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言っちゃったよ・・・!?

 自身の失言でかつてない逆風にさらされてます・・・! 

引用

英選挙 支持者に「偏屈女」 首相の失言に波紋

【ロンドン=木村正人】選挙戦も終盤に入り、野党と接戦を繰り広げる与党・労働党だが、ブラウン首相自らの失言で想定外の逆風に苦しんでいる。遊説中の首相が小型マイクを付けているのを忘れ、支持者を「偏屈な女だ」とののしった声が全国に流れたのだ。

 28日午前、英イングランド北西部のロッチデールを訪れた首相は、年金生活を送る女性ジリアン・ダフィーさん(65)の質問を受けた。「困っている人の声が反映されていないわ」「東欧からの移民がこんなに増えたじゃないの」。ダフィーさんは労働党の移民政策をこっぴどく批判した。

 首相は「欧州から100万人の移民が来たが、100万人の英国民が欧州に出た」と必死に弁明。「あなたに会えて良かった」と礼を言って車に乗り込み、その場を離れた。

 が、テレビ中継用の小型マイクを胸元に付けているのを忘れ、「災難だ。あんな女性に会わせるなんて誰の発案なんだ。偏屈な女じゃないか。労働党の支持者だと言っていたが、ばかげている」と秘書に不満をぶちまけてしまった。

 この後、ラジオ番組に出演した首相は、録音されていた車中での発言を聴かされ、「女性を傷つけることを言ってしまった。謝罪する」と非を認めた。事態を重く見た首相は、ダフィーさんに電話を入れ直接わびたあと、さらに日程を変更し自宅を訪れて謝った。

 ダフィーさん一家は長年労働党を支持してきたが、首相の発言を聞き、「まさか…」と絶句。あきれた様子で「高等教育を受けた人がどうしてあのような言葉をつかうのか。本当にがっかりした。今回は(労働党に)投票しない」と話した。

 最終更新:4月30日8時14分 「産経新聞」より
 来月6日に投票が行われるイギリス総選挙、与党・労働党は経済悪化で世論からのかつてない批判にさらされてますが、ここに来て自分たちに致命傷になりかねない事件が起こってしまいました・・・!

 それはゴードン・ブラウン首相がイングランド北西部のロッチデイルを訪問した際、年金生活を送るジリアン・ダフィーさんが労働党の政策を批判する質問をして、ブラウン首相がそれに毅然と答えてその後車に乗り込んだ後、何とテレビ中継用のマイクがまだ胸元に付いていることに気が付かず「災難だ。あんな女性に会わせるなんて誰の発案なんだ。偏屈な女じゃないか。労働党の支持者だと言っていたが、ばかげている」と不満を露にするような発言をし、その発言がイギリス全土に流れてしまったことで、ただでさえ批判が強まっている労働党全体にダメージを与えることになってしまったようです。

 ここに来て自身の軽率?な発言で労働党を窮地に“半ば”追いやることになってしまったブラウン首相、世論から「言っちゃったよ・・・!」「ブラウン首相も労働党はもうダメだ」と思われて当然のことをした感じがします。この前の「パワハラ」疑惑といい、ブラウン首相にとっては取り返しの付かないことになるでしょう・・・。無論労働党全体にもいえるが・・・?

 自分の発言が思わぬ波紋を招いたことで、その後出演したラジオ番組で「女性を傷つけることを言ってしまった。謝罪する」とダフィーさんに電話で謝罪して、予定を変更してダフィーさんの家を訪問して再度謝罪しましたが、もはや後の祭りです。
 ダフィーさんにとってこの発言は相当ショックだったのか「高等教育を受けた人がどうしてあのような言葉をつかうのか。本当にがっかりした。今回は(労働党に)投票しない」と呆れるというより怒り心頭だったようです。首相ともあろう人があんなことを言うなんて・・・!? もう減滅した! と思うのも無理はありません。

 支持者に対し名指しで陰惨無礼な発言をしてしまったブラウン首相、この発言で昔から労働党を支持する人たちから、かなり「NO」を突きつけられるでしょうね。

 自身の失言で世論を呆れさせ厳しい逆風にさらされる。ブラウン首相は麻生太郎前総理と何ら変わらないです。

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

普天間迷走と「政治とカネ」の代償

 鳩山総理、かなり崖っぷちな状況です。

引用

小沢幹事長辞めるべき!鳩山内閣支持率20・7%

 資金管理団体の収支報告書虚偽記入事件で、検察審査会が民主党の小沢一郎幹事長について「起訴相当」と議決したことを受け、共同通信社が28、29の両日、全国緊急電話世論調査を実施。鳩山内閣の支持率は前回調査(4月3、4日実施)から12・3ポイント急落し、20・7%となった。初めて30%を下回り危険水域に突入。決着の見通しがつかない米軍普天間飛行場移設問題に加え、「政治とカネ」問題の再燃で支持率低下に拍車がかかった格好だ。

 前回調査の33・0%から一気に10%台に迫る急落ぶり。不支持率は前回より11・1ポイント高い64・4%。不支持理由のトップは「首相に指導力がない」(40・7%)だった。

 小沢氏に「起訴相当」議決が下った翌28日、鳩山由紀夫首相は「このまま頑張っていただきたい」と小沢氏の続投を支持していたが、普天間問題の迷走に加え、「政治とカネ」問題への鳩山政権の対応に国民が強い不満を持つ実態があらためて浮き彫りになった。小沢氏が「幹事長を辞めるべきだ」は前回より2・4ポイント増え83・8%。頼みの民主党支持層でも63・9%と厳しい声が大勢だ。

 昨年9月の発足時、支持率は72・0%をマーク。だが、その後ずるずると下落し、今回、直近2回の国政選挙に臨んだ安倍、麻生両内閣の末期と同水準にまで低下。発足当時の高い内閣支持率が下降の一途をたどり、約1年後には選挙惨敗で退陣に追い込まれた両内閣と類似のパターンをたどっている。

 民主党の若手議員は「支持率低下は首相の責任だ。高速道路の問題といい、自分で墓を掘り続けている」と憤まんやる方ない様子。「政権末期の様相」(政務官)との指摘もあった。

 官邸関係者や民主党関係者が注視しているのは、普天間問題をめぐる来月4日の首相の沖縄県訪問。仲井真弘多県知事と会談する予定だ。今回の調査では、普天間問題が5月末までに決着しなかった場合、鳩山首相が「首相を辞めるべきだ」は7・3ポイント増の54・4%に及び、初めて過半数になった。「沖縄訪問で何の進展も見られなければ次回調査で10%台に突入するのは必至だろう」(関係者)との声も漏れている。

 小沢氏への風当たりも強まるばかりで、辞任待望論は党内にじわじわと広がっている。それでも小沢氏辞任で政権が浮揚する保証もなく、首相は党運営を小沢氏に頼るしかないのが現状。ある民主党幹部は「ひどい数字だ。12ポイントも落ちたとは…。首相が辞めないと支持率回復は望めない」と、頭を抱えた。

 [ 2010年04月30日 ]「スポーツニッポン」ウェブサイト「スポニチ Sponichi Annexニュース」より


 米軍普天間基地移設を巡る迷走、民主党・小沢一郎幹事長の「政治とカネ」を巡る問題が検察委員会で「起訴相当」となるなど、世論からの厳しい逆風にさらされている鳩山総理、その代償がもたらしたのは支持率20.7パーセントという厳しい数字で、前回の33パーセントを大きく下回る結果です・・・。

 やはり普天間基地移設を巡る迷走で、世論から「判断力がない」「指導力がない」と批判されているだけに、さらに小沢幹事長の「政治とカネ」の問題がここに来て急展開を見せたのだから、ただでさえ「政治とカネ」の問題に目くじら立てている国民からすれば、支持しようがないといえます。

 去年の発足時には72パーセントと高かった支持率も、徐々に落として今日の20パーセントですから、これは麻生前内閣のような現状を作ってしまった感じもします。期待してた分裏切られ続けたんじゃ国民の不満が高まるのも当然と言えば当然です。

 また鳩山総理、小沢幹事長が「起訴相当」となった28日には「このまま頑張っていただきたい」と続投を示唆する発言をしたことも不満増大に拍車をかけてしまったし、小沢幹事長については「幹事長を辞めるべき」と答えたのは83.8パーセントと前回よりも増え、民主党支持層でも63.9パーセントですから根強い支持層からも見放されつつあると言うことを裏付けます。
 世論を騒がせる不祥事起こしておいて「続投」を示唆するようでは「『政治とカネ』の問題には厳しい姿勢を見せるといったのに何なんだ!? この態度は」「身内に甘くないか!?」と思われて当然ではなかろうか? これはかつてあびる優がテレビ番組で過去の万引きを大胆に告白し世論からの激しいバッシングを受けたにも関わらず、あっさりあびるの復帰を許した和田アキ子とまったく同じである。他人を厳しく批判する一方で自分や身内には甘いようでは国民に示しが付かない。と言うことを理解しているのだろうか!?

 当然民主党内部からも「支持率低下は首相の責任だ。高速道路の問題といい、自分で墓を掘り続けている」と不満の声が多く、このままでは民主党そのものの信用にも関わる。と鳩山総理の指導力のなさがこの数字となって現れた。としてるのも無理はありません。

 鳩山総理もさることながら小沢幹事長にも強まっている世論からの厳しい逆風、野党からすれば格好の批判道具をさらに与えたようなものだし、民主党内からも「頼むからもう辞めてくれ」と言わんばかりの声が広がっているし、いずれにせよ、鳩山総理にせよ小沢幹事長にせよ出口の見えない迷走を自分で作ったことでこの厳しい数字を生み出しているのではなかろうか?

 普天間の迷走と小沢幹事長の「政治とカネ」の問題、その代償はかくも大きいことを裏付ける今回の支持率大幅低下、鳩山総理にとっても民主党にとってもかなり厳しい現状です。

theme : これでいいのか日本
genre : 政治・経済

今年もこの時季です

 今年もやってきたゴールデンウイーク、私はどうするかは考え中です・・・。

 去年はと言うと、岩手県北及び青森県八戸市に行ってきまして、各地の「道の駅」に行ったり八戸の「八食センター」に行ったりと半ば「プチ観光」を満喫してきました。

 特に八食センターはもの凄く混んでましたが、思いっきり満喫してきました。岩手県内陸部出身の私としてはこういう魚市場系の活気というのを生で味わうのは新鮮な感じがしますからね。テレビで見るのとはえらく違います。

 今年のゴールデンウイークは、出来れば別の方向に行ってみたいとは思います。多分場所によっては混雑必至ですが(高速も)、それを覚悟で行くのもゴールデンウイークの醍醐味ではないでしょうか。

theme : 今日のつぶやき
genre : ブログ

チャベス大統領の話好きはここまで来た

 ここでも国民と討論する気なんでしょうかね?

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「話し好き」のベネズエラ大統領、ツイッターに登録

[カラカス 27日 ロイター] ベネズエラのチャベス大統領が27日、新たにミニブログ「ツイッター」に自身のアカウントを開設した。同大統領の側近であり、ベネズエラの通信分野の監視機関の代表を務めるディオスダド・カベジョ氏が、ツイッターの「つぶやき」の中で明かした。
 チャベス大統領のアカウントは、「@chavezcandanga」だという。
 数時間にも及ぶ長い演説で知られるチャベス大統領だが、これからはそのコメントを、ツイッターでの「つぶやき」の字数制限である140字以内におさめる必要が出てくるかもしれない。

 最終更新:4月28日16時44分 「ロイター」より
 長時間にも渡って演説するほど演説好きとしてもお馴染みのベネズエラウゴ・チャベス大統領、話好きはここまで来たと言いますか、インターネット上のミニブログ「ツイッター」にまで参入したようです。

 いくらチャベス大統領が演説好きでもツイッターには字数制限がありますし、制限内にうまくまとめ切れるのか、どうなんでしょうねェ・・・?

 おそらくチャベス大統領のこと、ベネズエラ国内の貧困問題はもとより、年々独裁を強めているチャベス政権だけに野党からの批判に真っ向勝負する意図もあるのでしょう。まして常日頃からアメリカに対して批判的な姿勢を取っているだけに、言いたい放題するような気もしないでないが・・・?

 あまり言い過ぎればサイバーテロに遭うような気も少なからずあるんですけどねェ・・・!? ただでさえアメリカに対しては過激発言ばかりするチャベス大統領だけに、不安要素が高いような・・・?

theme : 政治・経済・時事問題
genre : 政治・経済

今度は豚にも、さらに影響は宮崎だけでなく

 宮崎県の畜産農家で相次いで発生した家畜伝染病・口蹄疫、牛だけでなく豚にまで飛び火し、その範囲が広がっています・・・。

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口蹄疫:豚にも感染の疑い 国内初 宮崎 範囲も広がる

 宮崎県の畜産農家で家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)が相次いで発生した問題で、農林水産省と県は28日、1例目の都農(つの)町の農家から南西に約70キロ離れた同県えびの市で新たに感染疑いの強い肉牛▽川南町でも感染疑いの豚が確認されたと発表した。これにより、新たに設定される牛、豚の半径10キロの移動、同20キロの搬出制限区域は、鹿児島、熊本両県の一部にも広がる。都農、川南両町の半径10キロの移動制限区域に収まっていた感染範囲は拡大する様相を見せ始めた。

 農水省は、国庫負担による消毒薬の散布範囲を、隣接する大分、熊本、鹿児島の3県全域にも拡大することなどを決めた。また、宮崎県の東国原英夫知事は「最悪の状況になりつつある」と述べ、鹿児島、熊本両県知事にも協力を求めたことを明らかにした。

 宮崎県が発表した、えびの市を含む3カ所のうち、口蹄疫と似た症状を示していた川南町の県畜産試験場川南支場の豚は、動物衛生研究所で遺伝子検査した結果、感染疑いが確認された。国内では初の豚への感染となる。

 また、肥育牛275頭を飼育するえびの市島内の農家では、9検体中複数が陽性を示した。さらに1例目の農場の南東3.2キロに位置し、肥育牛1019頭を飼育している川南町の農家では、5検体すべての遺伝子検査で陽性を確認した。

 県はこれまでに牛など計1110頭を殺処分にしたが、新たにこれら3カ所で飼育されている牛1294頭、豚486頭すべてを殺処分する。

 口蹄疫は人に感染しない。感染した肉が市場に出回ることはなく、仮に肉を食べても人体には影響はない。【石田宗久、佐藤浩】

 毎日新聞 2010年4月28日 11時37分
 参照までにこちらの記事も見てくださいませ。 →  これも「どげんかせんといかん」!

 1例目の口蹄疫が発見された都農町以外にもえびの市でも口蹄疫に感染した牛が発見され、さらに川南町ではとある畜産農家で口蹄疫に感染した疑いがある豚が発見されたことで、この問題はさらに広がっているようです・・・。

 この事実を受け、新たに設定される牛や豚の移動及び搬出範囲が鹿児島県や熊本県の一部にも及んでおり、まして国内で口蹄疫に感染した豚が初めて出たという事実。予断を許さない事態です。

 牛に続いて今度は豚にも口蹄疫が拡大した上に、隣県にも広がるおそれが出たことで、農水省が消毒薬を散布する範囲を宮崎だけでなく、隣接する鹿児島、熊本、大分にも拡大することを決め、東国原英夫・宮崎県知事は「最悪の状況になりつつある」と危機感を露にし、鹿児島や熊本の知事にも協力を要請してますから一刻も早い解決が望まれます。

 消費者が牛や豚を安心して食べられるようにする為にも、この口蹄疫の問題を「どげんか」してほしいです。

theme : 社会ニュース
genre : ニュース

大荒れ国会なんてレベルではない・・・!?

 法案を巡って与野党が喧々囂々となるのはどの国でも同じですが、ここまで来ると理解に苦しみますね・・・。

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大荒れ議会に“卵の雨”ウクライナ最高会議

【モスクワ=佐藤貴生】ウクライナ南部クリミア半島に駐留するロシア黒海艦隊の基地貸与期限を延長する協定について、ウクライナ最高会議(国会、定数450)は27日、過半数の賛成で批准した。

 最高会議では、議会最大勢力の親露派与党「地域党」などが賛成236で批准した。親欧米派の野党は卵を議長席に投げつけたり発煙筒をたいたりし、混乱した。議会第2勢力の野党を率いるティモシェンコ党首は、「国益を損なう批准だ」と批判、反政権派の結集を呼びかけた。露下院(定数450)も賛成410で協定を批准した。

 ロシアのメドベージェフ、ウクライナのヤヌコビッチ両大統領は21日の会談で、17年に期限切れとなる露黒海艦隊への基地貸与について、ロシアが天然ガス販売価格を3割値下げするのと引き換えに、ウクライナが貸与期限を25年間延長することで合意している。

 最終更新:4月28日8時24分 「産経新聞」より
 いやはや・・・!? 法案に反対して抗議する意味で生卵を投げつけたり発煙筒をたくといった行為に出るというのは、とても政治家のすることではないですね・・・。

 こんなことが起こったウクライナの国会、発端は親ロシア路線を取るヴィクトル・ヤヌコビッチ大統領がウクライナ南部のクリミア半島に駐留しているロシア軍黒海艦隊の基地貸与期限を延長する協定がヤヌコビッチ大統領派などの賛成で可決されたことに野党が議長席に生卵を投げつけたり発煙筒をたくなどの行為に出ましたが、結局予想だにしないハプニングのおかげで混乱だけが残ったようです。

 今のウクライナ政界はヤヌコビッチ大統領が中心の与党(地域党)が親ロシア路線、ユーリヤ・ティモシェンコ元首相が中心の野党が親欧米路線と真っ二つに分かれていることが浮き彫りとなっています、この対立は。

 ティモシェンコ元首相はこの可決について「国益を損なう批准だ」と批判し、この協定がウクライナの天然ガス輸出価格引下げと引きかえにロシア軍駐留を認めることで、結局ロシアの利益でしかないと野党は思っているのでしょう。
「ヤヌコビッチはウクライナの主権を売り渡す売国奴だ!」「ロシアの犬だ!」と、野党議員を初め野党支持者からこんな不満が噴出するような気も・・・!?

 国会における荒れたなんてレベルではない騒動を見て、当のウクライナ国民は呆れているでしょう。「政治家ともあろう人がこんな大人気ない行為をするなんて・・・!?」と。だってやってることはサッカーのフーリガンと変わらないからねェ・・・?
 日本の国会における野次と怒号の応酬も、この大荒れを見たら霞んでしまいますね。考えすぎでしょうか・・・?

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

「ブッシュの回顧録」ねェ・・・?

 アメリカ国民はこの“元”大統領をどう評するんでしょうかね・・・?

引用

ブッシュ米前大統領の回顧録、11月9日出版へ

[ニューヨーク 26日 ロイター] 2001年9月11日の米同時多発攻撃やイラク戦争などを経験したブッシュ米前大統領が、11月9日に回顧録「Decision Points(原題)」を出版することになった。出版元のクラウン・パブリッシング・グループが26日明らかにした。
 クラウンは声明で、同書はブッシュ氏が昨年1月まで8年間にわたった大統領在任中に下した14の決断を中心に描かれ、中には「歴史的偉業だけでなく、欠陥や失敗」も含まれているとしている。
 同書の価格は、1冊35ドル(約3300円)。ブッシュ氏は今後、全米各地で同書の宣伝をすることになっている。

 最終更新:4月27日16時50分 「ロイター」より
 在職中に同時多発テロ(9.11)イラク戦争を経験するなど、歴代アメリカ大統領で最も戦争のイメージが強かったジョージ・ウォーカー・ブッシュ前大統領、そのブッシュ氏が、大統領任期中の出来事を綴った回顧録を出版することを明らかとしたようです。

 2001年の就任から8年間、任期中に起こった出来事を中心に盛り込まれているものですが、いいも悪いもブッシュのことだから功罪はハッキリしてるのではないでしょうか?

 9.11直後の頼もしいリーダーシップ、アフガニスタン戦争でタリバン政権を崩壊させてから始まった「対テロ戦争」、国際世論の反対を無視して強行したイラク戦争はフセイン政権を倒したもののイラクの混迷を招きさらに大量破壊兵器は見つからず戦争の意義を問う声だけが残る結果となり(北朝鮮やイランのほうが大量破壊兵器を作ってるのだが)ここから迷走は始まり、ニューオーリンズを襲ったハリケーン「カトリーナ」でのずさんな対応で現地の怒りだけが残り、「対テロ戦争」と謳ってイラク派兵ばかり積極的に行い自国の経済を停滞させ、窮余の一環で始めたサブプライムローンも頓挫して世界的金融危機を招き世界を混乱させ、2008年末には電撃訪問したイラクで記者会見中にイラク人記者から靴を投げつけられるという事態まで起こるなど(この靴投げ事件に関してはイラク国民のアメリカに対する恨みつらみが根深いことを裏付けるものであるが)、まさに「竜頭蛇尾」に相応しい大統領人生と言えます。また支持率も歴代大統領中最も低い数字が裏付けるように「史上最悪の大統領」とまで呼ばれているブッシュ、国民がこの回顧録を見てどう評するのか・・・、見物です。

「歴史的偉業だけでなく、欠陥や失敗」も含まれている。としてますが、半分以上は「欠陥や失敗」だと思うんですけどねェ・・・。立派だったのが9.11直後のリーダーシップぐらいしかありませんからね・・・。

 多分「カーター(第39代大統領ジミー・カーター)よりもヒドかった」「アメリカの威信と評判を落とした最悪の大統領でしかない!」と半分以上のアメリカ国民はこの回顧録を見てこう感想を述べるでしょう。無論ブッシュを選んだアメリカ国民にも責任はあると思います。

theme : アメリカ合衆国
genre : 政治・経済

どうする民主党、どうする小沢幹事長

 民主党・小沢一郎幹事長の「政治とカネ」を巡る問題に大きな動きがありました。

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鳩山首相「何も申し上げられない立場」

 小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件をめぐり、東京第5検察審査会が小沢氏について「起訴相当」と議決したことについて、鳩山首相は27日夕、コメントを求めた記者団に対し、「検察制度のプロセスの一環ですから、もし、私が何か判断すれば、そのことが検察の判断に影響を与えかねない。私としてはここで何も申し上げられない立場であることをご理解いただきたい」と話した。

 一方で鳩山首相は「党の立場の方からは、何らかの判断がなされる可能性はあると思います」とも述べた。

 (2010年4月27日18時19分 読売新聞)
 小沢幹事長の資金管理団体「陸山会」が起こした「政治とカネ」の問題、東京第5検察審査会が小沢氏に対して「起訴相当」としたことで、小沢氏はもとより鳩山政権にとっては大きなダメージとなるでしょう・・・。

 起訴相当を受け鳩山総理は「検察制度のプロセスの一環ですから、もし、私が何か判断すれば、そのことが検察の判断に影響を与えかねない。私としてはここで何も申し上げられない立場であることをご理解いただきたい」と言葉に詰まっていましたが、ここに来ての起訴相当は民主党全体にとってのダメージとなることを分かってるのでしょうか・・・?

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小沢氏「私自身やましいことはない」、辞任否定

 小沢一郎・民主党幹事長は、自らの資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件をめぐり、東京第5検察審査会から「起訴相当」の議決を受けたことについて27日夕、記者会見し、「意外な結果で、驚いている」としたうえで、「最終的には検察当局の適正な判断がなされるだろう」と述べた。

 また、自らの進退については、捜査対象となり不正がなかったことが結果的に証明されたとして、幹事長を辞任する意思がないことを明らかにした。

 小沢氏の会見は次の通り。

          ◇

 私としては意外な結果で、驚いている。というのも、ご承知のように、私の政治団体については、昨年3月から1年に渡って検察当局の捜査の対象になった。その結果、不正なお金は入っていない、不正な現金はなかった、また、脱税などの実質的な犯罪がなかった、ということが、捜査によって結果として証明されたわけだ。それが不起訴ということに結論づけられたと思っている。従って、最終的には検察当局の適正な判断がなされるだろうということを信じている。

 ――検察審査会は、「石川議員を信じた」という小沢氏の供述を、「きわめて不合理で不自然」と言っているが?

 政治家と秘書との関係は、他の組織に較べて信頼関係で成り立っている。私だけでなく、すべての政治家の事務所でそうであることは、自然のことだと思っている。

 ――今回の結果を受けて、進退を問う声がでているが?

 私自身やましいことはありませんので、与えられた責務を、淡々と全力で果たしていくことに尽きると思います。

 ――二度目の審査の結果、強制起訴になった場合でも判断は変わらないか?

 基本的に変わりません。私としては、最終的に検察当局が適正な判断をしてくれるものと信じている。

 ――参議院選挙への影響が進退に影響することは?

 みなさんに正確に報道して頂ければありがたいが、何の犯罪もなかったことが明らかになっているので、私は国民もそのことを理解し、信頼してくれるものと思っている。最終的に検察当局が適正な判断をしてくれれば、それで国民も納得してくれるものと思っている。

 ――今日の結果をめぐり、政治とカネをめぐる政治不信の声が起きているが、そのことについてどう思うか?

 今日の結果で、ということはないと思う。私の政治団体で何の不正や犯罪行為があったわけではないので、そのことさえ、みなさんがわかってくれれば、何も今日のことで政治不信が高まるということはないと思う。

 また、私の政治団体だけだが、すべて皆さんに公開している。そのことも国民に理解して頂ければ、きちんと支援してもらえるものと思っている。

 (2010年4月27日20時05分 読売新聞)
 当の小沢氏「意外な結果で驚いている」とした上で「やましいことはない」と幹事長辞任を否定していますが、国民世論はますます“反小沢”に傾くことは必至です。民主党内部からも批判が強まっている小沢氏の「政治とカネ」の問題、強気を装ってもよけい国民からの反感を買うだけだと思うし・・・、結局この問題が玉虫色で終わってはなお更です。

 起訴相当にまでなった小沢氏の「政治とカネ」の問題、小沢氏は言うに及ばず民主党・鳩山政権への逆風がさらに強まると思います。

 普天間基地移設問題の迷走もそうだが、忘れた頃のこの「政治とカネ」の問題、民主党からすれば世論の支持離れを助長する要素でしかなく、参院選に影響するものでしかないかも知れません。

theme : 民主党
genre : 政治・経済

未解決事件の解決につながるか

 これが未解決事件の解決につながればいいと思います。

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時効廃止:改正刑事訴訟法成立へ 未解決事件にも適用

 人を死亡させた罪の公訴時効を見直す刑事訴訟法改正案の質疑が27日午前、衆院法務委員会で始まった。採決後に同日午後の本会議で与党と自民党などの賛成多数で可決、成立する。同日中の公布・施行を目指しており、施行後は時効を迎えていない未解決事件にも適用される。公訴時効制度の見直しは、期間を延長した05年の改正以来5年ぶり。一部の罪の公訴時効が廃止されるのは刑事訴訟法の前身である治罪法制定(1880年)以来初めてで、刑事政策の転換となる。

 殺人や強盗殺人など法定上限が死刑に当たる12の罪は、現行の25年から時効廃止とした。強姦(ごうかん)致死など上限が無期懲役刑の場合は30年(現行15年)、傷害致死や危険運転致死など上限が懲役20年の場合は20年(同10年)、自動車運転過失致死や業務上過失致死などその他の懲役・禁固刑は10年(同5年)と、それぞれ倍に延長した。

 過去に発生した事件でも、時効が成立していなければ適用対象となり、法定上限が死刑である罪の場合、即日施行なら95年4月28日以降に発生した未解決事件は時効が廃止される。

 同日に岡山県倉敷市で起きた夫婦殺人放火事件をはじめ、八王子スーパー強盗殺人事件(95年7月)や、東京都葛飾区の上智大生殺害事件(96年9月)といった過去15年間に設置され、未解決である373の殺人などの捜査本部で捜査が継続される。ただし、相当の期間が経過し、犯人が死亡していると推定される時点で不起訴処分とし捜査は終結する。

 一方、証拠保管や捜査態勢の継続など捜査上の課題は残る。参院法務委員会は付帯決議で、(1)冤罪(えんざい)が発生しないよう捜査資料や証拠物の適正な保管(2)初動捜査態勢など捜査力の向上(3)法改正効果の検証(4)医療事故捜査で医療の萎縮(いしゅく)がないよう努める--などを求めた。

 05年の刑訴法改正で、殺人罪の公訴時効を15年から25年に延長するなどの時効制度見直しが行われた。だがその後、未解決事件の遺族を中心に時効廃止を求める声が高まり、法務省は昨年1月に省内勉強会を設置。自公政権で森英介前法相が殺人罪の時効を廃止する方針を示した。

 民主党は昨年公表した政策集で「悪質な重大事件に限り検察官の請求で中断を認める」との案をまとめたが、政権交代後も被害者や遺族の強い要望に応える形で廃止案を踏襲した。過去の事件への適用は、遡及(そきゅう)処罰を禁止する憲法違反との学説もあったが、法務省は憲法上の問題はないと判断した。【石川淳一】

 毎日新聞 2010年4月27日 11時16分
 刑事訴訟法改正案を盛り込んだ27日の衆議院法務委員会、与党と自民・公明などの賛成多数で決まったことで、この法案は可決されたと言えます。

 内容としては、殺人や強盗殺人などには時効を適用しない。そのほかの凶悪犯罪に関しても時効年数を倍にするというもので、また過去の時効が成立していない未解決事件などにも適用することも盛り込まれ、これが施行されれば1995年4月28日以降に起こった未解決事件には適用されないといいますから、これが未解決事件の解決につながればいいなと思いますね。

 この法案が成立した背景として、やはり事件の被害者の遺族感情及び世論の高まりが「殺人などの凶悪事件には時効廃止を!」と動かしたのかもしれないです。時効廃止・撤廃を訴えてきた遺族らからすれば「犯人に対するプレッシャーとなれば」と、事件解決に並々ならぬ意欲を見せているでしょう。未だ捕まっていない容疑者に対して「逃げ場はもうないぞ!」と。

 かねてから時効に対して反対だった私からしてもこの法案可決はいいことです。
 参考までにこの記事も見て下されば幸いだと思います。 → 「時効廃止」賛成です

 諸外国に比べて「甘い」と言われる日本の刑法。殺人事件には時効を廃止する。という考えはいいことだと思うし、日本はアメリカみたいに凶悪犯罪には社会全体が断固たる姿勢を取るべきだとも思います。

theme : 未解決事件・迷宮入り事件
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南アフリカ全民族融和の象徴

 今もなお南アフリカはもとより、国際社会に多大な影響力を持つ人物と言えば、そうネルソン・マンデラです。彼の政治人生はアパルトヘイト(人種隔離政策)廃絶を訴え戦い、当時の南アフリカ政府によって逮捕され長きに渡って投獄されるなど辛いものでしたが、その後釈放され、アパルトヘイト廃止に尽力してそこから全人種融和と協調を掲げ南アフリカの大統領にまで就任。という激動そのものでした。今から16年前の今日1994年4月27日は、そのネルソン・マンデラが大統領に就任した日です。考えてみたら、南アフリカの新たなる一歩はここから始まったと言えます。

 ネルソン・マンデラは1918年7月18日、南アフリカ南部にあるトランスカイの小さな村でテンブ人の首長の子として生まれ、ウィトワーテルスランド大学在学中の1944年にANC(アフリカ民族会議)に入党し、当時南アフリカを支配していたヨーロッパ人(アフリカーナー)に対する抵抗運動に参加しようとしたのでした。その後青年同盟執行委員に就任し、1948年にアフリカーナーを中心とした勢力が政権を握り、南アフリカ全土でアパルトヘイトが法施行されると、マンデラは本格的に反アパルトヘイト廃止を訴えるようになりました。1950年に青年団議長に就任し、2年後の1952年には後にANC第10代議長となるオリバー・タンボとともにヨハネスブルクで弁護士事務所を開き、黒人の人権回復に努め1961年にはウムコント・ウェ・シズウェ(民族の槍)という武装組織をつくり、アパルトヘイトに真っ向から立ち向かいました。

 しかし白人政府はANCなどの抵抗勢力を危険視し、1962年、マンデラは黒人を扇動し政府に反する行動を起こしたとして国家反逆罪で逮捕され、2年後に終身刑を言い渡されロベン島に収監されるのでした。その後も白人政府は黒人やインド系住民に対する弾圧を続け、国際社会からの批判に対しても知らん顔を続けたのでした。

 長きに渡って投獄されていたマンデラに転機が訪れたのは、1989年に人種融和を掲げるフレデリック・デクラークが大統領に就任し、アパルトヘイト廃絶を前提とした改革路線が進むようになってからでした。同年12月にデクラーク大統領と会談し、翌1990年2月11日、マンデラはついに釈放されたのでした。釈放後ANC副議長に就任し、翌年には議長となり、デクラーク大統領と協力し全人種参加の民主南アフリカ会議を開き、また他党交渉フォーラムも開催し新しい政府や憲法にも積極的に動くなど、平和的なアパルトヘイト廃止に動いたのです。
 アパルトヘイト体制を平和的に解決し新しい南アフリカの礎を築いたと言うことで、この業績は国際社会に多大な影響を与え、マンデラは1993年にノーベル平和賞を受賞したのです(デクラーク大統領も同じく)

 そして翌1994年には南アフリカ初となる全人種参加の選挙が行われ(アパルトヘイト時代には黒人やインド系などには選挙権はなかった)、ANCは大勝し、今から16年前の今日1994年4月27日、ネルソン・マンデラは大統領に就任したのでした。反アパルトヘイトを訴え戦いはじめてから50年、ついにマンデラは大統領にまでなったのです。同時に国旗も変更されました。
 大統領に就任してまず着手したのが、人種間の融和・協調で、白人と黒人・インド系などの対立や格差の是正、経済不況からの回復を掲げた復興開発計画(RDP)の公表など、アパルトヘイトの負の遺産解消でした。また国際社会にも復帰したのでした。

 大統領在職時の1997年、ANC議長の座をターボ・ムベキに譲ると後進に道を譲るようになり、1999年2月国会で最後の演説を行うと、同年行われた総選挙でマンデラは政界引退を表明したのでした(後継はターボ・ムベキ)。

 その後はユネスコの親善大使を務め現在に至ってますが、マンデラほど南アフリカにおいてこれほど多大な影響力を持つ人物はいないと思います。アパルトヘイトと戦い、民族融和・協調を訴え、南アフリカを国際社会に復帰させたマンデラの功績は後世に語り継がれるでしょう。マンデラの他にはポーランドのレフ・ワレサやチェコのヴァーツラフ・ハヴェルといった人物もいますけど。民主化に貢献して後に大統領を務めたという共通点では。チベットのダライ・ラマやミャンマー(ビルマ)のアウンサン・スー・チーなど今も自由の為に戦う民主化運動の指導者もいますが、いずれマンデラのようになるのでしょうか?

 現在の南アフリカは、貧富の格差の拡大や治安の問題、さらに人種間対立がなくならないなどと、いずれも未だにアパルトヘイトの負の遺産が解消されていないことを裏付ける現状を露呈してますが、今の南アフリカの現状を見てマンデラはどう思っているのだろうか? もう一つ、今の南アフリカ政府はマンデラの精神を忘れてはいけないです。

theme : 歴史
genre : 政治・経済

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