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元収容所長に下された判決は

 あの特別法廷で動きがあったようです。

引用

カンボジア:ポル・ポト大虐殺特別法廷 元収容所長禁固35年 元最高幹部審理焦点に

【プノンペン西尾英之】カンボジアの旧ポル・ポト政権(1975~79年)時代の大量虐殺を裁く特別法廷は26日、人道に対する罪などに問われた元政治犯収容所所長カン・ケ・イウ被告(67)に禁固35年(求刑・禁固40年)の判決を言い渡した。元ポト派への初の法的な裁きで、今後の焦点は、拘束されているヌオン・チア元人民代表議会議長(84)ら国民や国際社会の関心が高い他の4人の元最高幹部に移る。

 4人は9月ごろに起訴され、審理は来年から始まる見込み。判決は数年はかかるとみられ、いずれもイウ被告より高齢で、時間との闘いとなる。

 国民のほぼ4分の1にあたる約170万人を死亡させたとされるポト政権の崩壊から30年余。特別法廷は06年にカンボジア政府と国連により設置された。

 イウ被告が所長を務めたトゥールスレン政治犯収容所では、約2万人が拷問の末に殺害されたとみられる。被告は「命令に従っただけだ」と主張する一方で、「子供や女性まで拷問し、許される行為ではなかった」と責任を認めた。被告が軍に違法に拘束された分の5年が軽減された。

 裁判は2審制で、検察、弁護側双方が30日以内に控訴できる。判決が確定すれば、未決拘置期間などを刑期に算入して収監は今後19年間になる。年齢的に被告が受刑後に出所できる可能性が出てきたことについて、傍聴した生存者の一人、ブー・メインさん(69)は「(最高刑の)終身刑を望んでいた。彼の犯罪は出所を許されるものではない」と断罪した。

 ポル・ポト政権は都市住民を敵視し、大量殺害や強制労働で世界を震撼(しんかん)させた。特別法廷は、この国の負の歴史を清算して国民和解を図ることが目的だ。だが、国内では既にポト派時代を思い起こさせる殺伐とした雰囲気は消え、国民の関心は未来に向かっている。

 カンボジア現政権は必ずしも裁判に積極的ではない。フン・セン首相を含め政権内にも元ポト派関係者が存在するからでもある。それでも昨年2月に開始されたイウ被告の裁判には全国から3万人以上が傍聴に訪れた。判決公判の模様はテレビやラジオで数百万人が視聴したとされる。

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 ◇ポル・ポト派と特別法廷を巡る動き
53年    ポル・ポト派が反政府闘争開始

75年 4月 ポト派全土制圧。虐殺開始

76年 1月 民主カンボジア政府樹立。ポト首相誕生

78年12月 ベトナム軍がカンボジアに侵攻

79年 1月 プノンペン陥落でポト政権崩壊。ポト元首相タイ国境へ

82年    ポト派が3派連合結成。反ベトナム闘争開始

89年    ベトナム軍がカンボジアから撤退

91年10月 紛争当事者がパリ和平協定に調印

93年 9月 シアヌーク国王のカンボジア王国発足

98年 4月 ポト元首相死亡

99年 3月 ポト派幹部タ・モク元参謀総長逮捕でポト派消滅

03年 3月 カンボジア政府と国連が特別法廷設置で基本合意

06年 7月 大虐殺を裁く司法官(多国籍)が就任(その後にポト派元幹部5人を相次ぎ拘束)

09年 2月 政治犯収容所の元所長、カン・ケ・イウ被告の初公判

 毎日新聞 2010年7月27日 東京朝刊
 この裁判に関してはこちらも参照してください。  →  元収容所長に禁固40年を求刑

 カンボジアで1975年から79年まで起こったポル・ポト派(クメール・ルージュ)による大量虐殺、その大量虐殺を裁く特別法廷で26日行われた当時政治犯収容所で所長だったカン・ケ・イウの公判が行われ、多くのカンボジア国民を拷問、虐殺したいわゆる「人道に対する罪」に問われているカン・ケ・イウ被告、下された判決は禁固35年というものでしたが、当時ポル・ポト派による虐殺の犠牲となった遺族からは「(最高刑の)終身刑を望んでいた。彼の犯罪は出所を許されるものではない」と不満もあったみたいです。
 遺族からすればあれだけひどいことをカンボジア国民にしておきながらなぜ終身刑ではないのか? 疑問もあるでしょう。それと最高刑が終身刑って、カンボジアは死刑を廃止しているんでしょうかね? 最高刑が終身刑というけど、ポル・ポト派関係者に対しては死刑を適用していいのでは?(イスラエルは死刑廃止国だが、被告がナチス戦犯の場合、死刑を適用している)

 裁判でカン・ケ・イウ被告は「命令に従っただけだ」と主張し、拷問や虐殺はポル・ポトの命令で行ったとしたものの、拷問や虐殺に関与したことについては「子供や女性まで拷問し、許される行為ではなかった」と責任を認めたことで、遺族が主張する禁固40年の判決から5年軽減したと言えますが、反省したところで死んだ人たちは戻ってこないし、いくらポル・ポトの命令だったとは言え、拷問や虐殺を行ったことは事実なのです!

 初めて下ったポル・ポト派幹部に対する判決、カン・ケ・イウだけでなくヌオン・チア元人民代表議会議長ら虐殺に関与したポル・ポト派残党の訴追に国内や国際社会の関心が集まるでしょう。
 ただ残念なことに、今のカンボジア政府がこの法廷に消極的で、フン・セン首相など政権内にポル・ポト派関係者がいる為、そうなるといつかは自分が裁かれると思っているからか、なかなか遅々として進まなかったのでしょう。この国際法廷が。そうなればカンボジア政府は国際社会から批判されるだけですけどね。

 またこの裁判は大勢の国民が傍聴しており、公判の模様はテレビやラジオで多くの人が視聴したくらい関心が高かったカン・ケ・イウの裁判、あのポル・ポト派による拷問・虐殺・恐怖政治から30年、カンボジアは未来に向かって進んでますが、あの暗黒の歴史にケリをつける意味でこの裁判は重要だと思います。

 いくらフン・セン首相が消極的でも国際社会がそれを許さないし、ポル・ポトがカンボジアで起こしたあの惨劇を後世にどう伝えるのか、ポル・ポトがいかに悪魔のような人物だったのか、カンボジア政府にはその努力が求められます。

 何年何十年経とうが「人道に対する罪」には時効がないし、いくら逃亡しようがムダなのです。一昨年ボスニアでイスラム教徒系住民を大量虐殺したとして、旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷に訴追され逮捕されたラドバン・カラジッチや、去年あのルワンダ虐殺の際、大量虐殺に関わったとしてウガンダで拘束されたイデルフォンス・ニゼイマナの例を見たら分かるでしょう。

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

終結か、口蹄疫騒動

 宮崎県を苦しめた口蹄疫騒動、やっとと言いますか・・・?

引用

宮崎、家畜の移動制限を解除 3カ月の口蹄疫禍に区切り

 宮崎県に発生した口蹄疫で27日午前0時、家畜の移動制限が、外出自粛などを求めた県の非常事態宣言とともに解除された。3カ月余り続いた口蹄疫禍は一応の区切りを迎えた。宮崎市の発生農場を中心に10キロ圏内が家畜などの移動制限区域に、10~20キロ圏が搬出制限区域に設定されていた。家畜のいなくなった畜産農家や風評被害を受けた観光、疲弊した地域経済などの復興はこれからで、食肉輸出を再開するための「清浄国」への早期復帰など、課題は山積みだ。

 宮崎県では4月20日に都農町で1例目が確認されて以降、7月4日の宮崎市まで計292例が発生。発生は11市町、殺処分された家畜は計28万8643頭(26日現在)に及んだ。

     ◇

 宮崎県川南町の養豚場「協同ファーム」の豚が殺処分され、畜舎が空っぽになって2カ月近くたった。農場で働く日高義暢さん(30)らは今、病原体を持たない安全な豚の導入や衛生管理を徹底した「日本一クリーンな産地」を考えている。「ゼロからの出発だからこそ口蹄疫のイメージを払拭(ふっしょく)する復活を遂げたい。再生というより『新生』ですね」と前を向く。(石田一光)

 asahi.com(朝日新聞社) 2010年7月27日1時35分
 27日午前0時、宮崎県が家畜の移動制限を外出などを控える県の非常事態宣言とともに解除し、これによって3ヶ月あまり猛威を振るった口蹄疫騒動も終息へと向かう「区切り」と言えます。

 4月20日に都農町で1例目が確認されてから、今月4日まで292例の確認が出て、見つかったところは11市町村、殺処分された家畜は28万8643頭と、この3ヶ月でここまでの数字が出たといいますから、いかにこの口蹄疫騒動が大きかったことを物語ります。

 家畜を失った畜産農家、口蹄疫騒動がもたらした風評被害、それによる観光収入の激減、これが宮崎県に与えたダメージは深刻で、しばらくは被害を被った地域経済の復興に費やすこととなるでしょう。来月27日の「終息宣言」を目指すことがまず目標です。その間にまた感染した牛や豚が出ないことを望みたい。経済的な面だけでなく精神的な面で影響を与えましたからね。

 当然食肉輸出量も激減し、これまた損大な被害額となり、その回復には容易ではなく、その再開に向けた「清浄国」への早期復帰に向けて動きだしてますが、どうなるのでしょうか。

 家畜を全て殺処分された畜産農家からすれば、病原菌を持たない安全な牛や豚の導入、徹底した衛生管理に基づく「日本一クリーンな産地」を訴えたくなるのも無理はありません。手塩にかけて育てた牛や豚がこんな形で処分され、残ったものは何もない、では納得いかないし、しいては死活問題ですから、国(農水省)は我々のことを考えてくれ! ですね。騒動がおさまっても殺処分された牛や豚は戻ってこないのだから。

 解除と同時に記者会見を行った東国原英夫知事、懸命な防疫作業や県民の努力と、様々な支援でこの日を迎えれたことを感謝したようです。この3ヶ月間、東国原知事にとっては頭の痛い時期でしたからね。

「我々は一生懸命やってるんですよ!!」とマスコミに噛み付いたことがつい昨日のことのように見える。

 非常事態宣言解除となった口蹄疫騒動、本当の出発はここからです。宮崎県はここからどう再起するのか、見物です。

theme : 口蹄疫で苦しむ畜産農家と宮崎県を支援しよう!
genre : ニュース

賜杯なき3場所連続全勝優勝

 大いに揺れた大相撲名古屋場所は、横綱・白鵬の3場所連続全勝優勝という偉業で幕を閉じました。

引用

賜杯なき偉業に白鵬の涙…場所、最後まで混乱

 相撲界の不祥事が噴出する中始まった大相撲名古屋場所は25日、15日間の日程を終えた。

 横綱白鵬(25)(宮城野部屋)が3場所連続全勝優勝という偉業を達成するなど土俵を盛り上げたが、表彰式は優勝旗と賞状だけを受け取る寂しい締めくくりだった。この日行われた日本相撲協会の理事会では、出羽海理事(元関脇鷲羽山)の理事長代行就任が取りやめになるなど、最後まで混乱は収まらなかった。

 「大変な場所だった。心と体を一つにして頑張ることが出来ました」。結びの一番で大関把瑠都(25)(尾上部屋)の寄りをしのぎ、42秒の熱戦を力強い左上手投げで制した白鵬は、取組後の午後6時前、優勝インタビューでそう語り、涙を浮かべながら満員の会場にゆっくりと頭を下げた。

 通常の表彰式では、幕内優勝力士は20を超える団体から表彰を受けるが、相撲協会は今回、不祥事を理由に外部からの表彰を辞退。白鵬に手渡されたのは、協会の表彰状と優勝旗だけだった。「祝いの土俵」は、わずか10分足らずでセレモニーを終えた。白鵬はインタビューで、「うれしいです。皆さんに感謝します」と切り出したが、表情は曇ったままだった。

 表彰式終了後、白鵬は優勝パレードの白いオープンカーに乗って部屋の打ち上げ会場、名古屋観光ホテル(名古屋市中区)に到着。ただ、会場では万歳三唱はなく、報道陣もシャットアウトで祝賀ムードは盛り上がらなかった。妻や子と一緒に写る優勝記念の写真撮影もなかったといい、後援会関係者からは「これでは横綱がかわいそう」などの声も漏れた。打ち上げを終えた白鵬は、表彰式での涙の理由について「土俵の上に賜杯がないのが悔しくて、思わず涙が出た」と語った。

 野球賭博などにかかわりがなかった力士たちも、これまでと違う重苦しい雰囲気の中、場所を過ごした。「落ち着かない場所だったが、不祥事とか、そういうものに負けてたまるかという気持ちです」。人気力士の高見盛は、口を真一文字に結んでそう話した。

 協会理事で巡業部長の放駒親方(元大関魁傑)は取組後、「早く落ち着いて土俵に集中できる環境に戻したい。協会員は信頼を取り戻す努力を続けないといけない」と語った。

 (2010年7月26日03時02分 読売新聞)
 白鵬が前人未到の3場所連続の全勝優勝という偉業を達成したにも関わらず、優勝力士に送られる天皇賜杯や多くの団体からの表彰を受けますが、野球賭博や暴力団問題による一連の不祥事により外部表彰はなく、日本相撲協会からの表彰状と優勝旗授与だけという寂しいもので、3場所連続全勝優勝を果たした白鵬にとっては寂しいと言いますか、物足りなさを感じるものといえます・・・。これが初めて優勝をつかんだ力士だったらもっとだったろう。

 今場所は開催そのものも危ぶまれたものの、何とか開催にこぎつけるも、場所中も貴乃花親方の暴力団関係者との交際疑惑など暴力団関係者との噂は絶えず、出羽海理事の理事長代行就任がなくなるなど、最後まで混乱続きで相撲ファンはもとより日本国民に失望を与えるものと言えます。

 優勝パレードの白い車に乗って宮城野部屋の打ち上げ会場に着いた白鵬、しかしこんな雰囲気の中では喜びもあまりなかったようです。表彰式で見せた涙について「土俵の上に賜杯がないのが悔しくて、思わず涙が出た」と優勝したのに天皇賜杯をもらえないなんてあんまりだ。と悔しさから見せたと言えます。
 全力士の憧れであり目指すものである天皇賜杯、これがない場所ほど辛いものはないでしょう・・・。他の部屋でも打ち上げは行わず、慰労会のみをひっそりとやったようです。こんな雰囲気では打ち上げどころではありませんからねェ・・・。

 白鳳だけではありません。野球賭博に関与しなかった他の力士もこれほど逆風が強い中「不祥事に負けてなるものか」と今場所を振り返ってました。

「早く落ち着いて土俵に集中できる環境に戻したい。協会員は信頼を取り戻す努力を続けないといけない」と今場所を振り返ってこうコメントした巡業部長で協会理事の放駒親方、野球賭博と暴力団問題で著しく世間の信用を落とした相撲界、その回復は容易ではないです。場所前の武蔵川理事長のあの態度に代表されるように、日本相撲協会そのものの体質改善を望むと思う私です。自分たちで反省、改善点を見つけ、自浄能力を持つことが日本相撲協会に必要だと思います。この際、日本相撲協会はいっそ民営化したら?

theme : 大相撲
genre : スポーツ

種牛殺処分に怒りの会見

 生産者の怒りはごもっともでしょうか・・・?

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なぜ種牛の血液検査しない…薦田さん怒りの会見

 口蹄疫問題で、種牛6頭を殺処分された高鍋町の薦田(こもだ)長久さん(72)は23日、山田農相が種牛の血液検査を行わないなどとした回答について、「納得できない。心が伝わってこない」と不満をあらわにした。

 薦田さんは種牛の殺処分を了承した16日、山田農相あてに「なぜ血液検査を実施しないのか」など3項目の質問状を提出していた。

 山田農相は回答書で、「ほかの農家は抗体検査を実施せずに殺処分しており、薦田さんのみの実施は困難」とした。県庁で記者会見を開いた薦田さんは「口蹄疫の広がりがほぼ収まった中、貴重な種牛を殺処分するなら安全性を確認するのは当然」と非難した。

 同席した代理人の後藤好成弁護士は「今後のことは未定」としながらも、損害賠償請求訴訟を起こす可能性を示唆した。

 (2010年7月24日13時25分 読売新聞)
 宮崎県で猛威を振るった口蹄疫騒動は、無事だったはずの種牛6頭を処分するという苦渋なものとなり、これに対して高鍋町在住の薦田長久さんが、農水省が十分な検査をせず一方的に殺処分を行ったことについて、23日に怒りの会見をしたようです。

 農水省が種牛の処分を決めた16日、山田正彦農水相宛に「なぜ血液検査を実施しないのか」と質問状を提出するなど、何が何でも種牛を保護してくれと嘆願したものの殺処分を決定、薦田さんにとっては納得いかないのも無理ないでしょう。記者会見で「口蹄疫の広がりがほぼ収まった中、貴重な種牛を殺処分するなら安全性を確認するのは当然」と安全性の正当性を訴えたくらいですから。無論東国原英夫知事が農水省までわざわざ嘆願書持って赴いたくらいなら、なお更では。

 山田農相は回答で「ほかの農家は抗体検査を実施せずに殺処分しており、薦田さんのみの実施は困難」としたが、種牛の保護は頭になかったのだろうか? 検査して異常なければ安全性問題なしなんですけどね。

 薦田さんの代理弁護士が記者会見で損害賠償を起こす可能性を示唆しており、これには一方的に種牛を処分した農水相を名指しで訴えることも辞さないことを裏付けます。殺処分された種牛もだし、この口蹄疫による被害総額は相当な額ですから、畜産農家にとって死活問題だし、これに対して国の対応が疎かだったことへの不満もあるでしょう。
「山田農水相は宮崎の畜産業を壊す気が!?」「種牛を失う影響がどれくらいあるのか分かっているのか!?」と。

 種牛が出来るのに3年から5年かかると言われているし、この間種牛なしでどう牛の畜産や品種改良をすればいいのか、畜産農家にとっては頭が痛いとしかいえません。無論東国原知事にとっても頭が痛いでしょう。

 損害賠償要求にまで発展した口蹄疫騒動、一体どうなってしまうのか!?

theme : 口蹄疫で苦しむ畜産農家と宮崎県を支援しよう!
genre : ニュース

あのワンマン独裁市長に県が是正勧告

引用

専決処分の阿久根市長、県が2度目の是正勧告

 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が専決処分を繰り返している問題で、伊藤祐一郎県知事は23日、議会を開かずに専決処分を行ったのは地方自治法に違反するとして、竹原市長に対して2度目の是正勧告を行った。

 阿久根市は毎年、6月上旬に定例会を開いているが、竹原市長は議会を招集せず、職員、市議、市長のボーナス半減や市議の日当制導入などを専決処分した。反市長派市議は6月8日、同法に基づき、20日以内の臨時議会招集を請求したが、市長は応じなかった。このため、伊藤知事は今月2日に是正勧告を行った。しかし、竹原市長は勧告を無視。7日付で総額約9300万円の今年度一般会計補正予算案などを専決処分した。

 伊藤知事は、23日の記者会見で「臨時議会の招集請求に応じず、是正勧告も無視したことで違法性がさらに強まった」とし、「県ができる法的措置はすべて行った。今後は、阿久根市民が準備を進めている市長のリコール(解職請求)の推移を見守りたい」と述べた。

 (2010年7月23日13時20分 読売新聞)
 市議会を無視してワンマン独裁色を出し手市議会と対立し、市議会などから反発を食らっている鹿児島県阿久根市竹原信一市長、そんなワンマン独裁振りに鹿児島県の伊藤祐一郎知事が、竹原市長に是正勧告を突きつけたようです(2回目)。

 毎年6月に定例議会を行う阿久根市ですが、竹原市長はその定例議会を開催せず市会議員、市職員、市長のボーナス半減や市議会議員の日当製導入を専決処分し、これに反発する市会議員らが20日以内の臨時議会招集を訴えたものの竹原市長はこれを無視し、これを重く見た伊藤知事が竹原市長に是正勧告をしたものの竹原市長はこれを無視した上に総額約9300万円の今年度一般会計補正予算案などを専決処分、と議会を無視して専決処分する強行採決ぶりに2度目の是正勧告となったようですが、これを無視すればもはや市民のほとんどを敵に回すことになるでしょう。あまりにも自分勝手すぎる市政運営には。

 過去にはブログで「辞めてもらいたい議員アンケート」を取ったり、マスコミが議場にいるとして、マスコミが自分に不当な報道をしているとして議会への出席をボイコットしたり、マスコミ関係者に対する市役所への取材規制をしいたり、そして今回の議会無視で専決処分連発、と市議会や市民を無視したワンマン独裁振り、これが市のトップと言えるのでしょうか? やっていることはどこぞの国の独裁者だ。

 伊藤知事は「臨時議会の招集請求に応じず、是正勧告も無視したことで違法性がさらに強まった」「県ができる法的措置はすべて行った。今後は、阿久根市民が準備を進めている市長のリコール(解職請求)の推移を見守りたい」と是正勧告を2度も無視した竹原市長の違法性は高いとし、阿久根市民が準備している市長の解職要求をするか見守りたいと静観してますが、2度目の是正勧告を竹原市長が無視すれば、県としてはこれ以上黙るわけにいかない。と毅然とした姿勢も取ったようです。

 阿久根市民も竹原市長のワンマン独裁振りには、もはや不満爆発してもおかしくありませんね。
「独裁者は出て行け!!」「竹原市長の独裁振りにはもうウンザリだ!!」と。

theme : 地方自治
genre : 政治・経済

ベネズエラ、今度こそコロンビアと国交断絶!?

 ベネズエラコロンビアの間で緊張状態がまた起こったみたいです。

引用

ベネズエラがコロンビアと断交 緊張高まる

【ニューヨーク=松尾理也】南米ベネズエラのチャベス大統領は22日、反政府ゲリラをかくまっているとの隣国コロンビア政府の主張に反発、コロンビアとの外交関係断絶を表明した。チャベス大統領は「コロンビアは戦争をあおっている」と非難しており、両国間で緊張が高まっている。

 コロンビア政府は同日、米ワシントンで開かれた米州機構(OAS)会合で、左翼武装組織コロンビア革命軍(FARC)のゲリラら1500人がベネズエラ国内に潜伏していると主張。多数の航空写真やビデオ、地図、証言などを提示し、第三者による立ち入り調査を認めるよう、ベネズエラ側に迫った。

 これに対し、反米強硬派のチャベス大統領は写真をでっち上げと主張するとともに、ベネズエラが主導する地域統合の試みを妨げようとする米国の陰謀だと述べた。

 チャベス大統領はベネズエラの在コロンビア大使館の閉鎖を命令するとともに、ベネズエラ駐在のコロンビア人外交官に72時間以内の退去を命じた。

 最終更新:7月23日9時25分「産経新聞」より
 コロンビア政府が22日のOAS(米州機構)の会合で、同国内で暗躍する武装ゲリラ・FARC(コロンビア革命軍)ゲリラ構成員1500人が隣国ベネズエラに潜伏していると見なし、その証拠を抑えた写真などを公開したところ、ベネズエラのウゴ・チャベス大統領がこれに激しく反発、激怒したチャベス大統領はコロンビアと外交関係を断絶することを表明したようです。

 ベネズエラとコロンビアの緊張についてはこちらも見ていただければ幸いです。 → ベネスエラがコロンビアと国交断絶!?

 コロンビア政府にしてみれば、同国で暗躍するFARCの一部がベネズエラに潜伏し、同じ左派であるチャベス大統領がFARCを援助している。と見なしてこう示唆しましたが、チャベス大統領からすれば「内政干渉だ!」「コロンビアが勝手にでっち上げた作り話だ!」なんでしょうか・・・?
 これだけに留まらず、ベネズエラの在コロンビア大使館の閉鎖やコロンビア人外交官の早期退去を求めるなど、緊張を煽ってますが、チャベス大統領の反コロンビア感情がここに来て爆発したと言えます。一昨年FARCの一部がエクアドルに潜伏したことで、コロンビア軍が越境したところエクアドル政府が激怒し、同じく反米路線を取るベネズエラとニカラグアがこれに賛同して軍事的緊張が高まったように、またかと思うでしょう。

「コロンビアは戦争をあおっている」とコロンビアを一方的に非難するチャベス大統領、今年2月のOAS会合でコロンビアのアルバロ・ウリベ大統領(当時)と罵り合いを展開するなど、両国の関係が険悪なところを露呈する形となりましたが、親米路線と反米路線の対立が招いたと言えます。現にチャベス大統領は自分たちが主導する地域統合を妨げるのはアメリカだ。と示唆してますが、何かにつけてアメリカのせいにしてアメリカを叩いて国民の支持を集めたいだけとしかいえません。

 一方コロンビアのファン・マヌエル・サントス大統領(先月の大統領選挙で新大統領に当選した)からすれば「好き勝手にほざいて自分の主義主張をアピールしたいだけ」とチャベス大統領のこの姿勢をけん制するでしょうかね。

 国交断絶まで発展したベネズエラとコロンビアの緊張、これが近隣諸国に大きな脅威となることは必至です。韓国と北朝鮮同様、隣国同士で軍事的緊張が高まる事態となってしまいました。OASには緊張悪化による紛争の回避に尽力してほしいものです。

theme : 国際政治
genre : 政治・経済

巨人と0.5ゲーム差のまま折り返し

 昨日で前半戦が終了したペナントレース、阪神は昨日首位奪還のチャンスがあったものの、それをつかみ損ねてしまいました・・・。

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ああ“お付き合い”…阪神0・5差のまま折り返し

【阪神4-7広島】阪神が首位に立って折り返すチャンスを逃した。巨人にお付き合いしての黒星で、ゲーム差は0・5のまま。真弓監督も「前半にちょっと点を取られすぎやね」と投打のかみ合わない展開に頭を抱えた。

 上園が期待を裏切った。5月19日のソフトバンク戦(ヤフードーム)以来となる先発で、初回に5安打を集中され3失点。結局、3回10安打6失点で降板し「あまりにも打たれすぎ。自分1人のふがいなさで雰囲気を悪くしてしまった…」と唇をかんだ。打線も頼みのマートンが今季初めて3試合連続無安打で、首位打者の座からも陥落。クリーンアップが1安打では大量点は望めなかった。

 先発陣に不安を抱えるのは巨人と同じ。「交流戦で余裕がある時は(ローテーションが)回っていたが、レギュラーシーズンに入ると5、6人目がね…」と真弓監督。球宴明けには7週連続で6連戦が待つ。首位浮上へは先発陣の再整備が必要不可欠だ。

 ▼阪神・マートン(今季初の3試合連続ノーヒット。首位打者の座からも陥落)きのうまでの2試合はバットの軌道は決して悪くなかった。ただ、きょうは引っかけたゴロばかり打ってしまった。あしたもう一度、試合をしたいくらいだ。

 [ 2010年07月22日 ]「スポーツニッポン」ウェブサイト「スポニチ Sponichi Annexニュース」より


 このカードも2連勝中とカモにしている広島に昨日まさか、まさかの手痛い敗北を喫した阪神、同日巨人がヤクルトに負け首位奪還折り返しのチャンスがあったものの、実にもったいない。

 2ヶ月ぶりの先発となった上園啓史が3回6失点とまさかの大乱調の上、打線もクリーンアップが火を噴かないなどかみ合わず、後半戦に大きな不安を残すものといえます・・・。

 ここに来て先発人の駒不足を憂いた真弓監督、試合後のインタビューで「交流戦で余裕がある時は(ローテーションが)回っていたが、レギュラーシーズンに入ると5、6人目がね…」といっているように、安藤優也が戻ってきたのは救いだが、岩田稔や能見篤史が今いない状況ではそういうのも無理はないでしょうね・・・。後半戦への課題は先発陣の再構築ではないでしょうか。2軍から有能な人材を引っ張ってきてもいいと思います。

 オールスターを挟んで後半戦が勝負ですが、最大の難関「長期ロード」(本拠地・甲子園球場を高校野球選手権に使う為、長く本拠地が使えないことでこう呼んでいる)があるだけに、なお更です。

 首位巨人と0.5ゲーム差のまま折り返しとなりましたが、勝負は後半戦、ここからです。

theme : 阪神タイガース
genre : スポーツ

猛暑続きのロシア、影響は各方面に

 猛暑日が続いてカンカン照りな日々が続くのは、日本だけではなかったんですね。

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猛暑ロシア、干ばつ広がる 小麦の国際価格、20%上昇

【モスクワ=副島英樹】猛暑が続くロシアで干ばつ広がり、全土の3割近い26の地域が非常事態を宣言、ロシア政府によると穀物の作付面積の2割が深刻な打撃を受けている。世界有数の小麦輸出国ロシアからの輸出量が減る可能性が高まり、国際市場の小麦価格はすでに上がり始めている。国内では食品価格高騰などインフレへの懸念が強まっている。

 緊急事態省によると、シベリアやウラル、ボルガ川沿岸などで干ばつ被害や自然火災が広がっている。農業省のまとめでは、穀物の作付面積4800万ヘクタールのうち960万ヘクタールが干ばつで壊滅。スクリンニク農相は12日、今年の小麦生産の予想を9500万トンから8500万トン以下に下方修正すると述べた。

 その後も記録的な猛暑が続き、ロシア農工業連盟は、今年の小麦収穫は前年比約2割減になると予測している。保険業界は損失を10億ドル(約900億円)と見込んでいるが、その倍になるとの見方もある。ロシアの独立新聞などによると、米シカゴの穀物市場の小麦価格はここ2週間で23%上昇。ロンドン市場でも7月に入って20%上昇しているという。

 ロシア国内の穀物消費量は年間7500万トンとされ、今年の生産がこの水準を割り込んだ場合、輸出を維持するには備蓄分(約2400万トン)を回すしかない。しかし、備蓄の3分の1以上は内陸部のシベリアにあり、輸送コストがかかるなど難点も多い。

 小麦価格の上昇はパンの値上がりにとどまらず、穀物飼料の上昇で肉や牛乳など他の食品価格の値上がりに連鎖するため、インフレが懸念されている。今後、こうした食料価格が10~20%上昇するとの専門家の予測も出ている。

 今年の記録的な猛暑に伴い、ロシアでは水死者が急増。ノーボスチ通信が緊急事態省のまとめとして報じたところでは、6、7月に全土で計約1900人が水死した。

 asahi.com(朝日新聞社) 2010年7月21日14時26分
 全土で猛暑が続き、それにより干ばつが拡大しているロシア、ここまで暑いってイメージがない国だと思ってましたが、これも異常気象といえます。

 ロシア全土の3割近い26の地域で非常事態宣言が出るなど深刻で、この猛暑日続きで穀物の作付面積の2割がダメージを受けており、これにより小麦の生産量が大きく下回ることで食品価格の高騰やインフレにならないかと不安は高まっているようです。ここまで猛暑日続きだとその影響をモロに受けるのは農作物ではないでしょうかね? 小麦生産農家にとって痛い話ではあるが。

 ロシア国内において小麦の消費量は年間で7500万トンと高いですが、今年の生産高が個の水準を下回ることになれば備蓄小麦で輸出量を維持せねばならない為、厳しいでしょう。備蓄小麦の大半はシベリアにある為輸送クスとが高いという難点もあるなど、ロシア政府にとってこの干ばつによる生産量減少は痛いです。世界でも有数の小麦輸出国であるロシア、この干ばつが国内外の小麦市場に影響が出ることは必至で、小麦の90パーセント近くを輸入に頼っている日本からしても、これは他人事ではないです。
 小麦価格高騰でパンなど小麦製品の値上げだけでなく、家畜の飼料価格の上昇もあり肉や牛乳、バターやチーズなどの値上がりも招いてインフレも懸念される。デフレスパイラルならぬインフレスパイラルになるのでは? と思えます。

 大規模な干ばつによる小麦高騰だけでなく、首都モスクワをはじめ水死者が1900人にも上り、水の事故が多発するなど、猛暑の影響が各方面に出ているロシア、暑さ慣れしていないからか、この暑さを今まで経験してないからかこういう事故が増えているのでは? と推測しますね。

 猛暑で各方面に多大な影響、今までのロシアではこんなことはなかったはずですが、これも地球温暖化による異常気象の影響なんでしょうかねェ・・・?

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ルワンダとガーナは、今のアフリカの「手本」

 今年はアフリカ諸国にとって、17もの国が独立したあの「アフリカの年」から50年を迎える節目の年ですが、未だ貧困や飢餓、伝染病に苦しみ、政治面でも汚職や腐敗が多く情勢が不安定なところもあり、独立後も苦悩ばかりが続くアフリカ諸国、内戦や貧困による経済の停滞も深刻で、躍進する中国やインド、ブラジルに大きく遅れを取っています・・・。

 植民地支配が招いた勝手な国境線による部族バランスや地域社会の崩壊、これが部族間の諍いを招き内戦や貧困につながっているが、いつまでも昔を引きずってウジウジしていては何の進歩もない。ということをアフリカ人自身認識しているのだろうか?(「いつまでも昔」体質は特定アジアと変わらないが)

 部族間対立や政治の腐敗、貧困や飢餓といったネガティブな話題しかないアフリカにあって、一抹の光明を見せるような話題を提供した国が2つほどあります。いずれも政治の腐敗や汚職、部族間対立を乗り越えた証拠と言えるでしょう。無論これは他のアフリカ諸国は見習うべき点があるのではないでしょうか?
 まずは中央アフリカにある小国・ルワンダ、知っての通り、1990年代に起こった内戦において未曾有の大量虐殺が起こった国であるがルワンダ内戦・虐殺に関してはこちらを参照のこと → ルワンダの虐殺を知ってますか?)、現在ではアフリカにおいて最も急激な経済成長著しい国として、その躍進ぶりは「アフリカの奇跡」と呼ばれるほどです。
 なぜルワンダが近年著しい成長を遂げたかというと、あの内戦・虐殺時に海外に逃れていたルワンダ人(大半がツチ族)が戦後にルワンダに帰国し、海外で学んだノウハウを農業や観光業、不動産業に投資しこれを国の復興に大きく役立っています。
 また虐殺によって男性の人口が著しく減り、これにより女性たちが立ち上がって女性の政治進出が著しく伸びたことにより、ルワンダは2008年には女性の国会議員数が世界で初めて過半数を上回るという結果となり、未だ男性優位のアフリカ社会にあって一石を投じるものではないでしょうか?
 長年対立してきたフツ族とツチ族も、これからは同じルワンダ人として国を発展させねばという意識が生まれたのでしょうね。これが「アフリカの奇跡」につながったと言えるでしょう。虐殺の歴史を忘れることは出来ないが、だからと言っていつまでもそれを引きずっていては進歩しない。ということをルワンダ国民は強く意識したと言えます(虐殺に加担した人物の訴追はまだ続いているが)。。
 私はNHKスペシャルにおいてこれを見たとき、ルワンダは過去を乗り越えたんだ。フツとツチが諍いから団結に進んだ。とつくづく感心しました。このルワンダの例は他のアフリカ諸国に大きな影響を及ぼすだろう。とも。

 次はガーナ、アメリカのバラク・オバマ大統領が去年アフリカを訪問した際、首都アクラで行った演説において「アフリカで最も民主主義が進んだ国」として「模範国」と呼ばれるなど、アフリカ諸国で数少ない「民主主義が出来ている国」と言えます。
 ガーナは今でこそ汚職や腐敗がなく、安定した政治運営が成り立っていますが、昔は政情が不安定でクーデターも頻繁に起こるなどアフリカ諸国にありがちな典型的な政情不安が絶えなかったのです。
 1957年にクワメ・エンクルマのもとイギリスから独立したものの、エンクルマは汎アフリカ主義を掲げたものの経済悪化により軍部のクーデターで失脚、その後も政情が安定せずクーデターを繰り返し、軍政もしかれ一時は独裁政権となるなど迷走したものの、1992年に当時のジェリー・ローリングス大統領が複数政党制を導入し、軍政から民政に移管すると、軍部の独裁に抗議してきた野党が揃って国政に参加するようになり、迷走したガーナの政局は安定を回復し、その後も自由選挙により平和的な政権移譲が行われるなど、アフリカ諸国において数少ない議会制民主主義国として、安定した国力と経済力を誇っている。
 政情不安を乗り越え安定した政情と経済を得る。ということに成功したガーナ、現在も汚職や腐敗の絶えない他のアフリカ諸国には見本になると言えます。
 もう一つ、ガーナがアフリカに訴えたいこととしては、さきの南アフリカワールドカップにおけるガーナ代表の躍進だろう、前回を上回る成績(ベスト8)という結果には、他のアフリカ勢が不甲斐なかっただけになお更と言えるだろう。特筆すべきは、試合展開及び内容である。
 チーム一丸となって組織サッカーを展開し、相手がどこであろうと臆することなく戦った姿勢には戦術の徹底振りとチームワークが出来ていたと言えるだろう。大会前に大黒柱であるマイケル・エシアンが離脱し、その分を全員で埋め、若い選手の台頭も著しいなど収穫も多かっただろう。組織と団結力の重要性と言う点では、これは未だに部族間対立や政治の腐敗が多いアフリカ諸国にとっては一石を投じるものと言えるだろうと思います。個の力ではなく一人一人が力を合わせることが重要。ということをアフリカ諸国に訴えるメッセージと言えます。

 他にアフリカで進んでいる国はボツワナ南アフリカぐらいだが、今回取り上げたルワンダとガーナは、これからのアフリカが取るべき道の「手本」といえるものであるだろう。
 ルワンダとガーナに言えるのは、過去を乗り越え、部族間対立を乗り越え、政情不安を乗り越え、内戦を乗り越え今がある。それらを乗り越えて進歩し発展しないことにはいつまでもそのままだ。と言うことだし、ルワンダの経済成長とガーナの安定した政情とワールドカップにおける躍進は、今後自分たちが取るべき道を、他のアフリカ諸国も見習うべきだと訴えているかもしれません。またベナン出身のタレント、ゾマホン・ルフィンが言っている「人は人を愛する義務がある、責任がある」との道徳と人間性を重んじる言葉の重要性も必要ではないだろうか。
「アフリカの年」から50年、希望の大陸と言われながら内戦や貧困、汚職や腐敗が多いアフリカ諸国、それらを乗り越えてこそ、アフリカは秩序ある未来を手に入れることが出来るでしょう。

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貴乃花親方、暴力団関係者との交際疑惑の真相は?

引用

貴乃花親方、暴力団交際疑惑23日に結論

 日本相撲協会で賭博問題などを調べる特別調査委員会(座長=伊藤滋早大特命教授)は20日、貴乃花親方(元横綱)が暴力団関係者と会食で同席したなど2件の接触について報じられた問題について調査の結論を出すため、23日に東京・両国国技館で会議を開くと発表した。同親方はこれまで、特別調査委や村山弘義理事長代行(73)=元東京高検検事長=に事情を聴かれ、2件とも報道を否定した。

 また、同理事長代行によると、週刊新潮に野球賭博などへの関与を報じられたものの、記事に信用性を欠くとして協会が不問に付した佐ノ山親方(元大関千代大海)について、22日発売の週刊新潮が新たな賭博への関与疑惑を報じることも判明。村山理事長代行は、特別調査委が再び調査に乗り出す可能性を明らかにし、「次々と疑惑が報道されるのは本当に残念」とした。

 2010.7.21 05:03 「サンケイスポーツ」より
 暴力団関係者と会食で同席したとされる貴乃花親方、この問題を受け日本相撲協会週刊新潮に報じられた佐ノ山親方(元大関・千代大海)の野球賭博疑惑問題と合わせ、調査の結論を出すための会議を今月23日に両国国技館で開くことになったみたいです。

 この交際問題に対し貴乃花親方は、特別調査委員会や村山弘義理事長代行からの事情聴取を受けたものの否定しており、また佐ノ山親方も自身の賭博疑惑については「全くのデタラメ」と否定するなど、お互い報道を否定しており平行線です。

 暴力団関係者に維持員席を手配した問題及び野球賭博問題の渦中の中、また新たな問題が起こった相撲界、村山理事長代行は再度特別調査委員会が調査する可能性を明確にした上で「次々と疑惑が報道されるのは本当に残念」と問題続出の今の相撲界を憂いています・・・。

「とにかく膿を全部出し切らないといけない」と表明した武蔵川理事長、その膿を出しているのは相撲協会ではなく、一部マスコミや週刊誌といいますから、日本相撲協会に自浄能力がないのでは? と思います。

 貴乃花親方、この疑惑の真相はどうなりますか。23日の緊急会議でシロかクロか決まります。

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