「国営マンガ喫茶」構想は自己満足なだけ

 麻生総理が今年度の補正予算案で盛り込んだ「国立メディア芸術総合センター」(別名「国営マンガ喫茶」)構想だが、これに費やされる予算は何と117億円と言うのだから、これには国民の大半から「また無駄なハコモノを作るのか!?」と批判意見が多く出るのではないでしょうか?

 確かに日本のアニメは今や海外でも高い評価を得ているし、新しい文化開拓を開いたと言うことは事実ですが、いくら麻生総理がマンガ、アニメが好きだからと言ってマンガやアニメの国立博物館を作ると言う考えには国民の税金をムダにしているとしか思えないし、自分の趣味の為に作ること自体「私腹を肥やす」とでも言っていいでしょう。ましてや世界同時不況のこの時代ならなおさらかも知れません。建てたところで建設費及び維持費も馬鹿にならないし、結局それを背負うのは国民でしょう。

 もう一つ、117億円という予算をなぜ病院がない地方に病院を建てないのか、医療や福祉になぜ当てないのか? 年金問題や雇用などの最も肝心なことに使わないで、無駄なハコモノばかりに当てること自体が理解できないと思うのです。官僚の天下りばかり出て、その都度負担を背負うのは国民だと言うこと自体、判っていない感じもして麻生総理のこの発想には理解に苦しむとしか言えない。

 自分の趣味だけに莫大な予算を使い、最も肝心なところに国の予算を使おうとしない「国営マンガ喫茶」構想には正直言って無駄なハコモノ施設の為に国民の税金をムダにしているとしか思えないのです。大阪府の橋下知事が聞いたら「こんなものの為に117億円使うなんてムダ遣いの極みですよ!」と評するでしょう。

 麻生総理のマンガ、アニメ好きには認めるものの、だからと言って国営のマンガ喫茶を作ろうと言う考えには「ただの自己満足だ」「正直税金のムダ」と冷淡な意見が多くを占めるでしょう。無駄なハコモノを作るよりは医療や福祉、雇用・年金問題など大事なものに真っ先に使うことが、麻生内閣の支持率アップにつながるのではないだろうか?

theme : 政治・経済・社会問題なんでも
genre : 政治・経済

これがホントの「神のご加護」

 南米アルゼンチンで牧師が強盗に銃撃を受けましたが、幸いにもかすり傷で済んだようです。

引用

【こぼれ話】牧師に神のご加護=拳銃で胸を撃たれて軽傷-アルゼンチン

【ブエノスアイレス28日AFP=時事】南米のアルゼンチンで、福音主義教会の牧師が強盗に拳銃で至近距離から胸を撃たれたが、旧約聖書の詩篇を抱いていたため、かすり傷ですんだことが28日、明らかになった。
 警察当局によると、当地の西方約1000キロのメンドサ州ロデオ・デルメディオの教会に2人組の強盗が押し入り、サネス・コンドリ牧師が諭してやめさせようとしたところ、1人が2メートルの至近距離から拳銃で同牧師の胸を撃って逃走した。
 教会を訪れていた人が直ちに救急車を呼び、医師が駆けつけた。しかし、弾丸は同牧師が胸に抱いていた詩篇に命中し、分厚い書物によって勢いが弱められ、牧師は軽傷を負っただけだった。
 牧師は、常にご加護を与えてくださっている神の存在を一層信じるようになったと話している。

〔AFP=時事〕(2009/05/30-12:08)「時事ドットコム」より
 至近距離から銃で胸を撃たれたにも関わらず、かすり傷で済んだこと自体奇跡と言いますか、この牧師が胸に抱いていた聖書が盾となったことで大事には至らなかったのだから、ある意味「神のご加護」とでも言っていいでしょう。

 この牧師、教会に2人組の強盗が押し入ったところ強盗を諭して止めさせようとしたところ1人が至近距離で牧師の胸を銃撃して逃走し、この騒ぎを見た人が救急車を呼んで医者を呼んだところ、何と胸に抱いていた聖書によってガードされ、弾丸は貫通しなかったことで、かすり傷で済んだことで驚いたのではないでしょうか?

 九死に一生得たこの牧師、これがホントの「神のご加護」でしょう。

theme : 海外ニュース
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民主化運動の象徴が「売り」に出されるかも・・・?

 ポーランドのとある造船所が売りに出されるかも知れないようです。この造船所、ただの造船所ではないことで問題となっております。

引用

ポーランド:民主化象徴の造船所売却、「連帯」も活気うせ

【ウィーン中尾卓司】東欧民主化の象徴となったポーランドの自主管理労組「連帯」のあった歴史的な3造船所のうち、2造船所が29日、民間資本に売却され、生産を停止した。6月4日には、共産主義体制に終わりを告げた1989年の一部自由選挙から20周年の節目を迎えるが、もう一つの造船所があるグダニスクで予定された記念式典は、混乱回避のため開催地が変更される。20周年を控え、歴史の栄光は色あせかねない事態だ。

 生産が止まったのは、ポーランド北部のグディニアとシチェチンの2造船所。政府は28日、カリブ海のオランダ領アンティル諸島に登録された会社に、2造船所を8200万ユーロ(約110億円)で売却することに合意した。破産・閉鎖という最悪の結果は免れ、造船業の継続も約束されたと伝えられる一方、「他の経済活動に乗り出す」との見方もあり、合意内容の詳細は不明。2造船所で約9000人が職を失ったとの報道もある。

 欧州連合(EU)は、ポーランド政府が04年のEU加盟後も、3造船所に巨額な補助金支出を続けたことに「EUの競争政策に違反する」と指摘し、売却益を違法な補助金の返済に充当するよう求めていた。残るグダニスク造船所は07年にウクライナ系投資会社に売却された後も政府の補助金を受け取っていたとして、EUが調査を続けており、最終的な決着に至っていない。

 一方、ポーランド政府は当初、「連帯」の活動が始まったグダニスクで6月4日に自由選挙20周年の記念式典を開催する予定だった。しかし、造船所再建問題で政府への抗議行動を続けた連帯側から非暴力の確約を得られなかったとして、政府は開催地を南部クラクフに変更した。

 トゥスク首相は地元メディアに「今の連帯は中規模の労働組合に過ぎない。歴史的な記念日を政治的な動きに乗っ取られるわけにいかない」と批判した。これに対し、現在の連帯指導者は「政府こそ非難されるべきだ。深刻な問題なのに、社会で議論を深めることなく、我々を攻撃した」と反論した。

 毎日新聞 2009年5月30日 11時46分
 今から20年前の1989年に起こった東欧民主化運動、その先駆けとなったポーランドの自主管理労組「連帯」のあった歴史的な3つの造船所のうち2つを民間資本に売りに出されてしまったようです。その混乱は6月4日に共産主義体制が崩壊し民主化して20年になる記念の式典を「連帯」結成の場であったグダニスクにある造船所で行う予定が変更になるなど、共産主義政権が崩壊し民主化して20年目を迎えている今、民主化の象徴を売りに出すと言う事態に、今ポーランドは大きな岐路に立たされています・・・。

 生産が止まったのは、ポーランド北部にあるグディニアとシチェチンにある2つの造船所で、この2つの造船所を8200万ユーロ(約110億円)でオランダ領アンティル諸島にある会社に売却することで合意したようです。破産・閉鎖という事態は免れ、造船業の継続も認められた一方で「他の経済活動に乗り出す」との見解もあり、正確な合意内容は明らかとなっていないなど不透明なところもあるようです。

 ポーランド政府は当初グダニスクで行う予定だった式典を、造船所再建問題で「連帯」側から確約が得られずやむを得ずクラクフに変更したようです。「連帯」側からすれば「あの造船所を売りに出すと言うことは、今のポーランド政府は『連帯』を過小評価している」「あれがあったからポーランドは民主化し、他の東ヨーロッパ諸国も共産主義政権を倒して民主化できたのだから永遠に保存するべきだ」としてるんでしょう。あの造船所で「連帯」が誕生し、後に東ヨーロッパ諸国の民主化の先駆けとなったのだから、今のポーランド政府がそれを分かっていないとも言えるかも知れません。

 ただドナルド・トゥスク首相「今の連帯は中規模の労働組合に過ぎない。歴史的な記念日を政治的な動きに乗っ取られるわけにいかない」と今や「連帯」は中規模の労働組合でしかないと評し、これに対し現在の「連帯」のトップは「政府こそ非難されるべきだ。深刻な問題なのに、社会で議論を深めることなく、我々を攻撃した」と歴史的な問題なのに政府が議論のテーブルにつこうともしないで一方的に批判していると声明を出すなど、半ば水掛け論のような感じもしますね。

 ポーランド民主化運動の先駆けとなった造船所の存続問題、ポーランドが民主化して20年になる節目の年にこういう問題が起こったことで、ポーランド国内で大きな論争になることは必至です。また、今の「連帯」が中規模組織でしかないとトゥスク首相に評されたことも、かつては民主化した時には“英雄”ともてはやされた「連帯」も、今やポーランド国内において影響力が低下しているからなんでしょうか?そうなればレフ・ワレサ(「連帯」の初代議長で、後にポーランド大統領も務めた)に対する評価も変わっているんだろうか?とも思いますね。

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草なぎ剛さんが活動再開

 草なぎ剛さんが今日から本格的に復帰するようです。

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草なぎ剛さん:活動を再開 「メンバーと仕事でき幸せ」
 
 公然わいせつ容疑で4月23日に逮捕され不起訴処分となった人気グループ「SMAP」の草なぎ剛(くさなぎつよし)さん(34)が28日、人気バラエティー番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)などの収録で芸能活動を再開した。

 東京都港区のフジテレビに黒のスーツ姿で姿を見せた草なぎさんは収録前に取材に応じ、「SMAPとしてまた新しくがんばっていきます。メンバーのみんなと仕事ができる幸せを感じております」と時折笑みを見せながら語った。

 草なぎさんは謹慎中に「自分の出演している番組を見たり、読書をしたり、家の中でできる限り運動をして心身共に健康を保とうと努力していた」という。

 「つらいこともあったが、SMAPのメンバーは僕の代わりにファンの皆さんや関係者にたくさん頭を下げてくれた。メンバーを見てしっかり強い気持ちを持って、弱いところを乗り越えようという原動力になりました」と振り返った。

 草なぎさんは29日、レギュラーを休んでいた「笑っていいとも!」(フジテレビ系、正午~午後1時)の生放送に出演する。【油井雅和】

 毎日新聞 2009年5月29日 東京朝刊

「SMAP×SMAP」の収録前に記者会見に臨み、「SMAPとしてまた新しくがんばっていきます。メンバーのみんなと仕事ができる幸せを感じております」と芸能活動が再開できたことへの喜びを見せながらコメントし、また「つらいこともあったが、SMAPのメンバーは僕の代わりにファンの皆さんや関係者にたくさん頭を下げてくれた。メンバーを見てしっかり強い気持ちを持って、弱いところを乗り越えようという原動力になりました」と謹慎中を振り返って、こうコメントしたようです。

 28日の「SMAP×SMAP」の収録から始まり、29日の「笑っていいとも!」から本格的に芸能活動を再開する草なぎさん、自分の復帰を後押ししてくれたメンバーやファン、関係者などに感謝して、これからも頑張って欲しいです。

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バルセロナ優勝で幕を閉じた2008-2009UEFAチャンピオンズリーグ

 決勝戦を迎えたUEFAチャンピオンズ・リーグは、バルセロナマンチェスター・ユナイテッドの決戦となりました。

引用

バルセロナ、マンUとの頂上決戦を制して3冠を達成=欧州CL

 今季のヨーロッパ最強クラブを決定するチャンピオンズリーグ(CL)決勝が27日に行われ、3季ぶりの優勝を目指すバルセロナが大会2連覇を狙うマンチェスター・ユナイテッド(マンU)を2-0で下し、前身のチャンピオンズカップを含め3度目の欧州王者の座に就いた。

 ディフェンディングチャンピオンのマンUですら、バルセロナの質の高いサッカーの前にはなすすべがなかった。サッカーの理想とも言える美しさと強さを兼ね備えたプレーでヨーロッパを制覇したバルセロナは、歴史的なシーズンを3冠(CL、リーガ・エスパニョーラ、スペイン国王杯)という最高の形で締めくくった。

 バルセロナはこの試合、ディフェンスラインにダニエウ・アウベス、マルケス、アビダルと3人の欠場者を抱えたが、その不安は一切関係なかった。昨シーズンまでマンUの一員だったピケがセンターバック、主将のプジョルが右サイドバックで、マンUの攻撃をしっかりと防ぎ切った。

 序盤、開始のホイッスルとともにエンジン全開のマンUがバルセロナに襲い掛かる。マンUは高い位置から激しいプレスを掛けてボールを奪うと、エースのクリスティアーノ・ロナウドがあいさつ代わりに強烈なシュートを見舞う。これに対し、中盤の要のシャビとイニエスタが厳しいマークに遭い、苦しい立ち上がりとなったバルセロナだが、中盤の底に入ったブスケツが攻守両面で的確なサポートを見せると、両MFが徐々にリズムをつかんだ。

 バルセロナは10分、中盤からドリブルで進んだイニエスタが前方にスルーパスを送る。これをエトーがペナルティーエリア右寄りで受け、そのまま切り返してDFビディッチをかわしてニアへシュート。これがGKファン・デル・サールの左手をはじいてゴール右隅に飛び込み、バルセロナが先制する。
 このゴールにより試合の流れは180度変わり、ボールポゼッションで勝るバルセロナが完全に主導権を握る。同点ゴールが欲しいマンUは、何度かペナルティーエリア内まで攻め込むものの、相手GKバルデスが立ちはだかり、バルセロナの1点リードで前半を終了する。

 迎えた後半、マンUのファーガソン監督はアンデルソンに代えてテベスを投入し、攻撃陣を分厚くする。だが、試合のペースは一向に変わらない。バルセロナは48分にペナルティーエリア左寄りに侵入したアンリが個人技でDFファーディナンドをかわし、シュートを放つ。これはGKファン・デル・サールの必死のセーブに防がれた。バルセロナは続く53分、ゴール正面17メートルからの位置でFKを獲得。シャビのシュートは右ポストに当たり、追加点はならなかった。
 それでも攻撃の手を緩めないバルセロナは70分、ついに2点目のリードを奪うことに成功する。中盤でこぼれ球を拾ったシャビが、ペナルティーエリア右隅手前まで進むと、ファーサイドに正確なクロスを送る。これをフリーのメッシがヘディングでとらえると、ボールはゴール右に吸い込まれ、ついにバルセロナが追加点を奪う。

 2点のビハインドを背負ったマンUは直後の72分、途中出場のベルバトフが右からグラウンダーでクロスを入れる。ファーサイドに流れたこぼれ球をC・ロナウドがゴール至近距離からシュートするが、鋭い出足を見せたGKバルデスに防がれ、得点には至らなかった。
 この決定的なチャンスを逃したマンUに、もはや解決策は残されていなかった。両者の戦術面の対決でも、バルセロナの若き指揮官グアルディオラ監督が、マンUの名将ファーガソン監督を上回り、試合は2-0のまま終了した。この勝利により、ヨーロッパのクラブナンバーワンの座に就いたバルセロナが、昨年のユーロ(欧州選手権)を制したスペイン代表に続き、スペインサッカーの実力を世界に見せつけた。

 なお、この試合のMVPにはバルセロナの司令塔としてチームを統率したMFシャビが選ばれた。

(C)MARCA.COM 「スポーツナビ」 2009年5月28日(木) 11時54分


 連覇を目指す前年度覇者マンチェスター・ユナイテッド(以下ユナイテッド)と3シーズンぶりの優勝を目指すバルセロナの一線となった決勝戦。バルセロナが質の高いサッカー及び理想とも言える美しさと強さを兼ね備えたプレーでユナイテッドを圧倒したバルセロナが2-0で勝利し、3シーズンぶりにヨーロッパを制しました。

 序盤から試合を支配したバルセロナ、これに対しユナイテッドも激しいプレスでボールを奪いクリスティアーノ・ロナウドがシュートを見舞うなど反撃しますが、バルセロナは徐々に中盤が機能し前半10分にサミュエル・エトーのキーパーを手をはじくシュートで先制し、ここからバルセロナが試合をほぼ支配する展開となり、これに対しユナイテッドも反撃するもののゴールには至らず1-0のまま前半は終了。前半から完全にバルセロナペースとなりました。
 後半ユナイテッドはカルロス・テベスを投入し攻撃に厚みを加え反撃のチャンスをうかがうものの、試合展開は変わることなく完全にバルセロナ・ペースで進みました。後半25分、バルセロナは中盤でこぼれ球を拾ったシャビがペナルティエリア右隅まで運んで正確なクロスを送り、これをリオネル・メッシーヘディングで決めて追加点を奪い、2-0となりました。1点でも取り返したいユナイテッドは何度を反撃するもバルセロナ・ディフェンスを崩せなく得点には至りませんでした。

 2-0のまま試合は終了し、今シーズンのチャンピオンズ・リーグはバルセロナの優勝で幕を閉じました。バルセロナのグァルディオラ監督は新人監督とは思えないほど戦術面でユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督を凌駕しており、バルセロナ優勝の一因とも言えるでしょう。ましてや今季のリーガ・エスパニョーラ及びコパ・デル・レイ(国王杯)も優勝したのだからなおさらでしょう。

 バルセロナの優勝で幕を閉じた今季のチャンピオンズ・リーグ、さて来シーズンはどんなドラマが生まれるんでしょうかね?

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genre : スポーツ

麻生太郎対鳩山由紀夫、一歩も引かない論戦

 国会で27日、麻生総理(自民党)民主党・鳩山代表の党首討論が行われましたが、お互い一方も引かない激論となりました。

引用

麻生VS鳩山…互いの非突く激論、でも双方「党首力」不安

 麻生首相と民主党の鳩山代表による初めての党首討論は、秋までにある衆院選を意識し、相手の非を突く激しい展開となった。しかし、経済危機や北朝鮮の核問題への対応などについて議論は深まらず、衆院選に向けて、ともに「党首力」に不安を残した。

 ◆感情的◆

 冒頭、鳩山氏は北朝鮮の核実験を取り上げ、事前に情報を得ていたのかと尋ねたが、首相は質問にすぐには答えず、こう指摘した。

 「どちらが首相にふさわしいか。どちらの政党が政権を担う力があるか。意見を戦わせるのは正しい」

 さらに、「民主党は何をしようとしているのか。社会保障や安全保障の問題で、極めて不安を抱かざるを得ない」とも語った。民主党の政権担当能力に疑問符を付ける狙いだ。

 鳩山氏は国家像に話題を移し、持論の「友愛社会」について「人の幸せを自分の幸せと思えるような世の中にしたい」と強調した。首相は「我々は百年に一度の経済危機に直面している。理念や抽象論でなく、現実にどう対応するかが重要だ」と攻撃。「政権交代は手段であって目的ではない」と畳みかけた。

 これに対し、鳩山氏は麻生政権を「官僚任せの官僚主導政権だ」として、政権交代の必要性を強調。2009年度補正予算案を「官僚の悪のり、お手盛り、焼け太りの予算だ」と酷評した。しかし、経済危機への対応や公務員改革といった本質論にはどちらも踏み込まず、首相が「官僚バッシングだけやっていてもうまくいかない」と指摘すると、鳩山氏は「『上から目線』の首相らしいお答えだ」と言い返すなど、感情的なやり取りが続いた。

 ◆政治とカネ◆

 政治とカネの問題はさらに激しい応酬となった。

 鳩山氏は企業・団体の政治献金とパーティー券購入を3年後に全面禁止する政治資金規正法改正案を今国会に提出することを表明し、与党に協力を求めた。

 これに対し、首相は、小沢代表代行が自らの資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件で説明責任を十分果たしていないと指摘し、「責任を取った方(小沢氏)が代表代行になっているのは理解しがたい」と挑発。鳩山氏は「そちら側にも、むしろ数としてはあまりにも多く同じようなことを犯していた方がいる」と反論し、傍聴している与野党双方の議員からもヤジが飛び、騒然となった。

 この日の討論は、ライバルだった吉田茂元首相と鳩山一郎元首相の「孫対決」でもあり、国会議員の世襲禁止の動きをどう語るかも注目点だったが、議論にはならなかった。

 ◆党内の評価◆

 党首討論にかける首相の意気込みは強かった。側近の菅義偉選挙対策副委員長と、討論の組み立てを繰り返し考え、「鳩山氏の過去の党首討論のビデオを見て、対策を練った」(周辺)という。民主党は代表交代で息を吹き返し、鳩山氏への世論の評価もまずまずだ。首相としては「党首力」を示して、求心力を回復する必要があった。

 菅氏は討論後、首相の出来栄えについて「合格点」と記者団に語った。しかし、自民党幹部は「首相は回りくどい言い方が多かった」と指摘。参院幹部も「首相の言い方は品がない。鳩山さんのほうが丁寧で首相らしく見えた」と批判した。首相は27日夜、首相官邸で記者団に「財源の話とか安全保障の話とか、次回はきちんと聞きたい」と語った。

 一方、鳩山氏は終了後、党本部で記者団に「(前回の代表)当時は小渕内閣や森内閣が非常に低空飛行を続けていて、『一発勝負で倒して退陣に追い込め』という強いプレッシャーがあった。今回は議論を楽しむことができた」と語った。

 民主党は約10人の国会議員で「党首討論対策チーム」を作り、想定問答を作成。鳩山氏は27日、昼食も取らずに準備した。党内からは、「抽象論が多かった」との指摘も出たが、「痛み分けだが、こっちは今の勢いを保てばいいんだから、これで成果は十分だ」など、評価はおおむね好意的だった。(政治部 小林弘平)

(2009年5月28日02時33分 読売新聞)
「どちらが首相にふさわしいか、意見を戦わせたい」と述べ、衆院選を意識して「党首力」を競う姿勢を鮮明とした麻生総理、片や「麻生政権は官僚主導。我々は税金を払う側に立って政策を作る」と政権交代を実現する為に意気揚々と臨んだ鳩山代表、両者今回初めての党首討論となりましたが、内容は激しさを印象付けるものとなりました。

 鳩山代表はまず持論の「友愛社会」「人の幸せを自分の幸せと思えるような世の中にしたい」と訴え、官僚任せの政治では良くならないと強調したようです。これに対し麻生総理「我々は百年に一度の経済危機に直面している。理念や抽象論でなく、現実にどう対応するかが重要だ」と鳩山代表をけん制したようです。
「官僚任せの官僚主導政権だ」と麻生政権を批判した鳩山代表、2009年度補正予算案を「官僚の悪のり、お手盛り、焼け太りの予算だ」とこき下ろせば、麻生総理も「官僚バッシングだけやっていてもうまくいかない」と応戦し、これに対し鳩山代表が「『上から目線』の首相らしい言葉だ」と感情的な舌戦となって、本題である経済危機への対応及び公務員改革はなんか宙に浮いた感じはしますね。

 さらに問題となっている「“政治とカネ”問題」では待ってましたとばかりに西松建設からの献金問題を持ち出した麻生総理、説明責任を果たしていないまま辞任した小沢一郎・前代表に関して「責任を取った方(小沢氏)が代表代行になっているのは理解しがたい」と述べると、これに対抗して鳩山代表も「そちら側にも、むしろ数としてはあまりにも多く同じようなことを犯していた方がいる」と過去の自民党の起こした“政治とカネ”問題を持ち出して反論し、もっとそんなことをしているのは自民党の方じゃないかと言ったことで傍聴の与野党議員から野次が飛び交い「静粛に!」との注意も飛んで騒然としました。

 予定時刻を越えてもお互い舌戦を繰り広げ、そのつど傍聴から野次が飛んで「静粛に!」との注意も度々出るなど騒然となった麻生総理と鳩山代表の党首討論、これを見ていたある自民党幹部は「首相は回りくどい言い方が多かった」と評し、また「首相の言い方は品がない。鳩山さんのほうが丁寧で首相らしく見えた」と麻生総理の答弁を酷評する一方で鳩山代表の答弁を高く評するなど、自民党内で麻生氏の答弁は何か品がなくて不快だと言う意見が出てるんじゃないかと思いますね。
 他方民主党内では「抽象論が多い」とした一方で「痛み分けだが、こっちは今の勢いを保てばいいんだから、これで成果は十分だ」と鳩山代表を高く評価する意見があったほど、両者とも身内からの評価が大きく違ったと言っていいでしょう。

 お互いの感情論がぶつかり合った今回の党首討論、しかし一方で経済危機への対応及び公務員改革、国会議員の世襲制限の是非、北朝鮮の核問題と言った話題は、本来なら議論することだが全く議論にならないなど課題もちょっとあったような感じもします。
 感情論ばかりをぶつけてお互いを非難してばかりいて、最も重要なことを疎かにしていては、身内のみならず国民一般からも「党首力」を疑問視されるだけではないでしょうか?コレは。

theme : 政治・経済・時事問題
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アフマディネジャドの胸中は・・・?

 北朝鮮が地下核実験を強行した日に、時を同じくして核開発疑惑で非難の矢面にあるイランで、イランの核問題に対しマフムード・アフマディネジャド大統領が記者会見を行いました。

引用

イラン大統領が記者会見 核問題で交渉の可能性を排除

テヘラン(CNN) イランのアフマディネジャド大統領は25日、首都テヘランでの記者会見で、同国の核開発問題について「われわれの意見では終わっている」とコメントし、各国との交渉に応じる可能性を排除した。

オバマ米政権はブッシュ前米政権と同様、イランが核兵器開発を進めていると認識しているが、アフマディネジャド大統領はこれを否定。国連安全保障理事会の常任理事国5カ国にドイツを合わせた6カ国は、イラン核問題の解決に向けた交渉を試みている。

しかしアフマディネジャド大統領は、イランが国際原子機関(IAEA)の枠組み内で核開発を進めると主張し、この枠組み以外では核問題を交渉しない方針を明言した。同大統領はまた、この日2度目の地下核実験を実施した北朝鮮との軍事協力関係を全面否定し、「これまで繰り返してきた通り、われわれは核拡散や核貯蔵に反対だ」と述べた。同大統領はさらに、「米国のような国々」が核問題などをめぐる政治状況を扱うことはできない、と発言した。

一方アフマディネジャド大統領は、来月12日の大統領選で再選された場合、オバマ米大統領に討論を呼び掛けると述べた。アフマディネジャド大統領はこれまでにもブッシュ前米大統領や、昨年の大統領選で民主党候補だったオバマ氏と、共和党候補だったマケイン米上院議員に討論を求めてきた。アフマディネジャド大統領はオバマ米大統領に対し、国連本部などでの意見交換をあらためて促していくという。

 最終更新:5月26日12時6分「CNN.co.jp」より
 首都テヘランで記者団に対し「われわれの意見では終わっている」と各開発問題において、各国との交渉に応じることはないと一蹴したアフマディネジャド大統領、北朝鮮同様強気を装っているとしか思えませんね。

 アメリカはイランが核開発を進めていると指摘しましたが、当のアフマディネジャド大統領は否定しており、イラン政府もあくまで平和目的だと主張しております。

 IAEAの枠組みの中で核開発をしていると主張するアフマディネジャド大統領、この枠組み以外のことで核問題に関して交渉しないともしており、また地下核実験を行った北朝鮮との関係に関しては、アフマディネジャド大統領はこれを否定したようです。これにはなんか怪しいかもしれませんねェ・・・、さらに「アメリカのような国々が核問題を巡る政治状態を扱うことは出来ない」とも述べましたが、これにはアメリカをけん制する狙いもありそうです。

 アフマディネジャド大統領はまた、大統領選で再選された場合にはアメリカのオバマ大統領との討論に前向きな姿勢を示すなど、アメリカを批判してけん制する一方で対話には応じると言うのだから、これには胸中がハッキリしないと思いますね。またアメリカからすれば「アフマディネジャド、いやイランのこの対応は虫が良すぎる」と疑心暗鬼かも知れないし・・・。
 これまでもブッシュ前大統領などにも討論を要求するなど、アメリカ(イスラエルも同様)をさんざん批判する一方で討論には応じますと言うアフマディネジャド大統領の姿勢には、正直言って胸中はどうなんだ!?とも思いますし、本心はイランを国際社会から核保有国として認めさせる為にやっているとしか思えないですね。

 交渉には応じないとする一方で一対一の討論には前向きなところも、胸中は一体どうなんだ!?と思いますね。北朝鮮との関係も真っ向から否定したアフマディネジャド大統領、今回の会見は、イランも無駄に強気を装っているとしかいえません。

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今度はまた地下核実験強行か!? 安保理また動く

 先月ミサイルを発射して国際社会から激しい反発を食らった北朝鮮、それにも関わらず地下核核実験を行ったものだから、国際社会は相当怒ってます。

引用

北核実験を全理事国が非難、新決議採択方針で一致…安保理

【ニューヨーク=白川義和】国連安全保障理事会は25日午後(日本時間26日早朝)、北朝鮮の核実験実施に関する緊急会合を開いた。

 各理事国は、核実験は北朝鮮の核、ミサイル開発停止を求めた安保理決議1718の「明確な違反」として非難し、新たな決議の必要性で一致した。日本は米韓などと協議したうえで追加制裁を盛り込んだ決議案を作成し、早期採択を目指す。

 緊急会合後、5月の安保理議長国ロシアのチュルキン国連大使は、核実験への「強い反対と非難」を表明する議長談話を発表した。議長談話は、北朝鮮に過去の安保理決議、声明に基づく義務の完全順守を要求し、「各理事国はただちにこの問題での安保理決議に関する作業を始めることを決定した」としている。

 議長談話は各理事国の同意に基づいて議長が発表したもので、北朝鮮に融和的な中露を含む全理事国が北朝鮮非難と新たな決議の必要性で一致したことになる。4月の北朝鮮による弾道ミサイル発射の際は「決議違反」の認定をめぐって日米と中露の見解が割れていた。

 日本は26日に追加制裁決議案の作成を終え、安保理常任理事国との協議に入りたい意向だ。高須幸雄国連大使は会合後、記者団に「北朝鮮の無責任で許せない行為に対して、きちんとした結果が下されるということを示す内容にしなければいけない」と語った。

 フランスの国連次席大使も追加制裁を支持する考えを表明。ライス米国連大使は「米国は強い決議、強い措置を求める」と語った。中露が追加制裁の内容に同意するかが焦点となる。

 25日は緊急会合に先立ち、米英仏中露の5常任理事国に日韓を加えた7か国が大使級会合を開き、今後の方針で意見交換した。

(2009年5月26日12時06分 読売新聞)

 先月のミサイル発射といい、それを非難されるや否や6カ国協議からの一方的な脱退を宣言し、なおかつIAEAの職員を追放して核実験を強行したこともそうだし、今回また地下核実験を行うなど、相変わらず国際社会から後ろ指を指されることを平気でする北朝鮮、今回ばかりは国連安保理も厳しい態度に出なければならないでしょうね(先月のミサイル発射実験の際、安保理で対北朝鮮制裁決議をしようとしたが、中国とロシアのせいで議長声明に留まった)

 これに対し日本、高須国連大使は記者団に対し「北朝鮮の無責任で許せない行為に対して、きちんとした結果が下されるということを示す内容にしなければいけない」とコメントし、度重なる北朝鮮の行動に対し追加制裁に前向きな姿勢を見せたようです。アメリカや韓国とも協議して追加制裁を盛り込んだ決議案を作って、安保理での採択に持っていこうと強気を見せてますからね。これまで日本は北朝鮮に腸を煮え繰り返され続けられたから当然でしょう。

 またこれまで中国とつるんで北朝鮮をかばってきた(ミャンマーやジンバブエも)ロシアのチュルキン国連大使が北朝鮮が核実験を再開したことに対し「強い反対と非難」との非難声明を盛り込んだ議長声明を発表したようです。ここで北朝鮮の肩を持とうものならロシアはアメリカやEUなどを敵に回すかもしれないからね(中国もだが)。

 今回の議長談話、過去の安保理決議及び声明に基づく義務の完全なる厳守を北朝鮮に求め、また「各理事国はただちにこの問題での安保理決議に関する作業を始めることを決定した」と各理事国の同意のもとに発表されたもので、北朝鮮に友好的な中国とロシアを含む全ての理事国が北朝鮮への非難と新たな決議をする必要があると一致したことで、北朝鮮に対する今回の非難はさらに厳しいものになるでしょう。

 今回全ての理事国の意見が一致した対北朝鮮制裁決議、さて、どうなるのやら・・・。中国とロシアがうやむやでこの問題を終わらせないことを期待したいです。

theme : 北朝鮮問題
genre : 政治・経済

ニューカッスルがまさか、まさかの2部に降格・・・。

 イングランド・プレミアリーグの今季最終節、信じられない結末がありました・・・。

引用

シアラー監督率いるニューカッスルの2部降格が決定

 イングランド・プレミアリーグは今季最終節が行われ、アラン・シアラー監督率いるニューカッスルはアストン・ビラに0-1で敗れて、2部降格が決定した。

 ニューカッスルは最後まで残留争いを繰り広げたハル・シティ(マンチェスター・ユナイテッドに0-1で敗戦)とサンダーランド(チェルシーに2-3で敗戦)がともに敗れたため、この試合に勝てば残留できる状況にあったが、38分のダフのオウンゴールが痛恨の失点となり、そのまま0-1で敗れた。

 なお、ニューカッスルとともに、ブラックバーンと引き分けたWBA(0-0)、ウェストハムに敗れたミドルスブラ(1-2)の降格も決まった。

 一方、すでにマンチェスター・ユナイテッド(マンU)の優勝が決まっている上位陣は、マンUに加え、2位リバプール(トッテナムに3-1)、3位チェルシー、4位アーセナル(ストーク・シティに4-1)の4強がそろって最終戦を勝利で飾った。

 (C)MARCA.COM [ 5月25日 11時33分 更新 ]
 ここでも触れておりますが、今年4月にアラン・シアラーを監督に迎え、巻き返しを計ったニューカッスル・ユナイテッドですが、かつてのエースを指揮官に持ってしても低迷から抜け出せず、残留をかけた最終節でもなすすべもなく敗れ、2部降格と言う憂き目を見てしまいました・・・。

 4月に監督に就任したシアラー、BBCの取材に対し「失望しているし、怒っている。我々が地位を失ったのは今日じゃない。38試合を通じて失ったのであり、38試合を通じて十分ではなかったんだ」と2部降格と言うチームにとって屈辱を受けたのは当然として、その前から何もかも失いチーム状態が良くなかったことへのやるせなさをコメントし、シーズンを通じての低迷について「私も選手たちも、前任の指揮官も十分じゃなかった。そしてオーナーもミスを犯した」自身や選手たちはもとより、前監督が十分でなかったこととフロント陣のミスも指摘したようです・・・。チームが低迷している場合、真っ先に責められるのは監督や選手ではありますが、それ以上にフロントも同じ理由で責められるべきではないでしょうか?

 今シーズンのニューカッスルは出足から低迷し、フロントはその責任をケビン・キーガン監督(シーズン開幕当時の指揮官)に押し付けてキーガン監督を解任し、そこから迷走の始まりと言っていいでしょう、冬の移籍マーケットでデンマーク代表のサイドアタッカー、ペーター・ローベンクランズを獲得するが、その一方で絶対的守護神シェイ・ギブンマンチェスター・シティに移籍したこともダメージとなり、シーズンを通じて不安定な戦いが続き、サポーターの失望だけが残り降格圏内をさまよい、かつてのエース・シアラーを監督に招いて不振脱出を図ったもののそれも結果につながらず、残留を欠けた今季最終節でも敗れ2部降格と言う憂き目となりましたが、今シーズンの低迷と2部降格と言う結末は、フロントのいい加減さが招いたと言っていいでしょう。
 確かにシアラーは長くチームのエースとして君臨しチームのシンボルでもあったものの、監督に招いたからと言ってチーム状況が良くなるとは限らないのである。それがニューカッスルのフロントにはなかったのだろうか?

 またチームが降格したことで、オーウェン、マルティンス、グティエレスなどチームの主力クラスは、今年夏のマーケットで移籍が濃厚でしょう。

 シーズン開幕前にはベスト10入りしてもいいくらいなニューカッスル。ユナイテッド、しかし蓋を開ければ2部降格と言う予想だにしなかった結末には、シアラーや選手たちは当然として、サポーターの失望だけが残ったとしか思えません。最もその原因を作ったのはフロントのいい加減なチーム運営にあると思います・・・

 イングランド北東部、タイン・サイドの雄ニューカッスル・ユナイテッドがプレミアの表舞台から退場してしまいました・・・。

theme : 欧州サッカー全般
genre : スポーツ

南部ミシシッピ州のとある市で初の黒人市長が誕生

 アメリカ南部のミシシッピ州とある町で、初めてのアフリカ系アメリカ人の市長が誕生したようです。

引用

米国:オバマ効果!?黒人躍進 フィラデルフィア市、初の黒人市長誕生

 ◇「ミシシッピー・バーニング」舞台

【ニューヨーク小倉孝保】60年代に白人至上主義グループ「クー・クラックス・クラン(KKK)」の活動が激しく、当時を描いた映画「ミシシッピー・バーニング」(88年)の舞台でも知られる米南部ミシシッピ州フィラデルフィア市で、初の黒人市長が誕生した。民主党のジェームズ・ヤングさん(53)で、黒人に対する偏見が強いとされる米南部での人種融合を象徴する現象として注目されている。

 市長選は19日に行われ、ヤングさんは同じ民主党の現職(白人)に小差で勝利した。同市は人口約7300人で、人種構成は白人56%、黒人40%。白人多数の都市での黒人市長誕生は極めて珍しい。小学校時代に学年で唯一の黒人だったというヤングさんは「(今回の結果は)住民の意識が変化し、市民が前進しようと考えていることを示している」と語った。

 毎日新聞 2009年5月25日 東京朝刊

 かつての公民権運動の舞台のひとつでもあった南部、ミシシッピ州もその例に漏れずここでも黒人と白人の対立が激しく、それを描いた映画「ミシシッピー・バーニング」の舞台として有名なミシシッピ州のフィラデルフィア市(ペンシルバニア州にある都市とは別)で、市長選が19日に行われ民主党候補で、黒人のジェームズ・ヤング氏が僅差で勝利し、同市初の黒人市長となりました。

 公民権運動の後も未だに黒人に対する差別と偏見が根強く残る南部の州から、初めての黒人市長が誕生したと言うのですから、ヤング氏には人種融合を象徴する現象として注目されているようです。

 このフィラデルフィア市、人口は7300人位で、その内訳は白人が56パーセント、黒人が40パーセントと白人がやや多いものの、白人が多数を占める町で黒人の市長が誕生したと言うケースは珍しいことから注目もされているんでしょう。またヤング氏は「(今回の結果は)住民の意識が変化し、市民が前進しようと考えていることを示している」とも述べ、住民の意識がここまで変わり、人種融和に前進していると語ったようです。

 去年の大統領選で黒人初の大統領となったオバマ大統領、今回のミシシッピ州フィラデルフィア市長選で黒人であるジェームズ・ヤング氏が市長となったニュース、オバマ効果の表れといいますか、かつて人種差別が激しく未だに人種差別・偏見が根強い南部の州において、黒人の市長が誕生したということは、南部において人種間の意識がここまで変わったと言うことでしょうね。かつてオバマ大統領は上院議員時代に「リベラルのアメリカも保守のアメリカもない、ただ“アメリカ合衆国”があるだけだ。白人のアメリカも黒人のアメリカもアジア系のアメリカもヒスパニックのアメリカもない。ただ“アメリカ合衆国”があるだけだ」と力強く演説した内容が記憶に新しいだけに、この思想が反映されたと言っていいでしょう。

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

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