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選手を信じて掴んだアジアカップ優勝!!

 日本代表の戦いぶりにはホント感心させられます。

引用

選手信じたV采配!ザック監督「誇りに思う」

 日本代表は29日のアジア杯決勝でオーストラリアを1―0で破り、2大会ぶりで単独最多となる4度目の優勝を飾った。アルベルト・ザッケローニ監督(57)は選手とコミュニケーションを図りながらの采配で、延長後半4分のFW李忠成(25=広島)の決勝ゴールにつなげた。同監督は歴代最長となる就任からの8戦不敗をマークするとともに、初の公式大会でタイトルを獲得。日本は13年にブラジルで開催されるコンフェデ杯出場権を獲得した。日本代表は31日に帰国する。

 日本のアジア制覇を告げる試合終了のホイッスルが鳴ると、イレブンはピッチ上で喜びを爆発させた。ベンチからは控え選手やコーチが一斉に飛び出し、自然と歓喜の輪ができた。ザッケローニ監督も両手で何度も何度もガッツポーズ。初の公式大会でタイトルを獲得したイタリア人指揮官は「自身にとっても初の国際タイトル。それを日本代表監督として達成できてとてもうれしいし、このチームの監督であることを誇りに思う」とまくし立てた。

 アジアを制し、就任からの不敗は8試合に伸びた。それでも指揮官は選手に「これは単なるスタート地点に過ぎない」と告げ「南米選手権も勝つことが目的じゃない。W杯でチームがどの相手に対しても対等に戦うこと」と続けた。アジア王者となったザックジャパンが、14年W杯ブラジル大会に向け確かな一歩を踏み出した。

 [ 2011年1月31日 06:00 ]「スポーツニッポン」ウェブサイト「スポニチ Sponichi Annexニュース」より
 延長までもつれる激闘の末オーストラリアを1-0で下し、4度目のアジア王者に輝いた日本代表、本田圭佑、長友佑都、長谷部誠、香川真司、川島永嗣らの奮闘もさることながら、優勝を掴んだ秘訣はなんといってもアルベルト・ザッケローニ監督の掌握術ではないでしょうかと思います。

 選手を信じて戦い続け、チーム一丸となってアジア王者を奪還したのだから、ザッケローニ監督にとってはまた一つ名声を掴んだと言えるでしょう。かつてACミランやインテルで優勝したときとは全く違うように。

「自身にとっても初の国際タイトル。それを日本代表監督として達成できてとてもうれしいし、このチームの監督であることを誇りに思う」と興奮気味にコメントしたザッケローニ監督、やはり代表監督で初めて国際タイトルを掴んだ喜びは大きいものと言えます。

 アジアを制したことで2年後のコンフェデレーションズカップ出場権を獲得した日本、この後はコパ・アメリカにも出場しますから、日本代表の戦いはまだ続きますが、2014年のブラジル・ワールドカップに向け大きな自信をつけたといえます。

 アジアカップ優勝おめでとう!! ザックジャパン。

theme : サッカー日本代表
genre : スポーツ

拡大する鳥インフルエンザ

 鳥インフルエンザ発生、さらには新燃岳噴火による災害と立て続けに災難が起こる宮崎県、ここまで来ると「弱り目に祟り目」も度を越してますが、またもアレが起こってしまいました・・・。

引用

鳥インフル、宮崎で6例目…4万1千羽殺処分へ

 宮崎県は31日未明、鳥インフルエンザの簡易検査で陽性反応が出た高鍋町内の養鶏場の鶏について、遺伝子検査(PCR検査)の結果、高病原性ウイルス(H5型)が検出されたと発表した。

 家畜の感染はこの冬、全国で9例目、同県では6例目。

 県は鳥インフルエンザに感染したと見なし、養鶏場が飼育する約4万1000羽を31日に殺処分する。

 県によると、5羽の遺伝子検査を行い、1羽でウイルスが検出された。検体を動物衛生研究所(茨城県つくば市)に送り、強毒性か否かなどを調べる。

 (2011年1月31日02時59分 読売新聞)
 31日未明に高鍋町内の養鶏場の鶏から高病原性ウイルス(H5型)が検出され、宮崎県内で6例目の鳥インフルエンザが確認されてしまいましたが、昨年の口蹄疫騒動同様、各地に飛び火しているとしかいえません・・・。

 参考までにこちらも見て下さいませ。 →  今度はまた鳥インフルエンザ

 県は直ちに鳥インフルエンザ感染を確認し、この養鶏場が飼育する鶏約4万1000羽を31日中に殺処分することを決めましたが、6例目の感染ということで殺処分した数も半端なものではないでしょうね・・・。

 河野俊嗣知事にとっては、鳥インフルエンザに新燃岳噴火による自然災害。と立て続けに頭の痛いニュースばかりが飛び込んで、その対応に四苦八苦しているかも知れませんが、東国原英夫前知事の意志を継いでこれらの問題を「どげんか」して解決してもらいたいものです。

theme : 気になるニュース
genre : ニュース

許せない「猿真似パフォーマンス」

 今日はアジア王者を決めるサッカーアジアカップ決勝戦、我が日本代表はオーストラリアと激突しますが、是が非でも勝ってもらいたいものです。その前に行われた宿敵・韓国との準決勝はまさに見応えがあると言うか最後まで何があるか分からないという試合をものにしましたが、韓国のキ・ソンヨンが起こしたあの行為は、名勝負に冷や水をぶっ掛けるものでしかありません。

 前半23分、韓国はPKを獲得しこれをキ・ソンヨンが決め韓国が先制したが、その際チームメイトと喜びながら何と!? 猿の真似をするパフォーマンスを起こしたのだ! 当然試合後この様子は韓国国内に報じられ「日本人を揶揄する侮辱的な行為」「スポーツマンシップに著しく欠けた不適切な行動だ」と批判の集中砲火を浴びたのだった。無論当然だろう、対戦国を馬鹿にしたような言動だから。
「試合でも負けてマナーでも負けた」と報じている韓国メディアもあるが、当然と言えば当然だ。

 当のキ・ソンヨンは自身のツイッターにて「観客席に旭日旗があるのを見て泣いた」と釈明し、また「サッカー選手である以前に大韓民国民だ」と述べたが、ここで政治や歴史をなぜまたスポーツに持ち込むのか!? です。それと「いつまで過去の歴史を引きずるんだ!?」でもあるが・・・、私は韓国のここがイヤだと言う点で一番イヤなのが「いつまでも過去の歴史を根に持つ」なのです。過去を引きずっているような国など進歩するわけがない、今のアフリカ(特にサブサハラアフリカ《これまで当ブログでは「ブラックアフリカ」表記だったが、ブラックアフリカは差別表現なのでこれからはサハラ以南のアフリカはサブサハラアフリカと表記します》)を見てもそうだろう。

 まして猿の真似でパフォーマンスをする。どう見ても人種差別的な言動に他ならないです!!
 キ・ソンヨンはまた「日本人に対してではない、自分はスコットランドでプレーしているけど相手サポーターから人種差別的なブーイングを受けたことがあるから、その相手に対してやった」と言っているが、どっちみち人種差別的な言動であることは間違いない。まして韓国人が日本人を猿の真似で揶揄する。とんでもないことだし、同じアジア人なのになぜこのようなことに及ぶのか・・・!? だ。

 猿の真似でパフォーマンスはいわゆる人種差別、特に黒人系の選手に対する侮辱表現とも取れます。今でもヨーロッパ・サッカーに根強く残る「モンキー・チャント」と呼ばれる言動、黒人系選手に対する揶揄で(黒人選手がボールを持つたびに、猿の鳴き真似でからかったりする行為で、当然問題視されている)、FIFA(国際サッカー連盟)からも問題視されてはいるが、今回の事件をどう見るのだろうか・・・? FIFAは今でもサッカー界から人種差別を撤廃させようと躍起になってますから、厳しく見るだろう。
 キ・ソンヨンのこのパフォーマンス、もし日本でなく相手がアフリカだったらえらいことになっているだろう。
「黒人に対する侮辱以外の何物でもない」「白人だけでなく韓国人まで黒人を平然と馬鹿にした」とさらに問題となることは必至です。

 今回の行為は、ハッキリ言って許されるものではありません! サッカーの試合において対戦国そのものを侮辱するような行為は、スポーツマンシップに反するものであり、倫理的にも道徳的にもどうかしてますけどね!!

 もう一つ言えることは「韓国や中国は政治・歴史とスポーツの区別も出来ないのか!?」です。その考え自体がスポーツマンシップに反するんですけどねェ!!

theme : 韓国について
genre : 政治・経済

「ムバラクを倒せ!」エジプト国民の怒り

 チュニジアの政変は、他のアラブ諸国に反政府機運を与え大規模なデモとなりましたが、中でも「アラブの盟主」を自負するあの国では相当な大騒ぎとなっているようです・・・。

引用

エジプトのデモで死者27人、大統領は続投を強調

【1月29日 AFP】エジプトのホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)大統領(82)の退陣を求める抗議デモが28日、同国各地で行われ、警官隊との衝突で多数の死者が出ている。

 医師や目撃者の話によると、警官隊の使用したゴム弾で重傷者が多く出ており、スエズ(Suez)では13人が死亡、首都カイロ(Cairo)では少なくとも5人が死亡、首都北部のマンスーラ(Mansura)では2人が死亡した。25日に始まった抗議デモの死者数は計27人以上となった。

 29日にはムバラク大統領が、抗議デモが始まって以降初めて国民に向けて演説し、内閣総辞職などの改革を約束したものの、辞任する考えは示さなかった。

 ムバラク氏は、「あすの内閣総辞職を求めた。新内閣が誕生することになる」と述べ、政治改革や経済改革の推進を約束し、「改革を後退させることはしない。司法の独立と、司法の判断の独立を認め、市民の自由を今まで以上に認める改革を今後も続けていく」と語った。

 デモ隊は、ムバラク大統領退陣の他、ムバラク体制下で行われるようになった政府の汚職や警察の暴力などに終止符を打つことを求めており、ムバラク氏の演説に対して不十分で遅すぎる内容だと批判している。

 地中海沿岸のアレクサンドリア(Alexandria)でデモに参加したKhaledさん(22)は「内閣が総辞職しようと関係ない。われわれが求めているのはムバラク氏の退陣だ」と語った。

 「国際ニュース AFPニュース」より
 30年もホスニー・ムバラク大統領による強権支配が続くエジプト、強権支配と引き換えに安定を保ってましたが、さきのチュニジアの政変に触発されたエジプト国民が、ムバラク政権を打倒しようと、28日に首都カイロや大都市アレクサンドリアなどエジプト各地で大規模なデモに発展し、それを鎮圧しようとする警官隊と衝突し27人が死亡するという惨事となるなど、緊張が走っているようです・・・。

 それでも強気なのがムバラク大統領、29日に国民向けの演説を行い「私は何があっても辞めない」内閣改造はするものの政権の座から降りることはないと「続投」を示唆しましたが、今やムバラク政権に「NO」に突きつけている国民のほとんどは「ムバラク! 辞任しろ!」「汚職や腐敗はもうたくさんだ!!」でしょう・・・。
 政府や官僚の汚職が蔓延るようになり、また貧富の格差も拡大するなどムバラク政権に対する国民のフラストレーションは溜まり、このままではエジプトは良くならない! この閉塞感を打破するにはもはやムバラク政権を倒す以外ない! と今回の大規模デモとなったと言えます。

「我々が求めているのはムバラクの退陣だ」と力強く語る国民もおり、今後もエジプト情勢から目が離せないです・・・。30年って・・・、1981年に当時のアンワール・サダト大統領が凶弾に倒れてからずっと政権の座にいるのだから、この国には大統領の任期というのがあってないようなものかもしれないです・・・。

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

情報管理がなってない民主党政権

 日本国債の格下けについて「疎い」と言ってしまったツケは、野党との溝をさらに深めるものと言えます・・・。

引用

「格付け疎い」の菅首相、質問事前に想定せず

 菅首相が日本国債の格付け引き下げに関して「そういうことに疎い」と発言したことを受け、民主党で首相への情報伝達のあり方を問題視する声が出ている。

 首相の発言は、27日夜に首相官邸で記者団の取材に応じた際に出た。首相は28日、記者団に、「本会議にいたので、その情報は聞いていないという意味だ」と釈明したが、取材は首相が衆院本会議を終えてから約35分後だった。

 首相は取材を受ける直前、福山哲郎官房副長官らと打ち合わせをしたが、参加者によると、格付けは話題に出なかったという。党内では、「これだけ重要なテーマなのに、質問が出ることを想定しなかった首相周辺が問題だ」という声が上がっている。安住淳国会対策委員長は首相周辺に対し、取材に応じる前には首相に必要な情報を伝えるよう注文を付けた。

 (2011年1月28日20時57分 読売新聞)
 日本国債格付け引き下げについて「そういうことに疎い」と発言し、28日の代表質問で野党側から批判の集中砲火を浴びた菅直人総理、正直このニュースを聞いたときには「日本の総理がこんないい加減でいいのだろうか!?」「今日本が置かれている立場を分かっていない」ですよ。ホント。

 記者団から「疎い」発言を言及されて「本会議にいたので、その情報は聞いていないという意味だ」と釈明しましたが、聞いてませんでしたでは済まない問題です! 日本の国際的な立場に関わる大事なことなのに!

 取材を受ける前に官房副長官らと打ち合わせを行った際、格付けが話題にならなかったといいますから、これで正直民主党は大丈夫なのだろうか? 党内からは「これだけ重要なテーマなのに、質問が出ることを想定しなかった首相周辺が問題だ」と菅総理の周辺の情報管理のいい加減さを批判する意見も出ており、安住淳国会対策委員長大事な情報は総理が取材に応じる前に側近が伝達するべきだと苦言を呈しましたが、そんな当たり前のことも民主党は出来ないのかと半ば思いますね・・・。

 28日に各党代表質問の際「疎い」発言で、野党からの批判の集中攻撃にあった菅総理「疎い」発言の代償はあまりにも大きいと言いますか、これから大事な法案の賛否を決めねばならない大事な時期、法案可決には野党の賛成を得ねばならないのに野党との溝を深めてしまっては、またさきの臨時国会のような法案成立率最低という最悪の結果を招くと思うんですけどねェ・・・!!

 もう一つの問題、民主党は情報管理がなっていないのでは!? 国益に関わる情報を「聞いてませんでした」「その話題が出るとは全然知りませんでした」じゃ済まないなんてレベルではないと思うが!?

theme : これでいいのか日本
genre : 政治・経済

保護者と教諭の“泥仕合”の背景には・・・。

 埼玉県のある小学校で、この学校に勤務する女性教諭が昨年9月、再三の嫌がらせを受けたとして担任するクラスのある女子児童の両親を相手取って損害賠償を起こすという事実、いわゆる「モンスターペアレント」問題が裁判にまで発展したと言えます・・・。

 ことの経緯は昨年6月、この教諭はクラス内で女子児童同士の諍いを見かけたことで止めさせようと仲裁に入ったものの、その女子児童の母親から「悪いのは相手なのにうちの子に謝らせようとした」と非難され、さらにその教諭がテストで×印をつけたとして、今度は「最低の先生」などと連絡帳に書き込むなどの中傷に発展、昨年9月に両親が文部科学省市教育委員会に訴えたり、挙句警察に女子児童の背中にその教諭が触れたことで「暴行犯だ」と訴えるなどやりたい放題極まれり。です。この両親のしていることは。

 そのために一方的に非難されたこの教諭は精神的に苦痛を受け、その女子児童の両親に対し損害賠償を命じる訴訟をしたのだった。この対応に学校側は「モンスターペアレント問題に負けないよう、教諭が代表して行った訴訟と見ている」と教諭を擁護する内容の文書を教育委員会に提出するなど、学校対保護者と言う対立を呈していると言えます。

 しかしここまで来ると、教育現場も相当荒れてるんだなと言えます。たかが諍いを注意しただけなのになぜ教諭が訴えられなければならないのか、不思議で仕方ない。何でも何かあればすぐに訴訟沙汰って、まるでアメリカの社会です(些細なことで多額の損害賠償を要求されたケースがアメリカでは良くある)。

 仮にその女子児童が悪いのであれば、100パーセントその女子児童が悪いのに一方的に自分は悪くない、悪いのは相手だなんて理屈はおかしいんじゃないか!? 結局これは子供を猫可愛がり一度たりとも怒ったことがないからこういうことに訴えるんだ!? です。クラスメイトとけんかして、いかに自分の子供に非があるとしても悪いのは相手だなんて相手を責める。まして先生に注意されただけで「どうしてうちの子が悪いんですか!?」なんて、結局“逆ギレ”すれば許されるとでも思っているのか!? です。どの世界でも悪いことをすれば怒られるのが常識だ!
 先生は注意しただけ、何も怒ったりしていないのに相手のせいのするのは大間違いも甚だしい。自分の子供を猫可愛がり怒ったことがない、まして教師など他人から注意されたり怒られたりすればすぐにヒステリックになって自分の主義主張を訴える。こんな態度で示すモンスター・ペアレントと呼ばれる一部の親に関しては、精神状態が未熟なまま親になったとしか言えない。言うなれば度の過ぎた「過保護」である。怒り方を知らないから猫可愛がりに走る。そういう親は子供の頃親や教師から怒られたことないのだろうか!?

 いわゆる「モンスター・ペアレント」と呼ばれる一部の保護者は「自“子”中心的な人間だ」と私は思います。子供の問題を、自分のしつけのなさを学校や教師のせいにして非難する姿勢にはホント理解に苦しみます。以下に自分は悪くないなど自己責任の欠如と言わざるを得ないし、道徳上問題です。

 まして今回の裁判沙汰に発展したモンスター・ペアレント問題、教諭と保護者の下らない争いに一番傷つくのは子供ではないでしょうか? 訴えたほう訴えられたほう、自分たちのしていることは子供の為にならないことを理解するべきではないでしょうか? この問題の背景にあるのは教師と親の子供にしつけ方を巡る論争。かも知れないし、モンスター・ペアレント問題の根深さを露呈するものです。無論保護者のほうに責任はあるが・・・?

theme : モンスターペアレンツ・馬鹿親
genre : 学校・教育

怖いのは「民衆蜂起」による政権転覆か

 チュニジアの動乱に端を発したアラブ諸国での大規模な反政府デモ、これに他人事でないのがあの国です・・・。

引用

露トラウマ プーチン時代、蜂起で周辺国離反

【モスクワ=遠藤良介】ロシアの政権はプーチン前大統領(現首相)期以来、大衆の街頭行動による政変を極度に恐れている。周辺国のグルジア、ウクライナ、キルギスで2003~05年、大規模な抗議行動による親欧米政権の誕生が相次いだためだ。ロシアはアラブ世界の動向を注視しつつ、「管理された民主主義」のかじ取りで民衆蜂起の波及を阻止する意向だ。

 ロシアでは国民の多数派が民主主義や自由よりも「安定」を望む傾向にあり、この10年間の強権統治で反政権派も弱体化した。街頭行動で政権が転覆する可能性は決して高くない。

 また、ウクライナは親露政権に回帰、キルギスでは政情不安が続いており、露政権が民衆蜂起による政変を「有害」と宣伝しやすい周辺環境でもある。

 ただ、ロシアでは官僚機構の腐敗や民族間対立、イスラム過激派の台頭といった問題が深刻さを増しており、社会を覆う閉塞(へいそく)感が強いのも事実。政権は11年末に下院選、12年春に大統領選を控えており、社会問題の“暴発”を防ぎながら権力の温存や継承を図りたいところだ。

 メドベージェフ大統領は26日、世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)で「チュニジアで起きたことはあらゆる政権にとっての本質的教訓だ。人々に耳を傾けなければ政権は基盤を失う」と述べた。

 旧ソ連地域には長期の独裁・強権体制が多く残っており、これらの政権もチュニジア発の動きを注視しているに違いない。

 最終更新:1月28日(金)7時56分 「産経新聞」より
 最近のアラブ諸国での反政府デモの高まりに極度の危機感を見せているロシアウラジミール・プーチン首相、プーチン首相にとってこれは対岸の火事ではないことが、過去の周辺諸国の政変がそうさせているようです・・・。

 2003年から2005年の3年間でウクライナ、グルジア、キルギスといった旧ソ連圏諸国で民衆による抗議活動で親ロ政権が倒され、親欧米政権が相次いだことへの危機感から、今回のアラブ諸国の大規模デモを見て、これはロシアも他人事ではないと思ったんでしょうね。無論プーチン首相にとっては特に。

 ただウクライナは昨年親ロシア派のヴィクトル・ヤヌコビッチが大統領となり、キルギスは政情不安が続き、グルジアもミヘイル・サアカシュビリ大統領の求心力低下で場合によっては親ロシアに戻りつつあることを踏まえ、民衆蜂起を有害であるとロシア政府にとって宣伝しやすい道具を与えたと言いますが、未だ強権支配が根強いロシア、国民世論はどうなんでしょうか・・・? 最近のアラブの情勢を見て。

 今のロシアは官僚の腐敗や民族対立など問題が山積で、これらの問題に閉塞間すら出ている声が出てますが、今年末の下院選挙、来年の大統領選挙を控えるだけに、社会問題への「暴発」が出ないよう引き締めをしているプーチン首相及びドミトリー・メドベージェフ大統領、やはり民衆蜂起による政権転覆を何より恐れていることで、引き締め強化に躍起なんでしょう。

 むしろロシアより旧ソ連諸国ではないでしょうか? 今回のチュニジアの政変に端を発したアラブ諸国の大規模反政府デモを見て影響が出るのは。

 ベラルーシ、タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタンなど長期独裁・強権体制の国では、長期政権に対する不満も少なからずあり、今回のチュニジアの政変は「今度は我々の番だ!」と言わんばかりに行動するのか、見ものです・・・。現にベラルーシではまたも選挙で勝利したアレクサンドル・ルカシェンコ大統領への反発から野党候補者など反ルカシェンコ派が抗議活動しましたが、治安当局に鎮圧されるなどうまくいかないのが現実です・・・。

 かつて自分たちのお膝元で民衆蜂起で親ロシア政権が崩れ親欧米路線を取る政権が出る。これを一番恐れているかもしれません。ロシアは。ソ連が崩壊して20年、今回の危機感は未だロシアが旧ソ連体質を抜け切れないことへの裏返しとも取れます。

theme : 国際政治
genre : 政治・経済

結局「平行線」かァ・・・。

 通常国会が始まったというのに、この問題にいつまでかまけてるつもりでしょうか・・・!?

引用

小沢・民主元代表:国会招致、与野党もの別れ--幹事長・書記局長会談

 与野党の幹事長・書記局長が27日、国会内で会談し、民主党の小沢一郎元代表の国会招致問題について協議した。同党の岡田克也幹事長は「小沢氏は衆院政治倫理審査会への出席を否定していない。各党が議決で一致すれば出てくる可能性は高い」と政倫審開催にこだわったのに対し、野党は反発。社民党を除く野党6党が改めて小沢氏の証人喚問を求めた。

 岡田氏は「証人喚問は非常に重い。わが党としてはいま実現すべきだとは考えていない」と拒否。国民新党と社民党も証人喚問に反対した。

 自民党の石原伸晃幹事長は「いいかげんに結論を出してほしい」と求めたが、議論は平行線だった。

 ただ、野党6党は続く国対委員長会談で、小沢氏の招致を衆院予算委員会の審議に入る条件にしないことを確認した。民主党は28日に予算委で11年度予算案の趣旨説明を行い、31日から実質審議入りさせる方針。【念佛明奈】

 毎日新聞 2011年1月28日 東京朝刊
 民主党・小沢一郎氏の国会招致について与野党の幹事長及び書記局長が、27日に国会内で協議しましたが、証人喚問を訴える野党とそれに反対する与党で食い違い、結局のところ「平行線」で終わったようです・・・。

 岡田克也幹事長は「証人喚問は非常に重い。わが党としてはいま実現すべきだとは考えていない」と難色を示しましたが、小沢氏に再三会談を呼びかけながら反故にされてきたのをもう忘れているのだろうか!?

 当然野党は反発しており、自民党・石原伸晃幹事長「いいかげんに結論を出してほしい」と態度を曖昧にする民主党を批判しましたが、当然でしょう。もう国民はこの問題にウンザリしているんだ! いい加減結論を出したらどうか!? と。

 民主党政権はと言うと28日に11年度予算案の趣旨説明をして、31日に実質審議に持ち込むことに躍起ですが、岡田幹事長のこの態度は今は予算案について集中するべき、小沢氏の問題は後で。ということでしょうか?

 証人喚問を訴える野党、それに難色を示す与党、両者小沢氏を巡る問題で平行線ですが、これ以上小沢問題にかまけては国民に呆れられるだけです。それ以上に大事なことはいっぱいあるというのに!

theme : 政治・経済・社会問題なんでも
genre : 政治・経済

大阪府警はどうなってるんでしょうねェ・・・!?

 一昔前なら神奈川県警でしたが、今は大阪府警かも知れませんね・・・。この事実は。

引用

児童買春・暴言…警官ら63人処分 10年の大阪府警

 大阪府警で昨年1年間に懲戒・訓戒処分を受けた警察官や職員が、前年より14人多い計63人だったことが朝日新聞の情報公開請求でわかった。このうち4人が児童買春や拳銃所持の疑いで逮捕されるなどし、懲戒免職処分となっていた。

 職務上の行為で処分されたのは前年比12人増の17人で、聴取した男性に暴言を浴びせたとして脅迫罪に問われた東署の警部補(34)=減給処分=も含まれている。不倫など異性関係のトラブルによる処分は26人だった。

 また、速度違反での検挙などで58人が懲戒・訓戒に当たらない注意処分を受けた。この中には、安否確認のために現場に行ったものの、確認が不十分だったために風呂場で亡くなっていた住人を発見できなかった警部補もいた。

 asahi.com(朝日新聞社) 2011年1月28日0時53分
 大阪府警が昨年1年間で懲戒・訓戒処分を受けた警察官及び職員の数が前年より多い63人だったと言うこの事実、正直言って大阪府警の腐敗振りを露呈するものかも知れませんね。

 職務上の問題行為で処分されたのは63人中17人で、前年比12人増と言いますから、改めて大阪府警の品格を問いたくなりますね。事情聴取した男性に暴言を吐いたりしたあの警部補も含まれてますが、当然でしょう。この警部補の起こしたことは取り調べというよりヤクザの恐喝ですからね!

 これだけでも情けないが、不倫などの人間関係トラブルで26人が処分、さらに捜査の怠慢を起こした者もいるなど、ここまで来ると完全なる「不祥事の総合商社」ですね!! 大阪府警は全署員の教育がなってないのでは!?

 このうち4人は児童買春・拳銃所持で逮捕され懲戒免職となってますが、児童買春で逮捕者って、情けなさ過ぎます。これが警察官なんでしょうか・・・、ホント。

 昨年1年間で不祥事で処分を受けたのが63人だったという大阪府警、こう不祥事続きでは改めて市民に示しがつかないし、市民の警察に対する信用低下だけを招くだけで何もありません! 警察庁が見たら「大阪府警は全署員の教育がなっていない!」と批判するでしょう。

 昔は神奈川県警、今は大阪府警でしょう「不祥事の総合商社」は! 橋下徹知事が聞いたら激怒するでしょうね! 大阪府警の腐敗振りを露呈するこの事実は。

theme : 痛い奴ら
genre : ニュース

今年の花粉症はタチが悪い!?

 花粉症に悩む人たちには、何とも痛いデータです・・・。

引用

花粉症、今年はキツイぞ…飛散10倍の地域も

 花粉症の人にとっては、例年以上につらいシーズンになりそう――。

 花粉の本格的な飛散がもうすぐ始まるが、環境省は、今年の飛散量は、全国的に多くなり、東海、近畿地方の一部では昨年の10倍以上になると予測している。原因の一つは、“酷暑”となった昨夏の日照時間の長さ。すでにドラッグストアなどでは、対策グッズの特設コーナーを設置しており、専門家は「早めの対策が必要」と呼び掛けている。

 ◆日照時間が関係

 「息が止まってしまうんじゃないか」

 民間の気象情報会社が花粉飛散予測を発表した昨秋から、環境省には、こんな悲痛な声や質問が相次いでいる。担当者は「昨年の飛散量は少なかったが、それでも苦しんだ人からの問い合わせが多い」と話す。

 担当者は「夏場の日照時間が関係している」と言う。スギ、ヒノキの雄花は夏頃作られるため、主に7月の日照時間が長いと細胞分裂が活発となり、花粉の量が多くなる。気象庁によると、昨年7月の日照時間は、仙台市で平年比41時間増の169時間、東京都青梅市で同21時間増の161時間、岐阜市で同22時間増の192時間だった。

 ◆雄花がびっしり

 環境省の委託を受け、花粉の飛散観測を行っているNPO法人「花粉情報協会」事務局長の佐橋紀男さんは昨年12月、関東、東北地方などのスギやヒノキを観察した。過去最大規模の飛散量だった2005年を上回るほどではないが、「びっしりと雄花が付いていた」という。

 同省は、今年の飛散量について、東北から近畿地方にかけては平年の1・2倍~2・5倍近く、中国、四国、九州地方では平年並みか平年より少なめになると予測。東海、近畿地方の一部では、昨年の10倍以上になる地域もあるとしている。

 (2011年1月27日14時34分 読売新聞)
 冬が終わり春早々にやってくるものと言えばスギ・ヒノキ花粉で、これが花粉症をもたらすものですから、花粉症に悩む人たちにとって痛い時期かもしれませんが、今年はさらに痛いかもしれません・・・。

 なぜなら、昨年の猛暑で日照時間が無駄に伸び、これがスギやヒノキの雄花の中の細胞分裂が異常に活発化し、花粉が大量に出来ると言いますから、今年の飛散量は例年以上になると環境省は指摘しており、なお更かもしれないです。

 特に東海・近畿地方の一部では平年の10倍以上となると予測する声もあり、東海や近畿にとっては頭の痛い話と言えます。花粉症に悩まされる人たちにとって特に。東北から近畿地方にかけても平年の1.2倍から2.5倍近くになると言われており、これもなんか痛いですね。

 これを見込んでか、全国のドラッグストアでは花粉症対策グッズの特設コーナーを設けて対策にぬかりはありませんが、早めの対策が何より必要だと思いますね。

 昨年の猛暑の影響がここにも・・・!? です。逆に花粉症対策グッズが飛ぶように売れるという現象も出ますから、何とも複雑ですね。

theme : 健康
genre : ヘルス・ダイエット

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