シーズン前、フロントから退団勧告を突きつけられた
ロッテの
ボビー・バレンタイン監督、退団を受け入れたようです。
引用
ロッテ退団騒動決着!ボビー「去るのが最善」
ボビー白旗!昨年12月、球団側から今季限りでの退団を通告されていたロッテのボビー・バレンタイン監督(59)が26日、退団を受け入れたことを発表した。決断の理由、ファンに対するメッセージを記した文書を自ら配布。この日の練習中には選手、コーチ陣に今季限りで退団を決めたことを通達した。昨年末から球場内外で繰り返されてきた、球団VSバレンタイン監督の“泥仕合”に自ら幕を引いた。
練習終了間際の午後4時50分。バレンタイン監督は「皆さんに読んでほしい」と1枚の文書を報道陣に配布した。A4の用紙は「千葉ロッテマリーンズ・ファミリーの皆さんへ」で始まる文章。今月19日に重光昭夫オーナー代行と会談したことを明かした上で「今シーズン限りで私が千葉ロッテマリーンズを去ることが、重光家、そして千葉ロッテマリーンズにとって最善の道であると実感し、その決断を皆さんにできるだけ早くお伝えするべきだ、と思うに至りました」と記されていた。チームを去ることが最善――。指揮官がとうとう“白旗”を揚げた。
蜜月から確執へ。今季で通算7年目を迎えるバレンタイン政権は「暗闘」の歴史だった。フロントとの対立が一気に表面化したのが昨年12月。05年にチームを日本一に導くなど大功労者のバレンタイン監督を「大改革」を理由に、球団がシーズン前という異例の時期に今季限りの退団を通告した。実際は5億円といわれる高額年俸、フロントの意向を無視する補強策などが原因だった。
今年に入って球団ではバレンタイン監督に近いとされる球団職員が、要職から外されて退職者が相次いだ。すると4月には球団幹部が出席したミーティングの「議事録」が流出するなど、球団VSボビー派の確執は尋常ではない事態を引き起こしていた。万年Bクラスのチームを日本一へ導いた手腕だけでなく、ファンサービスにも力を入れてきたバレンタイン監督はロッテを人気球団に押し上げた。ファンの圧倒的支持を集め、今回の騒動でも続投を求める署名活動は10万人を超えたが、球団は方針を覆さなかった。続投のわずかな可能性を探ってきた指揮官も、これ以上無理と判断。今回の白旗につながったとみられる。
この日の練習前にバレンタイン監督自ら選手、コーチ陣に退団を決意したことを通達した。グラウンド外のドタバタ劇で、野球に集中できる環境にないチームは前半戦を終えて借金14の5位と低迷。今回の決意表明も後半戦の起爆剤となるかは微妙な状況だ。残り59試合。指揮官の退団が決まっている状況でどこまで選手がモチベーションを高めることができるか。
高い手腕の一方で、次々と浮かび上がった球団との数々の対立。“劇薬”は即効性もあったが、副作用は想像以上に強かった。フロントと現場の確執、そしてチームの低迷。何より被害を被ったのは他でもないファンだった。
[ 2009年07月27日]「スポーツニッポン」ウェブサイト「スポニチ Sponichi Annexニュース」より
去年末から内外で繰り返されたフロントとバレンタイン監督の対立、ついにはフロントが
「今季をもって辞任していただきます」とバレンタイン監督に対して退団勧告を突きつけ、
さらに今年には親バレンタイン派の球団職員が相次いで辞任したりと今シーズンのロッテは開幕前から混乱でしたが(前半戦終了時点で5位)、この混乱を解決しようとバレンタイン監督が
「去るのが最善」だとして今シーズンをもって退団することとなったようです。
昨日のチーム練習終了後、詰め掛けた記者団に対して1枚の文書を配布し、内容は
「千葉ロッテマリーンズ・ファミリーの皆さんへ」で始まり、今月半ばに
重光昭雄オーナー代行と会談したことを明かし、一連の騒動について
「今シーズン限りで私が千葉ロッテマリーンズを去ることが、重光家、そして千葉ロッテマリーンズにとって最善の道であると実感し、その決断を皆さんにできるだけ早くお伝えするべきだ、と思うに至りました」と
一連の騒動を静めるには自分が辞めた方がいいとして、これ以上騒ぎを引きずればチームにも影響することも含めての決断となったようです・・・。
無論選手やコーチ陣にも今シーズンを持って退陣すると言いましたが、選手たちから「何で辞めるんですか!?」って疑問と驚きの声はあったんでしょうかね。 これまで万年Bクラスに沈み、人気もなく当然観客動員数も伸び悩むなど低迷にあえいだロッテをリーグ優勝・日本一に導き、ファンサービスにも尽力し人気球団に押し上げるなど、これまでロッテの地味で人気のないイメージを払拭したバレンタイン監督、しかし高年俸とフロントを無視した補強案などフロントとの確執を呼び、
もはやバレンタイン監督とフロントには大きな溝が出来てしまったんでしょうね。ファンからの高い支持を集め、
10万人を署名を集めた監督続投の署名活動にも球団は辞任の姿勢を崩さず、バレンタイン監督自身も続投への可能性も見出せず退団を選択、続投を願うファンの願いははかなくも・・・、と言っていいでしょうかね。 監督とフロントの対立、現在5位と低迷するチーム状況、今回のバレンタイン解任騒動で大きな被害を受けたのはファンだと思いますね。ファンからの高い支持にも関わらずフロントは解任勧告、これはファン離れにもつながるとは思いますね。
1995年当時、バレンタイン監督はチームを2位に押し上げたにも関わらず広岡達朗がゼネラル・マネージャー(GM)から一方的に解任勧告を通達した際、ファンからの「ボビー辞めないで」と解任を惜しみ、広岡GMやフロントを非難する声が上がったことも記憶に新しいだけに、またあの騒動を蒸し返すのかとも思いますね。反バレンタイン派のフロント幹部を名指しで
「反バレンタイン派の球団幹部は出て行け!」と非難する可能性もありそうです
(1980年に長嶋茂雄が「男のけじめ」として巨人の監督を辞任した際の波紋とは違うが)。
退団騒動に決着をつけるため退団を選んだバレンタイン監督、騒動に決着をつけるのかそれとも・・・、
それより今後のロッテは一体どうなってしまうんでしょうかね!?ロッテにこれほどの多大に功績を残したのに(31年ぶりのリーグ優勝と日本一)最後は解任というあっけない結末などファンは誰も望んではいないと思うんですけどねェ・・・、これではかつて阪神の監督だった吉田義男氏とさほど変わらないです(第2期政権での話、1985年に阪神を21年ぶりのリーグ優勝に導き球団初の日本一を達成したが、2年後の1987年にはダントツの最下位に沈みあっさり解任された)。
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