バグボ前大統領に「逮捕状」!?
昨年暮れの騒乱を引き起こした罪は大きい、と言うことでしょうか。
これに関連する記事はこちらもございます。 → バグボ氏をついに拘束、今後のコートジボワールは
ICCが調査する内容は、内戦中のワタラ氏支持派に対する殺害や弾圧、レイプなどの犯罪で、バグボ前大統領らが加担していないかが焦点ですが、大量虐殺の疑いもあるのなら「人道に対する罪」でも起訴されるかも知れない。
これについてワタラ大統領は「敗北を認めず大統領職に居座り、これを不服とした世論を力で弾圧した行為は許されるものではない、バグボは起訴されて当然だ」と逮捕状発布の正当性をコメントしているかも知れないが、バグボ氏側は「彼に正式に訴追されていない、ICCに向かう理由は政治的なもの」とコメントしていますが、コートジボワール国民はどう思ってるんでしょうね。
国家元首を務めた人物がICCで裁かれる初めてのケースとなるバグボ氏、だったらシリアのアサドやイエメンのサレハなどもICCの逮捕状リストに入っているのでは?
コートジボワールで昨年暮れに行われた大統領選挙において、アルサン・ワタラ氏(現コートジボワール大統領)が勝利したものの、これを不服として結果を受け入れず辞任を拒否し、4ヶ月間にも亘る内戦状態を引き起こしたローラン・バグボ前大統領、最後はワタラ氏側によって逮捕・拘束されると言う顛末となりましたが、この事態を引き起こしたとしてICC(国際刑事裁判所)がバグボ氏に逮捕状を出しましたが、バグボ氏は29日、ICCのあるオランダ・ハーグに赴いたようです。引用
コートジボワール前大統領に逮捕状、ICCへ移送=弁護士
[アビジャン 30日 ロイター] 国際刑事裁判所(ICC)が、昨年行われたコートジボワール大統領選で辞任を拒否し、内戦状態となった末に拘束されたバグボ前大統領の逮捕状を発行。前大統領は29日、ICCのあるオランダ・ハーグに向けて出発した。弁護士が明らかにした。
過去に国家首脳を務めた人物がICCで裁かれるのは、バグボ氏が初めてとなる。ハーグには30日に到着する予定。
バグボ氏は、昨年11月の選挙での敗北を認めず、新たに大統領に選出されたワタラ氏への権力移行を拒否。同国は4カ月にわたり内戦状態に陥り、3000人が犠牲になったとされている。バグボ氏は今年4月に拘束され、ワタラ氏が大統領に就任。ICCは、内戦中に行われたとされる殺害やレイプなどについて捜査していた。
コートジボワール北部の空港の軍当局者2人は、バグボ氏がヘリコプターで同国を出発したと述べた。バグボ氏はその後、中継地点でオランダ行きの航空機に乗り換えるという。
バグボ氏の弁護士も、ロイターの電話取材に対して、バグボ氏がオランダに向かったことを確認。同氏が正式に訴追されたとは知らされていないとし、ICCに向かう理由は政治的なもので、司法的なものではないと述べた。一方、ICCから逮捕状についてのコメントは得られていない。
ICCのモレノオカンポ主任検察官は10月にコートジボワールを訪問。バグボ氏を含む2─6人を対象に捜査を行う計画を明らかにしていた。
最終更新:11月30日(水)11時31分 「ロイター」より
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ICCが調査する内容は、内戦中のワタラ氏支持派に対する殺害や弾圧、レイプなどの犯罪で、バグボ前大統領らが加担していないかが焦点ですが、大量虐殺の疑いもあるのなら「人道に対する罪」でも起訴されるかも知れない。
これについてワタラ大統領は「敗北を認めず大統領職に居座り、これを不服とした世論を力で弾圧した行為は許されるものではない、バグボは起訴されて当然だ」と逮捕状発布の正当性をコメントしているかも知れないが、バグボ氏側は「彼に正式に訴追されていない、ICCに向かう理由は政治的なもの」とコメントしていますが、コートジボワール国民はどう思ってるんでしょうね。
国家元首を務めた人物がICCで裁かれる初めてのケースとなるバグボ氏、だったらシリアのアサドやイエメンのサレハなどもICCの逮捕状リストに入っているのでは?