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ワールドカップ予選に思う「過酷さの違い」

「週刊プレイボーイ」に連載されているサッカーコラム「セルジオ越後のサッカー『一蹴両断!』」ですが、先週号は南アフリカワールドカップの予選がテーマで誠に興味深かったのでそれを見ました。

 それは「過酷なのは欧州と南米の予選、アジア枠は多すぎる」と言うもので、予選の難易度がヨーロッパや南米と比べるとアジアは楽だと言う批評でした。
 ヨーロッパではクリスティアーノ・ロナウドやデコなどを擁するポルトガルが苦戦し(ポルトガルはヨーロッパ予選第1組に組まれているが今現在のところ3位)、予選敗退のピンチを迎えている現状にあり、また他にはチェコ(第3組・今現在4位)、ルーマニア(第7組・今現在5位)、ポルトガルと同じ1組のスウェーデン(今現在4位)といった強豪国も苦戦を強いられているなど、改めてヨーロッパ予選の難易度の高さを証明していると言えよう。
 南米は最近の試合(第12節)において、アルゼンチンがボリビアに1-6の大差をつけられて敗戦という展開が起こり、アルゼンチンらしからぬ敗戦だったが、試合会場はボリビアの首都・ラパス相手にとって脅威なのは標高3600メートル以上あるラパスの環境で(富士山の頂上に相当)、空気が薄く高山病にかかりやすい状況で、アウェーと言う言葉がピッタリ当てはまると言いますか、今回のアルゼンチンがボリビアにかつてない敗戦を喫した原因としては、慣れない環境に戸惑っての敗戦と言えよう。また前節(第11節)ではブラジルがエクアドルに引き分ける展開もあり、これにはエクアドルの首都・キトの標高の高さ(標高2800メートル)にブラジルが苦戦し先制しながら終盤で同点に追いつかれ引き分けになったが、最後まで攻めの姿勢を続けたエクアドルの健闘もそうだが、防戦一方で最後に追いつかれたブラジルの不甲斐なさも目立ったと言えよう。現在南米予選は首位がパラグアイでブラジルは2位、アルゼンチンは4位と(3位はチリ)パラグアイがブラジルとアルゼンチンを抑え首位に立っていて、ブラジルにせよアルゼンチンにせよ簡単ではないことが証明されている。
 また南米はアウェー戦ほど過酷な状況が起こりやすく、観衆は常にヒートアップしており、時には相手選手に対して物が投げ込まれるなど、まさに「過酷」と言う言葉が当てはまると言えよう。南米でこういう場面は代表戦に限らずリーグ戦やカップ戦でも良くあるが・・・。

 それに対しアジア予選はヨーロッパや南米に比べると楽と言いますか、出場枠が多いのでは?とセルジオ氏は指摘してますが、レベルの低い地域の出場枠を減らすと言う意見も出ており、アジア枠4.5は多すぎる、3くらいが妥当と述べてましたがこれはアジアはヨーロッパや南米と比べたらレベルが低いと主張してるんでしょう。またセルジオ氏はアジア予選の気温差はかわいいとも述べていたが、アウェーの雰囲気の過酷さが大したことがないとも思うんでしょうね。確かにアジアは南米と比べたら可愛いものかもしれませんけどね。それでも日本からすれば中東の雰囲気は過酷かもしれないが、相手サポーターのヒートアップ具合が大きく違うと思いますね。

 ここでは触れていないが、ヨーロッパや南米も予選の難易度が高く過酷かもしれないが、それ以上に予選の過酷さが高い地域はアフリカではなかろうか?前回はカメルーンやナイジェリアといった強豪が予選で敗退し、変わってトーゴやアンゴラといったアフリカでもノーマークの国が本選出場を果たしたように、予選の難易度が最も高いと言えよう。サプライズは第1節で早速起き、A組ではカメルーンがトーゴに0-1で敗れ、また同組では強豪国の一つモロッコが伏兵ガボンに1-2で敗戦すると言う波乱含みのスタートとなりB組では2次予選で6戦全勝と圧倒的強さを見せたナイジェリアがモザンビークにスコアレスドローを演じ、C組では2008年のアフリカ・ネーションズカップ王者エジプトがザンビアに先制しながらあっさり同点に追いつかれるなど1-1の引き分けでスタートしたが、他の強国ではD組のガーナ、E組のコートジボワールは勝利で幸先いいスタートは切ったものの、波乱を予感させるスタートと言えよう。
 なぜアフリカがヨーロッパや南米以上に過酷かと言う点では、まず近年アフリカのレベルは年々高くなる傾向で、理由としてヨーロッパでプレーする選手も増えるなど各国の代表レベルのアップにつながるなど強化されている。前回はコートジボワール、ガーナ、トーゴ、アンゴラが初出場を果たしていることを見ればそれが躊躇に出ており、これまでアフリカ・サッカーをリードしてきたカメルーンやナイジェリアを大きく脅かす存在となり、また前述のコートジボワールやガーナなどもそうだが、マリやギニア、ザンビア、この前までマイナー国だったベナンなども近年めきめき力をつけていて、これも過酷さに拍車をかけている。強豪国とはいえ簡単に出場できない過酷さはヨーロッパや南米以上といえよう(アフリカ予選は2次予選を勝ち抜いた4カ国ずつ、5つのグループに別れ各組1位の国が本大会出場となる)

 ヨーロッパや南米の予選は過酷だがアジア予選は大したことがないとこのコラムで書かれているが、ワールドカップ予選はどこでも壮絶なのかも知れませんね。予選の過酷度が高いのはヨーロッパと南米かも知れないが、それ以上に、過酷というのが当てはまるのはアフリカだと思うんですけどねェ・・・。

theme : サッカー
genre : スポーツ

ズマ氏が次期大統領に有力だが、問題は大ありかも

 南アフリカで22日に国民議会の下院選挙が行われますが、磐石を保っていた与党・ANC(アフリカ民族会議)の影響力はどうなるんでしょうねェ・・・。

引用

南アフリカ:22日に下院選挙 ANC議席減必至

【ヨハネスブルク高尾具成】南アフリカの国民議会(下院)選挙(定数400、任期5年)が22日、実施される。アパルトヘイト(人種隔離)政策撤廃後の94年に全人種参加の民主化選挙を実施して以降、盤石を保ってきた政権与党の「アフリカ民族会議」(ANC)が昨年後半に分裂、第1党の座は動かぬ情勢だが議席減は必至だ。下院の過半数の賛成で選出される次期大統領には、ズマANC議長(67)が有力視される。

 ズマ議長は、無償教育の拡大や犯罪削減、雇用や保健医療の拡充を公約に掲げ、選挙戦を戦ってきた。野党側は、ズマ氏の仏系企業からの武器納入に絡む収賄や資金洗浄疑惑などの汚職事件について追及してきたが、今月に入り、南ア検察当局が訴追断念を決定。ANCの懸念材料が一掃された形となった。

毎日新聞 2009年4月20日 東京夕刊
 南アフリカの次期大統領として有力視されるANCのジェイコブ・ズマ議長無償教育の拡大及び雇用や保健医療の拡大、かねてから南アフリカ最大の問題点・治安対策と犯罪削減を公約に掲げ、選挙戦に臨んだズマ氏、しかし野党側から武器納入に関わる収賄や裏金疑惑を追及されたり、またANC内部の分裂騒動、過去の汚職疑惑なども絡んでおり、ズマ氏の周囲は落ち着いているとは思えません。南アフリカは政治の内部も物騒なんでしょうかね?

 今月に入り南アフリカの検察側がズマ氏の訴追をしないことを決定し、ANC内部の不安材料が消えた形となっているものの、ANCの分裂騒動が尾を引いているからか、第1党の座は揺るがないものの今回の下院選挙で議席を大きく減らすことは避けられないでしょうね。

 ANCで頭角を現し、副大統領にまでなったズマ氏、しかし2005年にターボ・ムベキ大統領から汚職疑惑を理由に副大統領を罷免され、ズマ氏はその後独自の政治活動を展開し、2007年12月に行われたANC議長選挙でズマ氏はムベキ大統領を抑え議長に就任し、その9ヵ月後には自身が新たに作った新執行部を率いてムベキ大統領の辞任を要求し、ムベキ大統領を辞任に追いやるなど“政権交代”を演出しました。

 貧困にあえぐ黒人層からは「ズマ氏こそ南アフリカの新しい大統領だ」と言う期待はあるものの、一方の白人層からはズマ氏を独裁者と見なすなど、温度差もあるなど賛否はあるようです。理由としてズールー人であるズマ氏はアパルトヘイトを導入したアフリカーナー(オランダ系移民)を敵視(ズマ氏に限らず、ズールー人はアフリカーナーに対して反感を持つのが多い)する政策を持っているのでは?とズマ氏に危機感を持っているんでしょう。

 第1党の座は揺るがないが議席減が避けられないANC、ズマ氏の次期大統領は有力なものの課題が多いANC、南アフリカの今後はどうなるんでしょうねェ・・・。来年にサッカー・ワールドカップを控えている南アフリカ、ゴタゴタ続きの状況が今でも続いているようではいけないと思うんですけどねェ。

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

オバマ大統領の外交政策は「カーター並」?

 スマート・パワーを掲げるアメリカ・オバマ大統領の外交政策に、一部から「弱腰」と批判されているようです。

引用

オバマ外交「カーター氏そっくりの弱腰」と保守派論客

【ワシントン=黒瀬悦成】米保守派の論客として知られるニュート・ギングリッチ元下院議長(65)(共和党)は17日、ワシントン市内で演説し、オバマ政権の外交政策について、冷戦下でソ連への弱腰姿勢により米国の国際的立場を弱めたとの評価が定着しているカーター元大統領に「あきれるほどよく似ている」と、痛烈に批判した。

 ギングリッチ氏は、ソマリアの海賊問題に関し、オバマ政権は、より強硬な姿勢を取るべきだと主張。「弱小な海賊にすら対処できないようでは、(北朝鮮の)金正日やイランを勢いづけ、一層危険な国際状況を作り出すことになる」と指摘し、オバマ政権の政策が実際に「カーター的な」道をたどっていると強調した。

 ギングリッチ氏は1995年に下院議長に就任。新議会開会から100日以内に共和党が公約していた減税や財政均衡に関する主要法案を次々と成立させる「保守革命」の立役者となった。

 99年に議長を辞任後は、政治評論家などとして活躍、2012年の共和党大統領候補にも取りざたされている。

(2009年4月18日10時42分 読売新聞)
 共和党のニュート・ギングリッチ元下院議長が、ワシントンで演説を行った際、オバマ大統領の外交政策に触れ「カーター元大統領にあきれるほどよく似ている」として、冷戦時代に弱腰外交でアメリカの威信を低下させたジミー・カーター元大統領を想起していると批判したようです。

 カーター元大統領と言えば、在任中に当時対立していたエジプトとイスラエルの和平にこぎつけて(キャンプデービッド合意)、中東における平和外交を推進したり、パナマ運河のパナマへの帰属や、デタント路線をSALT Ⅱ(第2次戦略兵器制限交渉)の締結などで、これまでのアメリカ大統領にはなかった平和的解決を推し進めましたが、一方で在任中の1979年にイランでイスラム革命が起こり、その中でテヘランのアメリカ大使館占拠事件が起こって大使館の職員及びその家族が人質となり、その人質救出作戦(イーグルクロー作戦)に失敗し、またSALT Ⅱに調印したソ連がそれを無視してアフガニスタンに侵攻するなど、カーターの面子はすこぶる崩れ、共和党からは「弱腰外交の推進者」と批判を浴び、1980年の大統領選挙で共和党候補のロナルド・レーガンに敗れ大統領職を辞したと言うのが大まかな説明で、また大統領辞職後も精力的に政治活動を行っていることで、カーター氏は内外から「史上最強の元大統領」と呼ばれており、現在に至っています。

 その中で、ギングリッチ氏はソマリア沖の海賊対策にもっと強硬な姿勢を見せるべきだと主張し、またこれでは北朝鮮やイランを勢いづかせ、危機的状況を強めるだけと指摘し、オバマ政権の外交政策はカーター的だと批判したんでしょうね。オバマ大統領はカーター氏と同じ民主党だからか、オバマ氏の姿勢がカーター氏と被るんでしょうね。

 スマート・パワーを掲げ、北朝鮮やイラン相手にも対話で臨むオバマ政権の外交政策には、一部から批判もあるが、今回のギングリッチ氏の「外交姿勢がカーターそっくりだ」との批判にはどのような影響が出るんでしょうねェ・・・。私は北朝鮮相手にスマート・パワーは通用しないと思いますし、相手によって対応を「Change!」したほうがいいのでは?とも思いますけどね。

theme : オバマ大統領・政権
genre : 政治・経済

イチロー新記録達成で拍手喝采、そして張本氏にも拍手喝采

 イチローがついにと言いますか、あの張本勲氏の持つ通算安打記録を抜き喝采を浴び、観戦に訪れた張本氏にも喝采が起こりました。

引用

イチローとスタンドの張本氏に大きな拍手

<マリナーズ1-5エンゼルス>◇16日(日本時間17日)◇セーフコフィールド

 マリナーズ・イチロー外野手(35)がついに“張本超え”を果たした。0-0で迎えた4回の第2打席。2球続けてカーブが外れた後だ。3球目、内寄り高めの145キロをしっかりと振る。球足の速いゴロが一、二塁間をあっという間に抜けていった。

 地元シアトルのファンが、総立ちで喝采(かっさい)を送った。イチローは淡々とした表情ながら、一塁ベース上でヘルメットを取って拍手に応えた。大型スクリーンには、3086安打目を祝福するメッセージと、「A New Japanese Baseball Record」の文字が輝いた。

 前日に続き観戦した張本氏は、安打の瞬間を見届けると、満足そうに笑みを浮かべた。「きれいなヒットで決めてもらいたい」と願っていた通り、鮮やかな右前打だった。

 試合の合間には、張本氏の現役時代の姿が大型スクリーンに映し出され、場内放送では偉業も紹介された。張本氏は観衆の声援に、立ち上がって一礼。日本の記録を、米国のファンも認め、祝福していた。

[2009年4月17日13時51分 紙面から]「nikkansports.com」より

 3086本目のヒットを放った瞬間、地元シアトルのファンがスタンディング・オベーションでイチローを称え、それに淡々とした表情で一塁ベース上でヘルメットを脱いで拍手に答え、スタンドに新記録を称えるメッセージと「A New Japanese Baseball Record」と言う文字で偉業を称えました。いやァスゴいとしか言えないです。

 前日に続きこの試合を観戦した張本氏、安打を打った瞬間を見届けると満足そうな表情を浮かべ、試合の合間に張本氏の現役時代の姿を大型スクリーンに映し出されて、偉業が紹介されてここでも大きな拍手が起こり、これに張本氏は観衆の声援に立ち上がって一礼し、これまで持っていた日本記録が、アメリカのファンにも認められたと思いますね。これまでアメリカで有名な日本プロ野球史における名選手は王貞治氏でしたが、イチローの新記録達成で張本氏も有名になりそうですね。

 さて、張本氏の記録を抜いたイチロー、どこまで最多安打記録を伸ばすんでしょうか? ここにも注目したいです。

theme : イチロー
genre : スポーツ

タクシン氏の旅券無効、事実上の「国外追放」か?

 タイで起きた反政府暴動を扇動したタクシン・シナワット元首相に対し、タイ政府はタクシン氏の旅券を無効にすることを発表したようです。これは事実上の「国外追放」かも知れませんね。

引用

タイ政府、タクシン氏の旅券無効に

 バンコク(CNN) タイ政府は15日、反政府感情を煽ったとして、海外で亡命生活を送っているタクシン元首相の旅券を今月12日から無効にした。国営タイ通信社(TNA)が外務省スポークスマンの発言として伝えた。

タクシン元首相派「反独裁民主同盟」はアピシット首相の退陣を求める抗議デモをエスカレートさせ、パタヤで予定されていた東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議を中止・延期に追い込み、タイ政府の面子を傷つけた。

タイの法律では、海外滞在が国家などに損害を与える恐れがあると判断された個人の旅券は無効化できる。外務省関係者によると、タクシン氏が今後タイ帰国を希望する場合、暫定旅券に該当する身分証明書の発給を申請することになる。

タクシン氏は当初、支持者らに向って「革命」を呼びかけていたが、騒乱発生後は暴力停止を求めた。

 最終更新:4月16日10時39分「CNN.co.jp」より
 タクシン氏派のグループ・UDD(反独裁民主戦線)が、アピシット首相の退陣を求める抗議デモを拡大させ、パタヤで開催予定だったASEAN(東南アジア諸国連合)の首脳会議を実力行使で中止・延期に追いやったとして、アピシット首相は今回の事件に関して、全ての根源はタクシン氏にあるとして旅券無効を決定したんでしょうね。

 タクシン氏はデモ勃発当初は、支持者に対し「これは革命だ!」「再び私の時代を起こそう」として革命を呼びかけたものの、一連のデモ発生後は暴力停止を求め、支持者に対し「停戦だ」としましたが、これに対し面子を傷つけられたアピシット首相以下タイ政府はタクシン氏に対し、旅券無効という措置を取りましたが、それでもアピシット首相の支持率は回復するかは微妙です。

 ASEAN首脳会議を、実力行使による中止を許したことで大きく面子を傷つけられたアピシット首相、一方今回のデモを扇動したとしたタクシン氏に対しては、タイの国際的イメージを悪化させ、非常事態宣言をまたも出したことでタイ国内におけるタクシン氏の評判は悪化することとなったようです。タクシン氏に対し逮捕状発行及び旅券無効を突きつけたことには、タイのイメージ回復の為に起こしたのかは定かではありませんが、今回の一連の騒動は、タイに少なからずダメージを与えたとしか言えないでしょうね。

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

森田健作知事訴えられる!?

 千葉県知事に就任し、意気揚々とスタートした森田健作・千葉県知事、しかしいきなり出鼻を挫かれる騒動が起こったようです。

引用

森田健作知事:市民団体が告発「無所属なのに党支部代表」

 千葉県知事選で「完全無所属」を名乗りながら自民党支部代表を務めていたとして、県内の市民グループが15日、森田健作知事(59)を公職選挙法(虚偽事項の公表)違反などの容疑で千葉地検に告発状を提出した。地検は受理したかどうか明らかにしていない。

 告発したのは「森田健作氏を告発する会」(井村弘子代表)メンバーら854人。告発状によると、森田知事は東京都の自民党支部の代表者でありながら、知事選中に配った法定ビラで「政党より県民第一」などと記載し、身分について虚偽の事項を公にしたとしている。また、知事が代表を務める同党支部が05~06年、外国人などの持ち株が比率50%超の企業から980万円を受け取った政治資金規正法違反容疑も指摘しているという。

 森田知事側は「明日(16日)の会見でコメントする」としている。

 毎日新聞 2009年4月15日 22時04分
 知事選前に「完全無所属」の肩書きで立候補しながら、実は過去に東京都の自民党支部代表を務めていたことが発覚し、市民グループ「森田健作を告発する会」が、完全無所属と偽って立候補したとして森田知事を公職選挙法違反の容疑で千葉地検に訴えたようですが、地検側は告発する会の訴えを受理していない為、今後の動向が分かりません。

 他にも知事選中に東京都の自民党支部代表でありながら、配った法定ビラに「政党より県民第一」と記載し、身分について虚偽の事項をしたことや、また森田知事が代表を務める同党支部が、かつて外国人などの持ち株比率が50パーセントを超える企業から現金を受け取っていた政治資金規正法違反容疑も指摘したようです。

 就任早々とんでもないスキャンダルが降りかかった森田知事、この騒ぎは法廷沙汰に発展するのでしょうか?森田知事側は後日の会見でコメントすると出しましたが、どうなるんでしょう?
 宮崎の東国原英夫知事も、知事就任後に、某週刊誌があの「フライデー襲撃事件」を利用し、東国原は暴力知事だという告発記事が載ったときの騒ぎとは違うかも知れないが、どっちみちとんだ騒動が降りかかったことに変わりはない。

 虚偽の記載、それを聞いて想起するのはかつて古賀潤一郎・元衆議院議員が自身の学歴にアメリカのペパーダイン大学を卒業したと偽っていた学歴詐称騒動が真っ先に出てくるのは私だけだろうか? 森田知事の就任早々起こったこのスキャンダル、真相はどうなんでしょうね。

theme : 政治・経済・時事問題
genre : 政治・経済

北朝鮮の暴走はどこまで続くんだろうか!?

 ミサイル発射を非難する議長声明に対し、北朝鮮はそれを逆手に取って無駄に強気な姿勢を取ってます。ホントにいい加減にしろ!とつくづく思います・・・。

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北朝鮮、「6者脱退」と表明 安保理議長声明に反発

【ニューヨーク=松下佳世、ソウル=箱田哲也】北朝鮮は14日、外務省声明を出して核問題をめぐる6者協議に「再び絶対に参加しない」と脱退を表明。さらに「自衛的核抑止力の強化」を進めると宣言し、核開発の再開を示唆した。

 朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省は「国連安保理が我々の衛星打ち上げを論議したこと自体、許し難い犯罪行為だ」などと非難し、「自主的な宇宙利用の権利を行使していく」と明言した。

 そのうえで6者協議について「協議の参加国自身が国連安保理の名で(05年9月の)共同声明の精神を否定した以上、さらに協議を妨害してきた日本が単独制裁まで科した以上、存在意義は喪失した」として、「協議のいかなる合意にも拘束されない」と強調した。また「主体的な原子力エネルギー工業構造を完備するため、軽水炉発電所建設を積極的に検討する」とした。

 さらに、「自衛的核抑止力を強化していく」と宣言。「6者協議の合意に基づいて無能力化した核施設を原状復旧させ、正常稼働させる。使用済み燃料棒はきれいに再処理されるだろう」として、寧辺の核施設の無能力化措置を中断して核兵器に転用可能なプルトニウムの取り出すことを示唆した。

 ミサイルの発射について北朝鮮は人工衛星の打ち上げであり、宇宙の平和利用にあたると主張。国連安保理が何らかの措置をとった場合、報復すると警告していた。今回のミサイル発射の背景には、オバマ米政権との交渉を優位に進める狙いがあったのは確実で、反発を強める北朝鮮に対し、今後、米側がいつ、どんな形で交渉を始めるかが最大の焦点となる。

 asahi.com(朝日新聞社)2009年4月14日13時28分
 ミサイル発射を非難する議長声明が書かれた文書を乱暴極まりない態度で取って文書を叩きつけるという暴挙を犯し、ミサイル発射実験を相変わらず「人工衛星」と主張し、あまつさえ6カ国協議について「再び絶対に参加しない」と不参加を宣言し、核開発を再開した北朝鮮、また安保理での議長声明に関して「国連安保理が我々の衛星打ち上げを論議したこと自体、許し難い犯罪行為だ」と非難するなど、強気な姿勢を見せる北朝鮮。この国の暴走はどこまで続くんだろうか?

 また「協議の参加国自身が国連安保理の名で(05年9月の)共同声明の精神を否定した以上、さらに協議を妨害してきた日本が単独制裁まで科した以上、存在意義は喪失した」「協議のいかなる合意にも拘束されない」と述べ、あからさまに日本を非難する内容も盛り込むなど、好き勝手極まりない態度も取ってます。国際社会からの反発を無視してミサイル発射実験を起こしておいて、そう言う態度に出るわけか!?とつくづく思います。
 ミサイルを人工衛星の打ち上げだと主張し、国連安保理で論議するようなら報復するとした北朝鮮。今回の6カ国協議脱退と核開発再開を示唆する態度に、国際社会をどこまで馬鹿にすれば気が済むんだ!?と思うのです。また私もこうも思います。6カ国協議は北朝鮮を付け上がらせただけで、結局無駄でしかなかったな。と

 好き勝手な暴走を続ける北朝鮮の態度には、アメリカも怒りました。ミサイル発射強行の段階でハナっから北朝鮮に強硬な態度を取るべきだとは思うけど・・・。

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北朝鮮、IAEA監視要員らに退去通告 米政府は批判

【ワシントン=鵜飼啓、ウィーン=玉川透】北朝鮮は14日、寧辺の核施設の無能力化作業を監視している米政府当局者と国際原子力機関(IAEA)要員に国外退去を求めた。北朝鮮筋などが明らかにした。ミサイル発射をめぐり、国連安全保障理事会が非難の議長声明を採択したことに反発しての措置だ。

 北朝鮮は昨夏に無能力化を逆行させた際は要員追放まで踏み込まなかった。今回の対応の素早さが目立っている。

 IAEA関係筋によると、北朝鮮は同日午後、IAEA要員3人に「IAEAとのすべての協力をすぐに停止する」と通告。核施設の封印と監視用カメラをすべて撤去した上で、今後施設に立ち入らないよう要求するとともに、速やかに国外へ退去することも求めた。北朝鮮は核施設の再稼働と使用済み核燃料の再処理作業を進めることを決めたとも伝えたという。IAEA要員は通告を受け、15日にも監視用カメラなどの撤去を始める見込みだ。

 これに対しクリントン米国務長官は14日、「国連の筋の通った声明に対する不必要な反応」と批判。北朝鮮は6者協議からの離脱も表明したが、ギブズ大統領報道官は「間違った方向への深刻な一歩。挑発的な脅しをやめるよう北朝鮮に求める」とした。

 ただ、クリントン氏は「パートナー、同盟国だけでなく、いずれ北朝鮮とも問題を協議する機会が得られることを望んでいる」とも述べ、北朝鮮に対し米朝協議などに応じるよう呼びかけを続ける考えを示した。

 北朝鮮は昨年8月、米国がテロ支援国家指定解除をしないことに反発し、無能力化を中断。9月には核燃料再処理施設の封印と監視カメラを撤去したが、米朝間で指定解除の合意が出来たことから無能力化を再開していた。

 asahi.com(朝日新聞社)2009年4月15日10時25分
 核施設の無能力化作業を監視しているアメリカ政府当局者とIAEA(国際原子力機関)の職員に対して一方的に国外退去を指示し、明らかに「出てけ!」と言わんばかりの態度だし、外国人を一切締め出し、核施設の封印と監視カメラも撤去させて、核施設の再稼動と使用済み核燃料の再処理やプルトニウム量産をするっていうんだから、ヒドイと言うより自分勝手極まりない態度ですよ。

 そんな北朝鮮の態度に対しアメリカのヒラリー・クリントン国務長官「国連の筋の通った声明に対する不必要な反応」だと批判し、またギブス大統領補佐官は「間違った方向への深刻な一歩。挑発的な脅しをやめるよう北朝鮮に求める」として、6カ国協議からの一方的な脱退を批判し、6カ国協議に戻るよう促しましたが、ギブス氏の反応は6カ国協議がいかに無駄だったと言うことが分かってないかも知れないですね。

 しかしクリントン国務長官は「パートナー、同盟国だけでなく、いずれ北朝鮮とも問題を協議する機会が得られることを望んでいる」とし、米朝協議に応じることを呼びかける考えを示しましたが、あの国に話し合いで解決出来るとは到底思えません。下手に北朝鮮をつけ上がらせるだけです。フセイン政権時代のイラクみたいに、攻撃も辞さない強硬な姿勢で臨んだほうがいいのではないでしょうか・・・。

 昨年北朝鮮をテロ指定国家を解除したアメリカ、これがブッシュ前政権時代の最大の大誤算だったとしか思えないです。今回の北朝鮮がミサイル発射強行を起こしたに関して、アメリカはテロ指定国家解除撤回及び経済制裁と言う解答はなかったのでしょうか!?とつくづく私は思うのです。

 かつてのイラクに匹敵、それ以上に国際社会から非難轟々の北朝鮮、この国の暴走と好き勝手はいつ終止符が打たれるのだろうか?

theme : 北朝鮮問題
genre : 政治・経済

「ガチンコ!」それはTBSバラエティ史における“異端作”

 TBSのバラエティ番組の歴史を紐解くと、真っ先に挙がるのは「8時だヨ!全員集合」「クイズダービー」「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」などで、現在も放送されているものだと「リンカーン」「ザ・イロモネア」「さんまのスーパーからくりテレビ」などが挙がるが、その中で異彩を放つと言いますが、強烈なインパクトを残したバラエティ番組がかつて放送されてました。それは1999年から2003年までTBS毎週火曜夜9時に放送されていた「ガチンコ!」であり、私も放送当時その「ガチンコ!」を見てまして、あまりに強烈な印象が残る番組で、後から考えてみればバラエティにも関わらず内容が強烈だったなと思いました。今から10年前の今日1999年4月13日はその「ガチンコ!」が放送を開始した日です。

 1999年、TBSの春の改変期において、これまで火曜夜9時に放送されていた「うたばん」(放送開始時は毎週火曜夜9時だった。現在は毎週日曜夜7時57分から)が木曜夜8時に写ることになり、その変わりの番組として1999年4月13日に「ガチンコ!」は始まりました。

 当初はTOKIOが司会を務め、様々な社会問題にスポットを当て「世の中のためになろう」と銘打って様々な業種のプロを養成しようというコンセプトで、これは日本テレビ系の「電波少年シリーズ」と同様のいわゆる「ドキュメントバラエティ」でした。

 番組開始当初こそ内容は正統派なものだったものの、番組開始から1年経ってから始まり、後々この番組を語る上で欠かせない「ガチンコ・ファイトクラブ」(3ヶ月でプロボクサーを育成する企画)が始まってから、些細なことで掴み合いが始まり喧嘩沙汰に発展する模写と、同番組のナレーションを務めた垂木勉氏の「この後、予想だにしない展開が!?」などに代表されるその後の展開を大げさに表現するナレーションも相まって、当時の若年層を中心に高視聴率を記録し人気を博したものの、その一方でPTAや良識派などからは「ガチンコ!」の暴力的な内容に眉をひそめ、論理的に問題があるとして低俗番組とのレッテルを張られ、毎年PTAが実施している「親が子供に見せたくない番組」でも、一時期上位にランクインされたり、またTBSだけでなく、BPOの「放送と青少年に関する委員会」にも苦情が寄せられたりと、問題番組でもありました。

 各方面から批判が多かった「ガチンコ!」だったが、批判にさらに拍車をかけたのが2002年に写真週刊誌に載った「やらせ」行為の発覚で、あるはずのない台本があったり、一般公募で選ばれた人が他のバラエティ番組に出ているなど実は一般男性ではないことも分かり、視聴者から「やらせ番組」ノレッテルを張られたのでした。他にも「ガチンコ!」において「やらせ」と指摘されたものとしても数多くあるが、あえて省略します。
 また前述の「やらせ」行為発覚前後に「ファイト・クラブ」に出演していた青年が刑事事件を起こして逮捕されたり、また「ガチンコ大検ハイスクール」においては同コーナー講師の大和龍門氏が生徒に対し「喧嘩しろ!」と喧嘩を煽ったり、居眠りしていた塾生に対し水を浴びせたり外に連れ出して殴るなどの暴力行為も問題視され「教育と言うより虐待だ。体罰だ」などと良識派からの批判も受け、また「ガチンコ・ダイエット学院」における過剰な食事制限や運動方針、カップルがレストランで食事をしながらお互いの本音をぶちまける「ガチンコ晩餐会」においては、出演者による公序良俗に反する言動がBPOで問題視されたり、さらに「ガチンコラーメン道」では同コーナー講師の佐野実氏が塾生の経営するラーメン店でスープを平然と捨てたり、また冷や水をぶっ掛ける言動に対しても批判が当然TBSはおろかBPOにまで殺到したのでした。

 予想だにしない展開、すぐ起こる乱闘騒ぎや衝突、乱暴な言葉が飛び交う番組内容と、前述の「やらせ」疑惑に多方面からの批判は殺到し、裏番組にも視聴者が流れてしまい視聴率と人気が低下したことで、2003年4月に放送当初の内容に一新するものの、一旦離れた視聴者を取り戻すことは出来ず視聴率は低迷し、改変期でもない7月に、打ち切り同然であっけなく「ガチンコ!」は終わったのでした。インパクトのある番組内容で一時期は高視聴率を稼ぎ、TBSの看板番組の一つにまでなった番組には何ともあっけない最後でした。

 何かと問題の多かった「ガチンコ!」だが、この番組で元ボクシング世界ミドル級チャンピオン・竹原慎二氏が一躍有名になり、竹原氏はボクシング引退後には一時期日焼けサロンでアルバイトと元チャンピオンにさびしいその後だったものの、この番組で人気が出て有名となり「お前ら弱い世界じゃ強いじゃろうが、強い世界じゃ下の下じゃ(ゲのゲじゃ)」という名言も生まれるなど、良くも悪くも印象が強かったのは事実と言えよう。ただドキュメントバラエティの衰退につながった点もありますが・・・。

 TBSのバラエティ番組の歴史において強烈な印象を残した「ガチンコ!」、ただやらせ疑惑や些細なことでの衝突や乱闘シーンに代表される模写が何かと多かったことで批判も多く、TBSのバラエティ番組の歴史において異端作と見なすのは否めないだろう(他にTBSのバラエティで言えば「ねる様の踏み絵」があるが)他にバラエティ番組の歴史において異端作と呼べるのは「電波少年シリーズ」(日本テレビ系)や「愛する二人別れる二人」「ワンナイR&R」(いずれもフジテレビ系)などもあるが・・・。私も後から考えれば「あの番組は強烈だったな」とつくづく感じます。その所以なのかその後のバラエティ番組での衝突シーンなどを見て「ガチンコ!」を想起してしまうのは私だけだろうか?

theme : 懐かしいテレビ番組
genre : テレビ・ラジオ

調査捕鯨船の傷だらけの帰港

 今年2月に南極海で調査捕鯨を行った調査捕鯨船3隻が日本に帰港しました。あの集団による実力行使の痕が船に生々しく残ってます。

引用

妨害の傷跡生々しく、捕鯨船3隻が下関入港…海保が調査

 南極海で鯨の捕獲調査を行った日本の調査捕鯨船3隻が13日、山口県下関市の下関漁港に入港した。

 米国の反捕鯨団体「シー・シェパード(SS)」から妨害行為を受けた傷跡を残しての寄港で、海上保安庁は船内の立ち入り調査を行い、一連の妨害行為について調べる。

 共同船舶(東京)の「勇新丸」(720トン、乗組員19人)、「第2勇新丸」(747トン、同18人)、「第3勇新丸」(742トン、同20人)。3隻は2月上旬、SSの抗議船に体当たりされたり、異臭を発つ液体入り瓶を投げつけられたりした。第3勇新丸は、左舷中央から後部にかけて手すりなどが大きく折れ曲がっている。

 同社の山村和夫社長は入港を出迎え、「乗組員が元気なのが何よりだった。妨害行為は絶対に許せない。強い憤りを感じる」と語った。

 母船「日新丸」(8044トン、同138人)は14日、下関港に入港する。

 (2009年4月13日13時44分 読売新聞)
「勇新丸」「第2勇新丸」「第3勇新丸」の3隻が今年の調査を終え、下関に帰港したようです。ただ母船である「日新丸」はまだなようです。

 帰港した3隻とも、悪名高きシーシェパードの露骨な妨害行為で受けた傷跡を残して帰港しただけに、海上保安庁は船内を調査し、妨害行為について調べるようです。いずれも抗議船に体当たりされたり、異臭を放つビンを投げつけたりされたりと、ヒドいことをしやがるなと改めて思います。第3勇新丸は左舷中央から後部にかけて手すりが大きく折れ曲がっているんだから、これまたヒドい。

 3隻を所有する共同船舶の社長は「乗組員が元気なのが何よりだった。妨害行為は絶対に許せない。強い憤りを感じる」と乗組員が無事だったことに安堵を示し、またもやシーシェパードによる悪質極まりない妨害行為に対し憤りを述べたようです。ホントですね。

 ここでも触れていますが、環境保護・動物愛護の為なら何をやってもいいなんていうのはふざけてるとしか言えません。今回の調査捕鯨船の帰港と、シーシェパードから受けた妨害行為による船への傷跡ですが、シーシェパードのやっていることが動物愛護と程遠い実力行使に満ちた暴力行為だと言うことを、世論に訴えるのに相応しいかも知れませんね。

theme : 痛いニュース
genre : ニュース

これからのタイはどうなってしまうんでしょうか!?

 タクシン・シナワット元首相支持派とタイ政府の間で一悶着どころではない騒ぎとなっているタイ、騒ぎはますます激しくなる一方で、今後一体どうなるんでしょう?

引用

タイ:首相が非常事態宣言 軍、デモ隊の強制排除開始

【バンコク西尾英之】タイのタクシン元首相派市民グループ「反独裁民主戦線」(UDD)が12日、首都バンコクでの抗議行動を激化させたため、アピシット首相は同日、バンコクとその周辺に非常事態を宣言した。武装した軍兵士や装甲車がバンコク市内各所に配置され、13日未明からは道路を占拠するタクシン派の強制排除が始まった。この際の衝突で双方合わせて70人以上が負傷。さらに多数の死傷者が出れば対立の一層の激化は必至で、タイ情勢は緊迫した場面を迎えている。

 軍は13日午前4時(日本時間同6時)過ぎから、バンコク中心部の幹線道路で、道路を占拠するタクシン派の排除に乗り出した。タクシン派は火炎瓶や投石で対抗。軍は催涙ガス弾のほか、実弾も発砲した。軍の報道官は「タクシン派側が発砲してきたため、撃ち返した」と語った。

 タクシン派は11日、中部の都市パタヤで東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議会場のホテルに乱入、会議を中止に追い込んだ。さらに12日の非常事態宣言直後、首相がいる内務省の建物に乱入。建物を出ようとする首相の車を取り囲み、棒で殴りかかるなど暴行を働いた。

 タクシン元首相は12日夜、国外から電話で支持者に「これは人民革命だ」と称賛するメッセージを伝え、「クーデターが起こるようなら、帰国する準備がある」と述べた。

毎日新聞 2009年4月13日 11時45分
 タクシン元首相を支持するグループ・反独裁民主戦線(UDD)が首都バンコクで抗議活動を激化させ、これを受けてアピシット・ウェチャチワ首相が、バンコクとその周辺に非常事態宣言を出し、警察や治安部隊を動員したもののUDDはバンコクでデモを強行したことで、UDDと治安部隊の衝突が起こって、UDD側は火炎瓶と投石で抗戦し、これに対し軍は催涙ガスで応戦しこれにより多数の負傷者が出ており、物々しい雰囲気となっています。

 11日に南部のパタヤで開催予定だったASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会議会場のホテルに乱入し会議を中止に追いやり、翌12日には、タイ政府が非常事態宣言を出した直後にアピシット首相がいる内務省の建物に乱入しアピシット首相が乗っていたとされる車を囲んで襲撃するなどUDDからすれば、アピシット首相に対する不満が一気に爆発!?したんでしょう。
「タクシン万歳!」「アピシットは辞めろ!」というシュプレヒコールのもと抗戦を続けるUDDと、実力行使でタクシン派を鎮圧するアピシット首相との対立で、タイ情勢はまたもや緊迫したものとなっているようです。12日にはパタヤでのデモを扇動したとされる反体制派のリーダーが逮捕したとタイ警察は発表しましたが、これに対しUDDが釈放を求めるデモを警察署の前で起こすのでは?とも思いますね。

 今回の騒動は、去年の空港占拠事件との関連は分からないが、一時衰退していたタクシン派が盛り返し、またも国内世論が真っ二つに別れ、空港占拠事件のあおりで延期されていたASEANの会議を、アピシット首相の名誉挽回のチャンスとしたものの、タクシン派がそれを妨害したという構図は間違いないと思います。今回のアピシット首相の辞任を要求する為にUDDがASEAN会議場に乱入し会議が中止に追いやられたことには、空港占拠事件以上にASEAN内部におけるタイの評価を落としかねないこととなるでしょう。
 ASEAN内部ではタイの影響力は高く、発言権もまた多かったものの実力行使による首脳会議の中止を許したことで、ASEANにおける影響力低下は免れないだろうし、またASEAN内部だけでなく、タイは国際的影響力も大きく落とすことにもなるでしょう。

 タクシン元首相は国外から支持者に向けて「これは人民革命だ」とUDDの一連の行動を賞賛し、また「クーデターが起こるようなら、帰国する準備がある」と述べ、政界復帰を示唆する発言をしたようです。

 UDDとタイ政府の対立から起こった暴動、UDDがASEAN首脳会議を中止に追いやれば、これに対し政府は実力行使には実力行使で対抗、と緊張情勢が収まらないタイ情勢、アピシット首相をはじめ、タイ政府からすれば「タクシンは我々を貶めようとして、今回の暴動を扇動した。これはタクシンによる“陰謀”だ」だろうし、UDDからすれば「タイをよく出来るのはタクシンだ!」「アピシットこそ我々を貶めようとしている」で、水掛け論の様相に変わりはない。

 一方のタイ政府、またも非常事態宣言にまで発展した政治的混乱を収拾しないことには、ASEANはもとより国際的評価も回復できないでしょう。 またもや緊張状態となったタイ、しばらく目の離せない展開が続きそうです・・・。この政治的騒乱のしわ寄せを受けているのは日本人をはじめ外国人観光客ではなかろうか?タイにとって観光は大事な収入源ですから、今回の政治的騒乱といい去年の空港占拠事件といい、タイは大きな損失を被ったとしか言えません。

 タイでこのまま騒乱が続けば?他の東南アジア諸国にも影響は出るだろうし、タイを訪れる観光客が激減しタイ国内はもとより全世界の観光業界にも影響も出て、大事な収入源を失って経済危機に直面します(激しいインフレか?)。何かと政治的混乱の多い東南アジアにおいて、タイは安定していたのに近年はその面影も無い・・・。

 中国やインドが躍進し、次にアジアで経済的な躍進が来るのはタイか?と思ったが、近年の政治的混乱の多発でそうでもなくなってしまったようです・・・。今後のタイはどうなるんでしょうね?

theme : 国際ニュース
genre : ニュース

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