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「ムガベ時代のほうがマシだった」?

 独裁者と呼ばれた前任者が去って良くなるかと思いきや、そんなのはまやかしでしかなかったんでしょうか?
 こういう事実はアフリカ諸国において❝ありがち❞になりそうなんだが。

引用

「ムガベ独裁の方がましだった」経済が破綻するジンバブエ

 アフリカ南部ジンバブエで37年にわたり実権を握り続けたムガベ元大統領が失脚して2年あまり。長期独裁政権が崩壊した直後の期待は消え、南米ベネズエラに次いで深刻なハイパーインフレに見舞われている。「ムガベ時代の方がましだった……」。日々の食事もままならない国民からはそんな声が漏れる。【ヨハネスブルク特派員・小泉大士】

 ◇消え去った独裁政権崩壊の喜び

 1月下旬、ジンバブエの首都ハラレ。ガソリンスタンドの周辺をぐるりと取り囲むように、数百台の車が長い行列を作っていた。

 午前3時から並んでいるというタクシー運転手、パトリック・ジャカツさん(38)は「7時間以上待っても順番が回ってこない。給油するには車中泊しないといけない」と話した。

 割り込んできた車ともめていたシェパード・クボルノさん(32)は「(日々の生活は)タフどころか、ベリー、ベリータフだ」。仕事を休んで車列に加わった会社員ペトロネラ・グワイさん(43)も「いつまでこんな状況が続くのか」とうんざりした様子。燃料不足は慢性化し、列は延びる一方だ。

 ハラレ郊外のチトゥングウィザに車を走らせると、人々が地下水をくみあげる井戸の前にいくつものバケツを並べていた。住民のスチュワート・シヌライさん(42)は「ずっと前から蛇口をひねっても水が出ない」。NGOが掘った井戸は、電動と手押しポンプの2種類があったが、電動式は停電が頻発するのでほとんど使い物にならない。

 アグネス・アイザックさん(61)は「1日18時間も停電するなんて。この国はどうかしている」と話す。日中はずっと停電。ろうそくの明かりで夕食を取るのが当たり前になった。午後10時ごろになってようやく電気が付くが、翌朝起きるとすでに消えている。

 2017年11月に軍のクーデターでムガベ政権が崩壊したとき、歓喜した人々は街に飛び出し、新生ジンバブエの誕生を祝った。だが、庶民の暮らしは良くなるどころか、ひどくなる一方だ。食事の回数を減らし、学費を払えず子供を学校に通わせることもできない家庭が増えている。

 アイザックさんは「私たちは利用された。彼らは望み通りに政権を奪取したら、国民のことなど忘れてしまった」と憤った。

 ◇医療崩壊、銃で撃たれても手術を受けられず

 医療制度も機能していない。「この国では病気になっても治療を受けられず、見殺しにされるだけ」。ハラレにある同国最大規模の医療機関パリレニャトワ病院の駐車場で、イノス・マテマイさん(54)が疲れ切った表情で語った。

 医師は賃金の引き上げを求めて昨年9月からストライキを続けていた。腎不全の夫(58)が通院しても専門医は不在。人工透析の機器も壊れて動かなかった。深夜に容体が急変。病院に駆け込んだが、「待合室でストレッチャーに寝かされたまま息絶えた」という。

 ルシア・ヌゴニャマさん(49)も途方に暮れていた。次男(25)は昨年のクリスマスに発砲事件に巻き込まれ、1発が腰に命中した。だが病院には医師がおらず、1カ月たっても銃弾は体に残ったままだ。応急処置で命は助かったが、その後は点滴を受けるだけしかできず、痛み止めの薬すらもらえなかった。看護師から私立病院へ行くよう勧められたが、「手術に5000米ドル以上かかり、とても払えない」。

 公的医療機関では薬だけでなく、包帯、注射器、手袋なども不足している。ある看護師(39)は地域の診療所を訪れた高齢の患者に「ここには薬がない。薬局で買って服用するように」と薬のリストを渡した。しかし患者にその余裕はなく、「自宅に帰って死ぬ準備をするよと言われた」とショックを受けていた。

 ◇ハイパーインフレでパン代は20倍に

 ムガベ氏が辞任したとき、この国はユーフォリア(根拠のない幸福感)に包まれた。今は見る影もない。

 後継となったムナンガグワ大統領は当初、政治的自由を拡大する姿勢を見せた。だが、18年7月の大統領選挙で不正が疑われると、治安部隊はデモ隊に実弾を発砲し、少なくとも6人が死亡。昨年1月の燃料費高騰に対する抗議行動が発生したときも野党支持者を大量逮捕し、見せしめの誘拐やレイプが相次いだとされる。

 新政権の成果として喧伝していた海外からの大型投資も実態は伴わず、すぐに化けの皮がはがれた。極端な現金不足は一向に解消されず、ムガベ政権末期に米ドルと等価名目で発行した代用紙幣の交換比率はなし崩し的に下落した。

 19年6月に、過去のハイパーインフレで廃止した自国通貨ジンバブエドルを復活させたが価値は下がる一方で、輸入に頼る生活必需品の価格は高騰。世界食糧計画(WFP)によれば、パン代は半年前の20倍に値上がりした。政府が発表を中止したので正確な数字は不明だが、19年12月の物価上昇率は前年比で550%に達したと推計される。

 自国通貨で支払われるようになった月給も、米ドルと1対1で交換できるという建前が崩れて大幅に目減りした。ストを起こした医師らは「1年前まで約1400ドルだった月給が、今は(米ドルに換算すると)80ドルだ」と訴えた。影響は保健や医療、教育などの公共サービスにも及び、市民の生活は立ちゆかなくなっている。

 ◇「肉は体に悪い、イモを食べろ」に反発

 経済破綻に追い打ちをかけたのが、過去40年で最悪と言われる干ばつによる農作物の不作だ。WFPは4月からの収穫期を前に、人口の半数近くを占める770万人が食料不足に直面すると警鐘を鳴らす。

 ジンバブエ人の主食はメイズと言われる白いトウモロコシ。これを粉にしてゆでて食べる。19年のメイズの収穫量は前年の半分程度だった。今年も天候不順が続いており、回復は期待できないという。

 ハラレから約130キロ離れた西マショナランド州のデンヤ村で、アーサー・チドウィさん(83)に出会った。地方にはチドウィさんのように、メイズや落花生、カボチャ、サツマイモなどを育て、自給自足の生活をしている人が多い。

 自宅裏の畑を案内してもらうと、膝下くらいまで伸びたメイズがまばらに植わっていた。「平年ならこの高さまで育っている」。そう言って、胸の辺りに手を当てた。雨期に入ってもほとんど雨が降らず苗が枯れてしまったため、種まきからやり直したという。

 「昨年も不作だったので、蓄えはない。いまは1日1回の食事がやっと」。NGOの食料援助でしのいできたが、今月はまだ届かないと不安そうだっだ。

 バイダ・コケダさん(56)も、肉は高くて買えず、自然に実るフルーツで食いつないでいる。「ED(ムナンガグワ大統領の愛称)は『肉は体に悪い。肉が買えないなら、代わりにイモを食べろ』なんて平気で言う」と不満を口にした。

 そしてこうつぶやいた。「これならムガベ時代の方が良かった」

 午後7時過ぎ。ハラレの中心部に戻ると、暗闇に立つ人影が目に付いた。経済危機で売春をする女性が増えているのだという。

 ポシャさん(25)は離婚した夫との間に生まれた10歳の長男がいるほか、義理の妹弟4人の面倒も見ている。「多くの女性が家族に『レストランで働いている』とうそをついている。私もそう」。1日の稼ぎは10~15米ドル程度。失業者があふれるこの国で仕事に就くのは容易でなく、ほかに家族を養う当てがない。

 3歳の娘がいるシングルマザーのスレンダさん(20)も生活に行き詰まり、1週間ほど前から路上に立つ。「中には子供が生まれたばかりという人もいる。ミルク代やおむつ代を稼ぐためには仕方がない」

 ◇思い込みだった「独裁者さえいなくなれば」

 日本では08年に2億%を超えたハイパーインフレの印象が強いジンバブエだが、ずっと貧困にあえいでいたわけではない。1990年代前半まではインフラ水準が高く、「アフリカの穀物庫」と呼ばれるほどの農業生産を誇った。

 それが白人農地の強制収用をはじめとした数々の失政によって、経済は崩壊へと突き進んだ。不満を抑え込むため、政府は野党やメディアを弾圧。一時は100兆ジンバブエドルという超高額紙幣が発行され、諸外国から笑いものにされても国民は耐え続けた。

 迷走は80年の独立から37年間にわたって君臨した「独裁者」の退場とともに終わり、ジンバブエは明るい未来へ歩み始める――。少なからぬ人々がそう期待し、クーデターを起こした軍を支持した。

 ジンバブエ大のエルドレッド・マスヌングレ教授は「当時、国民は高齢のため正常な判断ができなくなったムガベ氏が問題の元凶と受け止め、ムガベ氏さえ追い出せば苦しみから解放されると思っていた。それは現実とかけ離れた思い込みだった」と振り返る。

 その実態は体制転換ではなく、権力争いが引き起こした指導者の交代に過ぎなかった。「ムガベ氏が去っても、ムガベイズム(ムガベ氏が築いた統治体制)は引き継がれた」。現職のムナンガグワ大統領は元々、ムガベ氏の「右腕」と言われた人物。組織的な腐敗や強権支配は残った。

 マスヌングレ氏は、庶民の生活苦は我慢の限界に近づいていると指摘。「乾いたまきにガソリンがまかれた状態に等しい。マッチを擦ればたちまち燃え広がる」。この国の先行きにきわめて悲観的な見方を示し、何度もため息をついた。

 ◇英雄墓地への埋葬を拒んだ元独裁者

 ムガベ元大統領は失脚から約2年後の19年9月、シンガポールの病院でひっそりと息を引き取った。反植民地闘争の英雄でありながら、あまりにも長く権力を握り続けて晩節を汚したムガベ氏だが、軍のクーデターは引退表明の直前に起きたという。

 ムガベ氏のおい、アルバート・ムガベ氏は「実際はクーデターが起きる前から辞める気でいた」と明かす。ムガベ氏は17年12月の与党大会で辞意を表明し、セケラマイ前国防相を後継に指名するつもりだった。同年5月に国連の防災会議に出席するためメキシコ・カンクンを訪れた際、同行した閣僚にこの計画を伝えていた。

 当時、後継者の有力候補とされていたのは、ムガベ氏の妻グレース氏と、副大統領だったムナンガグワ氏。与党内は双方を支持するグループが激しく対立し、分裂状態にあった。

 別のおいのリオ氏によれば、「ムガベ氏はグレース氏を後継者にするつもりはなかった」。グレース氏への禅譲では、ムナンガグワ氏を推す軍が納得しないことは理解しており、ムガベ氏と共に独立闘争を戦った経歴を持つセケラマイ氏が浮上した。

 だが、この計画は軍に察知されて巻き返しに遭い、最終的に17年11月のクーデターへとつながった。「クーデターは後継指名を阻止するための先制攻撃だった」(アルバート氏)

 一方、リオ氏は「こんなことになったのはグレース氏のせいだ」と言い切った。夫の威光を背景にわが物顔で振る舞い、権力欲をむき出しにしていたグレース氏。浪費癖で知られ、国民からも反発を買っていた。彼女が大統領になることは阻止しなければならない――。軍にクーデターを正当化する口実を与えてしまったという。

 失脚時に93歳だったムガベ氏。リオ氏らによれば、間もなく満足に食事を取れなくなり、急激に衰えていった。「なぜ生き続けなければいけないのか」などと漏らすこともあった。

 そんなムガベ氏に対し、家族は穏やかに余生を過ごせるよう気遣い、自身の思想や哲学をまとめるよう勧めた。しかるべき時に公表される予定だという。

 ムガベ氏はシンガポールへ向かう際、「私が死んでも、エマーソン(ムナンガグワ大統領)には葬儀を任せるな」と言い残した。長年の側近に裏切られた揚げ句、自らの死まで政治的に利用されることをかたくなに拒んだという。

 政府は遺体を独立闘争に参加した元兵士らが眠る英雄墓地に埋葬することを計画したが、グレース氏らが反対。ムガベ氏の意向をくんで、故郷のクタマ村に埋葬された。

 最終更新:2/22(土) 15:00 「毎日新聞」より
 37年もジンバブエのトップとして君臨してきたロバート・ムガベ前大統領が失脚して2年が経ったものの、後任のエマーソン・ムナンガグワ大統領による強権的な政権運営により、ムガベ時代で破綻した経済は相変わらずな上に、物不足とかつてのハイパーインフレに悩まされる現状ですが、ハッキリ言ってムガベ時代に逆戻り、いやさそれよりヒドい社会になってしまったようです。

 ムナンガグワ大統領は政権に就いた時政治の自由や民主化を訴えたものの、実際には権力に居座って自身に批判的な国民を容赦なく弾圧するなどムガベ時代と全く変わらない姿勢を見せたんだから、独裁政権が延長されたとしか思えない。日常生活では不自由ばかり、民主化を期待したのに独裁体制のまんま、経済は余計悪化する一方、これでは国民の不満ばかり募ってもうこんな国は嫌だと国外に移民する人が出てもおかしくない気がするのだが・・・!?

 権力の塊だったムガベを追い出してありがとうと軍に当初は感謝したものの、軍はその後一転して市民を治安維持よろしく抑圧するようになり「裏切られた」と憤る国民もいるように、独裁者が去ってもまた新たな独裁者が出てきて結局良くならなかったという顛末、結局3年前のクーデターってジンバブエに何をもたらしたのか? 今となっては正当性が問われると思うね。ムナンガグワの強肩政治のせいで経済援助を考えた欧米諸国からは「(ムナンガグワは)ムガベと同類だから信用するに値しないことが分かった」とまたソッポを向かれたんだから、ジンバブエ国内外から結局何も変わらないという印象だけが残ってんだよね。

theme : 国際政治
genre : 政治・経済

帰国できない元首相、大統領選挙を前に波紋

明らかに現在の政権が政敵を排除しようとするものでしかありません。なんかアフリカってこういうケースが後を絶たないような・・・!?

引用

元首相の帰国阻止 来年の大統領選へ緊迫 コートジボワール

【アビジャンAFP時事】来年10月の西アフリカのコートジボワール大統領選出馬を目指すソロ元首相が23日、避難先の国外から帰国しようとして阻止され、搭乗機は隣国ガーナに着陸した。

 自ら率いる野党「各世代・人民団結党(GPS)」が明らかにした。

 大統領選をめぐりコートジボワールは2010~11年、内戦になっており、再び緊迫した事態を迎えた。最大都市アビジャンのGPS本部では、報道担当者が記者団に「選挙運動を始めるため帰国しようとしたら阻止された」と説明していたところ、治安部隊が突入してきた。

 大統領府関係者は、ソロ氏が搭乗機の操縦士に対し「空港での逮捕」回避のためガーナ着陸を指示したと述べた。アビジャンの空港には治安部隊員が集結していた。

 最終更新:12/24(火) 8:12 「時事ドットコム」より
2007年から2012年までの5年間、コートジボワールの首相を務めたギヨーム・ソロ元首相、そのソロ元首相が来年10月に行われる大統領選挙に出馬するべく避難していた隣国・ガーナから帰国しようとしたところそれをコートジボワール政府が認めないということとなり、大統領選挙を前に波紋を呼びそうです。

ソロ元首相が首相だった当時のコートジボワールは大統領選挙の結果を巡って内戦状態で、それが繰り返されかねない状況となることは避けられず、おそらくアルサン・ワタラ大統領にすればソロ元首相は自身の権力を脅かす存在だから帰国はまかりならんってことですか? ガーナで足止めを喰らったソロ元首相、自身が所属するGPS(各世代・人民団結党)にすれば、ワタラ大統領による弾圧だと訴えたくもなるでしょうね。

大体独裁的な政権が多いアフリカ諸国のこと、トップが対立する者に対する抑圧的な姿勢は権力に居座りたいが為にやっているとしか思えないが、これが政治の腐敗をもたらして国家が腐敗する要因ではないでしょうか?
それとアビジャンの空港に治安部の隊員を集結させた理由として、ソロ元首相が帰国したら逮捕する気だったんだろうか?

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

独裁者の息子で副大統領の車を「差し押さえ」て・・・!!

アフリカを代表する独裁者の一人の親族だけに、それを締め付ける意味もあるんでしょうか?

引用

副大統領のフェラーリなどスーパーカー25台 差し押さえて競売、29億円で落札 赤道ギニア

 ロイター通信などによると、スイスで29日、中部アフリカ・赤道ギニアのヌゲマオビアンマンゲ副大統領から差し押さえたフェラーリやランボルギーニなどのスーパーカー25台が競売に出され、計約2700万スイスフラン(約29億円)で落札された。

 副大統領は赤道ギニアの独裁者、ヌゲマ大統領の息子で、公金横領や資金洗浄の容疑で捜査を進めていたスイス検察がスーパーカーを差し押さえていた。競売の収益は赤道ギニアの慈善事業のために使われるという。

 最終更新:9/30(月) 12:38 「毎日新聞」より
アフリカ中部にある小国・赤道ギニアで40年も権力の座に居座り続けているテオドロ・オビアン・ンゲマ大統領、赤道ギニアは石油資源があるものの、その収入はンゲマ大統領及び親族、その取り巻きしか得られず国民のほとんどが貧困にあえいでいる上に、「アフリカの北朝鮮」とまで言われるレベルの報道規制をしくなど、典型的な独裁国家なわけだが、ンゲマ大統領の息子で副大統領を務めるマンゲ・オビアン・ンゲマ副大統領、国民を顧みず石油集中で私腹肥やしなところは父親譲りなのか、マネーロンダリングを重ねて高級外車を多く所有しており、贅沢三昧でいい気になっているものの、スイスの検察がマネーロンダリング容疑でマンゲ副大統領の高級外車を差し押さえて、競売にかけたと言いますから、独裁者の親族の資産を差し押さえて競売にかけ、その売上でその国の貧困対策に充てるという試み、独裁者に経済的な圧力を掛ける意味がありそうです。

国民を顧みず、自分たちは贅沢三昧を繰り返していい気になる者が多いアフリカの独裁者、その資産をスイスが差し押さえて現金化してその国の貧困対策に充てるってのも、貧困層が多いアフリカ支援になるんだろうかねェ・・・!? 赤道ギニアにすれば「内政干渉であり容認できない」って真っ向から批判しそうな気もするが、40年も独裁体制を強いてきたンゲマ大統領とその親族、一族で一国を牛耳るなんてやってることは北朝鮮と同じ。まして自身の子供を政府の要職に就かせるなんてルーマニアの独裁者だったニコラエ・チャウシェスクみたい。

貧困にあえいでいるのに非難の声を上げれない赤道ギニアの国民がかわいそうでならないけどね。
赤道ギニアの独裁者・ンゲマ大統領の息子であり副大統領の資産をスイスが差し押さえて現金化、スイスにそんな力があるのかと言いたくなるが、おそらくスイスには独裁者の資産が多くあることも影響してるんじゃ・・・? 差し押さえて現金化して貧困対策に充てるのはいいが、やり方によってはただのバラマキにしか映りません。

theme : 国際ニュース
genre : ニュース

さらばロバート・ムガベ

ジンバブエに栄華をもたらして、そして破滅をもたらしたあの人物に最後の時が訪れました・・・。

引用

ムガベ前大統領が死去 95歳 ジンバブエ「最悪の独裁者」

 アフリカ・ジンバブエのムナンガグワ大統領は6日、「世界最悪の独裁者」と呼ばれた同国のロバート・ムガベ前大統領が死去したとツイッターで明らかにした。95歳だった。ロイター通信によると、ムガベ氏は病気の療養先だったシンガポールで死去した。

 ムガベ氏は、白人支配に対する武装闘争で頭角をあらわし、1980年のジンバブエ独立時に首相に就任。87年には大統領に就いた。

 白人所有の農園を接収するなどの強権手法で独裁体制を築いたが、農業改革の失敗などから経済の破綻を招いた。

 2017年、妻を自身の後継者に据えようとしたことに国民の反発が拡大。国軍による事実上のクーデターで政権を失い、政界を引退していた。

 ムナンガグワ氏はツイッターに「ムガベ氏は解放の象徴であり、人々に力を与えるために人生を捧げた汎アフリカ主義者だった」と投稿し、闘争指導者としてのムガベ氏の功績を称えた。

 最終更新:9/6(金) 15:18 「産経新聞」より
ジンバブエで37年間も権力の座に就いてきたロバート・ムガベ前大統領が6日、95歳で亡くなったっていうけど、一昨年に軍によるクーデターで権力から引きずり降ろされてから2年、ジンバブエにとって賛否ある人物だったと思います。

長年の白人支配に抵抗して1980年にジンバブエを独立させると、すぐに首相に就任して1987年には大統領に就き、当初は白人と共存する政策を行ってアフリカ有数の穀倉庫と呼ばれるほど農業政策において成功を収めるも、2000年に突然その政策を転換、白人を敵視するようになり白人所有の農地を取り上げて黒人に一方的に接収してこれに失敗、その直前にはコンゴの紛争に軍を派遣したことで一気にジンバブエ経済は悪化、これに伴い2億パーセントにまで及ぶハイパーインフレを起こすなど経済はメチャクチャになり、自国通貨(ジンバブエ・ドル)は一気に紙くずと化したし、また政敵に対する弾圧も容赦なく、権力に固執してジンバブエを機能不全状態にまでさせても(国庫にたった3万円しかないと言う事態まで起こしたことも)、自分のやりたい放題が国を崩壊しているという現実を直視せず権力に固執したんだから「最悪」の独裁者と呼ばれて当然のことをしたんだから、功罪が激し過ぎます。
現実を直視せず自分の理想ばかり掲げるムン・ジェインやニコラス・マドゥロ以上にムガベ氏ってアホ過ぎる理想主義者もいいところだよね。自分の失政のせいでジンバブエを機能不全に陥らせたのに「米英による制裁がジンバブエを悪化させた」と長年白人と闘争した経験からか反白人感情を強調して白人のせいにすることで自分への批判をかわすという姿勢、事あるごとに反日ヘイトを展開する韓国と同レベルだわ。大体アフリカ諸国には韓国のような「恨」の精神などないのに、ムガベ氏には当てはまらないんでしょうね。結局ムガベ氏は政権後半には白人ヘイトを煽ることでしか能が無くなったってことか。これも韓国と似ているわ。

親族による権力踏襲を企てて自身の妻を後継者にしたことで国民はおろか軍に反発されて、軍によるクーデターを招いて権力から引きずり降ろされるというあっけない顛末、ジンバブエ国民はようやく気づいた。もうムガベ一族にジンバブエを支配されるのは嫌だ!! と。

エマーソン・ムナンガグワ大統領「ムガベ氏は解放の象徴であり、人々に力を与えるために人生を捧げた汎アフリカ主義者だった」とムガベ氏の功績を称える書き込みをツイッターで発信したけど、白人との闘争に勝利してジンバブエを独立させたことで、白人によるアフリカ支配の歴史に終止符を打たせた功労者であると称賛したけど、一方でジンバブエを破綻状態に追いやるほど権力に固執した姿勢を批判しないのはどうかと思います。そのムナンガグワ大統領がムガベ氏と同じ路線に走らねばと懸念もするが。

95歳、一般のジンバブエ国民よりもかなり長く生きた(ジンバブエの平均寿命は36歳)と考えると、只者じゃないよね・・・。

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genre : ニュース

南アフリカがまた物騒な印象を

ちょっと前まで「治安がすこぶる悪い」という印象を与えて、その後は少し大人しくなった(ベネズエラやホンジュラスに取って変わられたのもあるが)もののまた・・・!!

引用

南ア主要都市で暴動拡大、80人超逮捕5人死亡

[ヨハネスブルク 3日 ロイター] - 南アフリカの最大都市ヨハネスブルクや首都プレトリアで1日以降始まった暴動で、警察責任者は記者団に対し、3日までに5人の死亡を確認し86人を逮捕したと明らかにした。

ラマポーザ大統領は暴動を非難し、「外国人が経営する商売への襲撃は到底許されない」とツイッターに投稿した。

プレトリアのビジネス街では1日、手製の武器を手にした暴徒が街をうろつき、商店の破壊や略奪行為を働いた。ヨハネスブルクの金融センターから徒歩圏の地域では3日午後、れんがやガラスが散乱し、前夜からの放火や警察と暴徒の衝突の激しさを物語っていた。

南アフリカでは1990年代初めごろ以降、アパルトヘイト(人種隔離)政策の終焉やその後の経済成長を受けてアフリカ大陸や東南アジアからの移民が急増。

しかし、近年は景気低迷や政府の移民取り締まりを背景に移民に対する襲撃が増えていた。2015年には外国人を標的にした暴力で少なくとも7人が死亡。08年には全土的な治安悪化の中で約60人が殺害された。

今回、警察は暴動の原因をまだ突き止めていない。

最近の騒乱や移民襲撃は高失業率や貧困の拡大が引き金とも指摘されるが、一部当局者は犯罪組織の仕業の可能性があると話している。

最終更新:9/4(水) 11:13 「ロイター」より
南アフリカで今月に入ってからヨハネスブルグなどで大規模な暴動が相次いでいるけど、武装して商店を襲撃して金品を奪うという「マッドマックス」を彷彿させるレベルであり、これに対して警察が激しく暴徒と衝突して5人が死亡、86人が逮捕という顛末となったけど、なぜまた南アフリカで物騒なニュースが起こったんだろうか。

これについては、黒人の失業率が高く貧困ゆえにこのような暴動に駆り立てることもそうだし、また一時期の経済成長に伴い他のアフリカの国々や東南アジアからの移民が殺到して、黒人にしてみれば外国人労働者は自分たちの生活を脅かす存在だと見なして攻撃のターゲットにしたと思います。

シリル・ラマポーザ大統領「外国人が経営する商売への襲撃は到底許されない」とツイッターで暴動を非難したけど、逆に「俺たちの生活はどうでもいいのか!?」「(ラマポーザは)俺たちよりも外国人の権利のほうが大事か!?」って黒人層から非難されそうです。
アフリカにおいて進んでいる国だからか、貧困にあえぐ他のアフリカ諸国から労働者が殺到して元からいる人たちとの摩擦を起こし、折しも経済が低迷したことも拍車をかけて外国人に対する犯罪も増加したと思うと、何だか西欧諸国と同じ事態かもしれません。周辺国より際立って豊かな為か、貧しい近隣の国から労働者が殺到して元からいた人たちからすれば「我々の生活を脅かす」と危険視するように。

少し前まで危険な印象が強かったヨハネスブルグ、この暴動でまた物騒な都市という印象を与えそうな気がします。
ネルソン・マンデラが生前「黒人が暮らしやすい国」という理想を実現した南アフリカだが、その現実はあまりにも虚しいとしか思えません。こうなっちゃったら。

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旅客機を❝差し押さえ❞?

過去の諍いを持ち出して相手の資産を差し押さえる。これだとやってることは韓国と変わらないんだが・・・!?
韓国と違ってアフリカは人間的に出来ているはずなのに。

引用

南アフリカでタンザニア旅客機差し押さえ=80年代農園強制収用の補償要求

【ヨハネスブルクAFP時事】南アフリカの最大都市ヨハネスブルクの空港で23日、国営タンザニア航空の旅客機が、裁判所の命令で差し押さえられた。

 1980年代にタンザニア政府が推進した農地国有化で、所有していた大農園を強制収用された地主が、補償を求めて訴えていた。

 地主は、約束された補償金3300万ドル(約35億円)のうち2000万ドル(約21億円)しか支払われていないとして南アで提訴していた。裁判所は21日に差し押さえを認めた。

 最終更新:8/27(火) 7:14 「時事ドットコム」より
南アフリカのヨハネスブルクの空港で、タンザニアの首都・ダルエスサラームを出発した国営タンザニア航空の旅客機が着陸したところ、突然差し押さえられるという事件が起こったけど、着陸した旅客機が突然差し押さえられるなんて考えられないが、これには深い理由があったみたいです。

タンザニアでは1980年代にウジャマー社会主義なる政策を取っていた当時の政府が、農地の国有化を宣言して個人の所有していた農地を一方的に国で取り上げたり、車や飛行機なども押収するという行為に及び、その後大農園を所有していた地主が「政府は我々に対して強制収用への賠償金を払え!」とタンザニア政府を相手取って訴訟を起こしたものの、当初の約3300万ドル(約35億円)なのに対して実際支払われたのは約2000万ドル(約21億円)だったことで、それを不服として南アフリカで訴訟を起こして、南アフリカの裁判所がそれを認めて差し押さえに至り、今回タンザニアの旅客機が差し押さえられたってことだけど、自分の土地を突然国に取り上げられたら怒るのも無理はない。

南アフリカはこの地主の訴えを認めたことから、タンザニアに対して経済的な圧力に等しい措置を実行したまでだが、タンザニアにしてみれば「なぜそんな過去のことを今になって訴えられなければならないのか」って心境でしょう。当時のウジャマー社会主義が大失敗に終わって一時期は経済的に疲弊したことは反省していないのだろうか。結局自分たちの理想だけを追い求めるとこうなるってこと。場当たり的な政策はまた後に弊害をもたらします。

この話題、タンザニアと南アフリカの外交関係にしこりを残しそうな気もします。タンザニアにすれば自国の旅客機を突然差し押さえられたことで、南アフリカに対して抗議しそうな気がする。

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