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特撮界の名脚本家・上原正三氏逝く

 日本の特撮ヒーローの歴史においてこの人の存在は欠かせないです。

引用

「ウルトラマン」脚本、上原正三さん死去…多くの特撮番組に携わる

「ウルトラマン」「ウルトラセブン」など特撮番組を多く手がけた、脚本家の上原正三(うえはら・しょうぞう)さんが2日、肝臓がんで死去した。82歳だった。告別式は近親者で済ませた。喪主は長男、敬太郎氏。

 沖縄県出身。1965年、円谷プロに入社し、「ウルトラQ」「ウルトラマン」「怪奇大作戦」などを担当。その後フリーとなり、ウルトラシリーズ、スーパー戦隊シリーズなど多くの特撮番組に携わった。18年、自伝的小説「キジムナーkids」で坪田譲治文学賞を受賞した。

 最終更新:1/9(木) 10:18 「読売新聞」より
「ウルトラマン」「ウルトラセブン」といったウルトラシリーズ、「秘密戦隊ゴレンジャー」などのスーパー戦隊シリーズ、そして「宇宙刑事ギャバン」などのメタルヒーローシリーズでメインライターとして活動した脚本家・上原正三が今月2日に亡くなったっていうけど、おそらく40代以上の世代や特撮ファン・マニアにとって有名な人物であることは間違いないし、多くのエピソードを手掛けたことでつとに有名です。

 子供番組でありながら子供に媚びない、大人でも楽しめるような内容にするなど「ヒーロー物=子供が見るもの」というイメージを払拭するようなシナリオを多く作り、ウルトラシリーズでは自身が沖縄出身なことから自身の戦争経験をモデルとした話を作ったことも有名です(特に「帰ってきたウルトラマン」の「怪獣使いと少年」)。
 中でも「宇宙刑事シャイダー」では全話脚本を執筆したけど、主演の円谷浩が円谷プロの家族だったことから「この作品は全話脚本を私が引き受ける」という意気込みで臨んだというから、自身を育てた組織の関係者が出るならそれに恩返ししたいということもあったんでしょう(同時期に「星雲仮面マシンマン」やアニメ「北斗の拳」もあってそれらでも脚本を書いたから相当多忙だったと思うね)。

 昨年矢島信男氏(特撮研究所会長)が亡くなり、また一人日本の特撮界を長く牽引してきた人物が亡くなって、また一つ昭和が遠い時代になったと思いますね。

 今まで特撮界において多くの印象に残る話をありがとうございました。合掌。

theme : 訃報
genre : ニュース

まだ続くの?「ちびまる子ちゃん」

来月3日に発売される「りぼん」(集英社刊)にて「ちびまる子ちゃん」を掲載するみたいだけど(アニメ用に作者が書き下ろした作品)、作者・さくらももこが亡くなって1年が経ったにも関わらず連載するのは正直疑問でしかないんだよね・・・。単行本のほうは昨年12月25日に発売された17巻を持って「完結」したにもかかわらず。

コレって「クレヨンしんちゃん」と同じだと思うんだよね。
「クレヨンしんちゃん」も作者・臼井儀人はずいぶん前に亡くなり、連載していた双葉社の「漫画アクション」(後に「まんがタウン」)は連載を継続させたけど(2010年に「まんがタウン」にて「新クレヨンしんちゃん」として連載継続)、仮に終わらせた場合「漫画アクション」「まんがタウン」の存続にかかわることで、雑誌を継続する為のやむを得ない措置だと思うが、これには「クレヨンしんちゃん」以外に「まんがタウン」においてキラーコンテンツがなかったことにもあります(他には「かりあげクン【植田まさし作】」「鎌倉ものがたり【西岸良平作】」)。
即ち「りぼん」としては「ちびまる子ちゃん」がなければ雑誌の存続に関わるから、連載継続という措置を取ったわけだけど、同じく集英社から出ている「週刊少年ジャンプ」のように新人作家を積極的に起用してその穴を埋めるって考えはなかったんだろうかと思う。

雑誌の存続にかかわるってんで連載継続「クレヨンしんちゃん」と同じでしかない「ちびまる子ちゃん」、これには「りぼん」が他にキラーコンテンツを作れなかったことも影響してるんじゃなかろうか? 一時期「りぼん」において休載時期もあったのに継続って「ビッグコミックスピリッツ」における「美味しんぼ」(今も休載中)じゃあるまいし。

アニメもアニメで今のフジテレビにおいて安定した視聴率をマークするってだけで、番組そのものを終了するという意識もないから、まだ「ちびまる子ちゃん」なんかに需要があるのだろうかと思うんだよ。もう「美味しんぼ」と並んで「オワコン」化してると思うけど。

theme : 漫画
genre : アニメ・コミック

ボンボン編集部の❝しくじり❞

不人気及び売上不振で今から12年前に休刊した講談社の児童向け漫画雑誌「コミックボンボン」、そのボンボンが今から4年前の2015年に「YouTube」にて「ボンボンTV」として復活し、その2年後にはSNSサービス「ピクシブ」にてかつてボンボンで連載されていた漫画の再連載も始まったことから、休刊して10年で復活したことはネット上でボンボンが根強い人気を誇っていることの表れと言えるが、それだけボンボンが「記憶に残る漫画雑誌」ってことでしょう。

今更だが、12年前に休刊という形で姿を消したボンボン、なぜこうなったかを推測すれば編集部の❝しくじり❞が招いたと思うんだよね。
ターニングポイントとなったのが1990年代半ばで、ここまで小学館の「コロコロコミック」と対等にしのぎを削ってきたボンボンだったが、1996年に任天堂から「ポケモン」(ポケットモンスター)のタイアップ企画を持ちかけられたものの、編集部は「ヒットするかどうか分からない」とあっさり拒否したことで、後年コロコロに圧倒的な差をつけられることになったが、編集部の先見の眼の無さが窺える。
これについて当時ボンボンで連載を持っていた有賀ヒトシは「同じ任天堂の看板タイトルである『マリオ』はコロコロとボンボン双方でやっているから、ボンボンでもポケモンをやるだろう」と見て「もしポケモンをコミカライズするならやらせてほしい」と編集部に直訴したものの実現しなかったから、後年相当悔しかったでしょうね。
即ち「逃した魚は大きい」だ。ボンボン編集部の見る目の無さが今後の低迷につながったと思うと、正直あれがボンボンの運命を悪い方向に行くきっかけとなった。

ポケモンのタイアップを拒否した上に、長年ボンボンでタイアップしていた「ロックマン」シリーズも「ロックマンエグゼ」のタイアップをカプコンから持ちかけられたけど、アニメ化には金がかかるとこれを拒否したもんだからカプコンはボンボンに見切りをつけてコロコロに持ちかけてヒットしたんだから、長年タイアップしといてこんな扱いをされたとカプコンにすれば恩を仇で返されたとしか思えず、ライバル誌に持ちかけたと思うね。ゆでたまごをあっさり裏切った「吉野家」みたいなもんだ。誰のおかげで有名になったと思うんだかねェ・・・。
ちなみに創刊当時からタイアップしていた「ガンダム」シリーズも2001年に角川書店から刊行された「ガンダムエース」に押されて主導権を失い、ガンダムというコンテンツにおいてボンボンの重要性が低下したことも窺える。

さらにボンボンらしさを否定するような路線(長年本誌で活躍してきた作者をいとも簡単にポイしたり、従来の児童層だけでなく高年齢層に人気の高かった作品もリストラしたり)に走って迷走し、方向性が見えなくなったことで休刊という末路を辿ったが、従来の路線を否定したことで読者が離れていったと思えば、編集部の気まぐれが招いたツケは大きかったと思うよ。ハッキリ言ってどの層をターゲットにしたかったのか、本来児童向けなのに上の年齢層を取り込もうとして脱児童漫画誌路線に走ったのは本来の趣旨から逸れていると思う。少年向けにシフトしたところで同じく講談社から出ている「少年マガジン」と被るだけだっての。

こう見るとボンボンが休刊した理由として、編集部の犯した3つの❝しくじり❞が挙げられる。
・先見の眼の無さ。
・長年本誌に貢献してきたタイアップ作品を簡単にポイした。
・本来の路線を著しく否定して新たな路線に走って迷走し、読者離れを招いて売上が低迷した。


これら3つの要因をもたらしたボンボン編集部の責任は大きいねェ・・・。
あと追加のしくじりとして「連載作品に対するリスペクトが全く無かった」も挙げておきたい(単行本化した作品が少なく、全話収録した作品は極めて少なかったり、一部の話がカットされてたり、途中で打ち切りにするという「少年チャンピオン」のような扱いになってたり)

theme : マンガ・ゲームの話
genre : サブカル

ろくでなしBLUES

私がかつてというか今ハマっている漫画として「ろくでなしBLUES」だけど、今頃? ってツッコまれるかも知れないが、森田まさのりという漫画家といえば「ROOKIES」もだけど本作も欠かせないと思います。

ケンカにゃ強いがバカなのが玉にキズな主人公・前田太尊が仲間たちとの友情、そしてライバルとの戦いを通じて成長し、最終的に自身の夢であるプロボクサーになるというストーリーだが、不良漫画にありがちなケンカのシーンもあるけど笑いあり、涙ありとバランスに富んだ内容な本作、読み始めるとハマりやすいっていうか泣けて笑えて熱くなる要素大ありな漫画です。

ツッコミどころ満載なシーン、独特のセリフ(「そうぢゃねえ!」「何言ってんだこいつわ!!」)や表情・リアクション(何かあるとすぐ表情が猪木っぽくなったり)、個性的なキャラクター、挙げたらキリがないけど、ギャグが強めの日常中心の短編もあれば他校の強敵とのバトル中心の長編もありで、これほどメリハリのきいた漫画もないですね。
太尊だけでなく他のキャラも個性的で、中でも四天王(鬼塚・薬師寺・葛西)もそうだが、作中に無くてはならない存在の中田小兵二は特にそうです。本編ではあまり相手にされてないシーンもあったり、太尊を倒そうと何かを企ててはオチに使われるなど(パンツずり下ろしで校庭に放置、でも制服はしっかり畳まれている)、憎めないキャラで本作に彩りを与えてます。

ただ「ジャンプ」黄金期の名作の一つである本作だが、残念ながら地上波でアニメ化されておらず「スラムダンク」や「幽☆遊☆白書」と比べると認知度がそんな高くないのも事実なんだよね・・・(不良ケンカものは内容が内容だけに地上波アニメにしづらい部分もあるからか)。テレビ朝日系のバラエティ「アメトーーク」で本作が取り上げられたのは嬉しいけど(「ろくでなしBLUES」芸人)。

泣けて笑えて一度見たらその面白さにドハマリすること間違いなしな「ろくでなしBLUES」、まだ見ていない方は一度見ることをオススメしたいくらいです。
「ちびまる子ちゃん」より面白いぜこいつわ!!

theme : 週刊少年ジャンプ全般
genre : アニメ・コミック

「ルパン三世」モンキー・パンチ死去

もうすぐ平成が終わるこの頃、また一人昭和と平成にまたがって駆け抜けた漫画家が天国へと旅立ちました・・・。
「おいルパン、俺は一体誰を追いかけりゃいいんだ」(アドリブ)

引用

「ルパン三世」モンキー・パンチ氏死去…81歳

 アニメ化された「ルパン三世」の作者で漫画家のモンキー・パンチ(本名・加藤一彦=かとう・かずひこ)氏が11日、肺炎のため死去した。81歳だった。葬儀は近親者で済ませた。後日、しのぶ会を開く予定。

 最終更新:4/17(水) 10:57 「読売新聞」より
今やアニメのイメージが強い「ルパン三世」、その作者であるモンキー・パンチが先週11日に肺炎で死去したって言うけど、もうすぐ平成が終わるこの頃においてまた昭和と平成を彩ってきた有名人がまた一人亡くなったことは時代の流れを感じるけど、日本の漫画というよりアニメ界に偉大な足跡を残したことは間違いないです。

高校卒業と同時に故郷の北海道浜中町から漫画家を目指して上京、1967年に「ルパン三世」を「漫画アクション」で連載したのをきっかけに人気漫画家になり、また当時「子供が見るもの」だった漫画のイメージを変えたことは間違いない。おそらくヤング・大人向け漫画の先駆けと見ていいかも知れません。「ルパン三世」は。
当初はあまり少年層にはウケなかったけど、1971年に日本テレビ系でアニメ化されてからは少年層にもウケて、爆発的なヒットとなり、劇場用作品も多く作られるなど「サザエさん」などとは違った意味で幅広い世代に愛されたと思います。

初代ルパン(山田康雄)、初代銭形警部(納谷悟朗)の元へ旅立ったモンキー・パンチ氏、ご冥福をお祈りします。

theme : 訃報
genre : ニュース

「ドラえもん」は「有害図書」である(その12)

「ドラえもん」に対して批判的な立場を取っている私だが、かねてから疑問に思っていることとしてなぜ教育関係者から批判的な意見があまりないのか? なんだよね。

その最もたる例の一つとして、かつて日本PTA全国協議会において毎年5月に行っていた小学5年生及び中学2年生及びその保護者を対象にやっていた「テレビ番組に関する小中学生と親の意識調査」の中で「子供に見せたくない番組」なるアンケートを実施していたが、2012年を最後に廃止したのは承知の事実(これについてナインティナインの岡村隆史が「無意味」と苦言を呈したが)。
「子供に見せたくない番組」アンケートで、絶対と言っていいくらい「ロンドンハーツ」「クレヨンしんちゃん」「めちゃ×2イケてるっ!」がランクインしていたことで、大体このアンケートはワンパターン過ぎて形骸化してるとすら思ったね。

中でも毎年このアンケート常連だった「クレヨンしんちゃん」、理由として「ハレンチで教育上良くない」「大人に対して軽々しい言葉遣いを使っている、子供が真似をしかねない」なんてあるけど「クレヨンしんちゃん」よりむしろ「ドラえもん」のほうが教育上良くないシーンのオンパレードなんじゃねェのかって思うんだよ。
努力しない・楽して夢を実現する(怠惰を助長)・すぐに人に頼る(依存症を助長)・いじめや差別に当たる表現が目立つ・親や教師の接し方が倫理的に問題。挙げたらキリがないが、なぜその「ドラえもん」が「見せたくない番組」にランクインしないのか? ハッキリいって疑問でしかありません。
「ルパン三世」「北斗の拳」「おぼっちゃまくん」「銀魂」そして「クレヨンしんちゃん」は叩いて「ドラえもん」を叩かないのは差別に他ならないと思う。PTAってどんな倫理観を持ってるんだか。
他国じゃ教育上良くない! って批判の声も上がっているのにねェ・・・!?

努力や自己主張、自立心を磨かねなばいけないのにそれと間逆な「ドラえもん」は教育関係者から批判されておかしくないのに、そういった意見がまったくないのはおかしいと思うね。
「努力もせず楽して夢を叶えて優越感に浸るような奴が主人公のコンテンツなど子供に悪影響だ」「こんなものを子供に見せたらダメになる」って。
戦後教育というか日教組教育と並んで日本人をダメにした元凶の一つである「ドラえもん」、PTAなど教育関係者はエロや暴力表現の多い漫画を批判するよりも「ドラえもん」を批判すべきだ!! 教育問題の温床であり日本社会全体の問題の温床でもあるんだから!! どっかの自治体に白ポスト(有害指定された出版物などを入れるポスト)があったら真っ先に「ドラえもん」を入れるべし!!

関連記事としてこちらも見て下さいませ。→ その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 その9 その10 その11

theme : 教育問題について考える
genre : 学校・教育

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アジシオ次郎

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