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「サンデー」に休刊の噂?

ちょっと小耳にした話題だが、小学館から刊行されている少年向け漫画雑誌「週刊少年サンデー」が休刊するんじゃないかって噂、もしホントなら4大週刊少年マンガ誌(「サンデー」の他には「ジャンプ」「マガジン」「チャンピオン」)の存亡の危機なんじゃないかって思う。

言わずと知れた週刊少年マンガ誌の王者「ジャンプ」ですら発行部数が年々減少しており、発行部数低下ならしょうがないというなら話はそれまでだけど、一時期は黄金時代を築いてきた「サンデー」だけに、発行部数低下とそれに伴う売上減で赤字を計上しまくりじゃ小学館からすれば「不良債権」でしかないってことだが、あの「サンデー」がここまで落ちているとはと思います。

理由は2015年に編集長が変わったことにより、これまで一回「サンデー」でヒット作を出した漫画家(あだち充・高橋留美子・藤田和日郎・青山剛昌・満田拓也など)に依存するのではなく「ジャンプ」のように新人を育成するという方針に舵を切ったわけだが、一方でこれまで「サンデー」を引っ張ってきた漫画家が一部去るという事態にまで発展する始末だから、これが賛否割れることになったのでは?
これまであだち充や高橋留美子などに依存したせいで新人作家が育たなかった。これではいけないと「サンデー」の編集部が思ったかも知れないが、今頃になって路線変更はどうなのかと。
他にも1994年から連載が続いている大ヒット作「名探偵コナン」に依存しているせいか、その「コナン」以外に魅力のある作品がなく新規読者を獲得できてない状態が続き、その延長で売上が伸びずに赤字ばかり計上するという負のスパイラルに陥っていることも挙げられる。即ち人気作にばかり頼ったせいで他の作品が目立たなければ雑誌の売上だって伸びるわけがない。その人気作だっていつまでも連載が続くわけもないのだから。人気コンテンツにばかり依存したせいで最後はコケたゲームメーカーを教訓にしていないのか。

「サンデー」に限らずネットの普及もあり紙媒体全体が不振なこのご時世「サンデー」に休刊の噂話が出ていることは、日本の漫画史にとって損失をもたらしかねませんね。
その「サンデー」よりも発行部数が少ない「チャンピオン」はかなり危ういかも知れない。

これまで数々の名作を輩出してきた「週刊少年サンデー」、その歴史を絶やしてはならない。ちなみに私が「サンデー」の漫画で一番好きなのは「B・B」(石渡治)だけどね。

theme : 週刊少年サンデー全般
genre : アニメ・コミック

松本零士さん死去

♪さらば~、地球よ~、旅立つ船はぁ~♪
♪希望の星に巡り合うまで、歩き続けるだろう~♪
ってフレーズが脳内再生されそうです・・・。

引用

「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」松本零士さん死去、85歳 急性心不全

「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」などの作品で知られる漫画家の松本零士(まつもと・れいじ)さん(本名・晟=あきら)が2月13日午前11時0分、急性心不全のため、都内の病院で亡くなった。85歳だった。20日、東映が発表した。告別式は近親者のみですでに執り行っており、喪主は妻で漫画家の牧美也子さんが務めた。

所属する零時社の代表取締役で、長女の松本摩紀子氏もコメントを発表。「漫画家松本零士が、星の海に旅立ちました。漫画家として物語を描き続けることに思いを馳(は)せ駆け抜けた、幸せな人生だったと思います。『遠く時の輪の接する処で、また巡り会える』と松本は常々申しておりました。私たちもその言葉を信じ、その日を楽しみにしています。これまで応援くださいましたファンの皆さま、作品を世に送り出してくださいました関係各社の皆さま、お世話になりました各自治体ならびに各団体の皆さま、若かりし頃から共に切磋琢磨(せっさたくま)してくださった漫画家の先生方、そして旅立ちにあたりサポートしてくださいました病院の皆さま、心より深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました」とつづった。

松本さんは、1938年(昭13)1月25日生まれで、福岡県久留米市出身。6歳の頃から絵を描き始め、9歳で運命的な本(「新寶島」「月世界紳士」いずれも著者は手塚治虫氏)との出会いをきっかけに漫画を描き始め、15歳の時に投稿作「蜜蜂の冒険」が「漫画少年」で受賞掲載され、商業誌デビュー。実質的な漫画家デビューは1957年「少女」掲載の「黒い花びら」で、しばらくは少女漫画誌での執筆が続いた。

1968年に青年漫画誌が誕生し始めたころ、「漫画ゴラク」に「セクサロイド」を発表。以降、青年漫画誌での執筆が増え、少年・青年漫画のジャンルで活躍し、「男おいどん」「ガンフロンティア」「宇宙戦艦ヤマト」「クイーンエメラルダス」「ザ・コックピットシリーズ」「宇宙海賊キャプテンハーロック」「銀河鉄道999」「新竹取物語1000年女王」など数々のヒット作を生み出した。

19年11月、「宇宙海賊キャプテンハーロック」が、イタリアでのテレビ放送40周年を迎えて訪れたイタリア・トリノで倒れたこともあったが、帰国後は回復。東映によると、最近体調を崩し、年齢を考慮して入院していたという。

[2023年2月20日11時18分「nikkansports.com」]より
「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」などのSF作品を輩出した漫画家・松本零士が今月13日に急性心不全の為逝去したというけど、また一人、昭和の漫画及びアニメ界を彩ってきた人物が天国へと旅立った感じがします。

「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」のイメージが強いけど、他には「宇宙海賊キャプテンハーロック」なども有名で、日本国内はイザ知らず海外でも高い人気を博しているみたいです。
私事だが「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」は私が生まれる前の漫画というかアニメだけど、主題歌だけは知ってます・・・。
てかこれらも世代を超えて愛される漫画というかアニメの一つだと思います。

ご冥福をお祈りします。

theme : 訃報
genre : ニュース

水木一郎氏、死去!!

「マジンガーZ」「バビル2世」などのアニメソングで有名なあの人が・・・!!
てか今年は渡辺宙明氏が逝去し、また一人アニメ音楽界におけるレジェンドがって思います。

引用

水木一郎さん死去、74歳 7月に肺がんでの闘病公表、11月歌謡祭には車いすで登場し歌披露

“アニメソングの帝王”こと歌手の水木一郎さん(みずき・いちろう、本名・早川俊夫=はやかわ・としお)が6日、肺がんのため亡くなったことが分かった。74歳だった。7月に肺がんで闘病していることを公表していた。

所属事務所は12日、公式サイトで訃報を発表。「弊社所属の歌手・水木一郎が令和4年12月6日午後6時50分、肺がんのため永眠いたしました。ここにみなさまからの生前のご厚誼に深謝し、心から哀悼の意を表しますとともに、謹んでご報告申し上げます」と報告した。

闘病の経緯も詳しくつづられた。

「昭和23年1月7日生まれ 享年74 昨年4月末に肺がんが発覚し、入退院を繰り返しながら放射線治療や薬物療法を行い、1年7か月あまり闘病生活を続けておりましたが、去る12月6日に救急搬送先の病院にて息を引き取りました」と説明。「脳転移、リンパ節転移、髄膜播種を伴う厳しい病状ではありましたが、『生涯現役』を目標に、治療とリハビリに励み、活動を続けてきました。思うようなパフォーマンスができなくなってもその強い意志は変わらず、最後のステージとなった11月27日のライブでも満面の笑みを浮かべておりました」と、脳転移、リンパ節転移、髄膜播種と転移があったことも報告した。

そして「これまで支えてくださったみなさまに厚く御礼申し上げます」と感謝の言葉が記された。

通夜と葬儀は「ご遺族の意向により近親者のみにて執り行われました。ご遺族の心中をお察しいただき、ご弔問、お香典、ご供花などはご遠慮くださいますようお願い申し上げます」と報告。お別れの会などについては「ご遺族と相談のうえ、後日執り行う予定です」とした。

水木さんは、11月に日本歌手協会が都内で開いた「第49回歌謡祭」には車いすで登場。「生涯現役を目指しているから。やりますから」とあいさつして「マジンガーZ」を熱唱。「1日も早く元気になって戻ってきます」とあらためてファンに誓ったが、かなわなかった。

[2022年12月12日14時37分「nikkansports.com」]より
佐藤蛾次郎氏の訃報に続いて今度はアニソン界のレジェンド歌手・水木一郎氏が亡くなったっていうけど、今年7月に肺がんを患って闘病中なことをカミングアウトして以降は闘病生活を余儀なくされて、そんな逆境に置かれながらも先月日本歌手教会が開催した「第49回歌謡祭」に車いす姿で登場してあの「マジンガーZ」を熱唱して「1日も早く元気になって戻ってきます」と公言した矢先の訃報、残念でなりません。

当初は歌謡曲の歌手としてデビューするも鳴かず飛ばずで、転機となったのが「原始少年リュウ」でそこで主題歌を歌ったことからアニメソング歌手へと転向、以降は自身の代表曲である「マジンガーZ」「バビル2世」「コンバトラーV」が人気を博し、アニメ以外にも特撮では「燃えろ! 仮面ライダー」(スカイライダー)「地獄のズバット」(快傑ズバット)「オー! 大鉄人17」(大鉄人17)「時空戦士スピルバン」などを手掛けるなど、アニメソング界にこの人ありとも言われたからねェ・・・。

長らくアニメファン以外には知られていなかったけど、1999年に持ち歌1000曲を24時間で歌い切るという企画がテレビで放送(フジテレビ系の「快進撃TVうたえモン」)されたことから、一躍知名度を上げたことは有名で、アニメソングの知名度及び影響力アップに貢献したことは承知の事実。これまで「漫画の歌」「子供向け」って不当な偏見を持たれがちだったアニメソングの地位向上のきっかけになったからねェ・・・。

躍動感ある歌と独特のフレーズ(「マジンガーZ」における「ゼーット!」のシャウト)で人気を博し、気さくな人柄でファンに愛された水木氏、さらに後進の育成にも力を注ぐなど関係者からも愛されたから、突然の訃報に関係者もファンも残念でならないでしょうね。

昭和のアニメやヒーローものを彩ってきた人物の一人がまた天国へと旅立った。強い個性と躍動感ある歌を今までありがとうございました。水木一郎氏、ご冥福をお祈りします。

theme : 訃報
genre : ニュース

「ルパン。俺はそろそろずらかるぜ。あばよ」

「ルパン三世」のオリジナル声優で存命なのは峰不二子(増山江威子)のみとなっちゃいました・・・。

引用

小林清志さん死去89歳 次元大介50年「命をかけてきた」昨年交代時「ずらかるぜ。あばよ」

人気アニメ「ルパン三世」の次元大介役などで知られる、声優の小林清志(こばやし・きよし)さんが7月30日午前7時6分、肺炎のため亡くなった。89歳だった。所属事務所の東京俳優生活協同組合(俳協)が8日、発表した。通夜、葬儀は故人の意向で近親者のみで営んだ。後日お別れの会を開く予定。

関係者によると、小林さんは健康状態に問題はなく、仕事も普通に行っていたが都内の自宅で容体が急変。家族に見守られながら穏やかに息を引き取ったという。08年の番組立ち上げからナレーションを担当し、先月21日にシーズン39がスタートしたファミリー劇場「AKB48 ネ申テレビ」の収録を同月上旬に行ったのが最後の仕事となった。

小林さんは日大卒業後、舞台俳優として活動する傍ら得意の英語を生かして海外戯曲の翻訳もした。海外ドラマの日本語版を制作していた東北新社から翻訳の仕事を頼まれた中で、誘われて吹き替えの仕事を始めた。62年放送の米ドラマ「ジス・マン・ドーソン」では翻訳と主演を兼任した。

その後、声優に軸足を移すと、69年に運命の役どころと巡り合った。モンキー・パンチさんの漫画「ルパン三世」をアニメ化するため、テレビ局に売り込むパイロットフィルムで早撃ちの名手・次元を演じた。アニメは71年に日本テレビ系で放送がスタートしたが、同じ役で起用されたのは小林さんだけ。昨年10月の「PART6」で大塚明夫に交代するまで50年演じた。

降板の際のコメントでは、「ルパンは俺にとって一生ものの仕事であった。命をかけてきた。わがままを言えば90歳までやっていたかった」と語った。一方で「一部の方々から言われることがあるのは、次元は歳をとった、聞きづらい。当たり前だ。齢(よわい)88歳であるぞ。これからは、そう言われることを気にしないですむ」と複雑な心中ものぞかせた。次元に成り代わり「ルパン。俺はそろそろずらかるぜ。あばよ」と口にした言葉のように、小林さんは、そっと旅立った。

[2022年8月9日5時0分「nikkansports.com」]より
「ルパン三世」の次元大介役でおなじみの声優・小林清志が先月30日に肺炎により亡くなったことが明らかになったけど、小林氏が所属する俳協(東京俳優生活協同組合)が8日に発表したってことは通夜及び葬儀を近親者のみで実施した後で発表したってことでしょう。

「ルパン」の次元を50年もやったってことで、同じ役を50年もやるのって考えてみればスゴいことです。
そりゃ他の主要キャラが声優を交代したにも関わらず、同じ役をやり続けたんだからねェ・・・。
「ルパンは俺にとって一生ものの仕事であった。命をかけてきた。わがままを言えば90歳までやっていたかった」と昨年10月の新シリーズで大塚明夫氏と交代したわけだが、次元大介というキャラがいかに自分にとっての当たり役だったってのを裏付けます。それだけ愛着もあったと思えばそれでいいかも。
降板の際には「ルパン。俺はそろそろずらかるぜ。あばよ」と次元になり切ってコメントしたけど、最後まで次元大介を演じたといえる。
そういえば「仮面ライダーBLACK」では途中までナレーションを務めたんだよねェ・・・。

ルパン(山田康雄)、五右衛門(井上真樹夫)、銭形警部(納谷悟朗)、そして原作者のモンキー・パンチ氏のもとへと旅立ちました・・・。ご冥福をお祈りします。

theme : 声優
genre : アニメ・コミック

たけしの新作映画が危機?

久々の映画制作を終えた矢先に・・・!?
てか映画監督を辞めたわけではなかったのね・・・。

引用

たけし“最後の映画”お蔵入り危機報道 昨年10月クランクアップも公開メド立たず 製作母体とトラブルか

 北野武監督(75)が最新映画「首」の契約を巡って製作母体のKADOKAWAとトラブルになり、公開のメドが立たない状況になっていることが3日、分かった。4日発売の週刊新潮は金銭問題を理由とし、「“最後の映画”お蔵入りの危機」と報じているが、北野監督は自身の公式サイトで「金の問題ではない」と真っ向から反論している。

 世界のキタノの最新作が大ピンチに陥っている。これまで正式に発表されてこなかったが、作品は北野監督が19年12月に刊行した歴史小説「首」の映画化。織田信長に反旗を翻した荒木村重の首を巡って羽柴秀吉、明智光秀、徳川家康らがうごめく戦国ものだ。

 2002年公開の監督作「Dolls」で起用した西島秀俊(51)を主演に据え、昨年4月に撮影入りし、同10月にクランクアップ。今年のベネチア国際映画祭への出品を目指して編集作業に入ったが、今年に入って進行状況の情報が途絶えた。膨らんだ製作費を捻出するため動画配信大手ネットフリックスが製作参加したことをスポニチ本紙もつかんでいたが、どうやらこれがモメ事の一因になったもよう。今春には既に「年内公開はなくなった」という話が聞こえていた。

 週刊新潮の報道によれば、ネットフリックスには動画配信の権利を10億円程度で要求。聞きつけた北野監督側が15%に当たる1億5000万円を要求してきたという。契約に至る前に、KADOKAWA、北野監督側双方の主張が平行線をたどり始めた。

 北野監督は3日、公式サイトで「“首”は俺の最後の映画ではない」とまず報道を否定。続けて「撮影当初からKADOKAWAに早く契約を結んでくれとお願いしていたんだけど、編集作業に入ってもまだ契約してくれないので、やむを得ず作業を止めた」「ネットフリックスが関わるかもしれないということも、後から聞いたことで、それに関して金の要求なんて一切していない」と全面否定している。一方のKADOKAWAは「正式に(製作)発表していないことから、現状でお答えできることはありません」と答えた。

 [ 2022年8月4日 11:30「スポーツニッポン」ウェブサイト「スポニチ Sponichi Annexニュース」より
自身が書いた歴史小説を題材にした新作映画を制作した北野武(ビートたけし)監督、あとは公開を待つのみだが実はその映画が公開出来ずに❝お蔵入り❞する懸念が出てきたみたいです・・・。

今年のベネチア国際映画祭に出品する為に制作した新作映画だが、膨らんだ制作費の問題からネットフリックスが制作に参加して、動画配信した際の権利として10億円を要求し、これに対して北野監督が1億5000万円を要求したことで、さらにKADOKAWAもからんで双方の主張が平行線となってトラブルとなり、公開出来ない事態を招いているというのがことのあらましだけど、北野監督側は「金の問題ではない」と金銭トラブル説を否定しており、ややこしい問題だ。
また「最後の映画」という週刊誌報道に対しては否定的な姿勢を取っている北野監督、北野監督にすれば「俺がいつ映画監督を引退するって言った?」って気持ちでしょう。

結局相当かかった制作費の問題を誰が補填するかで揉めたとしか言い様がないが、権利関係の問題に加えて金銭問題が絡めば、相当ややこしい。

オフィス北野の解散後映画監督業を休止していた北野監督、久々に映画を作って公開すると思いきや思わぬトラブルが起こったことで前途多難なものとなりそうです・・・。権利及び金銭トラブルにより❝お蔵入り❞にでもなれば、相当な損害しかもたらさないです。KADOKAWAにとっても北野監督にとっても。

theme : 映画
genre : 映画

渡辺宙明氏、逝く

♪バンバラバンバンバン、バンバラバンバンバン♪ ってメロディーが聞こえてきそうです。

引用

作曲家・渡辺宙明さん死去 96歳「マジンガーZ」「ゴレンジャー」作曲

「マジンガーZ」「秘密戦隊ゴレンジャー」などアニメや特撮番組の主題歌を数多く手がけた作曲家の渡辺宙明(わたなべ・ちゅうめい、本名=みちあき)さんが23日午前4時、老衰による心不全のため東京都渋谷区の病院で死去した。96歳。名古屋市出身。葬儀は関係者で行った。喪主は長男で作曲家の俊幸(としゆき)さん。

 東京大文学部在学中に作曲を團伊玖磨さんに師事、同大大学院在籍中には諸井三郎さんに師事。後にジャズの理論を渡辺貞夫に学んだ。

 1953年に中部日本放送のラジオドラマ「アトムボーイ」の音楽でデビュー後、多数の映画、テレビドラマで作曲を担当。72年に「人造人間キカイダー」と「マジンガーZ」の音楽を担って以降、長年にわたりスーパー戦隊シリーズを手掛けたほか、アニメ作品を中心に活躍した。他に「忍者部隊月光」「イナズマン」「鋼鉄ジーグ」「宇宙刑事」シリーズ、アニメ「野球狂の詩」など。「ダンダダダダン」「バンバラバンバンバン」といった擬音を使う手法が特徴的だった。

 昨年には95歳でテレビ朝日系で放送された「機界戦隊ゼンカイジャー」の劇中音楽にも参加し、当時“日本最高齢作曲家”として話題に。これが最後の作品となった。

 [ 2022年6月28日 05:00「スポーツニッポン」ウェブサイト「スポニチ Sponichi Annexニュース」より
「マジンガーZ」「人造人間キカイダー」「秘密戦隊ゴレンジャー」「宇宙刑事ギャバン」などのアニメや特撮作品で多くの主題歌や劇中音楽を手掛けた作曲家・渡辺宙明が老衰による心不全で亡くなったっていうけど、御年96歳、ついこの前「機界戦隊ゼンカイジャー」で劇中音楽に参加して❝日本最高齢作曲家❞と話題になっただけに、最後まで現役の音楽家として人生を全うしたと言っていいでしょうね。

長年アニメや特撮作品の音楽を手掛けてきただけに、思い入れのある世代もいるわけですが、やはり特撮音楽=渡辺宙明氏。という印象はありますね。菊池俊輔氏などもいるけど。

初期のスーパー戦隊シリーズや宇宙刑事シリーズにおいて強い存在感を示した渡辺氏、多様な楽器やジャンルを取り入れたことで個性ある曲や劇中BGMが多く生まれたとすれば、納得です。他にも擬音を多用するフレーズもまた強い個性となったんだよねェ・・・・。

また一人、日本の音楽界の巨星が旅立ってしまったことは残念でならないし、一つの時代が終わった感がしてなりません。

今まで強い個性と躍動感と印象に残る曲と音楽をありがとうございました。渡辺宙明氏。ご冥福をお祈りします。あなたの音楽の数々はいつまでも記憶に残るでしょう。

theme : 訃報
genre : ニュース

水島新司さん、死去!!

野球漫画の第一人者が急逝しました・・・。

引用

漫画家の水島新司さん死去 「ドカベン」「あぶさん」など

「ドカベン」「あぶさん」などを手掛け、野球漫画の第一人者として知られた漫画家の水島新司(みずしま・しんじ)さんが10日、肺炎のため死去した。82歳だった。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は妻、修子(しゅうこ)さん。

昭和14年、新潟市出身。33年、18歳で漫画家デビュー。45年、剛速球を投げる高校球児が主人公の「男どアホウ甲子園」がヒットし、人気漫画家としての地位を確立した。

代表作は、高校球児の青春ドラマを描いた47年開始の「ドカベン」。個性的なキャラクターや躍動感のある画風が人気を集め、平成30年のシリーズ終了まで40年以上にわたり続く代表作に。世代を超え、多くの野球ファンに親しまれた。

ほかにも、大酒飲みの強打者を主人公にした長寿漫画「あぶさん」や、女性投手が変化球を武器にプロ野球で活躍する「野球狂の詩(うた)」などヒット作を連発。このほか、「球道くん」「おはようKジロー」など多くの野球漫画を連載した。

平成17年、紫綬褒章。19年、日本漫画家協会賞文部科学大臣賞。26年、旭日小綬章。令和2年に引退を発表していた。

最終更新:1/17(月) 11:24 「産経新聞」より
「ドカベン」「あぶさん」「野球狂の詩」など多くの野球漫画を輩出してきた漫画家・水島新司さんが今月10日に肺炎で亡くなったことが明らかになったけど、一昨年漫画家を引退宣言して以降は公の場に出てこなかったが、世代を超えて愛された漫画家だけに突然の訃報には「グワラゴワラキーン!」級の衝撃です・・・。

「男ドアホウ甲子園」に始まり、「ドカベン」「あぶさん」「野球狂の詩」「一球さん」「球道くん」「大甲子園」「おはようKジロー」といった野球漫画で人気を博し、1995年には「ドカベン」の続編である「プロ野球編」を開始するなど、野球漫画の第一人者として高く評価された水島さん、現実とフィクションが上手くマッチしており、実在選手のファンも多かったというくらい影響力はあったと思います(特にホークス)。
選手のみならず裏方にもスポットを当てるなど、細かいところもあったわけで、人情味にも溢れてました。
エースピッチャーが主人公というのが定番だった当時の野球漫画においてキャッチャーを主人公にした「ドカベン」、巨人一辺倒だった当時においてパ・リーグの南海ホークスを舞台にして代打屋(後に4番)を主人公にした「あぶさん」、今思えば野球漫画に「革命」をもたらしたと思います(後年の女子プロ野球選手登場につながった「野球狂の詩」も)。

どの漫画でも個性的なキャラばかりで、今見ても面白いし楽しいです。

数々の名作とキャラクターをありがとうございました。水島新司さん。ご冥福をお祈りします。

theme : 訃報
genre : ニュース

「ゴルゴ13」さいとう・たかを氏死去

あの「こち亀」(こちら葛飾区亀有公園前派出所)よりも単行本巻数が多かったあの名作の作者が・・・!!

引用

「ゴルゴ13」作者・さいとう・たかをさん死去 すい臓がん 84歳 連載は今後も継続

 人気漫画「ゴルゴ13」で知られる漫画家のさいとう・たかを(本名・齊藤隆夫)さんが、すい臓がんのため24日午前10時42分に亡くなった。84歳だった。

 さいとう・たかをさんの公式サイトに「訃報」として掲載。「劇画家のさいとう・たかをが2021年9月24日午前10時42分、膵臓がんのために永眠いたしました。84歳でした」と発表。葬儀については「新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、親族のみで執り行いました」とした。「これまでご愛読、応援いただいた読者の皆様、お世話になりました関係者の皆様に深く感謝申し上げます さいとう・プロダクション」とファンや関係者への感謝をつづった。

 「ゴルゴ13」を連載するビッグコミック編集部もコメントを発表。「50余年に渡り『ビッグコミック』で『ゴルゴ13』を連載した、さいとう・たかを先生の生前のご功績に対する心からの敬意とともに、謹んで哀悼の意を表します」とコメント。お別れ会については「今後の状況等を慎重に見極めつつ検討して参ります」としている。また、「ゴルゴ13」の連載については「さいとう先生のご遺志のもと、スタッフと編集部協力のうえ、今後も継続する予定」とした。

 さいとうさんは1936年11月3日、和歌山県生まれ。1955年、「空気男爵」で漫画家デビューし、貸本向け漫画誌の中心的存在として、大阪で精力的に活動を続ける。1960年に「台風五郎」が大ヒットを記録し、不動の人気を獲得する。その後、拠点を東京へ移し、「さいとう・プロダクション」を設立し、作品制作過程における分業化をはかり、脚本部門を設けるなど、劇画制作システムを確立させた。1968年、ビッグコミックにて「ゴルゴ13」の連載を開始。連載50年超、単行本発行巻数世界一を達成するなど、さいとうさんの代表作となる。「鬼平犯科帳」「仕掛人・藤枝梅安」「影狩り」「サバイバル」「無用ノ介」「バロム・1」「雲盗り暫平」など著名作は多数ある。

 2003年に紫綬褒章受章、2010年に旭日小綬章受章を受賞している。

 [ 2021年9月29日 13:14「スポーツニッポン」ウェブサイト「スポニチ Sponichi Annexニュース」より
「ゴルゴ13」の作者・さいとう・たかをさんが今月24日に膵臓がんの為亡くなったって言うけど、今も「ゴルゴ13」を連載している中での訃報、漫画界はイザ知らず世間一般に衝撃が走りました・・・。

「50余年に渡り『ビッグコミック』で『ゴルゴ13』を連載した、さいとう・たかを先生の生前のご功績に対する心からの敬意とともに、謹んで哀悼の意を表します」と「ゴルゴ13」を連載している「ビッグコミック」の編集部はコメントを出したけど、半世紀も同誌で連載した人物だから、さいとう氏への感謝は当然あるでしょう。
「さいとう先生のご遺志のもと、スタッフと編集部協力のうえ、今後も継続する予定」とさいとう氏急逝で「ゴルゴ13」の連載はどうするのかだけど、さいとう・プロダクションと編集部で協力してゴルゴ13を続ける方針です。確かに未完のままではもったいないし、さいとう氏が浮かばれないです。即ちさいとう・たかをという漫画家はもうこの世からいなくなったけど「ゴルゴ13」という作品は残る。ってことです。

世界情勢が頻繁に出てきただけに、国際情勢の勉強にもなると高い評価を得ている「ゴルゴ13」、その「ゴルゴ13」の生みの親であるさいとう・たかを氏は偉大な漫画家の一人だと思います。ご冥福をお祈りします。

theme : 訃報
genre : ニュース

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