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国政進出・・・、するんでしょうか?

 自民党・古賀誠選対委員長から、衆院選への出馬を要請された宮崎県の東国原英夫知事、国政進出に前向きなようです。

引用

東国原知事「条件そろえば国に行く」「自分は真剣」

 宮崎県の東国原英夫知事は24日、自民党の古賀誠選挙対策委員長から衆院選への出馬要請をされたことについて「自分は真剣に考えている」「条件がそろえば国に行く」と述べ、自らを総裁候補にすることなど出馬の条件に対する自民党側の返答次第では国政に転身する考えであることを改めて強調した。県庁で記者団に語った。

 県秘書広報課によると、東国原氏の衆院選出馬に関して県に寄せられたメールや電話などは計108件(24日午前8時半現在)。衆院選出馬に反対が94件(87%)を占め、賛成は14件(13%)にとどまった。県内からの16件はいずれも反対だった。

 自らが提示した条件に自民党が応じるかどうかを問われると、「条件をのんでもらえるかは、五分五分と思う」との見通しを示した。

 さらに、23日午後につづき同日夜にも宮崎市のホテルで古賀氏と会談したことを明らかにした。ただ、古賀氏から出馬する選挙区やポストなど条件面の提示はなかったという。

 「asahi.com」朝日新聞社 2009年6月24日13時31分
 自民党総裁のポストに就くことを出馬条件とし自民党の対応次第で衆院選立候補を示唆した東国原知事、出馬要請について「自分は真剣に考えている」「条件がそろえば国に行く」と前向きな姿勢なようですが、ただ出馬に関して県に寄せられたメールは大半が「反対」を占めているなど、宮崎県民の意識調査では東国原知事の出馬に反対が多いようです。

 まず任期を満了していないこともそうだし、任期途中で立候補することは知事職を“投げ出す”ことと思ったんでしょう。

 当の自民党内にも今回の出馬要請に関して「なめられたものだ」と否定的な意見が多く、鳩山邦夫元総務相「自民党がこけにされた。結果としてなめられたというか、足元を見透かされた感じがする」と一県知事に出馬要請をするような考えが理解できないとコメントしたようです。確かに未だに高い人気と支持率を誇る東国原知事ですが、だからと言って“切り札”として衆院選に立候補してくれなんて安易な考えは理解に苦しむし、そこまでして選挙に勝ちたいのかと思います。

 あくまで前向きな東国原知事、ある意味「国政をどげんかせんといかん」と意欲を見せてますが、自民党内や県民からの反対意見が高いだけに険しいといっていいでしょう・・・。もう一つ、出馬要請した古賀選対委員長の責任問題に発展する可能性もあります。

 これは「どげんか」出来る問題なんでしょうかね・・・。

theme : 政治・経済・時事問題
genre : 政治・経済

抗議デモ継続を訴えたムサビ元首相

 大統領選挙の結果を巡り、改革派による大規模デモによる混乱が激化しつつあるイランで、改革派のホセイン・ムサビ元首相が、デモの継続を訴えたようです。

引用

「非暴力の抗議デモ継続を」ムサビ元首相が呼びかけ…イラン

【テヘラン=久保健一】イラン大統領選の選挙結果への抗議行動を主導する改革派のムサビ元首相は21日、ウェブサイトを通じて声明を発表し、非暴力による抗議デモの継続を呼びかけた。

 声明は、20日のテヘランでのデモ隊と警官隊の衝突で少なくとも13人が犠牲となった事態を受けて、「自制を保ってほしい」と求める一方、「うそや不正に抗議するのは、あなた方の権利だ」と強調した。21日は大規模な衝突は伝えられていないが、ロイター通信によると、テヘランではムサビ氏支持者の抗議の叫び声が聞かれたほか、少なくとも2か所で銃声が響いた。

 一方、治安当局はメディアへの圧力を強めており、国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(本部・パリ)によると、改革派寄りのイラン人記者ら33人が21日までに逮捕された。また、治安当局によると、20日の衝突での逮捕者は457人に上った。

 当局に逮捕されたラフサンジャニ元大統領の娘ファエゼさんについては、地元テレビが21日、釈放されたと伝えた。

(2009年6月22日13時39分) 読売新聞
「非暴力によるデモの継続を」とウェブサイトを通じてデモを継続するよう訴えたムサビ元首相、最高指導者・ハメネイ師の警告を無視してまで強行を宣言したといっていいでしょう。改革派支持者からの「いくらハメネイ師が抗議デモ中止を警告しようと、誰も我々を止められない!」との意識は収まらないことを裏付けることでもあります。

 20日にテヘランで起きた大規模なデモで改革派支持者と警官隊との間で衝突があり、少なくとも13人が犠牲となったことを受け、ムサビ元首相は改革派支持者に「自制を」と呼びかける一方で、抗議デモを「うそや不正に抗議するのは、あなた方の権利だ」と不正に対して抗議するのは当然だと強調したようです。ムサビ元首相からすれば「うそや不正に抗議するのは民主主義の常識だ!」「これは『言論の自由』だ!」と、依然投票結果を正当化するアフマディネジャド大統領やハメネイ師との抗戦も辞さない強い姿勢を見せているとも思いますね。

 それに対し、改革派支持のイラン人記者33人を逮捕し、20日のデモにおいて457人ものデモ参加者を逮捕するなど力で押さえつける治安当局、さらにイラン政府は「デモ参加者はイランの体制転覆を図る反乱分子」「欧米メディアが選挙後の混乱を助長した」と批判し、ハメネイ師も金曜礼拝で「選挙において不正はない」と正当化し、また「重大な結果となっても、責任はデモの指導者にある」とムサビ元首相及び改革派支持者批判を繰り返すなど、改革派と政府・宗教指導者との対立が激化するなど、今や騒乱が収まらないイラン、そんなイラン政府と宗教指導者の対応に欧米からも批判集中で、欧米では在欧米イラン人による抗議集会も頻繁に起こるなど一向に収まりません。

「非暴力によるデモの継続を」と呼びかけたムサビ元首相、暴力に訴えることは正しくないと自制を促した一方で、不正に抗議するのは当然のことだと抗議デモを正当化する姿勢を見せましたが、今後はどうなるんでしょうかねェ・・・、それでもイラン政府が改革派の抗議デモを力で鎮圧し正当化しようものなら、イランは北朝鮮同様国際的な孤立に走るだけだと思います。

theme : 政治・経済・時事問題
genre : 政治・経済

面白い「たけしの三面記事新聞」

 毎週土曜夜10時にTBS系で放送している「情報7days ニュースキャスター」というビートたけしさんが出ている番組ですが、その中のたけしの三面記事新聞というコーナーを私は良く見てますが、内容が内容だけに面白いです。

 たけしさんが気になったことを回転ボードを用いて面白おかしく伝えるもので、回転直後に美術品がたけしさん目掛けて落ちてくるという演出から面白く(初期はたらいだったが、最近では世相を反映したものが落ちてくるのが恒例、この前の放送では焼酎の壺を模したものだった)、稀に東国原英夫・宮崎県知事がゲストで出た場合「知事、こっちに来て」と美術品が落ちる位置にわざわざ呼ぶのが恒例となっています。

 この前やったのは、芸能界ドケチ伝説というもので、大物芸能人のドケチぶりを披露するエピソードを紹介するものであり、特定の有名人(村田英雄・長嶋茂雄・ジャイアント馬場など)の面白伝説とは違ったプロットで凄く面白かったです。
 西川のりおさんの「ドブに落ちた100円玉を取るのに救急車を呼んだ」や、ポール牧さんの「弟子から安月給しか渡さないことに不満を示して辞めると言われた時に『この恩知らず』」などで、面白いものでした。

 やはり面白いのは特定の大物有名人の面白エピソードでしょうね。
 特に村田英雄さんの「力うどんを『カうどん』と読んだり(力をカタカナのカと思い込んで)」「村田さんの十八番は?と聞かれて『俺の歌は三番までしかない』」「和食にしますか洋食にしますか?と聞かれて『馬鹿野郎!朝食だ』」「舞台の上手・下手を『じょうず・へた』」などは聞いたとき凄く面白く、ある意味ガッツ石松さんに匹敵する面白エピソードだと思いました。

 次に「有名人面白エピソード」で取り上げられてもおかしくない有名人といえば具志堅用高、新庄剛志、高田純次、香川伸行辺りが来るのではないかなァ、と思います。

 とにかくこの「ニュースキャスター」内「たけしの三面記事新聞」は面白いです(ちなみに「たけし編集長Presents 週刊実は・・・!」の中でのコーナー)

theme : TBS
genre : テレビ・ラジオ

アメリカが過去の奴隷制と差別を謝罪、なようです

 アメリカの「負の歴史」の一つである奴隷制と人種差別に対し、アメリカ政府が謝罪に踏み切ったようです。

引用

米国:黒人奴隷解放から144年 人種差別、上院が謝罪

【ワシントン及川正也】米上院は18日、奴隷制度(1865年廃止)と人種差別の象徴となったジム・クロウ法(1964年廃止)で苦痛を味わったアフリカ系米国人(黒人)に対し、公式に謝罪する決議を全会一致で採択した。下院では昨年、同様の決議を採択しているが、黒人初のオバマ大統領が誕生したことを受け、上院でも採択した形だ。

 決議では「奴隷制度や人種差別の根本的な不法、残虐さ、残忍さや残酷さ」を認め、「米国民を代表してアフリカ系米国人に謝罪する」としている。昨年の下院決議も同様の内容で、下院は近く改めて決議を採択する。

 米国では1865年の南北戦争終結後の黒人解放にちなみ、6月19日は「奴隷解放の日」と呼ばれ、上院決議はその前日に採択された。ただ、拘束力はなく、連邦政府の法的補償なども避けている。

 毎日新聞 2009年6月21日 東京朝刊
 去年下院が過去のアフリカ系アメリカ人に対する奴隷制及び人種差別を謝罪する決議を採択し、また黒人初の大統領・バラク・オバマ大統領が就任したことで、今回上院でもこの決議を採択したようです。

「奴隷制度や人種差別の根本的な不法、残虐さ、残忍さや残酷さ」「米国民を代表してアフリカ系米国人に謝罪する」と政府が過去のアフリカ系アメリカ人に対する行為を悔い改める決議となりましたが、これにはようやく、と言っていいでしょうかアメリカが人種差別の愚かさに気が付いたなと思いました。それならば黄禍論も忌み嫌うものだという認識を持ってほしいが・・・。

 これまでアメリカが過去の人種差別を謝罪したケースと言えば、1988年にロナルド・レーガン大統領が「市民の自由法」(日系アメリカ人補償法)に署名したことで、第2次大戦中の日系アメリカ人に対する強制収容を謝罪し、一人当たり約2万ドルの賠償金を支払う事を決定したことだけで、アフリカ系アメリカ人にはあまりしてなかったようですが、去年下院がアフリカ系アメリカ人に対し奴隷制と差別を謝罪する決議を採択し、今回上院でも同様の決議を採択したことについてはオバマ効果が出ている感じもしますね。それともオバマ政権誕生で黒人団体が「政府は全てのアフリカ系アメリカ人に対し過去の奴隷制と差別を謝罪せよ!」と動いたんでしょうかね。

 ただ、それでもアメリカではアフリカ系アメリカ人に対する差別や偏見が根強くKKK(クー・クラックス・クラン)保守派市民委員会(CCC)などに代表される白人至上主義団体も未だに暗躍しているのも事実で、人種問題の難しさも浮き彫りとなっています。なぜアメリカ政府はKKKなどを非合法組織にしないんでしょうかね?

 アフリカ系アメリカ人に過去の奴隷制と差別を謝罪したアメリカ政府、これにはアメリカの意識がまた「Change!」したのかも知れませんね。黒人に過去の奴隷制を謝罪したのなら、アフリカにも謝罪するべきだとも思います。

theme : オバマ大統領・政権
genre : 政治・経済

衆議院解散、やるなら都議会選挙後が望ましい!?

 支持率低下にあえぐ麻生内閣に対し、与野党内で日増しに高まる「いつ!?解散総選挙」ですが、それに相応しい時期を表明したようです。

引用

「衆院解散は都議選後」公明・高木選対委長が見通し

 公明党の高木陽介選挙対策委員長は20日午前のTBS番組で、衆院解散の時期について、「あとは(麻生)首相の決断だ。ただ、課題として船舶(への貨物)検査(を行うための)法案などの問題が残っている。どうしても都議選後の解散になるのではないか」と述べ、東京都議選(7月12日投開票)後になるとの見通しを示した。

 (2009年6月20日11時51分 読売新聞)
 かねてから「いつやるんだろう?」との噂が与野党内から聞こえる衆議院の解散ですが、公明党高木陽介選対委員長「やるとしたら都議会議員選挙後だ」と見通しを示したようです。

 郵政人事問題を巡る混乱でまたもや支持率を落とした麻生内閣に対し、日増しに高まっている「解散総選挙だ!」との世論の声ですが、ここでと言っていいでしょうかやる時期を表明したようです。これに対して麻生総理は「最終的な判断は私自身がする」と述べ、臓器移植改正法案北朝鮮籍の船舶への検査法案などの問題もある為、それらが解決する頃には都議会議員選挙が終わっているから、程よい時期であるとしたんでしょう。

 とにかく、都議会議員選挙後の衆議院解散が濃厚となったようですね、コレは。

theme : 政治・経済・時事問題
genre : 政治・経済

やまないデモと抗議激化で大荒れ!みたいです

 大統領選挙の結果を巡って改革派支持者らによるデモと抗議活動が激化しているようです・・・。

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5日目のデモにも数万人 勢い衰えぬ抗議行動 イラン

【テヘラン=村上大介】イラン大統領選での「不正」を訴える改革派支持者らの抗議デモは17日も夕方から首都テヘラン中心部で行われ、ロイター通信は目撃者の話として、数万人が参加したと報じた。内務省はこの日のデモについても、「許可のない違法なもの」と警告していたが、再投票を求める改革派市民たちの怒りは衰えを見せていない。

 市民の多くは、改革派候補のムサビ元首相が選挙キャンペーンで使ったイスラム教を象徴する緑色の布を手首や頭に巻いて参加、「われわれの票は奪われた」などと叫んだ。

 集会場所の広場を警備していた警察や、強硬派の民兵組織バシジなどとの衝突は起きていない。体制側の国営テレビは17日夜のニュースで、改革派の集会について短い映像を流した。

 ムサビ氏は、数十万人が結集した15日の大規模デモでバシジの発砲などによって死亡した犠牲者を追悼する抗議行動を18日に平和的に行うよう呼びかけ、自らも参加すると表明している。

 一方、イラン外務省は17日、国交が断絶している米国の利益代表を務めるスイスの駐イラン大使を呼び、「米政府当局者らの発言は内政干渉にあたる」とした米政府あての抗議文書を手渡した。

 最終更新:6月18日8時25分「産経新聞」より
 選挙における「不正疑惑」を訴える改革派支持者によるデモと抗議活動が多発し、死者まで出るほどの騒乱にまで発展したイラン大統領選挙の結果を巡る騒動ですが、勢いは一向に収まらず大荒れの展開となっております。

 参加した市民の多くは、改革派候補のホセイン・ムサビ元首相が選挙キャンペーンで使用した緑色の布を巻いて参加し「われわれの票は奪われた」「ムサビ!票を取り返せ!」とのシュプレヒコールを叫び、またデモにはムサビ元首相も参加するなど、抗議の激しさを裏付けているかも知れないです。

 首都テヘランのみならず地方にも拡大するなど激しさを増す抗議活動に対し、ムサビ元首相はムサビ氏を支持したモハンマド・ハタミ前大統領17日にイランの司法当局に対して、開票の不正を訴えて拘束された改革派メンバーと抗議デモを取材した外国メディア関係者の早期釈放、ムサビ支持派に対する暴力を止めるよう共同で訴えるなど平和的なデモに対する暴力行為と学生寮に対する攻撃を止めるよう訴えましたが、これはどうなるんでしょうかね。また一方でムサビ元首相は15日の大規模デモで死亡した人を追悼する集会に対して平和的に行うよう呼びかけたようです(ムサビ元首相も参加するようだが)。

 一方でイランの政府当局はデモの首謀者に対しては死刑を適用したり、イラン国内のみならず海外メディアの報道規制をしくなどまさに北朝鮮や中国さながらの「外国メディア締め出し」を行うなど(少なくとも11人のイラン人記者と2人くらいの外国人記者が拘束された)、いかにも力ずくでこの騒乱を押さえつけるようですが、そうすればかえってイランの国際的イメージを落とすことにもなりかねないと思います。

 日々激化する改革派による抗議集会、それを力で押さえつけようとするイラン政府、この騒乱は当分収まる感じがないと言っていいでしょうか!?

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genre : ニュース

麻生太郎対鳩山由紀夫その2

 17日に再度麻生総理との党首討論の場に付いた民主党・鳩山由紀夫代表、今回の討論は前回とはうって変わったものとなりました

引用

党首討論:鳩山氏、政権取れば「郵政社長は解任」 消費増税4年間なし

 民主党の鳩山由紀夫代表は17日の党首討論で日本郵政の社長人事を巡る混乱を取り上げ、「政権を獲得すれば、国民の世論を受け止め、西川(善文)社長にお辞めいただくしかない」と明言した。麻生太郎首相は「民間会社の人事を世論で決めるべきか。政府が介入すべきか。慎重であらねばならない」と否定的な見解を示した。(5面に関連記事と討論の詳報)

 鳩山氏は「(首相は)判断できない、判断がぶれる、判断を間違える。間違った方の首(鳩山邦夫前総務相)を切ったのではないか」と批判した。首相は「あえて『行状』という言葉を使うが、西川氏のしたことに意見が多々あるのは知っている」と西川氏への不満をにじませた上で、「『早めの対応を』と(前総務相に)言ったが、なかなか結論が至らなかった」と釈明した。

 首相は鳩山氏に迫る中で、民主党の政策の財源について、「消費税(増税)の論議を避けるのは財源(の提示)を避けるということだ」と追及。鳩山氏は「我々が政権を取っても4年間、消費税増税はしないと明言しておく」と宣言し、「財源の手当ては無駄遣いをなくすところからスタートする」と答えた。

 鳩山氏は国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議を受けた船舶検査に関する特別措置法案に関し、「(政府が)早く法案を出せば、できるだけ早く結論を出すことを約束する」と述べ、審議を引き延ばさないと確約。首相は「与野党一致して早急な結論を得たい」と民主党の賛同に期待感を示した。【田中成之】

 毎日新聞 2009年6月18日 東京朝刊
 前回の党首討論はお互いの感情論ばかりをぶつけて舌戦となり、傍聴席側から野次が飛び交い度々「静粛に!」との注意が飛ぶなど荒れたものであり、なおかつ経済危機への対策や北朝鮮の核問題と言った肝心なことを疎かにしているようなものでした。

 今回鳩山代表は日本郵政の社長人事問題を取り上げ「政権を獲得すれば、国民の世論を受け止め、西川(善文)社長にお辞めいただくしかない」民主党が政権を取った場合、西川社長は即刻辞任してもらうと言うことを強調したようです。
 また郵政人事問題を巡る一連の混乱を起こした責任は麻生総理にあるとして「(首相は)判断できない、判断がぶれる、判断を間違える。間違った方の首(鳩山邦夫前総務相)を切ったのではないか」と間違いだらけの決断力と判断力を批判し、西川社長の続投に反対だった鳩山邦夫前総務相を更迭したことで、国民の麻生内閣に対する不信感を抱かせたと指摘しました。これに対し麻生総理は「あえて『行状』という言葉を使うが、西川氏のしたことに意見が多々あるのは知っている」として、また鳩山前総務相の更迭に関しては「『早めの対応を』と(前総務相に)言ったが、なかなか結論が至らなかった」とだけ述べたようです。これに対しては判断できたものなんでしょうかね?

 財源問題にも言及し、麻生総理が「消費税(増税)の論議を避けるのは財源(の提示)を避けるということだ」と民主党の政策財源を追及すれば、鳩山代表は「我々が政権を取っても4年間、消費税増税はしないと明言しておく」と民主党が政権を取った場合、このマニフェストを掲げるとして、また「財源の手当ては無駄遣いをなくすところからスタートする」と答えたようです。消費税増税をしない、無駄なハコモノを作らないなど民主党独自のマニフェストをここで言ったことですが、これには政権交代への意欲をにじませているんでしょうか?

 また与党内からも「必要なの?」「無駄なハコモノ」との批判集中の対象となっているアニメの殿堂にも言及し「こんなものを補正予算に組むのはおかしい、そのお金をなぜ医療不足の解決に当てないのか、生活保護費の母子加算を戻してあげないのか」と指摘したようです。確かにアニメの殿堂は正直言って無駄なハコモノでしかないと私も思います。また北朝鮮問題について、形勢逆転を狙ったのか「米第7艦隊だけで日本の安全が守れるという(小沢氏の)発言は明らかに偏っている」と麻生総理は安保問題で民主党を攻撃しようとするももはや遅しで、最後に「次は財源問題、安保問題で次回改めて討論を」と半ば劣勢を認める形となったようです。ただ北朝鮮問題に関しては「与野党一致して早急な結論を」と連携を促したようです。

 今回の党首討論を振り返って、郵政人事問題や財源問題といった国内問題で鳩山代表が主導権を握る論戦でした。これには政権交代を見据えてのものなんでしょうかね。一方麻生総理「質問に対する答弁の形みたいになって、党首討論という形にはならなかった」と質問攻めにてんてこ舞いで討論ではなかったとして、鳩山代表も「首相が論旨に合わない話を長くするから、時間を失った」と振り返るに留まったようです。中身はあったかも知れませんが、今回の党首討論もまた、政府内の評価は厳しいものであると思いますね。

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genre : 政治・経済

「独裁者のキス」の壁画

 今もなお一部が残る「ベルリンの壁」ですが、壁崩壊後に描かれたとされる当時の東西ベルリン分割時代の苦しみを描いた壁画が多くありますが、今回その中で異彩を放つ壁画の描き直し作業を行うようです。

引用

「独裁者のキス」復活へ=描き直し始まる-ベルリンの壁

【ベルリン16日時事】東西冷戦の象徴だった「ベルリンの壁」が1.3キロにわたって保存されているベルリンの「イーストサイド・ギャラリー」で16日、ブレジネフ元ソ連共産党書記長とホーネッカー元東独国家評議会議長がキスをしている壁画の描き直し作業が始まった。
 ギャラリーの壁には壁崩壊翌年の1990年、118人の画家が思い思いに絵を描いた。しかし、落書きや劣化で傷みが激しく、11月の壁崩壊20年を前に、修復作業が行われている。
 キスの絵は、旧東独の国民車トラバントが壁を突き破る絵とともに有名。元の絵を描いたロシア人画家が再び壁に筆を走らせている。ギャラリーの関係者は「この絵がよみがえることになってうれしい」と話している。
 (2009/06/17-06:29)「時事ドットコム」より
 この「独裁者のキス」と言う壁画ですが、当時のソ連と東ドイツ(ドイツ民主共和国)の蜜月関係を皮肉った政治風刺画として有名なようです。

 絵はレオニード・ブレジネフ元ソ連書記長エーリッヒ・ホーネッカー元東ドイツ国家評議会議長が当時ソ連と東ドイツの同盟関係をアピールする模写を皮肉ってもいます。題名になぜ独裁者を入れたかと言うと、ブレジネフもホーネッカーも歴史上で見れば独裁者と見なしてもおかしくないからでしょうね(ブレジネフは軍事力に頼った外交で国内の経済不振を招いたにも関わらず強権支配を続けたことと、ホーネッカーは共産主義の正当性を強調及びシュタージによる弾圧による強権支配でしょう。あとは「ベルリンの壁」を越えようとした人を容赦なく射殺したのだから、両者とも独裁者と呼ばれて当然でしょう)

 旧東ドイツを代表する車・トラバントに乗ったブレジネフとホーネッカーがキスして壁を突き破る壁画の他にもあったんですねェ・・・、この壁画がいかに東西冷戦及び当時のソ連と東ドイツの蜜月さを皮肉るものだと言うことがよく分かります。他の絵に関しても劣化や色落ちなどが原因で修復を行っているようです。大体は分割当時の苦しみと共産主義に対する怒りを表現したものが多く、いかに当時の苦難を物語るものとなっています。その中で異彩を放つ「独裁者のキス」の壁画、ベルリン壁崩壊から20年を迎える今年だから甦らせたいと言うことなんでしょうかね。

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genre : ニュース

グループ1位を賭け、いざオーストラリア戦へ!

 南アフリカ・ワールドカップ出場を決めた日本、今日のオーストラリア戦はグループ1位をかけた戦いとなりそうです

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主軸不在も宿敵豪州に勝ってW杯4強へ

【メルボルン(オーストラリア)16日】日本代表の岡田武史監督(52)が、W杯予選の集大成として宿敵に勝つ。すでに10年W杯南アフリカ大会の出場権を獲得した日本は、17日にアジア最終予選の最終戦、オーストラリア戦に臨む。岡田監督はこの日の前日会見で、目標のW杯4強について「可能だと思っている」とあらためて宣言。今回は中村俊、遠藤、中沢ら軸となる選手が不在だが、23人で戦う本大会へは控え組の成長が不可欠。世界を驚かせるための第1歩として、A組首位通過に挑む。

 岡田監督に確かな自信が芽生えた。冒頭15分だけ公開された最終調整では、選手を信頼するかのようにジッと腕を組んで微動だにしなかった。練習前、巨大なクリケット場のスタンド下に設けられた会見場でも、いつもとは違って感情を乱すことなく、淡々と質問に応じた。現地メディアから「W杯4強を目指すと報道されているが、本当か」と問われると冷静に話した。

 岡田監督 可能だと思うので(W杯4強)を目標にしている。ここから1年、そう簡単ではないということは重々承知していますが、我々は可能にするためにやっていく。

 W杯予選の初戦となった08年2月6日のタイ戦(埼玉)から1年4カ月。紆余(うよ)曲折を経ながらも、オシム前監督のスタイルを岡田流に昇華させることで、世界一番乗りでW杯切符をつかんだ。敗戦は昨年3月26日バーレーン戦(0-1)だけ。第2次岡田体制の発足から成長期を経て、本大会までの残り1年を熟成期へとつなげるためにも、宿敵オーストラリアに勝つことにこだわる。

 岡田監督 出場権を得た時点で我々は(本大会への)第1歩を踏んだ。明日はいいチームと、レベルの高い試合ができる。有効な試合にしたい。

 オーストラリア戦は中村俊、遠藤らが不在で、中沢も体調不良で欠場濃厚。軸になる選手を欠いた布陣になるが、23人で戦うW杯本大会を見据えた時、今の日本には控え組の成長が最も必要だ。中沢に変わるセンターバックとして山口、遠藤と長谷部の代役として橋本や今野にかかる期待は大きい。「客観的に見てオーストラリアはアジアのトップ。だが我々もそれに負けない力を持っている」と岡田監督。W杯予選の集大成として、日本の底力を見せつける時が来た。【益子浩一】

 [2009年6月17日8時2分 紙面から「nikkansports.com」より]

 予選の集大成として因縁の相手オーストラリアに挑む岡田ジャパン(2006年のドイツ大会で対戦したが、1-3で敗れた)、是非とも勝ってグループ1位で終えるよう望みたいですね。

 岡田監督は前日の会見で「可能だと思っている」目標とするワールドカップベスト4を改めて宣言するなど、強気です。しかし中村俊輔や遠藤保仁、中澤佑二ら主力組の欠場が濃厚となっており、厳しいと見られがちかも知れませんが、本大会を見据える上で控え組の成長も重要だとしてプラス思考なようです。

 確かに本大会に臨む上で欠かせないのは控え組の成長は重要ですからね。主力級がいなくても出来るんだ!というところを見せてもらいたいものです。

「客観的に見てオーストラリアはアジアのトップ。だが我々もそれに負けない力を持っている」と強気に語る岡田監督、この試合を予選の集大成として頑張ってもらいたいですね。

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チェイニー氏は相変わらずだなァ

 オバマ大統領の安保政策を真っ向から批判したディック・チェイニー元副大統領に対し、CIA側が反撃に出たようです。

引用

チェイニー氏がオバマ政権安全保障政策を批判、CIA長官が反撃

【6月16日 AFP】(一部更新)米バラク・オバマ(Barack Obama)政権の安全保障政策を、ディック・チェイニー(Dick Cheney)前副大統領が強烈に批判したことに対し、レオン・パネッタ(Leon Panett)中央情報局(Central Intelligence Agency、CIA)長官が「チェイニー氏はまるで米国に対する攻撃を望んでいるようだ」と強く反撃した。

 14日発売の米誌ニューヨーカー(New Yorker)最新号のインタビューで、パネッタCIA長官は「チェイニー氏は安全保障問題で、政権の弱点をかぎまわっている。彼の真の意図はまるで、自分の主張を通すために、わが国が再び攻撃されることを望んでいるように聞こえる。非常に危険な政治だと思う」と述べた。 

 ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)前政権下で、テロリスト容疑者に対する尋問に「水責め」などの拷問的手法を導入した際、自ら率先して導入に動いたひとりがチェイニー氏。5月に、オバマ政権が前政権の安全保障政策から転換したことを激しく批判した。

 オバマ政権が拷問的な尋問手法を禁止したことや、キューバ・グアンタナモ湾(Guantanamo Bay)にある米海軍基地内のテロ容疑者収容施設閉鎖計画について、チェイニー氏は「米国の安全性を損なう政策」「公正さを装った無謀な策」などと酷評した。また、ブッシュ政権の「テロとの戦い」で導入された政策をオバマ政権がくつがえしていることは「極度におろか」などとも述べた。

 米史上、影響力の強かった副大統領のひとりに数えられるチェイニー氏によるこうした発言は「危険な政治だ」とパネッタ氏は強く非難した。

 またNBCテレビの報道番組「ミート・ザ・プレス (Meet the Press) 」で、チェイニー氏に対するパネッタ氏の反撃に同調するかと問われたジョゼフ・バイデン(Joseph Biden)米副大統領は、チェイニー氏の発言の動機は問わないが、「米国の安全をいかに守るかに関するディック・チェイニーの判断は誤り。われわれの考えこそが正しい」と明言した。

 これに対しチェイニー前副大統領は15日、パネッタCIA長官の発言が間違って引用されたものだと願うと述べ、「重要なことはオバマ政権が、過去8年間われわれの安全を守ってきた政策を続けるかどうかということだ」と指摘した。

 一方、CIAのポール・ギミグリアーノ(Paul Gimigliano)氏はAFPに対し、パネッタ長官は前副大統領が米国に対する攻撃を望んでいると言ったのではなく、オバマ政権の安全保障政策は米国の安全を損なう政策だとの前副大統領の主張に強く反対の意を表したかっただけで、誰かが何らかの意図を隠しているのではないかとの疑いを表明したものでもないと述べた。

 「国際ニュース AFPBBニュース」より

 前回グアンタナモ基地内における収容所を閉鎖すると宣言したオバマ大統領、これに対して異を唱えたチェイニー氏と論争になりましたが、今回またチェイニー氏がオバマ政権を批判したことで、CIAがこれに反論するという事態に発展したようです。

 オバマ政権対チェイニーの論争はここも参考してくださいませ

 今回のオバマ政権の安保政策を批判したチェイニー氏、これに対してCIAのレオン・パネッタ中央情報局長官が、チェイニー氏を「チェイニー氏はまるで米国に対する攻撃を望んでいるようだ」と、チェイニー氏の発言はアメリカを攻撃してみろと言わんばかりの態度で危険な発言だと批判したようです。

 ブッシュ前政権下におけるテロ対策の一つとしてテロリスト容疑者に対し水責めなどの過激な拷問を支持したとされるチェイニー氏、それを真っ向から否定しグアンタナモ基地内の収容所閉鎖を宣言したオバマ政権に対して「米国の安全性を損なう政策」「公正さを装った無謀な策」だとこき下ろし、また前政権の対テロ政策を批判したことについて「極度におろか」だと批判するなど、チェイニーは相変わらずだと思いますね。

 ブッシュ前政権の行過ぎたこの行為がアメリカの国際的威信を落とし、反米感情の拡大につながったにも関わらず、相変わらず自分たちのしたことが正しいものだったと見なすチェイニー氏、それを平然と正当化する発言には、CIAから「危険な発言だ」と指摘されるのも当然だし、ジョゼフ・バイデン副大統領からも「米国の安全をいかに守るかに関するディック・チェイニーの判断は誤り。われわれの考えこそが正しい」と声明が出るなど、チェイニー氏の対応には賛同できないと言わんばかりです。

 当のチェイニー氏、パネッタ長官の発言は間違っていたと見なした上「重要なことはオバマ政権が、過去8年間われわれの安全を守ってきた政策を続けるかどうかということだ」と発言しましたが、仮にオバマ政権がブッシュ時代の政策を引き続き行ったところでかえってアメリカの威信は低下するだけでなにもならないと思います。

 チェイニー氏の発言を見ていると、相変わらず自分たちが何もかも正しい! 正義は我々にあり!というアメリカにありがちなナショナリズムとジャイアニズムを象徴しているとしか思えませんね(特にブッシュ前政権はそれに当てはまる)それでは国際社会において「だからアメリカは横暴極まりないんだ」「アメリカは自分たちの価値観を一方的に我々に押し付けようとしている」とだけ指摘されるだけで、かえってアメリカの印象を悪くするだけだと思いますね。

 ラムズフェルドウォルフォウィッツコンドリーザ・ライスと言ったブッシュ政権の他の腹心はおとなしく退場したのだから、チェイニー氏もおとなしく退場した方がアメリカの為だと思うが・・・、CIAが今回批判した背景には「アメリカの威信を大きく落としたブッシュ前政権の右腕であるチェイニーには言われたくない」と言う考えなんでしょうね。チェイニーは森喜朗と同等に見えてきますよ(退任後も諸問題に平然としゃしゃり出てくるところが)。

theme : アメリカ合衆国
genre : 政治・経済

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