theme : 政治・時事問題
genre : 政治・経済

「ヨーロッパ独自の格付け機関を作ります!」

 国債格下げに対する失望と不満に「我々にも考えがある!」ですかね。

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仏大統領選:最大野党候補 欧州独自の格付け機関設置提案

【パリ宮川裕章】フランス大統領選(4月22日第1回投票)に向け、最大野党・社会党公認候補のオランド前第1書記が22日、パリ郊外で演説し、欧州独自の公的格付け機関の設置を欧州各国に提案するなどの新政策を公表した。仏では13日の米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)による仏国債格下げに対する失望が、格付け会社と金融市場への不信感とともに広がっており、オランド氏は仏社会の不満を得票に結びつけたい思惑だ。

 「私の真の敵は、名前も顔もなく、どの政党にも属さず、立候補もしない。だがその敵は我々を支配しようとする。すなわち金融の世界だ」

 オランド氏は約1万人の支持者を前に熱弁をふるい、喝采を浴びた。欧州債務危機の中、社会党は仏国債格下げを「サルコジ大統領の失政」(オブリ第1書記)と非難。一方でオランド氏は大統領候補として、欧州と価値観の異なる米の一私企業による格付けが金融市場を介して仏政治、経済に大きく影響する現状への国民の不満に配慮した形だ。

 充実した社会保障など「大きな政府」を志向する傾向のある欧州では各国が協力して格付け機関を設立したほうが、競争原理を重視して比較的「小さな政府」を志向する米国の格付け機関よりも、格付けに理解を得やすいとの判断だ。

 オランド氏はこの他▽欧州他国と協力した金融取引税の導入▽ドイツとの経済、エネルギーなどを軸とした新条約の締結▽銀行業を預金部門と投資部門に分離し、規制する法案--に加え、大統領や議員の報酬削減にも意欲を示し、26日に大統領選の公約を正式発表する方針だ。

 仏世論調査の支持率で、オランド氏は27.5%とサルコジ氏の24%をリードしているが、候補者数増加の影響などもあり、差は縮まっている。また「閣僚経験がない」「指導力不足」など政治的な力量を不安視する声も根強い。一方、サルコジ大統領は立候補表明をできるだけ遅らせ、現職としての指導力を見せ、支持率低迷を挽回する戦術に出ている。

 毎日新聞 2012年1月23日 10時06分
 さらに停滞した経済の立て直しが重要なテーマとなる今回のフランス大統領選挙、経済がさらに悪化したこともそうだし、さらにアメリカの大手格付け会社S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)が今月13日にフランス国債を「格下げ」したことで、フランス国民の不満はさらに高まり、それらの不満を解消しようと、22日に大統領候補者の一人で最大野党・社会党党首のフランソワ・オランド第一書記がパリで演説を行い、持論を語ったようです。

 それは「ヨーロッパ独自の格付け機関を発足させ、周辺国に提案する」と言うもので、アメリカの目線ではなく自分たちの目線で決めたい。と言うことでしょうか。フランス国債が下がったことをニコラ・サルコジ大統領の失政が招いたと見なし、アメリカによる度重なる介入もまたそれを招いたと支持者の前で述べたようです。
 社会保障や福祉を重視した「大きな政府」を推進するヨーロッパと、市場経済を重視し「小さな政府」を重視するアメリカでは経済に対する考えが違うから「我々には我々のやり方がある」とこれ見よがしにオランド候補は言っているのでしょう。

 他にもオランド候補は、周辺諸国と協力して金融取引税を導入、ドイツとの更なる経済連携強化、銀行を投資部門と預金部門に分離化しこれを規制、大統領や議員の報酬カット。と言うマニフェストを掲げましたが、どうなんでしょうか。またこのヨーロッパ独自の格付け機関と言う案を周辺国が理解するのか・・・。

 これ以上アメリカからの介入はごめんだ! 我々は独自で格付け機関を作り、格付けへの理解を作る! と息巻いているオランド候補、しかし不安材料として閣僚経験がないことや指導力を問う声もあり、それらのハードルを乗り越えることは出来るのだろうか。

theme : 国際政治
genre : 政治・経済

“第2次”ナイジェリア内戦が現実味を帯びそう・・・!!

 今年に入ってもこの国では宗教対立がつきまといそうです・・・。最悪の場合は・・・?

引用

ナイジェリア内戦懸念 宗教対立過熱、テロ相次ぐ

【ロンドン=木村正人】アフリカのナイジェリアでイスラム過激派「ボコ・ハラム(西洋の教育は罪)」によるテロがエスカレートし、一部で宗教抗争を引き起こすなど、1967~70年に150万人以上が死んだとされる内戦の再燃を恐れる声が出始めた。

 現地からの報道によると同国北部カノ州で20日、地元警察本部や警察署、入国管理局施設で連続爆発テロが起き、銃を持った武装勢力に襲撃された。死者数の公式発表はないが、少なくとも178人が死亡と報じられている。215人とする地元紙の報道もある。

 同国政府は武装勢力の出入りを許しているとしてカメルーン、ニジェール両国との国境を封鎖し、北部に大規模な部隊を派遣した。カノ州では24時間の外出禁止令を出した。

 イスラム法(シャリーア)の厳格な適用を求めて2002年に発足したボコ・ハラムが「警察がメンバーの釈放に応じないため、報復した」と犯行を認めた。

 ボコ・ハラムは09年以降、キリスト教会や警察への襲撃、爆弾テロを繰り返している。今月6日にも、キリスト教会が相次いで襲撃され、計23人が射殺された。イスラム教徒主体の北部やモスク(イスラム教礼拝所)への報復も目立っており、「組織的な民族・宗教浄化」を指摘する声が出ている。

 同国では1967~70年の内戦以来、イスラム教徒主体の北部とキリスト教徒主体の南部の対立がくすぶる。テロの激化で北部で小売店を営むキリスト教徒たちが南部に移動を始めたと英BBC放送は報じている。キリスト教徒のジョナサン大統領は「私たちが直面している状況は内戦時よりも悪い」と警戒感をあらわにしているが、ボコ・ハラムが拠点を置く北部に軍を展開していることが逆に対立を強めているとの指摘もある。

 最終更新:1月23日(月)8時24分 「産経新聞」より
 ナイジェリア各地で暗躍を続けるイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(西洋の教育は罪)」20日に北部のカノと言う町で、警察施設や入国管理局などで立て続けに爆弾テロを起こし、178人が死亡すると言う大惨事となりましたが、先月はキリスト教の教会、今度は警察施設などを標的としたテロ、ボコ・ハラムの暗躍は止まるところを知らず、また一部地域で宗教対立も再燃するなど、再び内戦に発展しそうな危険性が多いに出てきたみたいです。

 ナイジェリアの宗教問題についてはこちらも見て下さいませ。 →  クリスマスに爆弾テロ!!  ナイジェリアは、やっぱり変わらないか・・・  ナイジェリアは第2のスーダンとなってしまうんでしょうか!?

 ナイジェリアをイスラム化しようと、キリスト教会や警察施設を狙ったテロを起こせば、キリスト教徒側もまたモスクを標的とした攻撃を加えるなど、組織的な宗教浄化・民族浄化を指摘する声もありますが、グッドラック・ジョナサン大統領は今の状況を「内戦時より悪い」と懸念していますが、かつてのビアフラ戦争以上の深刻な状態に陥っていると指摘しているんでしょう。
 ただボコ・ハラムが拠点としている北部に、軍を展開したことで対立をさらに強めていると懸念する声も出ており、部族問題も絡んで複雑な問題となりそうです。現にビアフラ戦争は民族問題から起こったものですから。

 北部はイスラム教、南部はキリスト教。と一時期のスーダンのような構図となっているナイジェリア、さらに部族問題、政府内には北部出身者もおり、当然ムスリムもいることを考えれば、キリスト教徒であるジョナサン大統領が、イスラム原理主義組織を弾圧しようものなら、政府内で対立も生まれるでしょう。

 ナイジャーデルタ解放運動だけでなく、ボコ・ハラムと言ったイスラム原理主義組織の暗躍に頭を抱えるジョナサン大統領、そもそもナイジェリア政府そのものが汚職と腐敗まみれですから、自分の保身と財産しか考えず、諸問題に対してしっかりした措置すら取れてないのでは?

 石油利権が還元されない不満、民族・宗教問題、さらに腐敗だらけの政府、国民の不満ばかりが溜まっていますが、これが一気に爆発して再び内戦となれば、ナイジェリアはコンゴ民主共和国のような状態に陥るでしょう。今のところナイジェリアは2分された状態にあることは間違いない。

theme : 戦争
genre : 政治・経済

日曜の昼間に相応しくないシーン

 TBSで日曜のお昼と言えば「アッコにおまかせ!」ですが、昨日たまたま見た見た私は、昨日の放送に関してちょっとツッコミたくなるようなシーンがありました。

 それは「浜崎あゆみ離婚」の話題で、夫だったマニュエル・シュワルツ氏のヌードが大々的に流れたことで(イラストだったが)正直この時間帯には不適切じゃないか? と思います。

 まず日曜日の昼間と言う時間帯ですから、子供たちも見ているわけです。その時間にこのようなものを流すのは、製作者の良識を疑いたくなりますよ。いくらこれが離婚の原因の一つだからって。
 まして昼間、食事中の人もいるわけですから、精神衛生上好ましくないのでは? 食事中にこんなエゲツないものを見せられたらたまったもんじゃない。

 これで改めて思うことは、食事時と言う時間にテレビに映していいものと悪いものぐらいあるだろう。と思いますね。局及び製作者はそこのところを考えるべきです!!

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